ジミー・ホッファ
(ジェイムズ・R・ホッファから転送)
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ジミー・ホッファ(英語:Jimmy Hoffa、本名:ジェイムズ・リドル・ホッファ(James Riddle Hoffa)、1913年2月14日 - ?)は、アメリカ合衆国の労働組合指導者。1957年から1971年に全米トラック運転手組合(チームスターズ)の会長を務めた。1975年7月30日に失踪し、1982年に法的に死亡宣告を受けた。息子のジェイムズ・P・ホッファは1998年から2022年にチームスターズ会長を務めた。娘のバーバラ・クランサーは弁護士、裁判官。
ホッファ失踪事件は1963年のケネディ暗殺事件とともにアメリカ近現代史上最大の謎とも言われ、ポップ・カルチャーのアイテムの1つになっている。FBI作成のホフェックス・メモにはホッファの拉致と殺害の第1容疑者として、アントニー・プロヴェンツァーノ、スティーヴン・アンドレッタ、トマス・アンドレッタ、サルヴァトーレ・ブリガグリオ、ガブリエル・ブリガグリオ、フランク・シーラン、ラッセル・ブファリーノ、アントニー・ジアカローネ、チャッキー・オブライエンの9人の名前が記されている[1]。ヴィト・ジアカローネも容疑者の1人である。
関連作品[編集]
書籍[編集]
- ロバート・F・ケネディ著、波多野裕造、横堀洋一訳『内部の敵』日本外政学会、1964年。
- マーチン・ショート著、小関哲哉訳『アメリカ犯罪株式会社』時事通信社、1986年。
- サム&チャック・ジアンカーナ著、落合信彦訳『アメリカを葬った男――マフィア激白!ケネディ兄弟、モンロー死の真相』光文社、1992年/光文社[光文社文庫]、1997年。
- ケン・イングレード著、大貫ノボル訳『ホッファ』扶桑社[扶桑社ミステリー]、1993年。
- タイム・ライフ編、北代晋一訳『未解決殺人事件』同朋社出版[TRUE CRIMEシリーズ]、1995年。
- チャールズ・ブラント著、高橋知子訳『アイリッシュマン(上・下)』早川書房[ハヤカワ文庫 NF]、2019年。
小説[編集]
- ジェイムズ・エルロイ『アメリカン・タブロイド(上・下)』文藝春秋、1998年/文藝春秋[文春文庫]、2001年。
- ジェイムズ・エルロイ『アメリカン・デス・トリップ(上・下)』文藝春秋、2001年/文藝春秋[文春文庫]、2007年。
漫画[編集]
- さいとう・たかを「行方不明のH氏」。ゴルゴ13の第107話。1976年5月に『ビッグコミック』に発表。『ゴルゴ13(29)女王陛下の憂鬱』(リイド社[SPコミックス]、1998年)、『ゴルゴ13(27)』(リイド社[リイド社文庫]、2003年)所収。
映画[編集]
- 『フィスト』ノーマン・ジュイソン監督、1978年。ホッファをモデルとしたジョニー・コヴァックをシルヴェスター・スタローンが演じている。
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』セルジオ・レオーネ監督、1984年。ホッファをモデルとしたジェームズ・コンウェイ・オドネル(ジミー)をトート・ウィリアムズが演じている。
- 『ホッファ』ダニー・デヴィート監督、1992年。ホッファをジャック・ニコルソンが演じている。
- 『アイリッシュマン』マーティン・スコセッシ監督、2019年。ホッファをアル・パチーノが演じている。
出典[編集]
- ↑ チャールズ・ブラント著、高橋知子訳『アイリッシュマン 下』ハヤカワ文庫NF、2019年、126-127頁
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 重要な労働組合指導者たち:ジミー・ホッファ Cross Currents
- チームスターズ ジミー・ホッファ元会長の遺体、またも発見できず - 公益財団法人国際労働財団メールマガジン
- チームスターズ、ジッミー・ホッファ元会長から学ぶべきもの - 公益財団法人国際労働財団メールマガジン