ワードパッド

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ワードパッド(英:WordPad)とは、Microsoft Windowsに標準的にインストールされているワープロソフトである。

概要[編集]

Microsoft製と思われる。Microsoft Officeは高いが、ワードパッドはOS標準装備と考えれば低コストで使えるという利点はある。Microsoft Wordで作成したファイルが開ける事もある。

Enpediaの記事の下書き作成に使われる事もあるが、個人的にはテキストエディタの方がシンプルで使いやすい。

メモ帳じゃなくてテキストエディタメモ帳じゃなくてテキストエディタ大事なことなので二度言いました。

機能[編集]

一般的なテキストディタ機能に加え、文章を装飾できるリッチテキスト機能(文字の色を変えたり、太字や斜め文字にしたり、フォントを変更したり)や、画像を挿入できる機能を備える。

また、初期のWindows(Windows 98等のいわゆる9x系列)付属のメモ帳は大きなサイズのテキストファイルを開くことができず、代わりにサイズ制限のないワードパッドで開くという用途もあった(Windows NT系列のメモ帳は改修によりサイズ制限が取り払われている)。

Windows Server系列にも標準添付されており、セキュリティ上の理由・安定稼働の必要性からネットワーク接続が許されない・アプリの追加導入が許されない環境において、エラー画面などの画像を張り付けて記録を保存するための便利なツールとしてITエンジニアから頼りにされてきた。

Microsoft Office未導入の環境において拡張子「doc」はワードパッドへ関連付けられているが、Officeを導入すると拡張子「doc」の関連付けはMicrosoft Wordへ変更される。マイクロソフトアンチにとっては拡張子「doc」の乗っ取りである。ただOffice 2007以降、Word文書の拡張子は「docx」がメインになっているけど。もっとも、Windowsより前のMS-DOSにおいては簡易説明書テキストのファイル名が「readme.txt」よりも「readme.doc」が主流だった時代があり、Windowsワードパッド登場により拡張子「doc」が乗っ取られたと騒がれたこともあったけど。

廃止[編集]

Windows 7辺りまではちょくちょく改修が入っていたワードパッドだが、それ以降は機能追加など大きな追加がなかったワードパッド。OS標準アプリであることを逆に悪用され、ワードパッドの脆弱性をついたコンピューターウイルスが発生したことも。

2023年秋、マイクロソフトは将来のWindowsにおいてワードパッドの廃止(削除)を発表。それから約1年後の日本時間2024年10月2日、Windows 11 24H2一般向け公開開始、ついに予告通りワードパッドが廃止された。24H2アップデートを適用すると、元からあったワードパッド実行ファイルが削除される。

後継としてメモ帳やMicrosoft Word、或いはインターネット接続できるのであればオンライン版Officeの利用が案内されているが、上記のようにアプリ追加・ネット接続が許されない環境ではリッチテキストが扱える手段がなくなる可能性が高まり、ITエンジニアからの嘆きの声が響いている。もしアプリ追加OKであればLibreOfficeの「Writer」が候補のひとつに挙がるだろう。

参考文献[編集]

関連項目[編集]


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