漢前十段

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

漢前十段(おとこまえじゅうだん)とは、合気道の植芝盛平や、「ケンカ十段」を名宣った空手家の芦原英幸や、「男前豆腐」から作られたスラングのひとつ。

概要[編集]

「『とことん筋を通し、ブレがない』という女性アイドル」に対して、「惚れ惚れする」という意味で「男前だねぇ」と称賛したのが発祥とされる。当時、世間では「男女差別」に対してかまびすしかったため、「オトコマエ」に対して「男前⇒漢前」という表記の変化が行われ、「後ろを見せない」「誰の挑戦も受ける」という姿勢によって支持者から「名誉十段」認定されて「漢前十段」と呼ばれる。自称ではなく、「名誉職」まとなものである。
武道では、「柔道では、七段以上は名誉職」であるとか「居合道では、五段以上は名誉職」であるとかいう話があるが、マジな格闘戦(格闘技)だと、柔道では「実力七段」とかいう人がいて、合気道の植芝盛平は塩田剛三に対して「オレを十段とすると、オマエは九段かな?」と言われたという。
政治家にも漢前十段な人はいて、浜口雄幸総理大臣は東京駅で刺されて退陣し、しばらくして死亡したが、「男子の本懐である」と言い遺したという。他には田中正造や安倍晋三がいる。
この語ができる前だが、広瀬武夫西竹一なども漢前十段認定してもよいかもしれない。科学者では「小屋掛けの落穂拾い」と嘲られた寺田寅彦がいる。

脚注[編集]