Panthera tigris tigris
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Panthera tigris tigris(パンテーラ・ティグリス・ティグリス)とは、トラの亜種である。トラを2亜種にする説では有効とされる。
概要[編集]
インド亜大陸や中国東北部、ロシア沿海地方のアムール川流域・インドシナ半島・マレー半島に生息する。
朝鮮半島や中国華南地方、中央アジア地域、ヒルカニア地方では絶滅している。
全長は、オスは2.3~3.3mで、メスは2.2~2.75mになる。体重は、オスは130~306kgで、メスは85~167kg。
ホワイトタイガーは、本亜種の白変種とされる。
分類[編集]
アムールトラやアモイトラ、インドシナトラ、マレートラ、カスピトラは、本亜種と同亜種とされている。
2015年に頭骨の比較や分子系統解析が行われ、トラの亜種は2つであるとされた。
シノニムとされた亜種は、常染色体やX染色体、Y染色体にあまり違いが無い。
またミトコンドリアDNAの分子系統解析では、ユーラシア大陸産のP. t. tigrisと大スンダ列島産のP. t. sondaicaの2系統に分かれるとされた。
なお、2018年10月25日に発表された論文によると、「完全ゲノム的にはトラは9亜種に分かれる」とされた。[1]