玉野市営電気鉄道

玉野市営電気鉄道（たまのしえいでんきてつどう）は、かつて岡山県玉野市の宇野駅から玉遊園地前駅を結んでいた玉野市運営の鉄道路線。

概要[編集]

宇野駅から当時玉野市の中心部であった玉への通学輸送などを担っていたが開業当時から赤字が続き玉遊園地へ延伸したものの赤字が続き最終的に1972年に廃止となった。

備南電気鉄道によって開業されたが赤字続きで玉野市に譲渡された。専用線が出のため路線長が短かったのだが約4kmの間に13駅があった。水島への延伸が画策されていたが資金難により実現しなかった。

1953年（昭和28年）4月5日：備南電気鉄道により宇野 - 玉（後の三井造船所前）間3.5 kmが開業。
1955年（昭和30年）10月1日：玉 - 玉橋間0.2 kmが延伸開業。玉駅（初代）を三井造船所前駅に、玉橋駅を玉駅を改称。
1956年（昭和31年）
- 3月24日：経営難のため備南電気鉄道の営業は玉野市に移管され市営となり玉野市営電気鉄道となる。
- 7月21日：古塩浜信号所を開設。
1958年（昭和33年）7月20日：大聖寺前駅が開業。
1959年（昭和34年）6月15日：西小浦駅を開業。
1960年（昭和35年）
- 4月1日：広潟駅が開業。
- 8月3日：玉 - 玉遊園地前間1.0 kmが延伸開業。
1964年（昭和39年）12月24日：電化廃止。
1972年（昭和47年）4月1日：全線廃止。