NARUTO -ナルト-の術

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NARUTO -ナルト-の術では、漫画『NARUTO -ナルト-』およびテレビアニメの『NARUTO -ナルト-』、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』、『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』、およびそれに関連する映画、小説、ゲームなどに登場する主な術を解説する。なお、血継限界に該当する能力に関しては同項目を、口寄せの術とそれに付随する能力に関しては同項目を、尾獣に関連する能力に関しては同項目をそれぞれ参照。【】内は主な使用者。

概要[編集]

「忍術」「体術」「幻術」の三種の術を基本として、「呪印術」「封印術」「秘伝」の特殊な会得手段を必要とする術、「血継限界」のように遺伝により継承される術、一代限りの特異体質でしか使用できない術もある。

術の会得
基本的には術を覚えている忍者に教えられることで、多くの修行を経て会得する。自分の性質や遺伝により得意な術が分かれ、ナルト自来也から螺旋丸を教わり、サスケカカシから千鳥を教えられている。基本的な術はアカデミーで教わるため、卒業した忍者は一部を除き使うことができる。また、「八卦掌回天」を覚えたネジのように独学で術を習得する者もいるが、これは天賦の才によるもので稀である。そのため、一族の秘伝となっている術などは、他者に修行法が伝わらない限り覚えることができない。第四次忍界大戦では五大国の忍が一丸となって共闘したため、その経緯から秘伝とされる忍術の大半が公開される結果となっている。
術の会得難易度
術の会得難易度は6段階ある。
  • S:奥義・極意・禁術級
  • A:超高等忍術級
  • B:上忍級
  • C:中忍級
  • D:下忍級
  • E:アカデミー級
アカデミー級で習得できる術は基本中の基本となる。術は以下の通り。
隠れ蓑の術(かくれみののじゅつ)(補助、忍者学校)
【猿飛木ノ葉丸など】自分の身を何かの遮断物で隠し、敵に気づかれず諜報活動や不意打ちをする事が出来る。上忍クラスなら身体の不可視化や完全に気配を消すことができるが、アカデミー時代の木ノ葉丸はあっさりナルトに看破された。
金縛りの術(かなしばりのじゅつ)(補助、下忍)
【暗部、大蛇丸】まるで見えない鋼の糸に縛るように相手の体を拘束する。強度は術者の力量により大きく異なり、術者によっては、一度に何人もの対象者に術をかけることもできる。
変わり身の術(かわりみのじゅつ)(補助、忍者学校)
【はたけカカシ、春野サクラなど】攻撃を受けた瞬間、素早く己の身を符を貼り付けた別の物体(たいていは木片[1])と入れ替え、あたかもその攻撃が成功したかのように敵を錯覚させる。六道マダラは輪墓・辺獄の影を使ってこの術を使用し、ナルトの封印術から逃れた。
イタチが多用しているものは木片や丸太ではなく、口寄せの烏の群れを使用する形になっている。
幻術返し(げんじゅつがえし)(補助、忍者学校)
【春野サクラ、奈良シカマルなど】片手で印を組んで、または両手を合わせてチャクラを全開放出し、自分にかけられた幻術を解く。上手くできれば幻術の術者に跳ね返すこともできる。
縄抜けの術(なわぬけのじゅつ)(補助、忍者学校)
【うちはサスケなど】体を縄などで縛られた状態から、結び目を解いたり、自分の関節を外したりして脱出する。アカデミー時代のナルトはこの術をうまく使えなかったらしく、変わり身の術で縄を抜ける。
分身の術(ぶんしんのじゅつ)(補助、忍者学校)
【うずまきナルト、春野サクラなど】幾つかの残像を作り出す。アカデミー時代のナルトやオビトのものはなぜか死んでいたりへばっていたり造形が雑だったりとまともに発動せず、ガイは本人が現れず服だけだった。影分身と違って実体がないため、陽動や身代り程度の効果に留まる。
変化の術(へんげのじゅつ)(補助、忍者学校)
【うずまきナルト、大蛇丸など】他の物体 (たいていは生物) に化ける。上手く化けるのにも「それなり」の技量が必要とされる。鍛えれば、手裏剣などの忍具に変化し本物の忍具と同じように使用することも可能である。またナルト並みの熟練者であれば、忍術そのものに変化することも可能となる。
術の使用
術の発動には、多くの場合は手で印を結ぶことが必要になる。ただし、同じ術でも印を結ぶ描写の有無に違いが生じる場合がある。例えば中忍試験時のサクラが使う変わり身の術には、印を結ぶ描写があるが、それ以外の場面で使われた変わり身の術に、術者が印を結ぶ描写は見られない[2]。火遁など性質変化の術は組む印が決まっているため(例:火遁=寅の印など)、写輪眼や高い動体視力の持ち主などは相手の術の性質を見抜く事が可能である。印は子から亥までの十二支に由来する12種類で、その組み合わせによって様々な術を使い分ける。また、複数人で同じ術を使う場合は共同で1つの印を結べば使用でき、熟練者であれば相手の手を利用して印を結ぶことも可能。
術の難易度によっては「(基本的なチャクラコントロールができてさえいれば)印さえ知っていれば誰でも使える」レベルの術もあり、第四次忍界大戦の中では岩隠れの里にある「簡単な土遁の障壁の術」の印を皆に教えるように要請し、その場にいた連合の忍全員で土遁障壁を発動する場面があった。下記の口寄せの術も、契約の有無やチャクラ量による呼べる動物の程度に違いこそあれ、発動自体は印さえ知っていれば誰でもできる。
「口寄せの術」は血のついた片手を地面に手を付けることによって発動する。空中で発動する場合は印を組むか、反対の掌に指をつけて発動する。体術は忍術や幻術と違い印を結ぶ必要がなく、一部を除きチャクラも不要で、使用する技には体力を自然と消費して発動される。
チャクラの量とコントロール
術は必要なチャクラの量を練れば発動することができるが、チャクラのコントロールを成功させなければ効果を十分に発揮できない。チャクラのコントロールは極めればそれ自体が絶大な威力を誇る武器ともなり、サクラや綱手などは医療忍術に使う微細なコントロール能力を攻撃にも応用し、拳や踵にチャクラを一極集中させることにより、地面や大岩を割るほどの怪力を得意とする。ナルトはおそらく大蛇丸にされた九尾の封印が中途半端であったためコントロールができず忍術があまり得意ではなかったが、自来也が封印し直したことによって改善された。また、通常の状態ではカカシの4倍、九尾を抑えていなければ彼の100倍のチャクラ量を持っているため、九尾と和解してそのチャクラをコントロールするようになってからは「口寄せの術」や「螺旋丸」のような非常に強力な術も容易に発動可能となった。
チャクラのコントロールには細かく分けると「チャクラを練り込む事」「練り込んだチャクラを適切に使用する事」の2段階があり、チャクラを練り込むことが下手だと、必要量のチャクラを練り上げるのに余計な身体・精神エネルギーを消費してしまう。チャクラの適切な使用が下手だと、ある一定の術を発動させるために余分なチャクラを必要としてしまい、多めにチャクラを練り込まないと術が発動できない。
また、チャクラには「質」という概念も存在し、サスケはナルトほどチャクラの量をもたないものの、九尾の力を押さえつけるほどに禍々しいチャクラを持っている。ナルトも体内に入り込むと対象を蝕む毒のような性質を持つ九尾のチャクラに耐えうるほどのチャクラを持っている。これは一部の感知タイプの忍には目で見えるように分かるものであるらしく、香燐は万華鏡開眼後のサスケのチャクラを「別人のように冷たく暗いチャクラ」と称し、反対にナルトは「太陽のように暖かく安心させられるチャクラ」と表現した。また、霧隠れの青も、五影会談の際にダンゾウの術を見抜いた際、チャクラの色からそれがうちはシスイの写輪眼である事を看破している。

忍術[編集]

