広島交通緑井営業所

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広島交通緑井営業所(ひろしまこうつうみどりいえいぎょうしょ)は、広島県広島市安佐南区緑井6丁目24-25に所在する広島交通の営業所である。

概要[編集]

主に安佐南区の住宅街から新道または旧道を経由して広島中心市街地を結ぶ路線を管轄しており、広交の中では運行距離の比較的短い路線を受け持つほか、大林営業所管轄の桐陽台線、高陽営業所管轄の高陽A・C団地線での運用も担当する。アストラムライン開通以前は安地区と広島中心市街を結ぶ路線も運行していたが、アストラムライン開通とともにフィーダー路線に形を変え、エンゼルキャブ第一タクシーに移管された。また、各路線の深夜バスを大林営業所とともに担当しており、当営業所の路線のほか通常便は高陽営業所が担当する1系統を運行している。

当営業所に配属されている車両については、営業所併設の車庫のほか春日野、毘沙門台、弘億団地の各駐車場を停泊場所としている。弘億駐車場については駐在車両は全て大型短尺車もしくは中型車である。

同営業所の管轄する路線では狭隘地点を走行するものも多く、広交で一般的の大型長尺車・標準尺の車両では運行困難の路線も存在する。その問題に対応するため、大型短尺車のみに指定させて運行している路線があることも大きな特徴であり、広島経済大学の特定運用(スクールバス)も管轄していることで、車両や運用グループの種類が最も多い。また、各路線の深夜バスは大林営業所とともに当営業所も管轄しており、原則として営業所併設の車庫に配置する車両の使用する。

営業所と車庫の構造は唯一異なり、在籍車両の定期整備を行う新生サービスセンターが隣接するため、勝木・大林・高陽の営業所にはある軽整備用のピットが備え付けれていない。

最寄のバス停は「七軒茶屋」で、4つの営業所の内で唯一、路線の起終点となっていない。

営業所を示すナンバーは「3」(1:勝木、2:大林、4:安=閉鎖、5:高陽)。

現行路線[編集]

通常便[編集]

上原(うえばら)線
  • 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 佐東出張所口(佐東バイパス経由) - 別所団地 - 安佐市民病院 - 武田学園前 - 上原
  • かつては広島駅まで直通する便が1便のみあった(土日祝のみ)
毘沙門台(びしゃもんだい)・サンハイツ線
  • 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前(下り線のみ停車) - 大町駅 - 安佐中学校前 - 毘沙門台上 - 安古市高校北口 - (毘沙門天) - 毘沙門台 - <毘沙門台駐車場/サンハイツ下>
    • 朝時間帯の上り線については大町東2丁目通過後、大町駅を経由せずにアストラムライン高架下を走行し、古市小学校前バス停へ向かう。
  • 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 中緑井 - 安佐中学校前 - 毘沙門台上 - 安古市高校北口 - (毘沙門天) - 毘沙門台 - 毘沙門台駐車場(朝の下りのみ運行)
  • (七軒茶屋 -)中緑井 - 安佐中学校前 - 毘沙門台上 - 安古市高校北口 - 毘沙門台 - 毘沙門台駐車場
  • 高陽車庫 - 養護学校前 - 高陽東高校前 - 地区センター - 近隣センター - 玖村駅前 - 高瀬大橋北 - 七軒茶屋 - 中緑井 - 安佐中学校前 - 毘沙門台上 - 安古市高校北口 - 毘沙門台 - <毘沙門台駐車場/弘億駐車場>(休日運休)
弘億(ひろおく)線
  • 中緑井 - 安佐中学校前 - 安東駅 - 弘億団地 - 弘億駐車場 - 中央ゴルフ場 - 中央19th (- 中央ゴルフ場 - 筒瀬小学校前 - 柳瀬)
    • 柳瀬~筒瀬小学校前間にかけてはフリー降車が可能である。
  • 大町駅 - 安佐中学校前 - 安東駅 - 弘億団地 - 弘億駐車場 - 中央ゴルフ場 - 中央19th
川内線
  • 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 新庄橋 - 安芸山本 - 下祇園 - 古市橋駅前 - 下古市 - 上古市 - 安佐大橋 - 矢口駅前
  • 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 大宮 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 安佐大橋 - 矢口駅前(朝の上りのみ運行)
    • 方向幕の行き先表示は「安佐大橋」となっているが、事実上の路線の終点は矢口駅前となる。
春日野・山本・広島経済大学線
  • 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 安芸山本 - 山本小学校前 - 西山本(下りのみ停車) - 東山本 - 東山本上(上りのみ停車) - 山本七丁目 - 春日野
    • 一時期朝の学童通学対策便として春日野発東山本止めの臨時便を1本運行していた。春日野小学校の開校に伴い、現在運行は終了している。
  • 西山本 - 東山本 - 山本小学校前 - 安芸山本 - 横川駅前 - <本川町> - 紙屋町 - <立町> - 八丁堀 - 広島駅
    • 西山本を始発とし、上り線広島駅行きのみを運行する片道路線。春日野線開通前は主に朝時間帯に設定されており、かつては運用入り前車両の待機所として茅原バス停付近にバス転回所が設けられていたが、現在転回所は廃止されている。日祝ダイヤにおいて1本のみ運行。
  • 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 安芸山本 - 山本小学校前 - 山本四丁目 - 山本東亜ハイツ
  • 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 安芸山本 - 山本小学校前 - 南下安 - 経済大学正門前(平日のみ運行)
平原(ひらばら)線
  • 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 新庄橋 - 新庄町 - 平原会館前 - 広島文化学園 (- 祇園が丘)

