クリスチャン・ボルタンスキー
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クリスチャン・ボルタンスキー(仏: Christian Boltanski, 1944年9月6日 - 2021年7月14日)は、フランスの彫刻家、写真家、画家、映画監督、現代アーティスト。制作活動の初期から、個人の記憶や存在、不在を作品の主なテーマとしている。兄は社会学者のリュック・ボルタンスキー、パートナーは同じく現代アーティストのアネット・メサジェである。
経歴[編集]
少年期から独学で絵を描いていたとされ、20歳になった頃から映像や写真を使った作品に取り組み、1968年にパリで初めて個展を開催した。「生と死」「記憶や忘却」を主なテーマとして、人間の苦悩や感情を表現した作品で世界的に活躍した。
親日家で、1990年代に愛知県名古屋市や茨城県水戸市などで個展を開き、香川県の豊島に世界中の心臓音を集めた作品「心臓音のアーカイブ」がある。2018年に旭日双光章を受章。2019年から2020年にかけて大阪府大阪市、東京都、長崎県長崎市などで回顧展が開催された。
2021年7月14日、癌のためパリの病院で死去した。76歳没。