向小島城
ナビゲーションに移動
検索に移動
向小島城(むかいこじまじょう)とは、現在の岐阜県飛騨市古川町信包に存在した日本の城である。
概要[編集]
築城年代、築城した人物に関しては正確には不明であるが、戦国時代の永正(1504年 - 1521年)から天文(1532年 - 1555年)の間の築城とされている。築城者は一説に姉小路氏の第3代国司である姉小路家綱の子・藤原師信とする説がある。
飛騨国の国司であった姉小路氏が居城にしたが、文明8年(1478年)に姉小路氏で同族争いが起きて没落し、天文年間には向井氏が居城にしていたという。天正13年(1585年)に豊臣秀吉の命令を受けた金森長近に攻められて落城し、その後に廃城となった。
現在、山上の本丸跡には向小島城跡の碑が建立されており、傍らには神社の小祠があり、山上からは飛騨小島城跡が、西は小鷹利城跡を臨むことができ、岐阜県の史跡にも指定されている。