忍者の基本となるのが忍術であり、難易度の低い術から高い術までレベルは幅が広い。

五大性質変化
チャクラには「性質」と呼ばれる特徴があり、基本的に火・風・雷・土・水の五種類から成り、忍五大国の名の由来でもある。この性質をチャクラに持たせて使用する術が多く存在し、「火遁」「風遁」「雷遁」「土遁」「水遁」と呼び、これらを「五大性質変化」という。五大性質変化には優劣関係があり、攻撃側の術と防御側の術の性質の違いによっては、術の本来の効果を発揮できずに一方的に大ダメージを受ける場合がある。作中でよく描写の場面があったのは「土遁は雷遁に弱い」というパターンで、デイダラの起爆粘土(土遁)は雷遁の攻撃を受けると爆発しなくなる、土遁に属する硬化の術で殆どの物理攻撃を無効化する角都はカカシの千鳥(雷遁)で貫かれるなどの場面があった。
しかし一方で術の相性だけで全てが決まる訳ではないようで、物質自体の性質や、質量や物質量などの都合で優劣に関係ない性質の術が使われる事もある。水遁と雷遁は相性関係を持たないが、作中で水化の術をほぼ常に使用している水月が「雷遁は苦手」と言っており、実際に微弱でも雷遁を受けると水化が発動できなくなるなど、物質としての水は雷(電気)に弱い。また、雷遁チャクラを纏って突き技を繰り出す三代目雷影に対する防御として土遁での壁生成が真っ先に用いられた事もある。
優劣関係は「火遁→風遁→雷遁→土遁→水遁→火遁」となっており、よくある概念で言えば五行に近い。
五行の五属性は「木・火・土・金・水」であり、風遁は木、火遁は火、土遁は土、雷遁は金、水遁は水に該当すると見受けられる。
また、四柱推命では自身の生まれ持った性質に五行性質の中の1つが当てはまり、ナルトの世界ではこれがチャクラ性質として五行性質的なものに該当する。
しかし、相克関係や相生関係を考えると矛盾が出てきてしまうために、この見立てが正しいものであるかは検証が必要である。
同じ性質の術をぶつけた場合は相殺される(例:角都とカカシの雷遁)が、チャクラの量が違っていれば倍になって自身に返される(例:イタチとサスケの火遁)。なお、作中には血継限界による性質変化も存在するが、それらの優劣関係は不明。
性質変化
前述のように、性質変化は自身のチャクラを「火遁」「風遁」「雷遁」「土遁」「水遁」といった性質に変化させる。自分がどの性質に属するかは先天的なものであり、自分が持つ性質に合致した術を使うのが良いとされる。この性質は遺伝的な要素が強く、火の国である木ノ葉の里のうちは一族は火の性質を持っていると語られているが、木ノ葉の里では風遁の性質を持つ人物は少ないとされる。
自身のチャクラがどの性質に属するかを調べるには、チャクラに反応する材質で作られたチャクラ紙を使うのが一般的である。この紙に自身のチャクラを流し込むと、火遁は紙が燃え、風遁は紙が切れ、雷遁は紙にシワが入り、土遁は紙が崩れ、水遁は紙が濡れる。このチャクラ紙をナルトが使った際は紙が二つに切れ、カカシが使って見せた際は紙にシワが入っている。
修行次第では異なる性質の術もある程度は扱うことができるようになるが、術によっては自身の性質にあっていないと使えない物もある[3]。上忍クラスになると通常、二つ、三つは性質変化を習得しているのが普通であり、カカシは雷遁を得意とし、土遁や水遁(アニメ・小説では火遁も、ゲームでは五属性全て)を使用している以外にも写輪眼で他者の術をコピーすることで1000種類以上の術を使用することができたと言われている(ただし、具体的な術名は不明で、その全てが己の性質と合致しているのか否かは語られていない)。サスケも少年時代から火遁と雷遁を習得し、中盤以降になると雷遁である千鳥を多用するようになっている。例外的に、卓越した忍であった三代目火影・猿飛ヒルゼンは5つの性質変化を習得し[4]、5つの心臓を持つ角都や、「屍鬼転身」で肉体を異なる性質に属するものに取り替えるフウカ、輪廻眼を持つ六道仙人や長門は初めから5つの性質を自身の得意性質として使用することができた。
これらの「二つ以上の性質変化を会得する」事はあくまで「使い分けられる」だけであり、二種類以上の性質変化を同時に起こす事はできない。これは写輪眼の持ち主であっても例外ではない。しかし血継限界によって2つの性質変化を一度に合わせ、新たな性質を作り出す能力が存在する(例:水遁と土遁の性質を持つチャクラを組み合わせた木遁)。後述の陰陽遁による性質変化の合成にも関わっていると思われ、上述の木遁は千手一族(実質柱間)だけでありそれ以外では「泥遁」になってしまう。柱間のチャクラは「陽遁」の性質を強く持つが故。その証拠には木遁初登場時に語られた「チャクラが生命の源」というのは紛れもなく陽遁の性質。木遁は実質的には土+水+陽の3種類の性質の合成であったと思われる。また、術者の特性によっても同じ組み合わせで別の性質変化が発生することもあるほか、尾獣のチャクラが元々複数の性質変化の特徴を持っていることもある。場合によっては、術者の教導を受ける、自ら研究するなどで後天的に血継限界の性質変化を身に着けることも可能。血継限界によって発動される術は、単なる性質変化以上に才能に左右されるため、写輪眼で術の印をコピーしても盗み取ることは不可能である。
「陰」と「陽」の性質変化
総称して「陰陽遁」と呼ばれる。「無から形を作る」陰遁は創造を司り、精神エネルギーを元に作られている。「形に命を吹き込む」陽遁は生命を司り、身体エネルギーを元に作られている。六道仙人が使っている万物創造の術は陰遁と陽遁から作られている。イザナギは万物創造の術を応用した術である。尾獣も十尾のチャクラから陰陽遁を使って作られた。また、「万物の創造」と相反する「万物の破壊」を行うことができ、これの使い手に対してはあらゆる忍術の効果が無効にされる。『陣の書』では、陰陽の性質変化は忍の術の根底にあると説明されており、とりわけ秘伝忍術はこの陰陽遁の原理を利用している傾向にある。
形態変化
形態変化とはチャクラの形を操ることで、性質変化とは違い修行次第で誰でも身につけることが可能である。刃物にチャクラを纏わせて強化する手法は、形態変化を利用した術であると言える。「螺旋丸」や「尾獣玉」は形態変化のみを極限まで高めた術である。

火遁(かとん)[編集]

