平舘村 (青森県)
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平舘村(たいらだてむら)は、青森県東津軽郡の北東部に位置していた村である。現在は外ヶ浜町の一部となって消滅している。
概要[編集]
青森県の北部、津軽半島の北東に位置し、平舘海峡を隔てて下北半島の脇野沢村と対している。南と西は今別町・蟹田町と接しており、今別町との境にある標高707メートルの袴腰岳を主峰とする山地が海岸近くまである。この山地に源とする数条の小さい河川が並行して東に流れており、平地部は海岸線沿いにあるがこれは村域のわずか5パーセントを占める程度である。
この村の中心地は根岸といい、かつては漁業が盛んだったが今では衰退しており、出稼ぎのほうが主流となっている。また、海岸線に沿った松前街道に通じている青森市からのバスが主な交通機関であり、冬になると積雪のため陸の孤島となってしまう。
見どころとしては村北東部の突端の明神崎に、明治22年(1889年)に設置された白亜の平舘灯台が建てられており、そのすぐ前には江戸時代に外国船の沿岸警備のために築造された台場が存在する。
平成17年(2005年)3月28日、蟹田町、三厩村と新設合併したことにより、外ヶ浜町が誕生して平舘村は消滅した。
人口の変遷[編集]
平成8年(1996年)3月31日の住民基本台帳によると、当時の人口は2500人。廃止する頃の平成17年(2005年)3月1日の人口は2255人である。
地理[編集]
青森湾の入り口にあたる平舘海峡の西に面した村で、丸屋形岳の東側を村域とする。役場は湯ノ沢川の河口付近、村のほぼ中央に位置する。
隣接していた自治体[編集]
歴史[編集]
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により石浜村の一部、平舘村、根岸村、石崎村、野田村、今津村が合併し、平舘村が発足。
- 2005年(平成17年)3月28日 - 蟹田町、三厩村と新設合併により、外ヶ浜町が誕生。
産業[編集]
漁業[編集]
地域[編集]
教育[編集]
金融[編集]
- 陸奥平舘郵便局
- 陸奥船岡郵便局