Windows 95

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Windows 95のロゴ

Windows 95(うぃんどうず 95)とは、マイクロソフト社が1995年に発売したオペレーティングシステムWindows 3.1の後継であるため、Windowsのバージョンは4.0となっている。

概要[編集]

Windowsの本シリーズから、Classic Mac OSのようにOSとGUIが一体化するようになり、現在に近いデザインのGUIを採用している。使いやすいGUIの登場により、パソコンが一般家庭に爆発的に普及することとなった。
スタートボタンはWindows 10にも引き続いて採用されている。Windows 7まで実装されていたクラシックモードはWindows 95のGUIデザインを模したものであるこのクラシックモードは動作が軽快であり、性能の低い端末などでも有効であった。
ネットワーク機能もWindows3.1と比べて強化されている。とくに96年以降のOSR2[注 1]からは比較的容易にインターネットに接続することができ、一般家庭にもインターネットが普及し出したが、まだまだモデムを介した接続が主流だった。
従前はアプリケーションソフトに依存していた、日本語等の文字変換システムが、本シリーズから標準IMEが装備されるようになり、プリンター設定もアプリケーション依存からプリンター会社がプリンタードライバーソフトを準備する方式に変わった。
これにより、MS-DOSの下で普及した、一太郎Lotus1-2-3は大きくシェアを落とし、Windowsとの抱き合わせ効果により、企業等でWordExcelが標準ソフトになった。一太郎のシェア低下は、Windows 95上での処理の重さも一因である。

なお、OSR2版でUSBがサポートされたものの、対応するUSB機器がほとんどなかったという話がある。

歴史[編集]

1995年8月、英語版発売。3ヶ月後に発売された日本語版は、マイクロソフトが当時の日本のPCの普及実態を無視できず、PC/AT互換機対応版だけでなく、PC-9800互換機対応版、FMR対応版、FM TOWNS対応版も販売した[注 2]

その他[編集]

  • 標準設定の場合、OSの終了時にあの「tada.wav」が鳴る。

近い世代のOS[編集]

前後のバージョン[編集]

Windows 3.1←古 Windows 95 新→Windows 98

脚注[編集]

  1. OSのアップデートのひとつで、OEM Service Releaseのこと。
  2. NECが技術者をアメリカのMicrosoftに派遣してWindows95の移植に熱心だったこともあるが、この時点で、仮にマイクロソフト・日本IBM連合のOADGがPC/AT互換機以外のWindows95の切り捨てを推進していれば、Windows95と同時期にIBMがリリースしていたOS/2 Warpなどでの携帯電話に先行したOSのガラパゴス化やiPhoneに先行したMacintoshの日本での寡占化が進むなど、日本でのパソコンの普及実態は大きく変わったかもしれない。

関連項目[編集]

OS 1.0 - 2.0 - 3.0 - 3.1 - NT - 95 - 98(Second Edition) - 2000 - Millennium Edition - XP - Vista - 7 - 8(8.1) - 9 - 10 - 11 - 12
ソフトウェア メモ帳 (Windows) - Windows Media Player - ワードパッド - 僕が死んだら… - Minetest - Windows 3D ピンボール - I-FILTER
プラットフォーム Dynabook ss portege 3300ct - WILLCOM 03 - Windows Phone
参考 カテゴリ:Windows
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