東ドイツ
(東独から転送)
ナビゲーションに移動
検索に移動
東ドイツ(ひがしドイツ)とは、かつてヨーロッパ中北部に存在した国家である。正式な国名はドイツ民主共和国(ドイツみんしゅきょうわこく、German - Democratic Republic)という。国土面積は10万8178平方キロメートル。人口は1988年の時点で1667万人。首都は東ベルリン。
ドイツ民主共和国 DDR | |
---|---|
東ドイツ国旗 | |
公用語 | ドイツ語 |
首都 | 東ベルリン |
国歌 | 廃墟からの復活 |
政治イデオロギー | 社会主義 |
国土面積 | 10万8178平方キロメートル |
概要[編集]
第2次世界大戦後、西ドイツ成立に対抗するため、ソ連占領地区が1949年10月に社会主義体制の下に発足し、ドイツはこれにより東西に分断された。首都は東ベルリンと定められ、ソ連に倣いドイツ社会主義統一党(SED)が指導する民主集中制を採った。
1950年に経済相互扶助会議(COMECON)に加盟し、1955年に西ドイツの北大西洋条約機構(NATO)加盟に対抗して創設されたワルシャワ条約機構(WTO)に参加する。
1961年のベルリンの壁構築を皮切りに、西側への若年人口流出を防ぐ目的でメドラロイトなどの国境地区に壁が構築され、東西冷戦の象徴となった。
しかし冷戦終結による東欧民主化の流れの中、1989年にベルリンの壁が崩壊し、その後、SEDの国家指導体制も崩壊して、1990年10月に東ドイツは事実上消滅。旧国域はドイツ連邦共和国に再加盟の形で、事実上、西ドイツに吸収されドイツは再統一した。
外部リンク[編集]
- DDR Museum - ベルリンにある、ドイツ民主共和国に関する資料を展示している博物館(ドイツ語、英語)