特定輸送路線[編集]

広島経済大学スクールバス[1]
下祇園駅・大町駅 - 広島経済大学
大町駅発の便は平日のみで大学施設の興動館を経由する。

深夜便[編集]

毘沙門台(びしゃもんだい)・サンハイツ線
広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - 大町駅 - 安佐中学校前 - 毘沙門台上 - 安古市高校北口 - 毘沙門台 - <毘沙門台駐車場/サンハイツ下>
山本・春日野線
広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 安芸山本 - 山本小学校前 - 西山本 - 東山本 - 山本七丁目 - 春日野

先述の通り高陽営業所の路線の深夜便も緑井営業所が担当している。

深川線
  • 広島バスセンター - 八丁堀 - 広島駅 - にぎつ - 牛田新町一丁目 - 不動院 - 中小田 - 上小田 - 岩ノ上 - 諸木垰 - 高陽車庫


廃止路線[編集]

伴安線
  • 広島駅 - 八丁堀 - 紙屋町 - 横川駅前 - 西原 - 下古市 - 安小峠 - 上安駅 - 伴安
  • 一部は旧道経由便もあった。
平和台線
  • 平和台上 - 安西小学校 - 平和台入口 - 高取上 - 長楽寺駅 - ふじが丘団地入口 - 長楽寺 - 平和台入口 - 安西小学校 - 平和台上
  • 平和台上 - 安西小学校 - 平和台入口 - 高取上 - 長楽寺駅 - ふじが丘団地入口 - 長楽寺 - 高取 - 安小学校 - 安小峠 - 上大町 - 大町駅
  • 広島駅 - 八丁堀 - 紙屋町 - 横川駅前 - 西原 - 下古市 - 安小峠 - 上安駅 - 平和台入口 - 安西小学校 - 平和台上
    • 上記はエンゼルキャブへ路線譲渡する直前の管轄路線を記述。
    • 広島直通便についてアストラムライン開業前は、上記の路線に加え旧道経由便、安古市町(古市小学校前)・古市公民館前(安佐南区福祉センター前)始発の平和台行き(安西高校登校日のみ運行)も存在した。
    • 深夜バスについて広島直通便の1本のみ現存していた。
弘億(ひろおく)線
  • 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 安芸山本 - 下祇園 - 古市橋駅前 - 大町駅 - 安佐中学校前 - 安東駅 - 弘億団地 - 弘億駐車場 - 中央ゴルフ場 - 中央19th
  • 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 下古市 - 古市小学校前 - (アストラムライン高架下) - 安東駅 - 弘億団地 - 弘億駐車場 - 中央ゴルフ場 - 中央19th(朝の上りのみ運行)
    • 2002年のダイヤ改正で広島直通便が一時的に復活。しかし2007年3月10日のダイヤ改正でフィダー系統への再編に伴い廃止。
上温井線
  • 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 安芸山本 - 下祇園 - 古市橋駅前 - 下古市 - 上古市 - 小瀬大橋 - 中調子 - 川内農協 - 上温井
    • 方向幕の行き先表示では「川内」と表記されていた。またこの系統は中調子以北はかなりの狭隘区間であったため誘導員乗務の上、中型車両(末期は大型短尺車)で運行していた。
東原線
