流鉄流山線
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RN 流山線 | |
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使用車両の5000系 | |
概要 | |
起終点 | 起点:馬橋駅 終点:流山駅 |
駅数 | 6駅 |
路線記号 | RN |
運営 | |
開業 | 1916年3月14日 |
所有者 | 流鉄 |
使用車両 | 車両の節を参照 |
路線諸元 | |
路線総延長 | 5.7 km (3.5 mi) |
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) |
過去の軌間 | 762 mm (2 ft 6 in) |
電化 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
運行速度 | 最高55 km/h (34 mph)[1] |
外部リンク | |
流山線(ながれやません)は、千葉県松戸市の馬橋駅と同県流山市の流山駅を結ぶ流鉄の鉄道路線である[2]。愛称は「流鉄」、「流電」[2]。
沿革[編集]
- 1913年(大正2年)7月:鉄道敷設免許状下付。
- 1913年(大正2年)11月:流山軽便鉄道株式会社設立。
- 1916年(大正5年)3月:流山軽便鉄道馬橋 - 流山間にて軌間0.762mで営業開始。
- 1922年(大正11年)11月28日:流山軽便鉄道株式会社から流山鉄道株式会社に社名変更。
- 1924年(大正13年)12月:軌間1.067mに拡張し、貨車直通運転開始。
- 1933年(昭和8年)4月:赤城駅を新設。ガソリン客車使用開始。
- 1949年(昭和24年)12月26日:日本国有鉄道からの直流電力購入により全線を電化、電車運転開始(電動客車3両所有)
- 1951年(昭和26年)11月:流山鉄道株式会社から流山電気鉄道株式会社に社名変更。
- 1967年(昭和42年)6月20日:流山電気鉄道株式会社から流山電鉄株式会社に社名変更。
- 1971年(昭和46年)1月20日:流山電鉄株式会社から総武流山電鉄株式会社に社名変更。
- 2008年(平成20年)8月:総武流山電鉄株式会社から流鉄株式会社に社名変更。路線名を流鉄流山線に改称。
駅一覧[編集]
- 全駅千葉県に所在。
- 駅番号は2018年5月から順次導入。
- 全駅に駅員終日配置、全駅で出集札を終日実施(改札(入鋏)は省略)。
- 駅周辺など各駅の詳細は各駅の記事を参照。
- 線路 … ∨・∧:両端の駅、◇・|:単線区間(◇は列車交換可能)
駅番号 | 駅名 | 駅間キロ | 累計キロ | 接続路線 | 駅周辺 | 線路 | 所在地 |
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RN 1 | 馬橋駅 | - | 0.0 | 東日本旅客鉄道:JL 常磐線(各駅停車) (JL 24) | 萬満寺 | ∨ | 松戸市 |
RN 2 | 幸谷駅 | 1.7 | 1.7 | ※ | 流通経済大学新松戸キャンパス | | | |
RN 3 | 小金城趾駅 | 1.1 | 2.8 | 大谷口歴史公園 | ◇ | ||
RN 4 | 鰭ヶ崎駅 | 0.8 | 3.6 | 旧東洋学園大学流山キャンパス[5] | | | 流山市 | |
RN 5 | 平和台駅 | 1.5 | 5.1 | 一茶双樹記念館 | | | ||
RN 6 | 流山駅 | 0.6 | 5.7 | 近藤勇陣屋跡 | ∧ |
※幸谷駅接続または新松戸駅を発着地とする馬橋駅接続の連絡運輸の設定はない
使用車両[編集]
参考文献[編集]
- 流山市「流山市史研究」、『博物館の本』、流山市、2018年9月12日確認。
- 名取紀之「遠い日の総武流山電鉄。(下)」、『編集長敬白』2008年01月28日 09:08、鉄道ホビダス RM。
- 労働省「(株)内野屋工務店を雇用調整助成金に係る大型倒産等事業主に指定」、『労働省発表資料一覧』1998年8月28日 発表。
- 書籍
- 片野正巳 『1号機関車からC63まで』 ネコ・パブリッシング、2008年9月3日発行。ISBN 978-4777006977。
- 青木栄一 『鉄道忌避伝説の謎 - 汽車が来た町、来なかった町』 吉川弘文館、2006年12月1日 第1刷発行、2007年4月10日 第4刷発行。ISBN 978-4-642-05622-9。
- 湯口徹 「流山鉄道」『内燃動車発達史 上巻 - 戦前私鉄編』 ネコ・パブリッシング、2004年12月31日 発行、初版。ISBN 978-4777050871。
- 名取紀之 「流山電気鉄道DB1」『森製作所の機関車たち』 ネコ・パブリッシング、2000年12月31日 発行、初版。ISBN 978-4873662213。
- 若尾侑 『戦後を走った木造車1』 大正出版、1999年12月1日 発行。ISBN 978-4811706290。
