京浜急行バス久里浜営業所

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京浜急行バス久里浜営業所(けいひんきゅうこうバスくりはまえいぎょうしょ)は、神奈川県横須賀市長瀬に所在する京浜急行バスの営業所。2021年(令和3年)5月16日に同地に移転した[1]

主に横須賀駅堀ノ内駅浦賀駅北久里浜駅JR久里浜駅京急久里浜駅YRP野比駅を発着するバス路線、安浦二丁目 - 内川橋線(内川橋は、横浜市金沢区。)を所管している。横須賀市東部、久里浜・浦賀地区が主な営業エリア。

2021年(令和3年)5月15日までは、横須賀市池田町の京浜急行電鉄久里浜工場に隣接した場所に車庫が所在していた。

2022年(令和4年)3月12日に堀内営業所が閉鎖されたのに伴い、堀内営業所の大半の路線が久里浜営業所に移管された。

現行路線(編集中)[編集]

観音崎線[編集]

  • 須24:横須賀駅 - 堀内 - 馬堀海岸駅 - 観音崎
  • 須24:横須賀駅 - 日ノ出町 - 堀内 - 馬堀海岸駅 - 観音崎
  • 須25:横須賀駅 - 堀内 - 浦賀駅 - 観音崎
  • 須28:横須賀駅 - 堀内 - 馬堀海岸駅 - 観音崎 - 観音崎自然博物館(夏季を除く休日ダイヤのみ)
  • 須22:横須賀駅 - 堀内 - 馬堀海岸駅 - 防衛大学校
  • 須22:横須賀駅 - 日ノ出町 - 堀内 - 馬堀海岸駅 - 防衛大学校
  • 堀25:堀内 - 浦賀駅 - 観音崎
    • 1913年大正2年)10月12日:浦賀横須賀間自働車会社(横須賀自動車商会の前身)が横須賀駅 - 浦賀芝生間の運行を開始
    • 1921年(大正10年)10月3日:横須賀市街乗合自動車が横須賀駅 - 観念寺入口(今の若松町)を開業。のち合併により横須賀自動車となる。
    • 1924年(大正13年)9月:横須賀駅 - 堀之内に延長。
    • 戦中までに堀之内 - 走水も開通し、一部休止により戦後は横須賀駅 - 堀之内、同 - 大津で運行。
    • 1948年(昭和23年)9月20日:大津 - 伊勢町の運行を再開。
    • 1950年(昭和25年)12月25日:伊勢町 - 走水間の運行を再開、堀ノ内 - 走水間の運行となる。
    • 1952年(昭和27年)4月2日:堀ノ内 - 走水を延長し、横須賀駅 - 観音崎の運行を開始。
    • 1955年(昭和30年)7月1日:横須賀駅 - 防衛大学の運行を開始。
    • 1973年(昭和48年)4月8日:横須賀駅 - 観音崎ホテル間の運行を開始。
    • 2000年(平成12年)10月1日:横須賀中央駅発19時以降の便を日ノ出町経由に変更
    • 2005年(平成17年)3月16日:防衛大学行の防衛大学校構内運行が廃止。正門前の防衛大学校行に変更。
    • 2022年(令和4年)3月13日堀内営業所の閉鎖により久里浜営業所に全路線移管。

観音崎線は走水・観音崎方面と防衛大学校方面に分かれる。共通区間である横須賀駅 - 馬堀中学間は、両者あわせ12分ヘッドで運行し、その先は観音崎方面に運行する便の比率が高く、休日はさらに高まる。観音崎自然博物館行きは休日のみの運行で、本数は大変少ない。

観音崎線のルーツは1897年明治30年)に石川卯之助らが開業した横須賀浦賀間乗合馬車にあるといえる。田戸(今の米が浜近辺) - 浦賀芝生間の運行で、石川馬車と呼ばれていた。1913年(大正2年)になると、浦賀横須賀間自働車会社により乗合自動車の運行が開始される。しかし当初のそれは、5 - 6人乗りで、乗客のいない時は運休し、また乗客の申し出によっては路線外へも運行していたようである。運賃も馬車が田戸 - 浦賀間13銭に対して同48銭と高額に設定されていた。大正時代後期になるとバス事業も盛んになり、多数のバス会社が設立された。なかでも当時の横須賀 - 浦賀間は重要幹線であったため、1922年(大正11年)11月1日に太平自動車が、同年に石川自動車が、更に1924年(大正13年)には横須賀自動車商会が、それぞれ運行を開始している。

大正末期から昭和初期にかけて、乱立するバス事業者を統合すべく横須賀自動車が設立され、横須賀駅 - 浦賀間の路線もこれに統合された。1927年(昭和2年)5月には上宮田まで路線が延長され、同時期に石川馬車の営業権を買収し、同馬車を廃止している。また1930年(昭和5年)発行の浦賀名所案内によると、馬堀海岸駅 - 走水間および浦賀駅 - 鴨居間にバスが運行されていたことがうかがえる。

