Microsoft Word

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Microsoft Word(マイクロソフトワード)とは、Microsoftが販売する文章作成ソフトウェアであり、同社が販売するオフィススイートであるMicrosoft Officeを構成するソフトウェアの一つである。単に「Word(ワード)」とされることもある。

概要[編集]

1983年に「Multi-Tool Word」として発売されてから現在に至るまで、世界的なワードプロセッサとしてその地位を築き上げている。MicrosoftがオフィススイートとしてMicrosotf Officeを販売した当初からその中枢を担うソフトであり、現在においてもMicrosoft Excelと並んで有名なソフトである。

一般的なワードプロセッサとして必要十分な機能を有しており、校正や文字数等のカウント、数式エディタによる数式の挿入などが可能である。Wordで作成した文章ファイル(.doc)はWordをインストールしていない端末でそのまま閲覧することができなかったが、かつてはWord Viewerと言われる無料の閲覧ソフトがMicrosoftより提供されていた(2017年に停止)。現在はOneDrive経由であればオンラインのWord Online経由であったり、代替ソフトとなるWord Mobileで閲覧することが可能である。

日本語版[編集]

1991年にWindows3.0向けに販売された「Word for Windows 1.2」が日本語版として初となるモデルである。日本ではOfficeを含めたWordのシェアは高いものの、書類文化の違いからWordは使いづらいという声は今なお聞かれるものである。特に日本においては一太郎などの既存のワードプロセッサソフトが存在しており、日本の文章作成においてはこちらの方が使いやすかったため、当初はシェアが伸びず、Windowsとの抱き合わせ販売などによりシェアを伸ばしていったという[注 1]。現在は情報教育においてWordが主流となっていることもあり、企業においても効率化の観点からWordに置き換えられていく動きが強い。扱いにくかった日本語機能については改善がなされつつあるが、一部では使いにくい機能が残っていたり、(ほかのソフトでもよくあるが)バージョンアップにより不都合な機能が追加されていたりするなど改善の余地は多い。

なお、この微妙な使いにくさがエクセルで文章作成をする謎の文化の形成に寄与した可能性があり、ネ申エクセルが誕生する根本的な原因であるという説もある。

翻訳[編集]

Microsoft Wordの文章をドキュメント翻訳するときは、ファイル形式は、ファイルの種類は「Word 文書」のみであり、「Word 97-2003 文書」では使用不可。Microsoft Wordの文章を翻訳するとき、条件は、インターネットに接続されているときのみである。

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. なお、この抱き合わせ販売だけでなく、プリインストールとして一太郎やロータスなどの競合ソフトのインストールをしないようにメーカーに働きかけていたものであり、公正取引委員会より勧告を受けている