  • 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 祇園出張所前 - 今津 - 西原農協 - 五軒屋 - 東原 - 安芸大橋 - 上千足
上古市線
  • (上千足 - 不動院 - にぎつ -) 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 安芸山本 - 下祇園 - 古市橋駅前 - 下古市 - 上古市
    • アストラムラインの開通に伴い、次項の大町駅発着に変更。
大町線
  • (上千足 - 不動院 - にぎつ -) 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 安芸山本 - 下祇園 - 古市橋駅前 - 大町駅
    • 末期は広島駅発着のみ。その後弘億団地線の広島直通復活により同団地線と統一された。さらに弘億線のフィダー再編後、下り線の大町駅行きが平日1本のみ現存する。
山本線
広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 安芸山本 - 山本小学校前 - 西山本 - 東山本 - 山本小学校前 - 安芸山本 - 横川駅前 - <本川町> - 紙屋町 - <立町> - 八丁堀 - 広島駅(西山本より折り返し広島駅行きで運行する循環路線)
  • 春日野線が開通し基幹路線に発展するまでの、山本線の代表的な系統。事実上折り返し地点となる西山本では待機時間は設定されず、下り線で延滞が出る分西山本から広島駅方面の運行へも影響が出ていた。そのため末期では利用客への配慮として時刻表へダイヤの乱れを予告する表示がされていた。
  • 近年まで土日祝ダイヤの朝~昼間のみ運行していたが、2016年のダイヤ改正において春日野発着便へ変更・増便に伴い、事実上系統が廃止となった。
広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 安芸山本 - 山本小学校前 - 西山本 - 東山本 - 山本小学校前 - 安芸山本(西山本より折り返し安芸山本行きで運行する循環路線)
  • 西山本行き運行後、車両を営業所へ向かわせるために設定されていた所謂「入庫便」にあたる。西山本行きが(折り返し)安芸山本行きで運行後、緑井営業所へ回送される。春日野線開通前は主に夕~夜間に設定されていた。西山本から安芸山本にかけては時刻表に明記されておらず、幽霊便の存在であったが方向幕は用意されていた。
  • 近年では年末年始特別ダイヤに数本入庫便が設定されていたが、東山本までの運行後回送に変更となった。
  • 西山本 - 東山本 - 山本小学校前 - 安芸山本 - 横川駅前 - 広島バスセンター - 広島駅(上りの朝ラッシュ時のみ)
  • 広島駅 - 八丁堀 - <立町> - 紙屋町 - <本川町> - 横川駅前 - 西原 - 山本小学校前 - 山本東亜ハイツ
    • 開通当初はこの経路(新道・八丁堀経由)であったが、平日・土曜朝上り1本を残して現在の旧道経由へ変更。後に全便旧道経由に統一された。
  • 広島駅 - 広島バスセンター - 横川駅前 - 西原 - 山本小学校前 - 経済大学正門前
    • 開通当初はこの経路(新道・バスセンター経由)であったが、現在の旧道・八丁堀経由へ変更(変更当初上りの平日2本・土曜1本は新道・八丁堀経由)。

所属車両[編集]

広島交通全体の車両の傾向については広島交通#車両を参照。

車両運用[編集]

