西尾勝
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西尾 勝(にしお まさる、1938年9月18日 - 2022年3月22日)は、日本の行政学者(行政学)。東京大学名誉教授、日本学士院会員。東京大学法学部教授、東京大学法学部学部長、国際基督教大学教養学部教授、財団法人東京市政調査会理事長、公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所理事長、地方公共団体情報システム機構理事長などを歴任した。
略歴[編集]
東京府出身。平成7年(1995年)に発足した日本政府の地方分権推進委員会委員に就任し、国と地方自治体の関係を上下主従から、対等協力に改める法改正に大きな役割を果たしたことで知られている。
令和4年(2022年)3月22日午前、肺癌のため死去した。83歳没。
著書[編集]
単著[編集]
- 『権力と参加――現代アメリカの都市行政』(東京大学出版会, 1975年)
- 『行政学』(放送大学教育振興会, 1988年)
- 『行政学の基礎概念』(東京大学出版会, 1990年)
- 『行政の活動』(放送大学教育振興会, 1992年)
- 『行政学』(有斐閣, 1993年 / 新版, 2001年)
- 『地方分権推進委員会勧告とこれからの地方自治』(北海道町村会, 1997年)
- 『未完の分権改革――霞が関官僚と格闘した1300日』(岩波書店, 1999年)
- 『行政の活動』(有斐閣, 2000年)
- 『地方分権改革』(東京大学出版会, 2007年)
- 『地方分権改革の道筋 : 自由度の拡大と所掌事務の拡大』(公人の友社, 2007年)
- 『自治・分権再考 地方自治を志す人たちへ』(ぎょうせい, 2013年)
編著[編集]
- 『事例・地方自治(2)計画と参加』(ほるぷ出版, 1983年)
- 『シリーズ自治を創る(14)自治体の情報政策』(学陽書房, 1989年)
- 『21世紀の地方自治戦略(1)自治の原点と制度』(ぎょうせい, 1993年)
- 『21世紀の地方自治戦略(10)コミュニティと住民活動』(ぎょうせい, 1993年)
- 『新地方自治法講座(12)地方分権と地方自治』(ぎょうせい, 1998年)
- 『行政評価の潮流――参加型評価システムの可能性』(行政管理研究センター, 2000年)
- 『分権型社会を創る(1)分権型社会を創る――その歴史と理念と制度』(ぎょうせい, 2001年)
- 『自治体改革(5)自治体デモクラシー改革――住民・首長・議会』(ぎょうせい, 2005年)
共編著[編集]
- (大森彌)『地方公務員のための法律講座(3)自治行政要論』(第一法規出版, 1986年)
- (岩崎忠夫)『21世紀の地方自治戦略(2)地方政治と議会』(ぎょうせい, 1993年)
- (村松岐夫)『講座行政学(全6巻)』(有斐閣, 1994年-1995年)
- Future Challenges of Local Autonomy in Japan, Korea, and the United States: Shared Responsibilities between National and Sub-national Governments, co-edited with Fukashi Horie, (NIRA, 1997).
- (松下圭一・新藤宗幸)『岩波講座自治体の構想(全5巻)』(岩波書店, 2002年)
- (小林正弥・金泰昌)『公共哲学(11)自治から考える公共性』(東京大学出版会, 2004年)
外部リンク[編集]
- 会員個人情報|日本学士院
- 財団法人東京市政調査会
- 産経ニュース「システム障害50回超の機構トップ、西尾理事長続投へ 欠陥も無責任体質も放置して…」