大本山大聖院

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だいほんざんだいしょういん
大本山大聖院
画像募集中.png
宗派真言宗
本尊不動明王
創建年西暦806年
開山同年
開基空海
別称大聖院
公式HPdaisho-in.com

大本山大聖院(だいほんざんだいしょういん)とは、西暦806年空海安芸国宮島に開いた寺院である。世界文化遺産に認定されている。

概要[編集]

平清盛が創建した厳島神社の南部の山岳地帯に位置する。最初には小さな石で作られた仏像が建てられ、北方には西方院がある。鳥羽天皇明治天皇も参拝に来ていて、天下人豊臣秀吉もこの地で茶会を開いた。

仁王門[編集]

大聖院参拝ルートに入り最初に見る建造物。門の双方には仁王尊の木製の仏像がある。

下大師堂[編集]

参拝ルートに入り初めての社殿。社殿は小さく、柵と擬宝珠がついている。

五百羅漢庭園[編集]

500以上の石で作られた仏像が並ぶ。一つ一つポーズや顔が違う。

霊宝館[編集]

小さな丘に立った2つ目の社殿。2006年に創建。中には6つほど仏像が並ぶ[1]。社殿の下には銅製の屋根とされる大きな瓦がある。

鐘楼堂[編集]

大きな鐘楼があり、午前6時・正午・午後6時に寺の僧侶により鳴らされる。

御成門[編集]

仁王門の次にある第二の門。門柱には「真言宗御室派・厳島御室」と「弥山本坊・大聖院」と筆書きされた掛け軸が飾られている。景色もよく、右側には白糸川、背後を振り向き正面に瀬戸内海本州本土が見える。

大聖院観音堂[編集]

1932年に創建。広島県最大の寺院の社殿とされる。明治天皇が参拝した際に宿泊した建造物。2006年ダライ・ラマ14世により黄金の煌びやかな仏像が飾られ、開眼された。

摩尼殿[編集]

本殿に上がる石畳の階段を上がる前には天狗の石像がある。菩薩像などが祀られる大きな社殿。

勅願堂[編集]

鳥羽天皇が修行したとされる道場。1590年、秀吉が朝鮮出兵の際に必勝祈願をした。本尊の不動明王が祀られている。

万福堂[編集]

七福神を祀っている社殿。内部には立派な彫刻が施されている。

大師堂[編集]

内部には百数程ある灯りと、数十程ある菩薩石像が祀られている幻想的な空間のひとつ。

里見茶屋跡[編集]

元々は茶屋があり、弥山参拝ルートの休憩地。白糸川上流の白糸の滝厳島神社大鳥居を見る絶好の場所。

仁王門(2つ目)[編集]

双方に仁王尊が安置されていることは同じだが、門の大きさが一つ目より小さい。

大日堂[編集]

他の社殿と比べると中ぐらいの大きさ(大師堂と同じくらい)だが、大きな仏像が三体安置されていて、正体不明の僧の木像(300年は有に超える)や釈迦如来像がある。

弥山本堂[編集]

内部には金色の仏像や太鼓、装飾品がある。弥山山頂で最も大きい建造物。国指定重要文化財の小さな銅鐘もある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 一つだけ何故か小さく、女性