王寺賢太

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王寺 賢太(おうじ けんた、1970年 - )は、思想史家[1]東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は社会思想史/フランス文学・思想[2]

略歴[編集]

ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ生まれ、北九州市八幡育ち[3]。父親は新日本製鐵の技術者で副社長をつとめた王寺睦満。私立武蔵高等学校出身。社会運動家の湯浅誠は高校時代からの友人[4]。1992年東京大学文学部卒業。2000年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。ストラスブール第2大学パリ第7大学に留学。2005年京都大学人文科学研究所助教授、2007年准教授。2012年パリ西大学博士号(仏語仏文学)取得。2019年東京大学大学院人文社会系研究科准教授[5]、2023年教授。

ドニ・ディドロの政治思想などを研究[6]。『両インド史』批評校訂版編集委員[7]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『消え去る立法者――フランス啓蒙における政治と歴史』(名古屋大学出版会、2023年)

共著[編集]

  • Éprouver l’universel : Essai de géophilosophie, Paris, Kimé, 1999(Mikhaïl Xifaras との共著)
  • 『NAM生成』(柄谷行人坂本龍一、村上龍、浅田彰、山城むつみ、三宅芳夫、鈴木健、山住勝広共著、NAM学生編、NAM、発売:太田出版、2001年)
  • 『脱原発「異論」』(絓秀実市田良彦小泉義之長原豊共著、作品社、2011年)
  • 『債務共和国の終焉――わたしたちはいつから奴隷になったのか』(市田良彦、小泉義之、長原豊共著、河出書房新社、2013年)
  • 『狂い咲く、フーコー――京都大学人文科学研究所 人文研アカデミー『フーコー研究』出版記念シンポジウム全記録+(プラス)』(相澤伸依、市田良彦、上尾真道、上田和彦、隠岐さや香、重田園江、北垣徹、久保田泰考、小泉義之、坂本尚志、柵瀬宏平、佐藤淳二、佐藤嘉幸、柴田秀樹、武田宙也、田中祐理子、千葉雅也、立木康介、中井亜佐子、長原豊、西迫大祐、丹生谷貴志、箱田徹、廣瀬純、藤田公二郎、布施哲、堀尾耕一、前川真行松本潤一郎、森本淳生、森元庸介共著、読書人、2021年8月)

編著[編集]

  • 『現代思想と政治――資本主義・精神分析・哲学』(市田良彦共編、平凡社、2016年)
  • 『〈ポスト68年〉と私たち――「現代思想と政治」の現在』(市田良彦共編、平凡社、2017年)
  • 『〈68年5月〉と私たち――「現代思想と政治」の系譜学』(立木康介共編、読書人、2019年)

訳書[編集]

  • ドニ・ディドロ『運命論者ジャックとその主人』(田口卓臣共訳、白水社、2006年)
  • ミシェル・フーコー『カントの人間学』(新潮社、2010年)
  • ブリュノ・ベルナルディ著、三浦信孝編『ジャン=ジャック・ルソーの政治哲学――一般意志・人民主権・共和国』(永見文雄、川出良枝、古城毅共訳・解説、勁草書房、2014年)
  • ルイ・アルチュセール『政治と歴史――エコール・ノルマル講義1955-1972』(平凡社、2015年)
  • ジャンルイジ・ゴッジ『ドニ・ディドロ、哲学者と政治――自由な主体をいかに生み出すか』(監訳、逸見龍生、福田真希、川村文重訳、勁草書房、2015年)

出典[編集]

外部リンク[編集]