Panthera tigris sondaica

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Panthera tigris sondaica
分類
食肉目
ネコ科
ヒョウ属
トラ
亜種 P. t. sondaica
名称
学名 Panthera tigris sondaica
(Temminck, 1844)
和名 (無し)
英名 Sunda Island tiger
保全状況

Panthera tigris sondaica(パンテラ・チィグリス・ソンダイカ)とは、トラの亜種である。トラを2亜種にする説では有効であるとされる。

概要[編集]

インドネシア大スンダ諸島に生息する。スマトラ島のみに現存し、ジャワ島バリ島では絶滅した。

全長は、オスは2.2~2.55mで、メスは2.15~2.3mになる。体重は、オスは90~141kgで、メスは65~115kg。

大陸産亜種のP. t. tigrisと比べると小型で、体色は暖色であり、横縞は多い。

乱獲や生息地の減少などが原因で個体数が減っている。

分類[編集]

ジャワトラバリトラスマトラトラがこの亜種であるとされる。ジャワトラとバリトラは絶滅しており、スマトラトラのみが現存している。

2015年に頭骨の比較や分子系統解析が行われ、トラの亜種は2つであるとされた。

シノニムとされた亜種は、常染色体やX染色体、Y染色体にあまり違いが無い。

またミトコンドリアDNAの分子系統解析では、ユーラシア大陸産のP. t. tigrisと大スンダ列島産のP. t. sondaicaの2系統に分かれるとされた。

頭蓋骨の形からスマトラトラとジャワトラを別種とし、バリトラはジャワトラの亜種とする説もある。

2018年に32個の標本を使い全ゲノム配列決定した結果、「トラは9亜種に分かれる」という結果になった。