よみもの:西武に追随して他社がサステナ車両を導入する場合について考察する
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西武鉄道は2023 - 24年頃より、他社からの中古車であるサステナ車両の導入を進めることになった。しかし、それ以外の大手私鉄に関しても経営は厳しく、下手をしたら他社から中古車をもらう羽目になりかねない。今回はそれぞれの私鉄がサステナ車両を購入した場合について考察することにした。半分くらいは妄想だがそのまま記述する。
東武鉄道[編集]
東上線では予備車がほとんどいない状態が続いている他、車両側についても抵抗制御で回生ブレーキを持たない8000系が大量に残っていたり、それより新しい10030系を部品確保のため廃車に追いやらざるを得なかったりなど、車両のやりくりがつかない状況にある。今後の新車も野田線・大師線向けのみが発表済みのため、ここで中古車をもらったらどうなるかを考察しよう。
まず、投入予定線区としては東上線の他、佐野線や小泉線などが挙がる。さらにはロングシートトイレなし地獄によるサービス改悪が深刻な宇都宮線・日光線系統も候補に入れよう。
そして対象となり得るのは西武と同様の無塗装の4ドア20m級VVVF車に限られるであろう。具体的にはサステナ車両の項目に上がったもの以外であれば西武6000系電車が挙がる一方、規格の小ささから209系やE217系は除外されよう。特に、りんかい線70-000形を西武が蹴ったことから東上線地上向けにこちらを投入するのも悪くはない。
東急電鉄[編集]
大井町線9000系・9020系の運行が終了すると、次の置き換え対象となり得るのは1000系となる。しかし、東急のことなのでサステナ車両導入ではなく、わざわざ新車を入れて対処しかねないため考察の対象から外す。
東京地下鉄[編集]
地下鉄にサステナ車両導入を行ったらそれこそ大暴動になりかねないので考察は行わない。
京浜急行電鉄[編集]
現状、新1000形の導入が大規模に進んでおり、1500形の置き換えは1000形によって行われるためサステナ車両導入の余地はない。
京成電鉄[編集]
新3100形や新3200形の導入が予定されており、京急と同様サステナ車両導入の余地はないと見なしてよい。
相模鉄道[編集]
今後20000系や21000系の増備が計画されており、下手したら10000系の余剰廃車まで出ると思われるのでサステナ車両導入は行われないと見なす。ただし、運用の合理化等の理由で東急5000系列を購入するくらいはあってもよいと思われる。
小田急電鉄[編集]
今後も5000形の増備は続くため、サステナ車両導入は行われないものと見なし、考察は控える。
京王電鉄[編集]
5000系電車の導入が進んでおり、井の頭線側も1000系のリニューアルを進める可能性が高いので、サステナ車両導入は行われないものとみなす。
名古屋鉄道[編集]
三河線や蒲郡線では6000系の抵抗制御車がしぶとく残り、他にVVVFでない6500系や6800系も大量に残る。今後も9500系の導入は進むであろうが、廃線がささやかれる蒲郡線のワンマン車と三河線の重整備車両の置き換えのために東急1000系をサステナ車両として購入する手もあるのではないか。
近畿日本鉄道[編集]
規格が異次元すぎて2024年まで一般型の新車が全く来ない。そのうえ、名古屋線・大阪線への導入はかなり遅れると考えると、サステナ車両の購入も下手をするとやりかねない。近鉄の場合は20m4ドアとはいえ、西武2000系電車などの塗装車や界磁チョッパ制御車も購入し、機器のみVVVFに更新するという手法がとられると思われる。
南海電気鉄道[編集]
高野線6200系などは置き換えられる気配が全くないが、ここで小田急3000形などの無塗装のVVVF車を購入してサステナ車両として運用する可能性も否定しない。また、お隣の近鉄から塗装車や非VVVF車の6020系や6400系を購入して運用する手もなくはないであろう。
阪神電気鉄道・京阪電気鉄道[編集]
阪神では普通車の置き換えが一段落すると今度は8000系の置き換え時期に差し掛かる。京阪でも車体製造から50 - 60年を優に超える車両群が大多数存在する。ここで、いずれも京急1500形VVVF車を塗装車ながら購入して置き換えることもできなくはなかろう。
阪急電鉄[編集]
6000系ワンマン車の置き換えの噂はないが、これも阪急1000系により置き換えが可能と思われるので考察はしない。
西日本鉄道[編集]
貝塚線には車齢60年の600形が何食わぬ顔で走っており、早急な置き換えが求められているが、ここで塗装車ながら西武2000系あたりを購入・VVVF化して3連で運用する手もなくはない。
おわりに[編集]
鉄道車両は必ず最後使用された後いずれ除籍廃車されてしまう。今ある風景は今のうちと思う必要がある。今後も数多の路線を乗りつくすことを誓い、今回の私の締めとさせていただこう。