広島交通勝木営業所
広島交通勝木営業所(ひろしまこうつうかつぎえいぎょうしょ)は広島県広島市安佐北区亀山9丁目12-30に在する、広島交通の営業所である。
概要[編集]
主に安佐北区の可部・亀山・飯室地区から新道経由で広島中心市街地を結ぶ路線を受け持つほか、大林営業所担当の桐陽台線や、緑井営業所担当の西山本線、春日野線での運用も担当する。また、公式上では大林営業所の管轄となっている南原線と南原研修センター線については共同運行の形で当営業所も乗り入れており、配布用の抜粋時刻表についても両営業所の問い合わせ先が記載されるようになっている。
配置されている車両は、営業所に併設する車庫で夜間停泊を行っているほか、星が丘駐車場に3台が駐在車として配属され夜間停泊をしている。
高陽営業所に並び、勝木営業所には深夜バス担当部門がなく、勝木営業所エリア内の深夜バスは大林営業所が担当している。
営業所構内に「勝木」バス停を有し、同営業所が運行する勝木行きの終着地点となっている。しかし、勝木以北へ運行する路線については当バス停には停車しない。
営業所を示すナンバーは「1」(2:大林、3:緑井、4:安=閉鎖、5:高陽)。
現行路線[編集]
通常便[編集]
勝木線
- 広島駅 - <広島バスセンター /八丁堀> - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 七軒茶屋 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 虹山団地下 - 勝木
勝木台線
- 広島駅 - <広島バスセンター/八丁堀> - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 七軒茶屋 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 虹山団地下 - 上勝木 - 勝木台上
- 八丁堀経由便は上り便のみ設定、下り便については深夜バスを除き全便がバスセンター経由、もしくは発着となる。
- 勝木台上 - 上勝木 - 上大毛寺 - 中大毛寺
- 学童の通学対策便として設定されている系統である。広島市立亀山小学校の学区は広範囲になっており、徒歩で通学が困難な地域がある。そのために広島交通が朝夕に運行している。時刻表にも記載されており、一般客の乗車も可能。専用の方向幕は用意されておらず、「広島交通」表示となりプラ板で行き先を表示している。
飯室線
- 広島駅 - 八丁堀 - 紙屋町 - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 七軒茶屋 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 虹山団地下 - 上勝木 - 幕の内東 - 飯室 - 安佐営業所
- 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 七軒茶屋 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 上大毛寺 - 上勝木 - 幕の内東 - (ふじビレッジ) - 飯室 - 安佐営業所
- ふじビレッジ経由便については平日のみ運行。
星が丘線
- 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 七軒茶屋 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 上大毛寺 - 上勝木 - 飯室 - 安佐営業所 - 森城団地中央 - 星が丘 - 譲羽団地入口
- 下り便は全て広島バスセンター発。
- 勝木台線と同様に学童通学対策便として安佐営業所発星が丘行きが運行される。こちらも専用の行き先方向幕が用意されていないが、バスセンター発便と同様の表示(緑地に白抜き文字)を使用することで対応している。星が丘線については時刻表に記載されてされていない。
大畑線
- 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 七軒茶屋 - 広島文教女子大 - 可部駅前 - 可部上市 - 虹山団地下 - 上勝木 - 大畑
虹山県営住宅線
- 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 七軒茶屋 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 虹山団地下 - 瑞眺苑口( - 虹山団地下 - 勝木 )
南原(なばら)線
- 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 七軒茶屋 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 南原ダム口 - 九品寺上 - 南原
南原研修センター線
- 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 佐東出張所口(佐東バイパス経由) - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 南原ダム口 - 九品寺上 - (南原研修センター)訓練場前
- 上の2路線は大林営業所と共同運行。大林営業所の管轄となっているが、配布用の時刻表には両営業所の問い合わせ先も記載されている。
急行便[編集]
勝木線
- 広島駅 - 広島バスセンター-新白島駅╴ 大芝町(上りのみ停車) - 祇園大橋北(上りのみ停車) - <ノンストップ>╴緑井天満屋前 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 虹山団地下 - <勝木/上勝木 - 勝木台上>
- 上り便広島駅行き2本(勝木発と勝木台発のそれぞれ1本ずつ)、下り便はバスセンター発で2本(ともに勝木行き)の運行。
- 祇園大橋北、大芝町については広島駅方面のみ停車。緑井天満屋前からは佐東バイパス経由で各停。
深夜便[編集]
勝木営業所には深夜バス担当部門が無いので、以下2路線の深夜便については大林営業所による運行となっている。
