ガソリンエンジン

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ガソリンエンジン (gasoline engine) とは、燃料ガソリンを使用する内燃機関である。

概要[編集]

トルクは細いが、小型化しやすいという特徴を持つ。
ガソリンエンジンの殆どで、ピストンが往復動するレシプロエンジンが用いられている。

仕組み[編集]

まず外気を吸い込み、気化させた燃料と混合する。混合させた気体を混合気と呼ぶが、この混合気を圧縮して高温になったところに点火プラグが発生させた火花を近づけ、爆発的に燃焼させることでピストンが作動。燃焼後本体の温度が下がることで、ピストンが結果的に往復動する。

用途[編集]

その特性上、高回転・低トルクとなるが小型化がしやすく騒音・振動も小さいので自動車(オートバイを含む)、草刈り機や耕運機といった農機具などにも広く採用されている。燃料系を少し弄ることで、LPG燃料を使用することも出来る(タクシー)。
かつては飛行機のエンジンにも使用されたが、ジェットエンジンの登場により用途が縮小された。また、鉄道車両にも使われたが、揮発性の高いガソリンの使用で、多数の死者を出した事故(西成線脱線事故)があったため、国鉄では戦時中までにディーゼルエンジンに置き換えられ、戦後もガソリンカー使用線区が残った地方中小私鉄ではモータリゼーションの進行で路線全廃となった。

燃料[編集]

ガソリンエンジンの燃料はガソリンである。ガソリンにはハイオクとレギュラーの2種類があるが、この2種類の違いは燃料の燃えにくさにある。

ハイオクガソリンはオクタン価が高く、エンジンの異常燃焼によって発生するノッキングを抑える効果がある。一方レギュラーガソリンはオクタン価が低く、エンジンの異常燃焼に起因するノッキングが発生しやすい。

ハイオクエンジン車にレギュラーガソリンを入れるとどうなるか。これについては故障する場合としない場合の二通りがある。

まず故障する場合はエンジンがハイオク以外の使用を全く考慮していないというもの。直ちに壊れるというわけではないが、何らかのトラブルの発生率が高くなる。

一方故障しない場合というのはレギュラーガソリンの使用を考慮した設計がされており、万一レギュラーを給油した場合でも燃焼制御がレギュラーに合ったように行われるよう設計されているエンジンを搭載した自動車は故障しにくい。ただしエンジン本来のパワーは引き出せない。

では逆にレギュラーガソリン車にハイオクガソリンを入れるとどうなるか。これは壊れることはないが、元々レギュラーガソリンで最適なパワーを引き出せるよう設計されているので、本来の性能を発揮できない。

ガソリン車で、空ぶかしをすると、排気管が加熱し、最悪の場合、車両火災につながるおそれがある。

関連項目[編集]