読書感想文

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

読書感想文(どくしょかんそうぶん)とは、1冊の本を読み、読んだ感想を書く作文である。主に夏休みの宿題として児童・生徒に課されることが多く、夏休み最大の難関でもある[1]

概要[編集]

学校教育において国語科の宿題として行われ、規程の原稿用紙に指定された枚数以上読んだ本の感想について書く。感想の題材にする本は多くは教師・学校が選定した課題図書、生徒が選んだ任意の本のどちらかを選ぶことができる。しかし任意の本が選べると言っても選べる範囲に一定の制限があり、漫画はまず不可とされる。
小学校の学習指導要領には「書くこと」と「読むこと」の能力が育つように指導することを定めており、読書感想文はその一環として扱われている。そのため全員が取り組まなければならない課題に設定されることが多いが、読書感想文には想定読者と目的がなく、悪いことをしたわけでもないのに書かされる反省文や新左翼における自己批判に類似していると言われる。

まだ語彙力・文章力の弱い子供相手にとって指定の枚数書くというのは酷でしかなく、教員から修正・やり直し・再提出を求められるのは当たり前な光景になり「思ってもいない感想を書いて水増しし、規定の枚数のクリアを図る」という感想文にあってはならない事態が起きている。

期限までに提出された作文は教師が読んで添削などした上で返却することは稀で、優秀なものについてはコンクールへと出品される。このコンクールは全国で選出された優秀な感想文の中のトップを選ぶもので、児童・生徒向けだけでなく大人向けも存在する。

読書感想文が嫌だからと原題が非常に長い作品を選び、正式なタイトルを書いて原稿用紙を埋めるという卑劣な手は再提出を食らう確率が高いため推奨しない。使用フリーの読書感想文サイトに公開されている作文を丸パクリするのもすぐバレるので推奨されない。

なお

  • 本の1/3だけを読み、その読んだ内容だけで感想文を書く
  • 架空の本を適当にでっち上げ、でっち上げた本の感想文を書く

という荒業を使った人も居る。前者を使ったのは漫画ちびまる子ちゃんの作者で漫画家のさくらももこ氏、後者を使ったのはそのちびまる子ちゃんに登場するはまじのモデルとなった浜崎憲孝氏である。前者はともかく、後者はインターネットがなかった時代だから使えた荒技である。

現代流読書感想文の片付け方[編集]

X mark.pngIt's JOKE!この節はかなり冗談に溢れています。 寛容な心でお読み下さい。

人工知能の発達により、読書感想文を人工知能を利用して片付けるという手法が取れるようになった。使用するのはChatGPTのような対話型人工知能で、まず読書感想文を書きたい本のあらすじ・要約を学習させる。その後、テンプレートに沿ったプロンプトを入力することでそれっぽい文章が生成されるので、それを参考に原稿用紙に書いていけば良い。

人工知能を利用した場合は、まともな感想文になっているか、しっかり課題図書を読んで確認しましょう。

脚注[編集]

  1. 自由研究は好きなように進めていけばいいので、読書感想文よりは楽とも言える。

関連項目[編集]