琴引山（ことびきやま）とは、島根県飯石郡飯南町頓原に存在する山である。
旧頓原町の南側、旧赤来町との境界にそびえている山である。
『出雲国風土記』には「此の山の峰に窟あり、裏に所造天下大神（大国主命）の御琴あり（中略）故、琴引山と言ふ」とある。つまり、大国主命がこの山に登り、琴を弾きながら里人を教化したといわれており、その由来から琴引山と言われているのである。
山頂には風土記の記載通り、岩窟や屏風に似た巨大な岩があり、命を祀る琴弾山神社がある。山麓の佐見には、設備の整ったキャンプ場やスキー場も存在する。
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