丞相(じょうしょう)とは、中国の官位である[1]。中央政府の最高行政長官であり[1]、現代の日本で言うならば総理大臣である。秦の始皇帝の時代に李斯が就任した事が由来とされる[1]。紀元前208年に李斯が処刑されると宦官の趙高が就任した。丞相府には軍師祭酒・軍師・長史・従事中郎などが設置された[1]。中国歴代王朝の大半で設置された官位で、最も著名なのが後漢末期に政権を掌握する過程で就任した曹操と、蜀の諸葛亮である[1]。