コガタスジシマドジョウ

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コガタスジシマドジョウ
分類
動物界
脊椎動物門
条鰭綱
コイ目
上科ドジョウ上科
ドジョウ科
シマドジョウ属
種群スジシマドジョウ種群
コガタスジシマドジョウ
名称
学名Cobitis minamorii Nakajima, 2012
和名コガタスジシマドジョウ (小型筋縞泥鰌)
保全状況


コガタスジシマドジョウとは、スジシマドジョウの一種である。

形状[編集]

標準体長は、雌は50-60 mmで、雄は40-50mm。

胸鰭基部と腹鰭基部の間にある筋節の数は平均12。卵径は0.9 mm。

骨質版は、丸みを帯び、外側に向かってやや狭まる

L4は点・筋上で繁殖期は筋である。L5は非産卵期は11-14個の丸・卵形。

生態[編集]

岡山県広島県の瀬戸内海に注ぐ河川に分布する。

河川下流域の砂泥底や小河川で見られる。

分類[編集]

かつては「スジシマドジョウ小型種」と呼ばれていた。2012年4月25日に中島らの研究チームにより種と全亜種に和名が提唱され[1]、同年12月14日に中島淳が新種記載した[2]種小名は日本におけるドジョウの分類学的研究の先駆者である皆森寿美夫への献名である。

出典[編集]

  1. 中島淳、洲澤譲、清水孝昭、斉藤憲治「日本産シマドジョウ属魚類の標準和名の提唱」、『魚類学雑誌』第59巻、2012年、 86-95頁。
  2. Jun, Nakajima (2012). “Taxonomic study of the Cobitis striata complex (Cypriniformes, Cobitidae) in Japan”. Zootaxa 3586: 103-130. doi:10.11646/zootaxa.3586.1.11. https://mapress.com/zootaxa/2012/f/zt03586p130.pdf.