火遁・炎弾(かとん・えんだん)(近 - 中、攻撃、中忍)
【自来也、ベンガ、果心居士】チャクラを火遁の性質変化で炎に変換し、口から強力な炎を吹く。
火遁・大炎弾(かとん・だいえんだん)(近 - 中、攻撃、上忍)
【自来也】仙人モードの状態で使用可能。火遁・炎弾の数十倍の威力を誇る。
火遁・煙幕烈風(かとん・えんまくれっぷう)
【滝隠れを襲った忍】竜巻のような炎を吹き出し、眼前のものを焼き払う。小説版オリジナルの術。
火遁・鬼燈籠(かとん・おにどうろう)
【竜舌、無垢】無数の鬼の顔をした火の玉を作り出し、自在に操る。劇場版オリジナルの術。
火遁・懐炉旋風(かとん・かいろせんぷう)
【スイカ】渦を巻く炎を吹き付ける。アニメ版オリジナルの術。
火遁・霞炎舞の術(かとん・かすみえんぶのじゅつ)
【カゲロウ】口から可燃性の高い霧状の物質を吐き、(ロウソクなどの)火に着火させて周囲を炎の海に変えてしまう。アニメ版オリジナルの術[5]
火遁・蝦蟇油炎弾(かとん・がまゆえんだん)(全、攻撃、上忍)
【自来也&ガマブン太】ガマブン太が油を勢い良く吹き出し、自来也が火を吹き油に着火することで火遁の威力を上げる。効果は焼夷弾の要領。アニメではナルト&ガマブン太がこれに似た術を使っている(火遁の術ではなく起爆札付きクナイで代用)。
火遁・火龍弾(かとん・かりゅうだん)(近 - 中、攻撃、上忍)
【三代目火影・猿飛ヒルゼン、猿飛木ノ葉丸】口から炎を吐き出す。アニメ版オリジナルの術。
火遁・火龍炎弾(かとん・かりゅうえんだん)(近 - 中、攻撃、上忍)
【三代目火影・猿飛ヒルゼン、自来也[6]】より威力の高い炎を吹き出し、龍の如く相手を襲う。炎はチャクラで操られているため、避けるのは困難。
火遁・狐火(かとん・きつねび)
【オコ】複数の火の玉を円形に配置・帯同させ、投げつけて攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
火遁・起爆炎陣(かとん・きばくえんじん)
【半蔵】予め火遁の術を施した起爆札を地面に仕込み、敵の両足に張り付けて爆発させる。
火遁・豪炎の術(かとん・ごうえんのじゅつ)
【猿飛一族】猿飛一族の秘伝忍術。口から炎を吹き出す。
火遁・豪火球の術(かとん・ごうかきゅうのじゅつ)(近 - 中、攻撃、中忍)
【うちは一族、孟宗(ホウキ)[6]、はたけカカシ[6]、木ノ葉隠れの忍[6]、スイカ[6]】直径が等身大ほどの火の玉を作り、対象に向けて吹く。うちは一族が編み出し、同時に好んで使っていた術で、サスケの時代ではこの術が使えるならばうちはの忍としては一人前だと言われていた。
火遁・豪火滅却(かとん・ごうかめっきゃく)
【うちはマダラ】口から噴き出した炎を広範囲に広げ、焼き尽くす。威力もさることながら効果範囲が非常に広く、水遁の術も単体では効果がない。
火遁・豪火滅失(かとん・ごうかめっしつ)
【うちはマダラ】口から噴き出した炎で広範囲を焼き尽くす。豪火滅却よりもさらに広い範囲に作用する。
火遁・豪龍火の術(かとん・ごうりゅうかのじゅつ)(全、攻撃、補助、上忍)
【うちはサスケ】敵、または空中に向けて口から龍を象った炎を吹く。火遁・鳳仙火の術のように連射でき、威力も豪火球に勝るが、比例してチャクラの消耗も大きい。
火遁・龍炎放歌の術(かとん・りゅうえんほうかのじゅつ)
【うちはマダラ】口から龍を象った炎を複数かつ高速で放つ。標的の上下左右を塞ぐように追尾するため、回避は難しい。
火遁・龍焔業歌(かとん・りゅうえんごうか)
【うちはマダラ】龍の頭を象った炎を無数に吹き放つ。龍炎放歌よりも貫通力に優れ、単純な土遁の壁程度なら容易に粉砕できる。着弾するとその場で大爆発を起こす。アニメ版オリジナルの術。
火遁・頭刻苦(かとん・ずこっく)(全、攻撃、上忍)
【角都】体から出てきた面の化け物の口から炎を放ち、広範囲を一気に焼き尽くす。
火遁・素焼きの術(かとん・すやきのじゅつ)
【木ノ葉隠れの暗部】雷遁・十六柱しばりの囲いを窯に見立てて、土遁・粘土落としで固まった相手を焼き上げる。アニメ版オリジナルの術。
火遁弾・焔(かとんだん・ほむら)
【うずまきボルト】「忍籠手」を使用した術。火遁のカートリッジを使用し、巨大な火球を射出する。
火遁・天牢(かとん・てんろう)
【無為、無常】鬼灯城の囚人が脱走するのを防ぐための禁錮術。相手に触れ、縄状の術式を刻む。術式を刻まれた者はチャクラを練ろうとすると焼けつくような痛みに襲われ、無理をして術を発動しても本来の効果を発揮できない(ナルトでさえ影分身を1体作るのが限界だった)[7]。また、無理に術を発動した場合や術者から一定距離離れた場合は体が燃えてしまう。ただし、火遁であるが故に水中では効果がない。
あくまで体内のチャクラの練り上げを阻止する術であるため、外部から集めた自然エネルギーを使う仙術はこの術の効果を回避できる。術者本人による解除、または術者の死亡により解ける。
元々は劇場版オリジナルの術であり、後に『BORUTO』本編に登場した。
天牢火剣(てんろうかけん)
【無為】炎の剣を作り出し、貫いた相手を燃やす。劇場版オリジナルの術。
火遁・豪火天牢(かとん・ごうかてんろう)
【無為】火遁・天牢の強化版。触れた相手の自由を完全に奪う。覚になった無垢に対して使用した。劇場版オリジナルの術。
火遁忍法・火走り(かとんにんぽう・ひばしり)
【ギタイ、シズク】劇場版オリジナルの術。作中では次の使い方がある。
  • 地面に敵を囲む炎の筋を作る。
  • 両手と片足を上げて回転し、火の輪を飛ばす。よけてしまえば問題は無いが、風遁系の術が加わると威力が上がる。
火遁・灰塵隠れの術(かとん・はいじんがくれのじゅつ)
【うちはマダラ】体内で練ったチャクラを高熱の炎に変換し周辺物を瞬時に燃焼させ、熱い灰や塵を巻き上げて姿を眩ませる。印などを必要とせず即座に発動できる。
火遁・灰積焼(かとん・はいせきしょう)(近 - 中、攻撃、上忍)
【猿飛アスマ、猿飛木ノ葉丸[6]】口から高熱の灰を吹き出し、奥歯に仕込んだ火打石による火花で着火させて爆発させる。そのままでも煙幕のように使える上、広範囲に拡散した頃を見計らって攻撃が可能な応用の広い術だが、着火させるタイミングを誤ると味方や術者も巻き込まれる為、注意が必要。
火遁・爆風乱舞(かとん・ばくふうらんぶ)
【うちはオビト】旋風を巻き起こしてそこに炎を放ち、螺旋状の爆炎を形成し、敵を飲み込む。オビトは旋風の発生に神威の吐き出し能力を使用して発動した。
火遁・火打ち矢倉(かとん・ひうちやぐら)
【猿飛ミライ】ライターなど着火器からの種火を一瞬に爆発炎上させる。ミライは幻術と併用し炎を形作った。
火遁・紅地蜘蛛(かとん・べにじぐも)
【スイカ】全身から発した炎で周囲を囲み、炎でできた蜘蛛を地面に走らせる。アニメ版オリジナルの術。
火遁・鳳仙火の術(かとん・ほうせんかのじゅつ)(近 - 中、攻撃、中忍)
【うちはサスケ、孟宗(ホウキ)[6]、うちはイタチ[6]、フウカ[6]】触れると弾けるホウセンカの実のように、火の玉を複数個吐き出し、対象者に飛ばす。火の玉の中に手裏剣を忍ばせることも可能。イタチの場合、一度吹くだけで何発もの火の玉に変わっている。
火遁・鳳仙花爪紅(かとん・ほうせんかつまべに)
【うちはイタチ】口から炎を放ち、その炎を手裏剣に纏わせて複数個の炎の手裏剣を飛ばす。至近距離から離れつつ使用することで、目晦ましの効果を兼ねることも出来る。
火遁・焔流星(かとん・ほむらながせ)
【猿飛木ノ葉丸】口から火の玉を流れ星のように立て続けに複数個吹き放つ。
火遁・捕縛炎(かとん・ほばくえん)
【ベンガ】炎を鞭に変化させ、敵を打つ。
火遁・水霧(かとん・みずきり)
【はたけカカシ】巨大な炎の鳥を作り出す。水を霧に変えるほどの力を持つ。小説版オリジナルの術。
火遁・龍火の術(かとん・りゅうかのじゅつ)(全、攻撃、中忍)
【うちはサスケ、みたらしアンコ[6]】忍具と併用する術。ワイヤーで対象者を拘束し、そこに着火させる[8]。余りの火の勢いで、火が龍の形を象る。アンコは忍具を使えず[9]口から炎を吹き出した。
火遁連携術・カルラ(かとんれんけいじゅつ・カルラ)
【滝隠れの忍】3人で放った火遁が一つに集束して相手に襲いかかる。アニメ版オリジナルの術。
雲流火炎斬り(くもりゅうかえんぎり)
【アツイ】刀一振りで周囲の敵を炎で焼き払う。
三昧の真火(さんまいのしんか)
【果心居士】クナイや口寄せ動物などを敵に付着し、そこから術者の合図で爆炎を発生させる。この炎は対象が燃え尽きるまで消えないが、「楔」など術の吸収によって対処可能。
ねずみ毛玉(ねずみけだま)
【二位ユギト】口から火のついた毛玉を吹き出し、ネズミを象った夥しい数の火の玉として敵を高速で追尾する。樹木を抉る程の威力を持つ。
爆龍撃(ばくりゅうげき)
【テンテン】巻物から龍を象った炎を口寄せし爆発させる。アニメ版オリジナルの術。
芭蕉扇・火の巻(ばしょうせん・ひのまき)
【金角、テンテン】芭蕉扇の一振りで炎の波を発生させて広範囲を焼き払う。
花忍法・百火繚乱(はなにんぽう・ひゃっかりょうらん)
【キクスケ、ユリノシン】炎の筋8本を同時に敵に向けて吹く。見た目は花が咲くような光景になる。アニメ版オリジナルの術。