- 宮澤孝一 『鉄道写真 ジュラ電からSL終焉まで』 弘済出版社、1998年9月5日 発行。ISBN 978-4330523989。
- 白土貞夫 「総武流山電鉄」『ちばの鉄道一世紀』 崙書房、1996年7月10日 第1刷発行、1996年10月15日 第2刷発行。ISBN 978-4845510276。
- 『流山糧秣廠』 流山市立博物館〈流山市立博物館調査研究報告書 13〉、1996年3月31日 発行。流山市立博物館 販売。流山市立図書館 蔵。
- 山本文男 『流山電鉄七十八年 - ぬくもりの香る町と人の物語』 流山新聞社、1994年9月4日 発行。流山市立図書館 蔵。
- 小林茂多 『幻の鉄道 - 千葉県鉄道計画史』 崙書房〈ふるさと文庫 110〉、1992年2月1日 第5刷発行、1997年6月1日 第6刷発行、第5版。ISBN 978-4845501106。
- 『総武流山電鉄七十年史』 総武流山電鉄七十年史編纂委員会、崙書房 製作、総武流山電鉄株式会社 発行、1986年3月14日 発行。千葉県立図書館 蔵。
- 北野道彦 『「町民鉄道」の60年 - 総武流山電鉄の話』 崙書房、1978年2月25日 第1刷発行、1981年6月10日 第2刷発行。流山市立図書館 蔵。
- 年刊誌『世界の鉄道』(朝日新聞社)
- 『世界の鉄道 '75』 朝日新聞社、朝日新聞社、1974年。
- 月刊誌(増刊号含む)『とれいん』(プレス・アイゼンバーン)
- 堤一郎「小坂鉄道(同和鉱業)- 味のある客車たち」、『とれいん』No.1 1975年1月号、プレス・アイゼンバーン。
- 月刊誌(増刊号含む)『Rail Magazeine』ネコ・パブリッシング
- 『DETAIL FILE 2 / 私鉄の車輌たち』〈レイル・マガジン 1月号増刊 ディテール・ファイル2〉、ネコ・パブリッシング、1997年。
- 谷口幸夫、北村裕「流山の電車に乗りに来ませんか」、『レイル・マガジン』No.24 1985年12月号、ネコ・パブリッシング、 p41 - p45。
- 月刊誌(増刊号含む)『鉄道ピクトリアル』(鉄道図書刊行会)
- 谷知幸「総武流山電鉄」、『鉄道ピクトリアル』No.620 1996年4月号臨時増刊〈特集〉関東地方のローカル私鉄、鉄道図書刊行会。
- 宮田敦彦、関健一「総武流山電鉄」、『鉄道ピクトリアル』No.418 1983年6月号臨時増刊 関東地方のローカル私鉄特集、鉄道図書刊行会。
- 立教大学鉄道研究会「総武流山電鉄」、『鉄道ピクトリアル』No.312 1975年11月号 ★学鉄連研究シリーズ[7]、鉄道図書刊行会。
- 宮沢元和「流山電気鉄道」、『鉄道ピクトリアル』No.186 1966年7月号〈臨時増刊〉私鉄車両めぐり 第7分冊、鉄道図書刊行会。
- 青木栄一「流山電気鉄道」、『鉄道ピクトリアル』No.20 1953年3月号 私鉄車両めぐり(6)、鉄道図書刊行会。
- 月刊誌『鉄道模型趣味』(機芸出版社)
- 月刊誌『散歩の達人』(交通新聞社)
- 辞典
- 高橋政士 『詳解 鉄道用語辞典』 山海堂、2006年5月30日 第1刷発行、初版。ISBN 978-4381085955。
流山線に関する研究資料[編集]
- 山下耕一「常磐線の流山通過案と流山線敷設について - 線形からの考察」、『流山市史研究』16号 2000年、流山市立博物館、 p75 - p105。流山市立図書館 蔵。
- 飯島章「日本鉄道土浦線の路線策定をめぐって - 龍ヶ崎・流山の鉄道忌避伝説批判」、『茨城史林』18号(1994年)茨城地方史研究会 編、筑波書林、 p28 - p46。国立国会図書館 蔵。
- 伊藤晃「証言で綴る - 流山と空襲」、『流山市史研究』創刊号 1983年、流山市教育委員会。流山市立図書館 蔵。
- 「第9章 鉄道の発達と江戸川水運の衰退 / 2 鉄道の開設とその影響」『松戸市史』 松戸市誌編さん委員会、松戸市役所、1964年。松戸市立図書館 蔵。
- 野口冬人 「総武流山電鉄」『ローカル私鉄の旅』 刊々堂出版社 発行、星雲社 発売、1980年12月25日 新装1刷発行。
- 吉川文夫 文、廣田尚敬 写真 「総武流山電鉄」『カラー 日本の私鉄1 ローカル編』 山と溪谷社、1976年9月15日 発行、初版。
- 「流山電気鉄道(1960年撮影)」『とれいん増刊 “電車の風景” No.1』 林嶢、プレス・アイゼンバーン、2003年。
- 北野道彦 文、秋元恒 絵「ふるさとを歩く(1)流山駅」、『流山わがまち』Vol.1 1979年4月、流山わがまち社。流山市立図書館 蔵。
- 吉川文夫「チビッコ ガソリンカー」、『とれいん』No.41 1978年5月号、プレス・アイゼンバーン。
- 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、朝日新聞出版分冊百科編集部、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日。