レディブロンド

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レディブロンド[1]
欧字表記Lady Blond[1]
品種サラブレッド[1]
性別[1]
毛色鹿毛[1]
生誕1998年3月20日[1]
死没2009年5月12日(11歳没)
Seeking the Gold[1]
ウインドインハーヘア[1]
母の父Alzao[1]
生国アメリカ合衆国の旗(国連サイズ).png アメリカ合衆国ケンタッキー州[1]
生産Orpendale &
Barronstown Stud
[1]
馬主ロードホースクラブ[1]
調教師藤沢和雄美浦[1]
競走成績
生涯成績6戦5勝[1]
獲得賞金8767万3000円[1]

レディブロンド (Lady Blond、1998年3月20日 - 2009年5月12日) はアメリカ合衆国で生産され、日本調教された競走馬。引退後は北海道勇払郡安平町ノーザンファーム繁殖牝馬として繋養されていた。半弟中央競馬クラシック三冠馬であるディープインパクト(父サンデーサイレンス)らがいる。

来歴[編集]

中央競馬で競走生活を送る。2003年6月21日函館競馬場で行われたメインレース (11R) ・TVh杯(1000万下)が初出走と、競走馬としては遅いどころか牝馬であれば引退していてもおかしくない5歳でのデビューだった。単勝オッズ10.2倍の5番人気という低評価だったが、スタート最後方から鞍上のケント・デザーモの強気の騎乗で最後は内からハナ差差し切って勝利する。

続く下北半島特別(500万下)・長万部特別(1000万下)・TVh賞(1000万下)・セプテンバーステークス(1600万下)にも勝ち、条件戦を5連勝する。

そしてスプリンターズステークスGI)にセプテンバーステークスから連闘で挑戦する。重賞初挑戦の身で3番人気に推されるが、デュランダルから0.2秒差の4着に敗れ初の敗戦を喫した。その後、歩様に異常が見られたため引退した。なお、出走した6戦はすべて1200メートルの競走で、わずか3か月半の現役生活だった。

競走成績[編集]

以下の内容は、netkeiba.com[2]およびJBISサーチ[3]の情報に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 勝ち馬/(2着馬)
2003.06.21 函館 TVh杯 10下 芝1200m(良) 12 8 12 10.2(5人) 1着 1:09.5 (34.1) -0.0 K.デザーモ 55kg (オメガグレイス)
0000.07.12 函館 下北半島特別 5下 芝1200m(良) 15 3 6 01.2(1人) 1着 1:10.7 (35.6) -0.4 K.デザーモ 56kg (バクシンスペシャル)
0000.07.27 函館 長万部特別 10下 芝1200m(良) 12 8 11 01.7(1人) 1着 1:09.8 (35.0) -0.2 柴田善臣 56kg (リーピングキャット)
0000.08.30 札幌 TVh賞 10下 芝1200m(良) 13 2 2 01.3(1人) 1着 1:08.7 (34.4) -0.6 K.デザーモ 55kg (オメガグレイス)
0000.09.27 中山 セプテンバーS 16下 芝1200m(良) 16 5 9 01.3(1人) 1着 1:08.2 (34.5) -0.2 K.デザーモ 56kg (グリーンビルボード)
0000.10.05 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 15 4 6 04.9(3人) 4着 1:08.2 (34.3) -0.2 柴田善臣 55kg デュランダル

繁殖牝馬時代[編集]

引退後は繁殖牝馬となったが、2009年アグネスタキオンの牝駒を産んだ後に死亡。5頭の産駒しか残せなかった。そのうち2番目の産駒であるラドラーダは中央競馬でオープンクラスまで勝ち上がり、その子供のレイデオロが2017年の東京優駿(日本ダービー)、2018年の天皇賞・秋を優勝、第3子のゴルトブリッツ帝王賞アンタレスステークス連覇など重賞競走4勝を挙げている。

馬名 誕生年 毛色 厩舎 馬主 戦績 備考
第1子 ジャングルビジット 2005年 黒鹿毛 ジャングルポケット 美浦・藤沢和雄
→北海道・広森久雄
キャロットファーム
→高橋二次矢
中央不出走
地方3戦3勝
(引退)
第2子 ラドラーダ 2006年 青鹿毛 シンボリクリスエス 美浦・藤沢和雄 キャロットファーム 18戦4勝 (引退・繁殖)
第2子レイデオロ東京優駿天皇賞(秋)他)
第3子レイエンダエプソムカップ
第3子 ゴルトブリッツ 2007年 栗毛 スペシャルウィーク 美浦・藤沢和雄
→北海道・広森久雄
→栗東・吉田直弘
キャロットファーム
→高橋二次矢
→キャロットファーム
中央11戦3勝
地方5戦4勝
合計16戦7勝
(放牧中に腸捻転で死亡)
第4子 アフロディーテ 2008年 栗毛 アグネスタキオン 美浦・藤沢和雄 キャロットファーム 4戦1勝 (レース中の故障により、その後死亡)
第5子 ガールオンファイア 2009年 栗毛 - - 不出走 (繁殖)

血統表[編集]

レディブロンド (Lady Blond)血統ミスタープロスペクター系 / Roman5×5=6.25%) (血統表の出典)

Seeking the Gold
1985 鹿毛 アメリカ
父の父
Mr. Prospector
1970 鹿毛 アメリカ
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
父の母
Con Game
1974 黒鹿毛 アメリカ
Buckpasser Tom Fool
Busanda
Broadway Hasty Road
Flitabout

*ウインドインハーヘア
Wind in Her Hair
1991 鹿毛 アイルランド
Alzao
1980 鹿毛 アメリカ
Lyphard Northern Dancer
Goofed
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
母の母
Burghclere
1977 鹿毛 イギリス
Busted Crepello
Sans le Sou
Highclere Queen's Hussar
Highlight F-No.2-f


ハイクレア一族の項目も参照。

脚注[編集]

  1. a b c d e f g h i j k l m n o レディブロンド”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月20日確認。
  2. レディブロンドの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月20日確認。
  3. レディブロンド 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月20日確認。

外部リンク[編集]