安里미겔

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安里 미겔 (あさと ミゲル、1969年[1] - )は、日本のプロレタリア詩人安里健(あさと けん)、徳田ミゲルの名義でも活動している。

略歴[編集]

東京生まれのウチナンチュ[2]法政大学卒業。1988年、第一詩集『現代御伽噺』を刊行。1989年、「三面記事」他で第21回新日本文学賞を受賞。2002年時点で会社員をしているという[1]

個人では武井昭夫松本圭二安川奈緒、団体ではだめ連、法政の貧乏くささを守る会(現・素人の乱)、NAM日本共産党活動家集団思想運動などに関わった[3]

2004年に結成されたフリーター全般労働組合の創立当初のメンバーで[4]、元首都圏青年ユニオン執行委員[5]労働者文学会会員[6]

著書『詩的唯物論神髄』『悪い詩集』には、詩人・長谷川龍生が推薦文を寄せている。

同人誌『子午線』(同人ではない)に記された出生年は、金日成の生年を基準にした「主体年号」で書かれていた。

著書[編集]

  • 『現代御伽噺――安里健詩集』 潮流出版社、1988年 - 安里健名義
  • 『共産主義神髄』 私家版の革命パンフ[1]
  • 『詩的唯物論神髄』 スペース伽耶、星雲社(発売)、2002年 - 安里健名義
  • 『悪い詩集――又は詩的唯物論神髄の大盛』 スペース伽耶、星雲社(発売)、2007年
  • 『名詩、産ス名』 スペース伽耶(レイバンス叢書)、星雲社(発売)、2010年

出典[編集]

  1. a b c 詩的唯物論神髄 紀伊國屋書店
  2. 『悪い詩集――又は詩的唯物論神髄の大盛』著者紹介
  3. 「子午線」vol.2インタビュー・評論の内容紹介 子午線 原理・形態・批評(2013年10月28日)
  4. 絓秀実『タイム・スリップの断崖で』書肆子午線、2016年、67頁
  5. 橋口昌治「「若者の労働運動」の活動実態と問題意識の射程」『日本労働研究雑誌』52巻9号、2010年
  6. 労働者文学67号 目次 労働者文学会ホームページ

関連文献[編集]

  • 安里健・長濱一眞綿野恵太 「プロレタリア詩人・安里ミゲル運動以前史」『子午線 vol.2』 書肆子午線、2013年
  • だめ連編 『だめ!』 河出書房新社、1992年
  • 橋口昌治 『若者の労働運動――「働かせろ」と「働かないぞ」の社会学』 生活書院、2011年
  • 広田照幸監修 『リーディングス日本の教育と社会 第19巻 仕事と若者』 日本図書センター、2009年

外部リンク[編集]