水遁(すいとん)[編集]

基本的には水のある場所でのみ使えるが、二代目火影や鬼鮫などの優秀な水遁の使い手であれば、自らのチャクラを水に変換して水の無い場所に水を発生させ使う事も可能。

医療水遁・水蚊(いりょうすいとん・すいか)
【アメノ】水で生成した無数の虫を傷口から入り込ませ、毒や異物を直接抜き取る。アニメ版オリジナルの術。
医療水遁・水蟷螂(いりょうすいとん・みずかまきり)
【アメノ】カマキリの前脚を象った水の刃を両手に纏い、それで切開・切断を行う。通常の水遁ではなく、チャクラ解剖刀の鋭利さを備えているため切れ味が凄まじい。アニメ版オリジナルの術。
医療水遁・水海月(いりょうすいとん・みずくらげ)
【アメノ】チャクラを練り込んだクラゲを象った水の塊を身につけて、自動的にダメージを回復させる。アニメ版オリジナルの術。
感知水球(かんちすいきゅう)
【青&山中いのいち】木ノ葉隠れの里や第四次忍界大戦にて忍連合軍の本部に置かれた、複数のチャクラを感知できる水の球。チャクラが大きければその方向に向かって水が動く。砂隠れの里ではこれと同じ術を砂の球体で使用している。
傀儡水遁・妖雨の舞(くぐつすいとん・よううのまい)
【砂隠れの奇襲部隊長】傀儡人形2体からチャクラを流し込んだ水を発射する。アニメ版オリジナルの術。
霜隠れの術(しもがくれのじゅつ)
【中吉】周囲に霜を作り出し、景色と同化する。主に暗殺や奇襲に用いられる。アニメ版オリジナルの術。
蒸危暴威(ジョウキボーイ)
【二代目水影・鬼灯幻月】二代目土影・無が手を焼いたという無限爆破忍術。体内にある油と水を使い、非常に動きの速い子供の分身体を作り出す。この分身は表面は油、中は水で満たされているが、この水は熱しやすく冷めやすい性質を持つため、分身体が行動を起こした分だけ急激に加熱され、中の水が水蒸気爆発を起こす。一度爆発すると不気味な顔が空に浮かび上がり、やがて持ち上げられた空気は冷やされ霰となって降り、分身体の体内の水がそれで冷却されることによって再び子供の姿となる。術の使用中は術者自身が大幅に弱るという欠点がある。また、分身は術者の制御下にはなく、自動で行動し爆発する。
蒸危暴威・袖切り(ジョウキボーイ・そできり)
【二代目水影・鬼灯幻月】分身体の腕を刃状に変形させて攻撃に用いる。主に爆破までの時間稼ぎが目的。
水影斬(すいえいざん)
【シブキ】手を水面に当て、チャクラで波を鋭い刃に変えて敵に飛ばす。小説版オリジナルの術。
水化の術(すいかのじゅつ)(補助、秘伝)
【鬼灯水月、鬼灯満月、薬師カブト】体の一部または全身を水に溶かし、物理攻撃を無効にしたり、姿を隠すことができる。カブトは脱皮のような形で攻撃をかわす術として使用している。
水遁・豪水腕の術(すいとん・ごうすいわんのじゅつ)(補助、秘伝)
【鬼灯水月】水化の術の応用術。腕に水分を集めて、一時的に怪力を使用することができる。
水遁・楯烏帽子(すいとん・タテエボシ)
【鬼灯水月】水化の術で液体化させた肉体にさらなる大量の水を纏い、巨大な水の楯となす。防御に特化した術。
水襲剛流豪雨(すいしゅうごるごん)
【シズク】水でできたゴルゴーンのような動物を敵にぶつける。劇場版オリジナルの術。
水障殻(すいしょうかく)
【水煙】チャクラを練り込んだ水を全身に纏い、鎧として攻撃を防ぐ。一部を動かすことで厚みを調整でき、相手に纏わせて動きを封じることも可能。小説版オリジナルの術。
水遁・雨あられ(すいとん・あめあられ)
【チノ】霰のような小さな水弾を無数に降らせる。小説版オリジナルの術。
水遁・水あられ(すいとん・みずあられ)
【風祭モエギ、鬼灯水月】掌から小さな水弾を無数に連射する。
水遁・雨刺鮫(すいとん・あめしこう)
【干柿鬼鮫】鮫型のチャクラ水弾を雨のように降り注がせる。破壊されても水滴一つ一つが新たな水弾となるため、回避は困難。アニメ版オリジナルの術。
水遁・雨降針(すいとん・あめふりばり)
【あまあしサミダレ】極細のチャクラの針を雨に紛れて、水の針に変化させ降らせる。
水遁・霧隠れの術(すいとん・きりがくれのじゅつ)(補助、下忍)
【桃地再不斬、黒鋤雷牙[6]、はたけカカシ[6]、五代目水影・照美メイ、枇杷十蔵[6]】濃霧を発生させ、その中に隠す。大量のチャクラを練り込めば視界を限りなく0に近くすることも可能。陽動になり様々な術に応用出来る。霧隠れの忍が得意とする術。単に「霧隠れの術」と呼ばれることが多い。
紅霧結界(こうむけっかい)
【蜂谷釣糸、干柿屍澄真】より濃い霧を発生させる。視界を0に近くできるため、多数の敵を分断や外にいる人が見られないように遮るが、自分が同士討ちされる可能性もある。アニメ版オリジナルの術。
水遁・霧雨隠れの術(すいとん・きりさめがくれのじゅつ)
【スイレン】霧雨を発生させて身を隠す術と思われる。劇中では使用したのが砂隠れの砂漠であったため不発に終わった。アニメ版オリジナルの術。
水遁幻術・霧幻魔牢(すいとんげんじゅつ・むげんまろう)
【カンダチ】口寄せした貝螺王の貝殻を開けて霧を発生させ、対象者の動きを止めて精神を破壊するような映像を見せる。沼に囲まれ、なおかつ磁力の強い木がある場所にいる程この術は強力になる。アニメ版オリジナルの術。
水遁・黒雨の術(すいとん・こくうのじゅつ)
【朧、篝、夢火】黒い油を雨のように降らせる。船を油まみれにして、焼き払うために使った。アニメ版オリジナルの術。
水遁・五食鮫(すいとん・ごしょくざめ)(全、攻撃、上忍)
【干柿鬼鮫】水中に自分の手を入れてチャクラを流し込み、水中に五匹の鮫のような形の水弾を出現させて敵を襲う。アニメでは「一食」と数えることに突進(噛み付き)を行い、「五食」と数えると全ての鮫が敵に突進し、骨も残らず食べ尽くすようになっていた。また、一匹の鮫の突進の威力は水中の岩を砕く。
水遁・千食鮫(すいとん・せんしょくこう)(全、攻撃、上忍)
【干柿鬼鮫】水を媒体に千匹の鮫型の水弾を作り出し、大波のようにして敵に叩き付ける。水中を移動させることも可能。
水遁・蛇の口(すいとん・じゃのくち)
【フウカ】水蛇の頭部を象り、かつ回転する多量の水を敵に向けて当てる。洪水を起こすことも可能。アニメ版オリジナルの術。
水遁・随意変化(すいとん・ずいいへんげ)
【水煙】水を様々な形に変化させて攻撃する。小説版オリジナルの術。
水遁・水陰障壁の陣(すいとん・すいいんしょうへきのじん)
【水煙】水滴を凝結させた不可視の壁を作り出して攻撃を防ぐ。小説版オリジナルの術。
水遁・水牙弾(すいとん・すいがだん)(近、攻撃、上忍)
【うちはイタチ】対象者を目掛けて圧縮回転が掛けられた水の塊を飛ばす。回りが水の場合、足元や全方位から同時に放つことも可能。殺傷能力が高く、相手の陽動に用いることもできる。
