八女茶
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八女茶(やめちゃ)は、狭義では福岡県八女市、筑後市、八女郡広川町周辺を主産地とする緑茶をいう。広義では福岡県で生産する茶全体を言うことがある[1]。
概要[編集]
1423年(応永30年)、中国(明)で学んだ周瑞禅師が茶の種を持ち帰り、八女郡黒木町笠原に霊厳寺を建立して、茶の製法、喫茶法を伝えたことが八女茶の始まりとされる[2]。鹿子尾村の庄屋・松尾太郎五郎久家がその技術を学んだ。
筑後川と矢部川から運ばれた土砂(腐葉土)が堆積した沖積平野で栽培される茶は味が濃く甘みが強く感じられるようになる。通常、茶の栽培は年4回(番)まで収穫するが、八女地域では基本的に2回までとしている。さらに八女地域では遮光に昔ながらの「稲わら」を使用している。本玉露の生産量は日本一であり、お茶の平均単価も日本一高いとされる。「全国茶品評会」において、農林水産大臣賞を連続16年している。量より質を重視する。
脚注[編集]
日本茶の産地とブランド |