横須賀駅 - 堀内 - かもめ団地線[編集]

  • 須26 横須賀駅 - 堀内 - 浦賀駅 - かもめ団地
  • 堀26 堀内 - 浦賀駅 - かもめ団地

須26系統は横須賀駅行きは毎日、かもめ団地行きは平日のみの運行である。


岩戸線[編集]

  • 北久13 北久里浜駅 - 佐原橋 - 岩戸 - 粟田 - YRP野比駅
  • 北久14 北久里浜駅→佐原橋→大矢部三丁目→岩戸町内会館→岩戸→北久里浜駅
  • 北久15 北久里浜駅→佐原橋→大矢部三丁目→岩戸町内会館→岩戸→北久里浜駅→JR久里浜駅
  • 北久16 北久里浜駅 - 佐原橋 - 大矢部三丁目 - 岩戸町内会館 - 粟田 - YRP野比駅
  • 北久18 北久里浜駅→大矢部三丁目→岩戸町内会館→岩戸養護学校→岩戸町内会館→岩戸→佐原橋→北久里浜駅
  • 久13 JR久里浜駅 - 北久里浜駅 - 佐原橋 - 岩戸 - 粟田 - YRP野比駅
  • 久14 JR久里浜駅→北久里浜駅→佐原橋→大矢部三丁目→岩戸町内会館→岩戸→北久里浜駅
  • 久16 JR久里浜駅 - 北久里浜駅 - 佐原橋 - 大矢部三丁目 - 岩戸町内会館 - 粟田 - YRP野比駅
  • 野3 YRP野比駅 - 粟田 - 岩戸町内会館 - 大矢部三丁目 - 衣笠城址 - 衣笠十字路

森崎線[編集]

  • 北久11 北久里浜駅 - 森崎市営住宅前 - 森崎リアンシティ
  • 北久17 北久里浜駅 - 森崎市営住宅前 - 森崎リアンシティ - 井戸店 - 衣笠十字路
  • 久11 JR久里浜駅 - 北久里浜駅 - 森崎市営住宅前 - 森崎リアンシティ
  • 久17 JR久里浜駅 - 北久里浜駅 - 森崎市営住宅前 - 森崎リアンシティ - 井戸店 - 衣笠十字路

浦賀線[編集]

  • 久10 京急久里浜駅 - 久比里坂 - 紺屋町 - 浦賀駅
  • 久10 京急久里浜駅 → JR久里浜駅 → 久比里坂 → 紺屋町 → 浦賀駅
  • 久10 JR久里浜駅 ← 京急久里浜駅 ← 久比里坂 ← 紺屋町 ← 浦賀駅

市内線[編集]

  • 久3 京急久里浜駅 - 尻摺坂上 - 野比中学校 - 久里浜医療センター
  • 久4 京急久里浜駅 - 尻摺坂上 - 野比中学校 - YRP野比駅
  • 久7 京急久里浜駅 - 久里浜行政センター前 - 大浜 - 東京湾フェリー
  • 久8 京急久里浜駅 - JR久里浜駅 - 開国橋 - 久里浜港 - JERA発電所前 - 野比海岸
  • 久9 京急久里浜駅 - 開国橋 - 千代ヶ崎
  • 久19 京急久里浜駅 - 開国橋 - 千代ヶ崎 - 紺屋町 - 浦賀駅
  • 久29 京急久里浜駅 - 開国橋 - 長瀬二丁目

湘南山手線[編集]

  • 久20 京急久里浜駅 - JR久里浜駅 - 吉井 - 安房口神社 - 湘南山手

工業団地線[編集]

  • 北久12 北久里浜駅 - 工業団地 - 京急久里浜駅 - JR久里浜駅
  • 北久12 JR久里浜駅 - 工業団地 - 北久里浜駅

ハイランド・粟田団地線[編集]

  • 久1 (JR久里浜駅 - )京急久里浜駅 - ハイランド
  • 久2 (JR久里浜駅 - )京急久里浜駅 - ハイランド - 粟田 - 焼木坂 - 粟田かめさん公園 - 粟田 - YRP野比駅

市民病院線[編集]

  • 野1 YRP野比駅 - 長沢台 - 通信研究所
  • 野2 YRP野比駅 - 長沢台 - 通信研究所 - 武山 - 林 - 横須賀市民病院

YRP線[編集]

  • 野4 YRP野比駅 - 光の丘5番 - YRPセンター - 光の丘2番 - 通信研究所
  • 野5 YRP野比駅 - 光の丘5番 - YRPセンター - 光の丘2番
  • 野6 京急ニュータウン野比海岸 - YRP野比駅 - 光の丘5番 - YRPセンター - 光の丘2番
  • 野8 YRP野比駅 - 富士通前 - ニフコ

車両[編集]

いすゞエルガ、日野ブルーリボンシティハイブリッドが在籍する。

脚注[編集]

  1. 久里浜営業所の移転について”. 京浜急行バス (2021年4月16日). 2021年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月12日確認。