瑞應寺 (長野県松川町)
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瑞應寺(ずいおうじ)とは、現在の長野県下伊那郡松川町上片桐に存在する寺院である。宗派は臨済宗。
概要[編集]
平安時代末期の保元年間(1156年 - 1159年)に、この辺りを支配した片桐景重によって創建された寺院と言われている。室町時代後期の文明11年(1479年)、雪舳という僧侶が入山して開山したといわれる。
天正10年(1582年)に織田信長による武田征伐が行なわれると、片桐氏は武田勝頼に属して抵抗したため、居城の船山城は落とされ、同時にその付近にあったこの寺も兵火に巻き込まれた。ただし、寺院のほうは後に再興した。
寺の広さはおよそ5300平方メートル、堂宇は本堂・庫裏・開山堂・山門・鐘楼などがあり、寺宝として白隠筆の達磨、臨済、雲門の三幅対が伝わっている。