水遁・水鮫弾の術(すいとん・すいこうだんのじゅつ)(近 - 中、攻撃、上忍)
【干柿鬼鮫、はたけカカシ】鮫を象った水の塊を対象者へ飛ばす。内部に術者が入り込んで高速で移動することも可能。
水遁・大鮫弾の術(すいとん・だいこうだんのじゅつ)
【干柿鬼鮫】より大きい水鮫弾を対象者へ飛ばす。チャクラを吸収する能力を持ち、相手の術が強い程自身が大きくなる。キラービー戦では発動する前に止めを刺され、ガイ戦では昼虎がチャクラではなかったために不発に終わった。
水遁・水衝波(すいとん・すいしょうは)(攻撃)
【二代目火影・千手扉間、青】元々アニメ版オリジナルの術であったが、後に『BORUTO』本編に登場した。作中では次の使い方がある。
  • 前者は足元から水を噴き上げ、大波として相手に叩き付ける。
  • 後者は口から敵に向けて多量の水を吹き、勢いよく押し流す。
水遁・爆水衝波(すいとん・ばくすいしょうは)(近/遠、攻撃、補助、上忍)
【干柿鬼鮫】口から大量の水を津波のように吐き出す。この術の利点は水の無い場所でも発動できる点であり、吐き出した水に乗り敵に向かう使い方や、周囲を水で満たし水遁系忍術も発動しやすくすることができる。アニメでは繰り返し使用し、さらに「水分身の術」と併用していた。
水遁・大爆水衝波(すいとん・だいばくすいしょうは)
【干柿鬼鮫】「水遁・爆水衝波」の強化版。巨大な水玉を形成し、水中での戦いに持ち込む。作中では「水牢鮫踊りの術」のために使用された。
水遁・随身取水の術(すいとん・ずいしんしゅすいのじゅつ)
【木ノ葉隠れの忍】水を柱状に持ち上げ、目掛けた所に飛ばす。アニメ版オリジナルの術。
水遁・水刃躁の術 (すいとん・すいじんそうのじゅつ)
【水煙】掌から水を武器に変化させ、状況に応じて用いる。小説版オリジナルの術。
水遁・水陣柱(すいとん・すいじんちゅう)
【五代目水影・照美メイ】水の柱を地面から真上に持ち上げ、敵の攻撃を打ち消す。マダラの火遁をも防ぐほどの威力を持つ。
水遁・水陣壁(すいとん・すいじんへき)(近、防御、上忍)
【二代目火影・千手扉間、はたけカカシ、まるほしコスケ[6]、ダルイ、第4部隊の忍、チノ[6]、筧スミレ】作中には次の使い方がある。水の無い場所で使用される場合もある。
  • 前後左右360度に水の壁を作り身を守る。水は透明で気泡が無いため、守りながら周囲の情報を知ることができる。
  • 口から多量の水を吹き、敵の攻撃を打ち消す。
  • 多量の水を垂直に持ち上げ、敵の攻撃を打ち消す壁とする。アニメでの使用方法。
水遁・水弾の術(すいとん・すいだんのじゅつ)
【霧隠れの忍】口から水を大多数で吹き出す。作中では「熔遁・石灰凝の術」で吹き出された多量の石灰を溶かした。
水遁・水断波(すいとん・すいだんは)
【二代目火影・千手扉間】口から直線状の水圧カッターを放つ。十尾の最終形態・神樹を次々と分断した。なお、木ノ葉崩しで大蛇丸に穢土転生された時もこれに似た術を使用している。
水遁・水天彷彿(すいとん・すいてんほうふつ)
【ルイガ】地面から直径1センチ程の水の粒を沢山出せる。身を守る障壁を作り、敵を閉じ込んで口寄せ動物で噛み付きなど、応用性や使い道は多彩である。
この水は地下水であるため水が出ない岩場では使えないが、ルイガは自身が持つトンファーで水を探すダウジングをしてその弱点を補った。アニメ版オリジナルの術。
水遁・水鉢(すいとん・すいはち)
【ヤマト】掌から水流を打ち出す。アニメ版オリジナルの術。
水遁・水龍弾の術(すいとん・すいりゅうだんのじゅつ)(攻撃、上忍)
【桃地再不斬、はたけカカシ、二代目火影・千手扉間、薬師カブト、五代目水影・照美メイなど】龍を象った大量の水を相手にぶつける。対象者を丸呑みにするほど巨大に形成することもできる。
雷水龍弾(らいすいりゅうだん)
【四代目雷影・エー&五代目水影・照美メイ】水龍弾に雷遁系のチャクラを混ぜる。触れると痺れる。
水遁・水龍鞭(すいとん・すいりゅうべん)
【シズク、霧隠れの追い忍】元々は劇場版オリジナルの術であり、後にアニメに登場した。作中には次の使い方がある。
  • 前者は水を鞭に変化させ、あらゆる方向に高速で飛ばす。ジグザグに動かすことも可能。
  • 後者は水を縄状に変化させ、敵を拘束する。
水遁・水霊波(すいとん・すいれいは)
【筧スミレ】クナイまたは両手を銃のように構え、それをレールにして水弾を射出する。アニメ版オリジナルの術。
水遁・水練の術(すいとん・すいれんのじゅつ)
【干柿屍澄真】腕の周りに水の渦を纏い、破壊力を上がる。発動時点に武器を持っていればその武器の殺傷能力も上がる。
水遁・大瀑布の術(すいとん・だいばくふのじゅつ)(攻撃、超高等)
【桃地再不斬、はたけカカシ、ホウキ[6]、ゼンジ[10]、薬師カブト、六代目水影・長十郎】大量の水を舞い上げ、滝のように一気に落とす。威力は地面が抉れてしまうほどで、周囲は自然災害にあったかのような光景になる。水の無い場所で使う場合、口から水の塊を勢い良く吹き出す事も可能。
水遁・大瀑流の術(すいとん・だいばくりゅうのじゅつ)
【赤胴ヨロイ】自身を中心に巨大な水の渦を発生させる。アニメ版オリジナルの術。
水遁・大砲弾(すいとん・だいほうだん)
【アマチ、漁火】口から圧縮した水の塊を発射して攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
水遁・滝壺の術(すいとん・たきつぼのじゅつ)(補助、中忍)
【ヤマト】水脈の無い場所に湧き水を起こし、水流を操ることで滝を生み出す。
水遁・濁流魔尽(すいとん・だくりゅうまじん)
【セツナ】水傀儡を作るために使用した術の一つ。強力な濁流を発生させる。劇場版オリジナルの術。
水遁弾・王瑠華(すいとんだん・オルカ)
【うずまきボルト】「忍籠手」を使用した術。水遁カートリッジを使用して激流を生み出し敵を押し流す。
水遁・鉄砲魚(すいとん・てっぽううお)
【マロイ】弱い水流を打ち出す。劇場版オリジナルの術。
水遁・鉄砲玉(すいとん・てっぽうだま)(全、攻撃、中忍)
【ガマブン太、ガマ力[6]】口から圧縮した玉状の水を吹き出す。どこでも使用でき、玉にチャクラを練り込むも出来る。ガマ力が使えるものは木をサイコロ状に切ってしまう。
水飴鉄砲(みずあめでっぽう)
【ガマ吉】仙術チャクラを混ぜた球状の水飴を吹き出す。六道オビトには求道玉で防がれたが、仙術であるため六道の力で消すことが出来ず、これが突破口に繋がった。
水遁・怒苦雨(すいとん・どくさめ)
【キイロ】周囲の水を黒く変色させ、敵の体に付着させて視界や動きを制限する。本来は遁走のための術。小説版オリジナルの術。
