張布
ナビゲーションに移動
検索に移動
張 布(ちょう ふ、? - 264年)は、中国の三国時代の呉の武将・政治家。弟は張惇・張恂。娘に美人張氏・左夫人張氏。
生涯[編集]
孫休が王の時代から仕えた家臣で、258年に孫休が皇帝に即位すると輔義将軍に任命される[1]。同年12月、孫休が孫綝殺害を計画した際、丁奉と共に協力して孫綝を殺害した[1]。しかし丞相の濮陽興と結託して国政を牛耳ると失政が多く、呉の国民の失望を買う[1]。264年に孫休が崩御すると万彧の勧めを受けて孫休の遺嘱を裏切り、孫皓を新帝とした[1]。しかし後に孫皓が暴政を振るうようになるとその擁立に後悔し、それを万彧に讒言されて濮陽興と共に捕らえられて広州への流罪となる途中で殺害された[1]。
『三国志演義』でもほぼ同じ末路を迎えている。