言語文化 (科目)
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言語文化(げんごぶんか)は、2022年度から日本の高等学校の1年次に教えられている科目。以前の古典の内容(古文、漢文)と、現代文の範囲のうち論説文以外の内容(小説、俳句、随筆など)を週2時間で学習する。1年では明らかに無理のあるカリキュラムである。
概要[編集]
近年の若者の言語文化への関心の薄れを憂いた文部科学省のお偉いさんが、学校現場の実情をろくに鑑みずに学習指導要領を変えてしまったために誕生した科目である。以下の外部リンク先のウェブサイトでは「薄く広く古典に触れさせろ」といった趣旨の内容が書かれているものの、特に進学校では「1学期は古文の文法がっつり、2学期は漢文の句法がっつり、3学期は羅生門と城の崎にてをがっつり」といったように広く深いカリキュラムが組まれているものと考えられる。あるいは、進学校はもとより古典重視の傾向があるので、現代文を無視し、古文と漢文で固めているかもしれない。その結果、生徒は定期テストに向けて文法事項の短期的な詰め込み学習を強いられ、古典や文学作品の読解能力や関連する知識が定着しないばかりか、テスト勉強のトラウマからかえって言語文化に関心を持たなくなる…といった本来の目的とは真逆の現象が全国各地の高校で起きている。たぶん。少なくとも初版編集者の周りではそう。
でもおそらく私立の中高一貫校では、一部を中学に前倒しすることによりゆとりを持たせていると推測される。
関連項目[編集]
- 現代の国語
- かつての1年次の現代文のうち、論説文の分野はこの科目に集約された。こちらも週2時間。
- 文学国語
- 国語表現
- 古典探究
- 論理国語
- 高校2年次以降、国語科は以上4つの選択科目に分裂する。
- 文部科学省