コリン・パウエル
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コリン・ルーサー・パウエル(英語: Colin Luther Powell, 1937年4月5日[1] -2021年10月18日)は、アメリカ合衆国の政治家、陸軍軍人。退役陸軍大将。学位はM.B.A.(ジョージ・ワシントン大学)。ジョージ・W・ブッシュ政権で第65代国務長官を務めた。ジャマイカ系アメリカ人。
経歴[編集]
黒人初のアメリカ国務長官として知られている。ジャマイカ系移民の子で、ニューヨーク出身。1958年にアメリカ陸軍に入り、ベトナム駐留軍や在韓米軍勤務などを経験。1987年にレーガン大統領の国家安全保障問題担当補佐官に就任。1989年に米軍史上最年少の52歳で黒人初の統合参謀本部議長に就任し、ジョージ・H・W・ブッシュとビル・クリントン両政権で務め上げている。
2001年1月、ブッシュ政権の国務長官に就任。イラク戦争直前の2003年2月、国連安全保障理事会でイラクのサダム・フセイン政権が大量破壊兵器を隠し持っていると訴え、この演説を契機にアメリカはイラク戦争開戦に突き進んだが、この演説をよりどころとした情報が誤りだったことが判明し、大量破壊兵器は見つからず、自ら長い公職人生の汚点と吐露いていた。そして、イラク戦争を主導したネオコンと対立し、2005年1月に政界から引退した。
2021年10月18日、新型コロナウイルスによる合併症のため、84歳で死去。ワクチン接種は完了していたといわれている。
著書[編集]
- My American Journey, with Joseph E. Persico, (Random House, 1995). ISBN 0-67-943296-5
- 同・ペーパーバック版(Ballantine Books,2003) ISBN 0-34-546641-1
- 鈴木主税訳『マイ・アメリカン・ジャーニー コリン・パウエル自伝』角川書店, 1995年 ISBN 4-04-791236-0 - 上記の和訳
- 同・文庫版(少年・軍人時代編)角川書店、2001年 ISBN 4-04-287401-0
- 同・文庫版(ワシントン時代編)角川書店, 2001年 ISBN 4-04-287402-9
- 同・文庫版(統合参謀本部議長時代編)角川書店, 2001年 ISBN 4-04-287403-7
- It Worked For Me, with Tony Koltz, (Haper Collins, 2012). ISBN 978-0062135124
- 井口耕二訳『リーダーを目指す人の心得』飛鳥新社, 2012年 ISBN 4-86-410193-0 - 上記の和訳
脚注[編集]
出典[編集]
- ↑ United States Department of State. “Biographies of the Secretaries of State: Colin Luther Powell (1937–)”. 2016年8月7日確認。