瑞穂町 (島根県)

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瑞穂町(みずほちょう)とは、かつて島根県邑智郡に存在したである。現在は邑南町の一部となって地方自治体としては消滅している。

概要[編集]

平成16年(2004年10月1日石見町羽須美村と合併して邑南町が発足したことにより、瑞穂町は廃止された。

この町は周囲を500メートルから800メートル級の山々に囲まれ、その間を江の川の支流である出羽川とさらにその14本の支流が流れ、流域は盆地状の地形を示し、集落はこの川に沿って点在している。

合併前の主要産業は農業酪農であり、ブレンド米や高原牛乳の産地で現在も知られている。また西日本最大級の瑞穂ハイランドスキー場(浜田自動車道瑞穂インターチェンジから車で5分)や青少年旅行村、観光リンゴ園、ゴルフ場など豊かな自然を生かしてのリゾート化も進んでいる。

歴史[編集]

歴史的には古く縄文時代弥生時代古墳時代遺跡が30か所以上も町域で発掘され、上亀谷の順庵原一号墓は方墳で島根県より史跡として指定を受けている。中世には出羽氏の支配下に置かれ、同氏は瑞穂町鱒淵の二ツ山に居城を置いていた。江戸時代には天領として江戸幕府の直接支配に置かれたが、これは久喜銅山が存在していたためであり、さらに当地では出羽牛馬市や出羽鋼でも知られて大いに繁栄したという。

昭和30年(1955年)に高原村田所村・旧出羽村の3村が合併して新出羽村(いずはむら)が誕生する。昭和32年(1957年3月に布施村のおよそ半分を編入し、8月町制施行して瑞穂町が誕生した。
昭和33年(1958年)に市木村のおよそ6割を編入し、邑南町発足前の瑞穂町の町域が完成した。

主要施設[編集]

交通[編集]

鉄道は通じていない。
国鉄バス全盛期には川本線に自動車駅の田所駅が存在。現在、旧田所駅は道の駅瑞穂となっている。

町の産業[編集]

特産品[編集]

年中行事[編集]

人口・面積[編集]

  • 人口は5306人[1]
  • 面積は207.83平方キロメートル[1]

脚注[編集]

  1. a b 平成9年度版『全国市町村要覧』