USB

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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USBとは、Universal Serial Busの略で、コンピュータなどに周辺機器を接続したりするときに使う端子とかその規格とかあるいは機器自体などもろもろを指す名称。無理やり和訳すれば、「シリアル通信用全般伝送インターフェース」とでもなるか。カタカナ語が残っているじゃないか!と突っ込まれたら、「単線通信用全般伝送入出力」とでも言っておけば言いくるめられる。

もちろん通信のために開発されたものなのだが、ホスト機器からの5V給電が注目され、小型機器の充電用途にも広く使われており、安価なUSBケーブルでは充電に特化し通信機能を持たない(通信用の線が結線されていない)ものまである始末である。まあ充電用に独自規格が乱立するより良いということにしておこう。

  • USB規格自体は、USB1.0、USB1.1、USB2.0、USB3.0、USB3.1…と、時代を追うごとにバージョンアップしている。とくにUSB3.0では端子形状自体も(互換性は保ちつつも)変更される、結構インパクトのあるアップデートだったと思う。
  • USB端子は、USB規格を使うための端子。昔は接点が4つ(5V、GND、D+、D-)のものが多かった。主流なのは長方形型の「Aタイプ」というヤツで、パソコン側に付いている事が多い。Bタイプはプリンターなどの接続に、ミニBタイプは一昔前のデジタルカメラに、マイクロBタイプはスマートフォンの普及以後小型機器の主流となっているもの。
    • たびたびUSBの表裏問題が引き起こされる。これによって、全人類はその可処分時間のおよそ130分の1を失ったりしていたが、[]Cタイプ端子の普及により改善されていくと思われる。
  • USBケーブルは、USB端子を搭載する機器間をつなぐケーブル。両端はUSB端子が着けられている。ちょん切ると、手ごろな5V電源として用いることができる。伝送速度の高速化に伴って、ケーブルも漏話対策など技術的に進歩し続けている。
  • USBフラッシュメモリーは、USB端子に接続し、データを保存できる外部記憶装置の一種。世間一般で「USB持ってる?」とか「USB売ってる?」と聞かれたら、たいていこのUSBメモリを指す。ちょっと前まではせいぜい2GBだったのに、最近は256GBとか平気で売ってるから時代ってのは凄いね。外部給電を必要とせず、また持ち運びがしやすいので、ちょっとしたデータの運搬に重宝するヤツ。…最近はクラウドストレージとかに仕事奪われがちだけど。