天王山開
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基礎情報 | ||||
四股名 | 篠原 → 天王山 | |||
本名 | 篠原 開 | |||
生年月日 | 1993年8月21日(31歳) | |||
出身 | 大阪府交野市 | |||
身長 | 180cm | |||
体重 | 111kg | |||
BMI | 34.26 | |||
所属部屋 | 阿武松部屋 | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 引退 | |||
最高位 | 西幕下16枚目 | |||
生涯戦歴 | 226勝197敗27休(65場所) | |||
優勝 | 三段目優勝1回 | |||
データ | ||||
初土俵 | 2012年1月場所 | |||
引退 | 2022年11月場所 | |||
趣味 | 音楽鑑賞 | |||
備考 | ||||
2022年11月30日現在 |
天王山 開(てんのうざん かい、1993年8月21日 - )は、大阪府交野市出身で、阿武松部屋に所属した元大相撲力士。本名篠原 開(しのはら かい)。身長181cm、体重111kg、血液型はO型。最高位は西幕下16枚目(2021年11月場所)。
2013年から2015年まで、若山とのコンビで初切を担当していた。
来歴[編集]
小学校3年生の時に交野市で開かれたわんぱく相撲大会で2位に入賞したことをきっかけに、豪栄道や同郷の勢らの通っていた地元の名門道場であった古市道場に通い始め、中学校を卒業するまで道場で相撲を学んだ。高校は、3学年上で高校卒業と同時に阿武松部屋に入門することが決まった天津の通っていた柳学園高校に進学し、相撲部に入部。3年生の時は生徒会長を務めながらインターハイ個人戦に出場し、団体戦では主将を務めて部を引っ張った[1][2]。
高校卒業後は、淡路島にある高校までスカウトをしにきた阿武松親方(元関脇・益荒雄)が師匠を務め、道場と高校の先輩でもあった天津も所属している阿武松部屋に入門。2012年1月場所で初土俵を踏んだ。同年7月場所からは三段目の地位に定着し、2014年1月場所で幕下に昇進したものの、4場所で陥落。同年11月場所で初の各段優勝となる三段目優勝。まわしを取った際に顔が上がる癖を修正し、技術が向上したことが優勝の要因となった[3]。2019年7月場所、9月場所は、右肩の腱板断裂で2場所連続の全休[4]。休場明けの同年11月場所では序二段まで番付を下げていたが、その場所から勝ち越しを続けて2020年9月場所で幕下に復帰した。2021年5月場所では37場所ぶり、改名後では初めて自己最高位を更新した。
2022年11月場所限りで現役引退[5]。12月10日に部屋で断髪式を行い、今後は故郷の大阪に戻って警察官を目指すという[6]。
エピソード[編集]
2013年4月6日の藤沢巡業で、同じ部屋の兄弟子・若山とのコンビで初切デビューした。2013年冬巡業では初切の稽古中に脳天から逆さに落ちて首を負傷したが直後の2014年1月場所には支障がなく、5勝2敗と勝ち越した[7]。
主な成績[編集]
- 通算成績:226勝197敗27休(65場所)
- 各段優勝
- 三段目優勝:1回(2014年11月場所)
一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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2012年 (平成24年) |
(前相撲) | 東序ノ口14枚目 5–2 |
西序二段58枚目 6–1 |
東三段目91枚目 5–2 |
東三段目59枚目 3–4 |
西三段目73枚目 4–3 |
2013年 (平成25年) |
西三段目56枚目 4–3 |
東三段目38枚目 2–5 |
西三段目66枚目 3–4 |
西三段目80枚目 6–1 |
西三段目22枚目 4–3 |
東三段目10枚目 4–3 |
2014年 (平成26年) |
西幕下59枚目 5–2 |
東幕下41枚目 3–4 |
東幕下49枚目 3–4 |
東幕下58枚目 2–5 |
東三段目22枚目 3–4 |
東三段目39枚目 優勝 7–0 |
2015年 (平成27年) |
西幕下28枚目 1–6 |
西幕下53枚目 4–3 |
西幕下44枚目 3–4 |
西幕下55枚目 3–4 |
東三段目6枚目 4–3 |
西幕下58枚目 5–2 |
2016年 (平成28年) |
西幕下36枚目 2–5 |
東幕下57枚目 4–3 |
西幕下48枚目 4–3 |
東幕下41枚目 3–4 |
東幕下53枚目 2–5 |
東三段目16枚目 3–4 |
2017年 (平成29年) |
東三段目30枚目 5–2 |
東三段目6枚目 2–5 |
東三段目34枚目 5–2 |
東三段目8枚目 4–3 |
東幕下58枚目 2–5 |
東三段目20枚目 4–3 |
2018年 (平成30年) |
東三段目6枚目 4–3 |
東幕下58枚目 休場 0–1–6 |
東三段目39枚目 6–1 |
東幕下53枚目 3–4 |
西三段目6枚目 4–3 |
東幕下56枚目 4–3 |
2019年 (平成31年) |
東幕下48枚目 3–4 |
東幕下56枚目 4–3 |
東幕下47枚目 3–4 |
東三段目筆頭 休場 0–0–7 |
西三段目61枚目 休場 0–0–7 |
西序二段21枚目 6–1 |
2020年 (令和2年) |
西三段目59枚目 5–2 |
東三段目29枚目 5–2 |
感染症拡大 により中止 |
東三段目4枚目 5–2 |
東幕下39枚目 3–4 |
西幕下47枚目 5–2 |
2021年 (令和3年) |
西幕下30枚目 3–4 |
東幕下39枚目 5–2 |
西幕下23枚目 3–4 |
西幕下31枚目 4–3 |
東幕下25枚目 5–2 |
西幕下16枚目 2–5 |
2022年 (令和4年) |
西幕下29枚目 3–4 |
東幕下41枚目 3–4 |
東幕下45枚目 休場 0–0–7 |
西三段目25枚目 4–3 |
東三段目11枚目 1–6 |
東三段目47枚目 引退 4–3–0 |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴[編集]
- 篠原 開(しのはら かい)2012年1月場所 - 2018年7月場所
- 天王山 開(てんのうざん かい)2018年9月場所 - 2022年11月場所
脚注[編集]
- ↑ 神戸新聞『「夢は横綱」阿武松部屋に入門 洲本の高校生』
- ↑ 篠原 琴剣のどすこい一番星 2013年6月2日閲覧(リンク切れ)
- ↑ 篠原が三段目優勝「すごくうれしい」 日刊スポーツ 2014年11月21日(2014年11月21日閲覧)
- ↑ 「相撲部屋聞き書き帖」、『相撲』2020年9月号、ベースボール・マガジン社、 85頁。
- ↑ “元小結千代大龍ら8人引退”. サンスポ. (2022年11月30日) 2022年11月30日閲覧。
- ↑ 「相撲部屋聞き書き帖」、『相撲』2022年12月号、ベースボール・マガジン社、 89頁。
- ↑ 『大相撲ジャーナル』2014年2月号103頁
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 天王山 開 - 相撲レファレンス