城安寺 (安来市)
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じょうあんじ
城安寺
所在地 | 〒692-0403 島根県安来市広瀬町富田439 |
山号 | 雲龍山 |
宗派 | 臨済宗南禅寺派 |
本尊 | 聖観世音菩薩 |
開山 | 正和年間(1312~1316年) |
開基 | 源翁全帰 |
正式名 | 雲龍山 城安寺 |
備考 | 多聞天立像などが重文 |
城安寺(じょうあんじ)とは、島根県安来市広瀬町富田439に存在する寺院である。
概要[編集]
月山富田城の北側にある寺院で、鎌倉時代後期の正和年間(1312年から1317年)に創建されたという。開山は源翁全帰というが、古愚とする説もある。室町時代、当寺院の住持の任免には室町幕府の公帖によるほど高い寺格を有した。
出雲が毛利元就の支配下に入ると、元就の高い帰依を得て繁栄した。しかし寺のあった場所は火災や洪水が相次いだので移転をたびたび余儀なくされたという。現在、城安寺がある寺地は明治20年(1887年)に移されたものである。
山門は広瀬藩の第9代藩主・松平直諒の寄進によるもので、本堂に至っては明治時代の再建によるものである。本尊脇侍の木造広目天立像と多聞天立像は檜材の寄木造、極彩色を施した鎌倉時代の造立で、共に国の重要文化財に指定されている。寺宝として堀江友声筆の月山富田城図のほか、天正8年(1580年)の足利義昭公帖、寛永15年(1638年)の松平直政寺領証文などがある。また、境内墓地に松平直諒の墓がある。
庭園見学に際しては予約が必要。
外部リンク[編集]
- 観光サイト
- 個人HP