エンジン
ナビゲーションに移動
検索に移動
エンジン (英: engine)は、燃える力を動かす力に変える仕組み。動力・回転力を発生させる装置。原動力。内燃機関。以下の用法がある。
用法[編集]
機械[編集]
詳細は「機関 (機械)」を参照
- 化石燃料などの可燃物を燃焼させその熱エネルギーを運動エネルギーに変換させて様々な用途に用いるもの。大きく分けて外燃機関と内燃機関がある。前者には蒸気機関と蒸気タービンがあるが、蒸気機関は効率が悪く、ほとんど使われなくなった。蒸気タービンは火力発電所や船に使用されている。一方、後者はガソリンエンジンやディーゼルエンジンで、日常で最も多用されるエンジンの用法である。自動車用エンジンは、吸入、圧縮、燃焼、排気の4つの動きを繰り返して動いているので、4サイクルエンジンとも言う。
種類については内燃機関#内燃機関の種類を参照
。このほかに、航空機用や巡航ミサイル用のジェットエンジン、ロケットエンジンもある。かつては焼き玉機関や石油発動機もあったが、ほとんど使われなくなった。 - 動力を発生させる機械や機関である原動機を指す。
エンジンの種類[編集]
自動車用エンジンは、単気筒エンジン、直列エンジン、V型エンジン、水平対向エンジンなどが存在する。気筒数を増やすことで滑らかな加速感や低振動化が実現でき、出力や排気量が上がる。
- 内部の運動による分類
- ピストンエンジン
- レシプロエンジン(往復動)
- ロータリーエンジン(回転動)
- タービンエンジン(回転動)
- 燃料による分類
- ガソリンエンジン
- ディーゼルエンジン
- 天然ガスエンジン
- LPGエンジン
- ガスタービンエンジン
- 用途による分類
- その他
など。
機関車(アメリカ英語)[編集]
情報処理[編集]
コンピュータゲーム[編集]
- PCエンジン - 日本電気ホームエレクトロニクス (NEC)が発売していたゲーム機。
エンターテインメント[編集]
- ENGINE - 新潮社が発行する自動車雑誌。
- IQエンジン - フジテレビの深夜番組。
- エンジン (テレビドラマ) - 木村拓哉主演のテレビドラマのタイトル。
- 炎神 - 特撮テレビドラマ『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場する、架空の生命体。
- ENGINE (LOUDNESSのアルバム) - 1999年に発表された、日本のロックバンドLOUDNESSの17枚目のアルバム。
- エンジン (ジンのアルバム) - 2010年に発表された、日本のロックバンドジンの2枚目のミニ・アルバム。
- エンジンエンターテイメント - 俳優の唐渡亮が代表を務める芸能プロダクション。
- ENjiNE - 株式会社Relicが運営するクラウドファンディングのウェブサイト。
- EnGene. - 宮城県、山形県を中心に活動する、日本の3人組男性ボーカル・グループ。
語源と用例[編集]
詳細は「機関 (機械)」を参照
語源はラテン語のインゲニウム (ingenium)で、『生まれながらの才能』『賢さ』を意味した。1300年頃のフランスではenginと表記し『能力』や『賢さ』に加え、『戦争に使われる機械』の意味でも用いられた。その後、『仕掛け(trick) 』、『器具(device)[1]』、『機械(machine: 特に軍用のもの)』を指して用いられ、やがて18世紀には、『エネルギーを動力に変えるもの』という現代で用いられている意味をもつようになった。
この時代のエンジンの典型が『蒸気機関 (steam engine)』であったことから単に engine といえば steam engine を意味した。これと同様の省略法が現代でも用いられており、単にエンジンといった場合『自動車で使用されるエンジン』を指すことが多い。また、fire engine とはポンプを備えた消防車を表す。現代の自動車のエンジンは内燃機関である。
脚注[編集]
- ↑ たとえば クリス・エヴァンス 著、橋本洋・上野滋 共訳『精密の歴史』、大河出版、2001年11月28日 再版、78ページ を読みと、78ページでは19世紀の測定器用の刻線器を「ルーリングエンジン」と呼んでいる