種小名

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種小名(しゅしょうめい、:species epithet )とは、学名で属名の後に付ける名称のこと。『種名』とも呼ばれ[1]細菌の場合は『種形容語』という。ドジョウの学名で言うと、‘‘Misgurnus anguillicaudatus’’の内の‘‘anguillicaudatus’’が種小名である。

概要[編集]

ラテン語かラテン語化した形容詞や名詞が使われる。

属名が変更になり、属名と種小名の性別が合わない場合は種小名の性別が変更になる。

最初は小文字である。

種名か種小名か[編集]

1966年1月、日本学術会議動物学研究連絡委員会動物命名法小委員会が、国際動物命名規約を訳し、北隆館より出版された。この訳では種名と訳されていた。

1988年の「学術用語集動物学編贈訂版」では、種小名と表記されている[1]

脚注[編集]

  1. a b 平嶋義宏「「種小名」には反対する」、『タクサ』第9巻0、日本動物分類学会、2000年、 13-14頁、 doi:10.19004/taxa.9.0_13