  • 広交では大型長尺・標準尺が一般的であり、在籍数も過半数以上を占めている。しかし、緑井営業所の場合は大型短尺車に限定させて運行する路線を管轄するため、短尺車が多く配置されている。近年購入されている大型短尺の中古車両を除いては、在籍する大型短尺車の殆どが緑井営業所に配属され、同指定運用の車両として用いられている。
  • 管轄する路線に狭隘地点を走行するものも多く、それに対応する大型短尺車が投入されていたり、広島経済大学の特定運用(スクールバス)も管轄していることで、車両や運用グループの種類が最も多い。
    • 大型短尺車のみに指定させて運行している路線は下記の通り。
      • 平原線(広島文化学園大学・短大、祇園が丘)
      • 山本東亜ハイツ線
      • 弘億線(弘億団地・中央ゴルフ場・筒瀬)
      • 上原線
    • 前項以外の路線でも狭隘区間が存在するが、大型長尺車でも運行が可能であり同仕様の車両も運用されている。山本・春日野線の西山本付近や川内線の安佐大橋~小瀬大橋間、経済大学線の経済大学正門前~祇園五丁目間については非常に道路環境が悪いが、その中でも以前より大型長尺車で運用されてきた。なお、西山本付近については近年の区画整理により道路環境が以前より大きく改善されている。
    • 以前までは営業所併設の車庫に大型長尺・標準尺車と短尺車ほぼ半数ずつ配置されていたが、前述のように短尺車の指定路線の多さから、主に深夜バスで使用する車両を除きほぼ短尺車の配置に統一されている。
    • 緑井営業所では営業所併設の車庫に並び、春日野(2016年より開始)、毘沙門台、弘億の各駐車場に車両が駐在配置されており、同営業所に所属するバリアフリー対応の低床車両は毘沙門台駐車場へ集中配備され、同地区路線を主に運行する。
    • 大型短尺車については弘億線フィダー系統で使用される車両を除き、指定路線のみで使用される訳ではなく、他の大型長尺・標準尺車でも運行可能な路線でも頻繁に使用される。
  • 当営業所が管轄する深夜バスについては、営業所併設車庫に配属される大型長尺・標準尺の車両が使用されることとなっているが、運用の関係上、同併設車庫に配属される大型短尺車で運行する場合もある。
  • 広島経済大学の特定輸送バス(スクールバス)に使用される車両は全て中型車両であるが、車体カラーリングは一般路線車と同様であるが、緑井管内の一般路線としては使用されない。
  • 弘億駐車場には弘億線に使用する元相模鉄道の中型車3台と大型短尺ワンステップ車2台が駐在するのみで弘億フィダー線の運用に専ら就くほか、隣接団地でもある毘沙門台線のフィダー系統の運行も行う。ならびに、弘億駐車場はサンハイツ線を運行する当営業所のほか高陽営業所の車両の休憩所機能も持つ。
  • 毘沙門台駐車場は広交で初めて交通バリアフリー法に対応したワンステップバスが導入、配置された場所でもある。現在でも中古車を含むワンステップバスが多く配属されており、当営業所管轄の路線の中で最も多く運行されている路線である。
  • ノンステップバスの配置は各営業所の中では最も遅く、初導入の2013年(高陽営業所)から4年経って2017年にいすゞ・エルガの新車が2台導入された。導入後現在は春日野駐車場に配置され。同地区路線をメインに運行されている(車両の運行自体は高陽営業所の乗り入れ便において、春日野線のほか毘沙門台・サンハイツ・安佐大橋線で実現していた)。
  • 春日野線については当営業所の管轄路線であるが、団地および山本地区界隈の人口増加に伴う輸送客増加による相次ぐ増便により、日中時間帯を主に勝木営業所をはじめ、大林営業所(平日のみ)、高陽営業所による運行も多く存在している。
  • 前述の様に春日野線においての今後の増便対策として2016年11月のダイヤ改正より春日野での車両夜間停泊(駐在)を開始した。

大型バス[編集]

