連帯責任 (学校)

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この記事では、学校における連帯責任について記載する。

概要[編集]

学校では生徒指導の一環として子供の非違行為について連帯責任を負わせる指導を行う場面が多々見られる。連帯責任の単位は大きな単位では全校、中規模な単位では学年、小規模な単位では部活動や学級、更に小規模な単位では学級内の子供をいくつかのグループに分ける班の概ね4部類である。その何れにも共通するのは、まともな人が割を食うという点にある。

  • 全校単位での連帯責任
    • 全校集会への集合が少しでも遅くなると厳しい叱責を行った上でもう一度集合をやり直しさせる
    • 野球部と関係ない不祥事で、高校野球大会出場を辞退する(過去にあった)[1]
  • 学年単位での連帯責任
    • ある学年で集団的な非行が発覚した際、学年集会等で関係のない子供にまで叱責等の懲戒を行う
    • 修学旅行林間学校臨海学校に持ち込み禁止の物品を持ってきたのが発覚した時、緊急学年集会を開いて持ち込み禁止の物を持ってきていない者も含めて全員を叱責する、その後に予定されていた自由行動の時間を罰として無しにする
  • 学級・班単位での連帯責任
    • 教室移動を伴う授業で、実施場所へ1人でも集合が遅れると全員へ厳重な口頭注意
    • 教員が一方的に定めた制限時間内に授業実施場所へ集合を完了させないと厳しい叱責を行った上でもう一度やり直しをさせる
    • 宿題を忘れた者が1人でも出たら宿題を増量
    • 図書室の本の返却期限を守れなかった者が1人でも出たらその学級または班全員が図書室の利用を制限される
  • 部活動での連帯責任
    • 一部の部員が非違行為に走ったことで、無関係の他の部員まで活動禁止にする
    • 一部の部員の非違行為に対する制裁として、全員にウサギ跳びやグラウンド走り込みなどの懲罰を課す

学校における連帯責任がいじめ不登校の原因になっているという指摘は古くから存在し、学級で1人でも宿題を忘れた者が出ると全員が宿題の増量などの懲罰を受けるという状態で受忍限度を超えた不利益を受けた事で不登校になってしまったという事例や、ルールを意図せず破ってしまった事に対して連帯責任的な処分が独断専行で行われ、原因となった子供が集中攻撃を受けたという事例も存在する。

2022年12月に公表された生徒指導概要の不適切な指導と考えられ得る例の一つに連帯責任が挙げられている。

脚注[編集]

  1. 現在は不祥事に関与した野球部の生徒と指導者のみの処分であることが多く、学校全体が問われることはない。なお、これに関して。当時の学年誌に当事者の野球部員が異を唱える投書を新聞社に送り採用されたため、更に大問題になったという再現ドラマ記事が掲載されたことを記しておく。

参考資料[編集]

関連項目[編集]