早生まれ

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早生まれ(はやうまれ)とは、1月1日から4月1日までに生まれた人を言う。

概要[編集]

日本保育園幼稚園から高等学校までは全て4月から始まるが、1月1日から4月1日までに生まれた人は前年4月2日以降に生まれた人と同じ学年に組み入れられる。

理由は、6歳になる翌日以降に4月1日を迎える年に小学校に入学すること、13歳になる翌日以降に中学校に入学することが条件になるためで、その結果、同じ年の生まれであっても、1月1日から4月1日までに生まれた人(早生まれ)と4月2日から12月31日の間に生まれた人(遅生まれ)とは、1学年の差が生じる。

その他[編集]

  • 1941年の国民学校令公布までは、義務教育の就学猶予が現在より広範に認められたため、尋常小学校の入学時期も、今よりも柔軟に運用されていた。例えば、漫画家の水木しげるは、1922年3月8日生まれの早生まれだが、親が発達遅延と判断したため、尋常小学校には、所定より1年遅れの1929年に入学している。
  • 20歳を祝う式典(従前の成人式)は遅生まれの人が20歳の誕生日を迎える年度(従って、実施年は翌年になる。)を基準に対象年齢を設定しているため、早生まれで成人式以降に誕生日を迎える人は20歳前の参加になる。
  • 普通自動車免許は18歳から取得できるが、自動車学校修了で実地試験を免除してもらう場合、仮免許による路上教習は18歳の誕生日からでないと受けることはできず、早生まれでも、特に3月下旬以降の出生で高卒就職者は、4月入社まで日が無く、就業前の自動車免許取得に差し支えが出やすい。