黒磯訓練
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黒磯訓練(くろいそくんれん)とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が尾久駅・上野駅と黒磯駅の間で設定される試運転列車(乗務員訓練)の1つである。通称「黒磯乗務員訓練」「黒磯ハンドル訓練」「黒磯転換訓練」とも呼ばれる[1]。正式名称は「田端統括センター乗務員ハンドル訓練」。
概要[編集]
東北本線の尾久駅・上野駅と同線の黒磯駅との間で運行される試運転列車。運転士養成訓練のための試運転列車であり、一般客は乗車することはできない。2022年以前では電気機関車・客車を使った訓練であり、また電気機関車運転士の養成のために運転されていたが、2023年からはE231系1000番代を使用した電車運転士の乗務員訓練に変更されている。JR東日本は2024年までに機関車の全廃を目指していることに関連するためか[2]、2023年現在は電気機関車牽引の黒磯訓練はほとんど運行されていない。運転される日については基本的には平日に運行される。
列車番号は、客車の場合では尾久から黒磯まで(往路)が試9501列車・試9581列車、同じく黒磯から尾久まで(復路)が試9502列車・試9582列車で[1]、電車使用の場合は上野から黒磯まで(往路)が試9651M列車、黒磯から上野まで(復路)が試9652M列車である。
使用車両[編集]
機関車[編集]
- 国鉄EF81形電気機関車(JR東日本尾久車両センター所属機)[1]
- 国鉄EF65形電気機関車(JR東日本尾久車両センター所属機)[1]
- 2008年改正で定期旅客運用が消滅したため、EF65とブルトレの組み合わせを見れる貴重な機会であった。
- 国鉄EF64形電気機関車(JR東日本ぐんま車両センター所属機)[1]
客車[編集]
- 寝台特急「北斗星」の予備車を用いて訓練を実施していた。
- カヤ27-501を挟んだプッシュプル方式(PP)にて訓練を行う場合もある。
電車[編集]
- JR東日本E231系電車1000番台(JR東日本小山車両センター所属車)
- 2023年より設定される。