水遁・波濤(すいとん・はとう)
【うずまきボルト】練り上げたチャクラを大量の水に変換し、高圧で噴出する。
水遁・大波濤(すいとん・だいはとう)
【水煙】水面に大波を起こし、敵を叩き付ける。小説版オリジナルの術。
水遁・破奔流(すいとん・はほんりゅう)
【ヤマト】掌に水の渦を作り出してから、広範囲に及ぶ攻撃を巨大な水の竜巻に変えて打ち消す。アニメでは敵を押し流す鉄砲水としても使用された。
水遁・波乱万衝(すいとん・はらんばんしょう)
【フウカ】水を滝のように落とし、周囲を押し流す。アニメ版オリジナルの術。
水遁秘術・千殺水翔(すいとんひじゅつ・せんさつすいしょう)
【白】水を大量の千本に変化させて、全方位から敵を襲う。白はこの術を独自の片手の印で発動させた。
水遁・雹影烈弾(すいとん・ひょうえいれつだん)
【ムラサメ】水飛沫を発生させ、その温度を下げることで雹へと変化させて叩き付ける。飛距離が伸びるほどに礫同士が結合して大きくなる他、チャクラの消費を大きくすることで軌道を制御できる。小説版オリジナルの術。
水遁・泡沫の術(すいとん・ほうまつのじゅつ)
【ウタカタ】チャクラを練り込んだシャボン玉を立て続けに吹き出す。これは対象に接触すると爆発する他、術者の合図で一斉に起爆するも可能。また、頭部をシャボン玉で包み窒息させることも出来る。
酸透過(さんとうか)
【ウタカタ】酸のシャボン玉を敵に飛ばす。アニメ版オリジナルの術。
忍法・起爆泡(にんぽう・きばくほう)
【ウタカタ】シャボン玉一つを爆弾のように爆破させる。アニメ版オリジナルの術。
水遁・泡沫乱波(すいとん・ほうまつらっぱ)(近/遠、攻撃、補助、中忍)
【長門】口寄せした蟹から多量の泡を含んだ水を噴き出す。浄化作用があり、小南に付いた多量の蝦蟇油を洗い流した。
水遁・水飴拿原(すいとん・みずあめなばら)(近/遠、攻撃、補助、中忍)
【神月イズモ、うちはイタチ[10]、木ノ葉隠れの忍[6]】口から水飴を吐き出し、水溜りのように撒く。この上を踏めば水飴が足に絡み付き身動きが取れなくなる。小説『暁秘伝』ではイタチがコダカの放った蜂を捕獲するために使った。
水遁・水鏡の術(すいとん・みずかがみのじゅつ)
【四代目水影・やぐら】接近する敵に向かって水でできた鏡を展開し、それを倒すことで同じ姿をした分身を発生させて衝突させる。対象が術や武器などを使用している場合、そのまま再現される。
水遁・水上切(すいとん・みずかみきり)
【シズク】足の蹴りと同時に高速で水の刃を飛ばす。空中に飛ばすことも可能。威力は岩を簡単に切るほど。劇場版オリジナルの術。
水遁・水手裏剣(すいとん・みずしゅりけん)
【ケゴン】水で作り出した手裏剣を投擲する。アニメ版オリジナルの術。
水遁・水乱波(すいとん・みずらっぱ)(近、中、攻撃、中忍)
【弥彦、ウタカタ[6]、ホタル[6]、四代目土影・黒ツチ、木ノ葉隠れの暗部[6]、雀乃なみだ】口から多量の水を吹き出し、敵を押し流す。水遁系では基本忍術とされるが、その使い道は多彩で、印とチャクラコントロールが出来れば出せる。黒ツチが使うものは「水遁・水喇叭」で、吹き出した水流が角状である。
水遁・雷鞭迅の術(すいとん・らいべんじんのじゅつ)
【ムラサメ&ヒサメ&キリサメ】チャクラで制御した水を鞭状に伸ばし、そのまま操って敵を打ち据える。雷遁を流すことで敵を感電させることも可能。OVAオリジナルの術だが、名前は小説版より。
水遁・龍水波(すいとん・りゅうすいは)
【シズク】巨大な水の渦を作り出す。「土遁・石時雨」と合わせることで、巨大な水龍が形成される。劇場版オリジナルの術。
水遁・裂空水撃(すいとん・れっくうすいげき)
【カジカ】口から槍状の水を連射する。OVAオリジナルの術。
水遁・蓮光断裂(すいとん・れんこうだんれつ)
【ヒセン】噴き上げた水柱を蓮の花のような形状に展開させ、そのまま回転させて周辺を切り裂く。小説版オリジナルの術。
水牢の術(すいろうのじゅつ)(補助、中忍)
【桃地再不斬、干柿鬼鮫、大仏[6]、干柿屍澄真[6]】水玉に対象者を閉じ込める。主に水で呼吸を奪い溺死を狙う。ただし、持続するには発動者の手が水玉に振れていなければならない。鬼鮫はブービートラップとして巻物を開いただけで発動を可能にしている。
水牢鮫踊りの術(すいろうさめおどりのじゅつ)
【干柿鬼鮫】水遁・大爆水衝波の併用で巨大な水牢を形成させ、対象を閉じ込める。最終的に対象のチャクラが無くなるギリギリまで水牢に閉じ込め、生け捕りを行う。人柱力の生け捕りはこの術で行われていた模様。鬼鮫自身は大刀・鮫肌と融合した半魚人の状態で戦闘を行うため、水中でも呼吸が可能。また、術者を中心に水も一緒に移動するため、脱出はほぼ不可能。
滝隠れ流・水切りの刃(たきがくれりゅう・みずきりのやいば)
【シブキ、水煙】水を剣状に変化させる。その威力は人体を貫ける程。OVAオリジナルの術。
天泣(てんきゅう)
【二代目火影・千手扉間】口内から無音・高速で無数の水の針を撃ち出す。攻撃準備の動作がいらず、相手の不意を突くことができる。
忍法・怨雨(にんぽう・うらみあめ)
【五月雨、翠雨など】大多数で大嵐と雲を発生させ、雨を降らせる。雨水は敵のチャクラを吸収し続ける。アニメ版オリジナルの術。
秘術・霧雨(ひじゅつ・きりさめ)
【霧隠れの追い忍】霧雨を降らせ、視界を見えにくくする。雨にはチャクラが流し込んであり、術の作用を半減させる作用もある。アニメ版オリジナルの術。
水変わり身の術(みずかわりみのじゅつ)
【シズク】自身を液体に変えて、敵の攻撃を受けた瞬間、水たまりに変化する。逆に、体を元に戻すことも可能。また、水たまりの状態で自由に移動することも可能とする。劇場版オリジナルの術。
水鉄砲の術(みずでっぽうのじゅつ)
【二代目水影・鬼灯幻月、鬼灯水月、鬼灯満月、筧スミレ[6]】「水化の術」の応用のひとつ。右手の人差し指から水鉄砲を打ち出す。人体を貫通するほどの威力を持つ。なお、水月はサスケと対面した際にこれらしき術を使おうとしていた。
水鉄砲・二丁(みずでっぽう・にちょう)
【鬼灯水月】両手の人差し指から水鉄砲を打ち出す強化版。
水風船の術(みずふうせんのじゅつ)
【二代目水影・鬼灯幻月】油を使い、地面から無数の泡を生み出し攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
水分身の術(みずぶんしんのじゅつ)(補助、中忍)
【桃地再不斬、はたけカカシ、干柿鬼鮫、筧スミレなど】材料に同体積の水を使う以外は基本的に影分身の術と同じ。会得難易度は影分身より比較的易しいが、分身体の性能は影分身より落ちる(本体の約十分の一)。