  • 所属する自社発注車は旧:日産ディーゼル製シャシーに西日本車体工業のボディが過半数以上を占めている。
  • 1989年から1995年にかけては日産ディーゼル製シャーシに富士重工ボディも並行して購入されているため、富士重工ボディ車も所属している。
  • 三菱ふそう製シャシーに西日本車体工業の車両も時折に購入されているため、当該営業所にも複数台が在籍する。
  • 大型車のホイールベースは基本的に長尺若しくは標準尺が選択されるが、先述のように当営業所には大型短尺車のみに指定させて運行する狭隘路線も管轄するため、短尺車も多く在籍する。
  • 交通バリアフリー法に対応した車両は2002年に当社初としてワンステップバスが当該営業所に8台が導入された。以降も順次導入が進み、全営業所の中で一番多く在籍し管轄の全路線にて運用されているが、毘沙門台線を中心に車両が配置されているため、前述の路線以外では乗車機会が少ない。
中古車両について
  • 広島交通の所有する大型車で自社発注車のほか、大手事業者からの中古車も在籍しており車両仕様は標準尺から短尺まで種類は様々である。中でも弘億団地・毘沙門台フィダー線用の日産ディーゼルRP(元相模鉄道。ホイールベースは通常の短尺よりやや短い9mで、エンジンは中型仕様)といった、自社発注では導入してこなかったタイプも存在しており4台が在籍している。
  • 2007年にはじめて購入された中古車両が在籍するもの当営業所であり、元西武バスの796-53号である。最初に購入されたこともあり、方向幕のLED化と車体塗装を広交カラーに塗り替えた以外は殆ど元事業者の仕様のままで、以降購入してきた中古車の殆どは座席交換などの手直しが施されていることから異端な存在となっている。
  • 特筆すべき車両として、847-03号車は元西武バスのA0-680号車であり、日本テレビザ!鉄腕!DASH!!』の企画で韓国に行った車両である。しかし前項のように座席を広交オリジナルシートへ交換などの手直しが施工されているため、前事業者の面影が薄くなっている。
  • 弘億団地・毘沙門台フィダー線用となっている元相模鉄道の日産ディーゼルRP(ホイールベースは通常の短尺よりやや短い9mで、エンジンは中型仕様)は自社発注の車両に見られない仕様となっているが、輸送力不足が懸念される為、平原線、山本東亜ハイツ線、上原線といった他の短尺車指定路線では基本的に使用されていない(2012年8月1日のダイヤ改正までは土曜日・日曜日・祝日ダイヤに限り、弘億団地駐在の車両が毘沙門台線、春日野線、安佐大橋線といった一般近郊路線に充当する運用があるため、広島市街まで足を延ばすこともあったが、この運用は主に自社発注の大型短尺ワンステップ車が充当されていた)。
  • 購入された大型短尺車ならびに中型車の中古車両のうち大型短尺指定路線として運行されているのは、元相模鉄道の4台(803-63、804-63、807-63、808-73)、元川崎市営バスの2台(809-63、810-63)、元江ノ電バスの2台(812-63、813-63)となっている。しかし、このほかにも緑井営業所ならびに他営業所にも複数の大型短尺車両の中古車が存在している。しかし、これらの場合は短尺指定路線で運行されている訳ではなく、関連性の無いそれぞれの配属された運用についている。しかし、大型短尺車であることを生かして短尺車指定路線をいざ走行させることは難なく可能である。

中型バス[編集]

  • 広島経済大学の特定輸送専用車としてワンステップ型低床バスが6台在籍している。
  • 上記の様に特定輸送運用専用車となっているため、通常の営業便には一切使用されない

備考[編集]

  • 整備については、在籍車両の定期整備を行う新生サービスセンターが隣接するため、勝木・大林・高陽の営業所にある軽整備用のピットが備え付けられていない。

PASPYについて[編集]

広島エリアの路線バスでは、広電電車アストラムラインでも共通利用が可能である電子マネーの「PASPY」が導入されている。広島交通の所有する4つの営業所の中で最も利用開始が遅かった緑井営業所であるが、2009年8月8日より緑井営業所の管轄する路線でもサービスが開始され、広島交通の全エリア路線で利用が可能となった。

外部リンク[編集]

広島交通 毘沙門台・弘億・山本・春日野・川内方面

出典[編集]

  1. 広島経済大学 スクールバス”. 2018年4月16日確認。