伊賀者
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伊賀者(いがもの)は、伊賀国の地に伝わった忍術を継承する人間のことである。
概要[編集]
織田信長の時代、徳川家康に仕えて家臣となった中に伊賀者の服部正成がいた。天正10年(1582年)6月、本能寺の変で信長が死去して畿内が無政府状態に陥ると、当時信長に歓待されてわずかな供回りだけで堺に滞在していた家康は、正成の縁から神君伊賀越えと称される決死行を開始。伊賀国を越えて三河国にたどり着いた。この功績を家康から評価され、江戸幕府樹立の前後に伊賀国の地侍は伊賀組に改変され、表向きは明屋敷番といわれる当主不在の屋敷を守護する役目を与えられた。ただしこれは表向きで、実際には伊賀詰所といわれる詰所を与えられ、江戸城大奥の警護などを担当する御広敷番を担当した。詰所は御錠口近くに存在して常駐が義務付けられ、命令によっては隠密の任務も与えられたという。
関連項目[編集]
伊賀流をモチーフとした作品・キャラクター[編集]
- テレビドラマ・映画
- 『服部半蔵 影の軍団』シリーズ
- 『新・影の軍団』シリーズ
- 『天正伊賀の乱』
- 『仮面の忍者 赤影』シリーズ - 伊賀忍者「ましらの甚内」が登場。
- 『水戸黄門』シリーズ 『かげろう忍法帖』 - かげろうお銀
- 『忍びの国』
- 小説
- 『織田信長と岩室長門守』楠乃小玉
- 『陰からマモル!』阿智太郎
- 『忍びの国』 和田竜
- 『忍者ルネッサンス!』倉阪鬼一郎
- 『忍び外伝』乾緑郎
- 『忍びの森』 武内涼
- 『服部半蔵』 戸部新十郎
- 『梟の城』 司馬遼太郎
- 『風神の門』 司馬遼太郎
- 『夕ばえ作戦』 光瀬龍
- 漫画
- 『伊賀の影丸』 横山光輝
- 『兵馬地獄旅』 横山光輝
- 『忍者ハットリくん』 藤子不二雄Ⓐ - 好敵手は甲賀流の忍者である。
- 『隠の王』鎌谷悠希
- 『サムライ・ラガッツィ - 戦国少年西方見聞録-』金田達也
- 『信長の忍び』 重野なおき - 主人公・「千鳥」と相棒の「助蔵」とは百地丹波の事を「御館様」と仰ぐ伊賀者。他甲賀の忍びなども登場。
- 『変身忍者嵐 SHADOW STORM』
- 『落第忍者乱太郎』尼子騒兵衛 忍術学園二年い組実技担当担任教師野村雄三は伊賀出身。
- アニメ
- 『忍たま乱太郎』
- 『まんが猿飛佐助』- 仇役として服部半蔵ら伊賀者が登場。
- ゲーム
- 『伊賀対甲賀』