出エジプト記
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出エジプト記(しゅつエジプトき、英:Book of Exodus)とは、旧約聖書中に含まれる、古い書物。創世記の次の世代の歴史の書である。
概要[編集]
ヨセフの恩を忘れたファラオがイスラエル人を虐げる[注 1][1]。モーセが荒野でヤハウェに会い、虐げられているイスラエル人を解放するため、エジプトに十の災いをもたらすのは有名。紅海の水を分けて歩いて渡るのも有名。
しかしその後は解放された恩を忘れたかのように行動するイスラエル人にヤハウェやモーセが怒る場面が目立つ。その後はたくさんの規定が書かれている。俗に十戒と言われるものだが、どう見ても10以上ある。
考察[編集]
紅海の水を2つに分けた行為により、「モーゼ効果」などと呼ばれる現象もあるが、紅海の海底を調べたところ、当時のエジプトの戦車の残骸とみられるものに珊瑚がくっついて成長したと見られる跡があり、実際に起きた出来事だったと分かる[2]。因みに、モーセが割った海は紅海ではないという説があり、新共同訳聖書では「葦の海」と和訳されている。
「葦の海」は現在の「jawp:アカバ湾」に相当するという意見はある[3]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ ちなみにヨセフは飢饉をうまく切り抜けた上に、エジプトの土地の多くを国のものに、国民をほとんど国に仕える奴隷とする事に成功した。
出典[編集]
- ↑ 創世記(口語訳)47章18節から21節
- ↑ “#1 ドキュメンタリー「シナイの砂漠と出エジプトの道筋」日本語字幕”. サンライズミニストリー (2012年7月4日). 2018年11月17日確認。7:30以降
- ↑ “葦の海に通じる荒野の道”. はてなブログ (2018年4月23日). 2019年3月12日確認。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 出エジプト記(口語訳) - ウィキソース
- 出エジプト記(文語訳) - ウィキソース