勝木線
- 広島駅 - 八丁堀 - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 七軒茶屋 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 虹山団地下 - 勝木
勝木台線
- 広島駅 - 八丁堀 - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 七軒茶屋 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 虹山団地下 - 上勝木 - 勝木台上
廃止路線[編集]
勝木・大畑線
- 勝木 - 上勝木 - 大畑
- 大畑線下りの運行後、営業所へ回送されていた車を一般路線バスとして運行していた。夕方以降の便で設定され、大畑線下りが大畑に到着後折り返し勝木行となる。大畑での折り返し時間が設定されていないので、渋滞などで大畑線にて遅延が発生した場合は始発地から遅れが出る。
桐陽台・南原研修センター線
- 桐陽台駐車場 - 町屋記念碑前 - 南原ダム口 - 九品寺上 - 南原研修センター
南原峡線
- 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 佐東出張所口(佐東バイパス経由) - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 南原ダム口 - 九品寺上 - (南原研修センター)訓練場前 - 南原峡
行森線
- 広島駅 - 紙屋町/広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 七軒茶屋 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部上市 - 上大毛寺 - 上勝木 - 幕の内東
行森・高陽C団地線
柳瀬線
- 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 佐東出張所口(佐東バイパス経由) - 別所団地 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 可部中央 - 河戸 - 柳瀬
大朝線
- 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 佐東出張所口(佐東バイパス経由) - 別所団地 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 上大毛寺 - 上勝木 - 幕の内東 - 飯室 - 八重 - 大朝
- 1980年代JRバス大朝線と併走するような形で存在した。
戸河内・三段峡線
- 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 佐東出張所口(佐東バイパス経由) - 別所団地 - 広島文教女子大前 - 可部駅前 - 上大毛寺 - 上勝木 - 幕の内東 - 飯室 - 戸河内 - 三段峡
- 広電バスと並行する形で存在した。
所属車両[編集]
広島交通全体の車両の傾向については広島交通#車両を参照。
大型バス[編集]
- 所属する自社発注車は旧:日産ディーゼル製シャシーに西日本車体工業のボディが過半数以上を占めている。
- 1989年から1995年にかけては日産ディーゼル製シャーシに富士重工ボディも並行して購入されているため、富士重工ボディ車も所属している。
- 三菱ふそう製シャシーに西日本車体工業の車両も時折に購入されているため、当該営業所にも数台が在籍する。
- ホイールベースは基本的に長尺若しくは標準尺が配置されるが、近年購入されている中古車両の一部では大型短尺車も存在している。しかし、運用上の区別はない。
- 交通バリアフリー法に対応した車両は以前まで宇津・可部線用の中型ワンステップバス1台に限られていたが、2012年に大林営業所に1台導入された三菱ふそう・エアロスターのワンステップバス(同社初のオートマチック車)と並行し、いすゞ・エルガのワンステップバスが1台導入された。(840-21号)。これに従って全営業所に交通バリアフリー法に対応した車両が配属されたこととなった。また、2013年には三菱ふそう・エアロスターのワンステップバスの新車が1台導入されている。大林営業所にはいすゞ・エルガのワンステップバスの新車が1台導入されており、前年とは逆の配置となっている。
- 中古車両について
- 在籍する大型車のうち、自社発注車のほか大手事業者からの中古車も在籍しており、仕様については現時点全てツーステップバスで統一されている。しかし、内装の手直し(座席を広交純正タイプに交換など)は施されているため、快適性を損なわないように配慮がなされている。
- 2009年にはバリアフリー非対応ながらも元京急バスのワンステップ形中古車両が1台配置(当時801-61号⇒現在801-65号)されていたが、間もなく高陽営業所へ転属したため、前述の新車が導入されるまでは大型車のワンステップバスの配置がなくなっていた。
- 中古車両については日産ディーゼル製シャーシに富士重工ボディでほぼ統一されている。しかし、いすゞ製の車両が導入されたことに影響し、元神奈川中央交通と元千葉中央バスの中古車両2台がいすゞ・富士7E装架の車体となっている(845-91号、846-91号)。
中型バス[編集]
- 2003年の宇津・可部線運行開始に伴い購入されたワンステップバスが1台と、かつて高陽台線で用いられていたツーステップバスが在籍。
- 整備等の事情で、緑井営業所から貸出を受ける場合がある。
- 中型バスは宇津・可部線専属となっており、広島市街に出る路線には原則的に使用されない。
備考[編集]
PASPYの対応[編集]
2008年1月26日よりPASPYの使用が開始された。
勝木営業所は、2008年12月20日より利用可能になった。
共通定期券について[編集]
広島電鉄と共通定期券の発行を行っており、一部のバス(広島駅・広島バスセンターから国道54号線を経由するバスの大半)で利用可能。 利用できるバスは、前面に「共通」と書かれたマグネットステッカーを掲示している。