雷撃機
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『雷撃機』(らいげきき、英:Torpedo bomber)とは、魚雷を主兵装とする攻撃機の一種。現在では航空機による雷撃はほとんど行われなくなった。
概要[編集]
元来、魚雷攻撃は水雷艇が行っていたが、速度の速い飛行機によって行えば確実に命中できるのではないかと開発された。また、軍縮の影響で所有できる艦船にも制限が加えられたことも影響がある。魚雷による対艦攻撃を目的として運用される。魚雷の代わりに爆弾を積めば爆撃機としても運用できたりするが、魚雷を積めない爆撃機も存在するため、区別される。
艦上攻撃機は空母での運用を考慮された雷撃機。魚雷は1本しか搭載できない機種が多いが、陸上機や飛行艇などの大きめの機体では魚雷を複数本搭載できるタイプもある。
魚雷により喫水線下に破孔を開けて浸水させ、沈没を狙ってくる雷撃機は、戦艦にとっても脅威であった。
特徴[編集]
- 水面近くを低空飛行していれば、大抵雷撃を狙っている雷撃機である。
- 雷撃機はその搭載している魚雷の重量ゆえに動きは鈍重になりがちで、戦闘機が天敵である。
- 魚雷で戦車を急降下爆撃は可能かもしれないが、信管が作動するかどうか不明。
実戦例[編集]
代表的な雷撃機[編集]
ぱっと見爆撃機が混ざっている。雷撃可能機種と言ったほうが分かりやすいかもしれない。
主な登場作品[編集]
- ゲーム
- 『War Thunder』、『World of Warships』など
雷撃機に対抗するには[編集]
- 船としての機動力を失わずに雷撃機に対抗しようと思ったら、戦闘機による制空権の維持や、イージス艦のような対空専用のシステムを備えた艦艇による護衛に頼らざるを得ない。
- 雷撃機としては、人的損失が多いのが欠点のため無人化や高速性能の向上など、実質対艦ミサイルと化すしか無さそう。大八車
現状[編集]
対空砲火をかいくぐる航空機による雷撃は危険なため、現在ではミサイルでの攻撃が主流となる。