羽須美村

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羽須美村(はすみむら)とは、かつて島根県邑智郡に存在したである。現在は邑南町の一部となって消滅している。

概要[編集]

昭和32年(1957年2月口羽村阿須那村の両村が合併して羽須美村が誕生した。この村は邑智郡の東南に位置し、東と南を広島県に、西を瑞穂町に、北は大和村と境を接していた。

村は中国山地の傾斜面に当たることから、年間平均気温は13度前後と高冷地系の気候であり、棚田がそのため多かった。旧阿須那村はもともと家畜市で知られており、その昔、戦国時代永正年間(1504年 - 1521年)には中国地方の三大市場の一つに数えられたほどである。しかし大正時代に大田・浜田・益田などに家畜市場が開設されたことから家畜市は消滅した。村では豊かな自然とその美しさを生かしての観光開発に力が入れられており、伴蔵山山麓には自然回帰高原があり、阿須那には設備の整った軍原キャンプ場があり、下口羽の源氏蛍は島根県の天然記念物に指定されている。

広島県と接していることから島根県より、広島県との社会的・経済的つながりが強い村でもある。

平成16年(2004年10月1日瑞穂町石見町と合併して邑南町が発足したことにより、羽須美村は廃止された。

羽須美村の主要施設[編集]

羽須美村の特産品[編集]

羽須美村の年中行事[編集]

人口・面積[編集]

  • 人口は2380人[1]
  • 面積は74.03平方キロメートル[1]

脚注[編集]

  1. a b 平成9年度版『全国市町村要覧』