土遁(どとん)[編集]

口寄せ・土遁・追牙の術(くちよせ・どとん・ついがのじゅつ)
【はたけカカシ】八匹の忍犬を口寄せし、地下から嗅覚を頼りに敵を噛み付かせて、拘束する。コピーではないカカシ自身の術。
土遁・蟻地獄(どとん・ありじごく)
【カゲロウ、フドウ】アニメ版オリジナルの術。単に「蟻地獄の術」とも呼び、地面に及ぼす術であるため岩場に使えない弱点がある[11]。作中には次の使い方がある。
  • 前者は自身を中心に蟻地獄を作り出し、相手を地中に引きずり込む。
  • 後者は敵の足元を蟻地獄に変えて、そのまま沈ませる。
土遁・石時雨(どとん・いししぐれ)
【ギタイ】巨岩にチャクラを流して石の傀儡を作り出す。「水遁・龍水波」と合わせることで、巨大な水龍が形成される。劇場版オリジナルの術。
土遁・岩隠れの術(どとん・いわがくれのじゅつ)
【スズメバチ、クロバチ、ジバチ、フウカ】岩の中に姿を隠す。アニメ版オリジナルの術。
土遁・岩鉄砲の術(どとん・いわでっぽうのじゅつ)
【岩隠れの忍】口から岩石を高速で吹き出す。吹き出した岩石は徐々に大きくなる。アニメ版オリジナルの術。
土遁・岩分身の術(どとん・いわぶんしんのじゅつ)
【三代目土影・オオノキ】材料と同体積の岩を使う以外は基本的に影分身の術と同じ。口から岩を吐き出し、それを分身に変化させる形でも使われる。
土遁・岩宿崩し(どとん・いわやどくずし)(攻撃、上忍)
【カッコウ、ムギノ】洞窟の岩石配列を崩し、洞窟ごと崩壊させる。部分的に崩壊させることもできる。
土遁・有為転変(どとん・ういてんぺん)
【フドウ】フエンが別の空間から呼び出して巻物に記した地形を出現させる。山や谷の構造は急峻で、洞窟は迷路である。また、巻物を使用しない場合は地面を隆起させるだけになる。アニメ版オリジナルの術[12]。以下の使い方がある。
  • 落とし穴(穴が次第に狭くなる場合もある)、幻術で隠された谷(平らなのに地面を踏むと谷底に落下)、地割れ、落石、口寄せ動物の襲撃など、ありとあらゆる罠を仕掛ける。これらはフエンがその巻物に筆で印を書くことで決めることもできる。
  • 敵に発信器のような物体を付けることで、巻物で敵の現在地を把握する。
土遁・おとし蓋(どとん・おとしぶた)
【暗部】豚を象った巨大な蓋を敵の真上に落とし、閉じ込める。性質変化ではあるが術そのものは口寄せに近い。
土遁・開土昇掘(どとん・かいどしょうくつ)
【黄ツチ、四代目土影・黒ツチ、カコウ】地面に手を当て、地下の岩石などを一瞬で山のように隆起させる。第四次忍界大戦では地下を走る白ゼツの軍団を地面ごと跳ね上げ殲滅するために使用された。
土遁・瓦岩棍(どとん・ががんこん)
【結乃イワベエ】鉄棒を地面に叩き付けて、土を引き出しハンマーとして扱う。
土遁影分身(どとんかげぶんしん)
【雲隠れの忍、三代目火影・猿飛ヒルゼン】泥でできた分身を作り出す。アニメ版オリジナルの術。
土遁・加重岩の術(どとん・かじゅうがんのじゅつ)
【三代目土影・オオノキ】触れた対象を石化させ、または体にかかってる重力の負荷(この場合は自分を含む)を重くし、行動を不能にする。
土遁・超加重岩の術(どとん・ちょうかじゅうがんのじゅつ)
【三代目土影・オオノキ】触れた物体をより重くする。物理攻撃と組み合わせて威力を上げることも可能だが、肉体への反動も大きい。オオノキは拳岩の術と併用して幻月の蜃を粉砕したが、反動でギックリ腰になってしまった。
土遁・岩石崩し(どとん・がんせきくずし)
【般若衆】土砂崩れを起こす。アニメ版オリジナルの術。
土遁・岩節棍(どとん・がんせつこん)
【フエン】岩を槍状の凶器に変化させて敵に投げつける。アニメ版オリジナルの術。
土遁・岩柱槍(どとん・がんちゅうそう)
【フウカ】岩でできた槍を敵の足元から出現させて串刺しにする。地面に土や岩が無くても使用できる。アニメ版オリジナルの術。
土遁・岩柱牢の術(どとん・がんちゅうろうのじゅつ)
【フドウ、空】地面から岩の柱を出現させ、敵の行く手を阻む。アニメ版オリジナルの術。
土遁・岩盤柩(どとん・がんばんきゅう)
【フドウ】対象者一人を岩の中に閉じ込める。アニメ版オリジナルの術。
土遁・軽重岩の術(どとん・けいじゅうがんのじゅつ)
【三代目土影・オオノキ、セッキ】触れた対象(自分を含む)にかかる重力の負荷を軽くする。人間に使えば空を飛ぶことも出来る他、術者自身に対してはノーモーションで発動できる。
土遁・超軽重岩の術(どとん・ちょうけいじゅうがんのじゅつ)
【三代目土影・オオノキ】触れた物体をより軽くする。作中ではマダラが「天碍震星」で引き寄せた巨岩に対して使用されたほか、島亀を雲隠れに移動する際にも使用された。
土遁結界・土牢堂無(どとんけっかい・どろうどうむ)(補助、上忍)
【次郎坊、空】対象者をドーム状の土壁で閉じ込める。その壁を壊そうとしても自動的に修復される。また、チャクラ吸引術と併用することで内部にいる敵のチャクラを全て奪い取ることも可能。
土遁・拳岩の術(どとん・けんがんのじゅつ)
【三代目土影・オオノキ、黄ツチ、赤ツチ、四代目土影・黒ツチ、空】拳を岩に変え、パンチを繰り出す。
土遁・硬化術(どとん・こうかじゅつ)
【ギタイ】体を岩の硬さに硬化させる。劇場版オリジナルの術。
土遁・剛隷武の術(どとん・ゴーレムのじゅつ)
【赤ツチ、三代目土影・オオノキ、次郎坊[6]、空】岩の人形で敵の攻撃から身を守る盾とする。赤ツチは口から吐き出し、オオノキを護衛するために使用した。次郎坊は「口寄せ・四獣包囲の陣」で口寄せの術として使用し、攻撃用のものを出現させた。
土遁・山土の術(どとん・サンドのじゅつ)
【黄ツチ、赤ツチ】山ほどもある巨大な半球状の岩で対象を両側から挟み、押し潰す。岩には岩隠れのマークが刻まれている。
土遁・心中斬首の術(どとん・しんじゅうざんしゅのじゅつ)(補助、下忍)
【はたけカカシ、三代目火影・猿飛ヒルゼン[6]】対象者を首を残して地中に埋める。本来はここから拷問に発展する。
土遁・砂踊り(どとん・すなおどり)
【ダイマル】砂を操り、障害物を取り除く。アニメ版オリジナルの術。
土遁・底なし沼(どとん・そこなしぬま)
【ガラクタ団の頭】敵の足元を泥沼に変えて、そのまま地中に引きずり込む。
土遁蘇生術・死屍土壌(どとんそせいじゅつ・ししどじょう)
【フリド(カズマ)】殺害した死者の肉体を埋葬した土を「土遁・有為転変」によって口寄せし、その中から死者をゾンビとして蘇らせ、敵を襲わせる。転生忍術に近いが、肉体は土遁との組み合わせによるものなので、厳密には異なる。より多くのチャクラを使用することで、穢土転生と同様に自我を残したり、独自の術を使わせることも出来る。術が解かれると死体は塵となって消滅する。アニメ版オリジナルの術。
土遁・大地合掌(どとん・だいちがっしょう)
【岩造】地面から石の壁を出現させ、標的の前後を挟むことで動きを制限する。アニメ版オリジナルの術。
土遁・地動核(どとん・ちどうかく)
【イッタン、三代目土影・オオノキ、第1部隊の忍[6]】対象の地面を不意打ちの形で上げ下げする。
土遁・大地動核(どとん・だいちどうかく)
【黄ツチ、岩隠れの忍】広範囲の地面を上げ下げする。作中では十尾のいる地面を真四角に切り取る形で沈めた。
土遁・土回廊(どとん・つちかいろう)
【ギタイ】地面を隆起させ、内部が複雑な構造の洞窟を形成させた上で敵を閉じ込める。劇中では内部に向けて火遁系の術と風遁系の術を使用して閉じ込めることで、内部の敵を焼き払う応用がされていた。劇場版オリジナルの術。
土遁・土波の術(どとん・つちなみのじゅつ)
【はたけカカシ】チャクラを地面に流し、大きく波打たせることで敵の体勢を崩す。アニメ版オリジナルの術。
土遁・鉄堅牢(どとん・てっけんろう)
【トキワ】地面に大きなクレーターを作り、その周辺に岩の壁をせり出させ、内側にいる者を閉じ込める。劇中ではナルトの婿入り勝負のフィールドとして使った。アニメ版オリジナルの術。
土遁・土石筍(どとん・どせきだけ)
【モンガ】地面から筍のような岩を出現させ、相手を貫く。アニメ版オリジナルの術。
土遁・土石龍(どとん・どせきりゅう)
【岩隠れの忍】岩石で形成された龍を出現させる。アニメ版オリジナルの術。
土遁・土石流(どとん・どせきりゅう)
【サダイ】術者の周辺の地面が上昇し、そこから土石流が流れる。アニメ版オリジナルの術。
土遁・土中映魚の術(どとん・どちゅうえいぎょのじゅつ)(補助)
【朧、篝、夢火】水中を泳ぐ魚のように土の中を泳ぎ回る。
土遁・土中潜航(どとん・どちゅうせんこう)(近、中、攻撃、補助、中忍)
【干柿鬼鮫】術者の周りの土を液状化させ、高速で敵に接近する。
土遁・土柱爆(どとん・どちゅうばく)
【岩隠れの忍】地面に衝撃波を走らせ、爆破で攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
土遁・飛び礫(どとん・とびつぶて)
【イオウ】地面から無数の岩石を噴出させる。アニメ版オリジナルの術。
土遁・土矛(どとん・どむ)(補助、上忍)
【角都】チャクラで皮膚を硬化させ、防御力を上げる。硬度の高さゆえ、直接攻撃に対しては破壊力も持つ。雷遁忍術以外でこれを破ることは不可能。
土遁・土流割(どとん・どりゅうかつ)(近、中、遠、攻撃、補助、上忍)
【ヤマト】チャクラで「龍脈」を操り、大地を真っ二つに割る。作中では「天照」の炎を避けて道を作るために使用された。
土遁・土流槍(どとん・どりゅうそう)
【ヤマト】岩でできた槍を地中から無数に出現させ、敵の行く手を阻む。アニメ版オリジナルの術。
土遁・土流大河(どとん・どりゅうたいが)(攻撃、上忍)
【三代目火影・猿飛ヒルゼン】泥の濁流で相手を押し流す。アニメ版オリジナルの術。
土遁・土龍弾(どとん・どりゅうだん)(攻撃、上忍)
【三代目火影・猿飛ヒルゼン】泥を龍の頭に変え、その龍が泥の弾を吐き出す。アニメ版オリジナルの術。
土遁・土流波(どとん・どりゅうは)
【雲隠れの忍】地面の岩石を鋭くし、波を象った形で隆起させる。アニメ版オリジナルの術。
裂土天針(れつどてんしん)
【雲隠れの忍】土遁・土流波で作り出した岩石を敵に向けて、一点集中の形で飛ばす。アニメ版オリジナルの術。
土遁・土流壁(どとん・どりゅうへき)(防御、上忍)
【三代目火影・猿飛ヒルゼン、はたけカカシ、結乃イワベエ、風祭モエギ、七代目火影・うずまきナルトなど】作中には次の使い方がある。
  • 口から土を吐いて(アニメでは両手を前に突き出すことで)強固な壁を作り、身を守る。
  • 岩でできた壁を地中から出現させる。カカシの場合、さらに壁にブルドッグの彫刻が4匹分存在する。
  • 鉄棒を地面に叩き付け、その衝撃波で巻き上げた土を一気に固めて壁に変える。足止めの効果を兼ねることも出来るが、長さ・厚さ・高さはかなり劣る。
土遁・多重土流壁(どとん・たじゅうどりゅうへき)
【はたけカカシ、木ノ葉隠れの忍】岩の壁を何重にも出現させる。アニメ版オリジナルの術。
土遁・土流城壁(どとん・どりゅうじょうへき)(防御、上忍)
【ヤマト】土をチャクラで増量し、地面を垂直に隆起させる。ナルトに性質変化を説明する際に使用された。
土遁・万里土流壁(どとん・ばんりどりゅうへき)
【第4部隊の忍】一度に多数の忍で口から岩石を吐き出し、長さ・厚さ・高さのある壁を作り出す。劇中ではこの上にドダイの熔遁のゴムを被せる(熔遁・護謨壁)ことで三代目雷影の地獄突きを防ごうと試みたが、三本貫手で突破された。
土遁・土陵団子(どとん・どりょうだんご)(攻撃、上忍)
【次郎坊】地面を球状に切り取って持ち上げ、それを直接投げる。
土遁・土呂怨(どとん・ドローン)
【空】周りの岩を自在に操り、敵に飛ばす。
土遁・土陸返し(どとん・どろくがえし)(防御、中忍)
【次郎坊、薬師カブト[13]】地面を土壁状に切り垂直に立てる。ただし威力の高い攻撃は完全に防ぎきれない。カブトは天照の黒炎を避ける形で使用した。
土遁・泥地獄(どとん・どろじごく)
【空】敵の足元を泥に変えて体を包み込み、そのまま固めて動きを封じる。
土遁・泥胞子(どとん・どろほうし)
【フウカ】敵の足元に向けて泥を流す。水遁系の術と併用すると土石流と化す。アニメ版オリジナルの術。
土遁・粘土落とし(どとん・ねんつちおとし)
【木ノ葉隠れの暗部】敵の頭上から粘土を流し込み、そのまま相手ごと固めてしまう。アニメ版オリジナルの術。
土遁・土竜隠れの術(どとん・もぐらがくれのじゅつ)(補助、中忍)
【デイダラ、うちはオビト】チャクラで土を細かい砂に変え、地中を進む。磁力を感知するため迷うことはない。オビトはこれと神威を使い分けて敵を撹乱する戦法を使う。
地雷大平原の術(じらいだいへいげんのじゅつ)
【うちはオビト】土竜隠れで地中を移動して爆発物を仕掛ける。作中ではデイダラの起爆粘土を設置するのに使用した。
土遁・溶岩土竜(どとん・ようがんどりゅう)
【ギタイ】地面にチャクラを流して赤熱化させ、溶岩として攻撃に使用する。劇場版オリジナルの術。
土遁・黄泉沼(どとん・よみぬま)(攻撃、超高等)
【自来也、果心居士】辺りの地面を底なし沼に変える。チャクラの量で大きさは変化する。
土遁・裂穿牙(どとん・れっせんが)
【はたけカカシ】地中に姿を隠し、タイミングを見計らって相手の足元から奇襲する。名称は『ナルティメットアクセル』よりだが、こちらは奇襲する前に口寄せの術で忍犬を呼び出して相手に突進させる。
土遁・裂土転掌(どとん・れつどてんしょう)(攻撃、中忍)
【カッコウ】地面にチャクラを流し、亀裂を及ぼす。岩隠れの里では基本忍術とされる。
土遁・練瓦の術(どとん・レンガのじゅつ)
【黄ツチ、奈良シカマル、山中いの、秋道チョウジなど】ドミノ状に高い岩の壁を並べる。第四次忍界大戦においては岩隠れ以外の忍にも簡単に使用できるように黄ツチによって忍連合の一同へ即席で伝授され、これによって十尾の尾獣玉に対する多重防御に使われた。
忍法・岩雪崩(にんぽう・いわなだれ)
【黒鋤雷牙】崖の上にある幾つもの大岩をチャクラで動かし、それを全て下に落とす。崖の下から登る敵に有効。アニメ版オリジナルの術。

風遁(ふうとん)[編集]

風の刃(かぜのやいば)(近 - 中、攻撃、超高等)
【バキ】指先から真空を放出し、具現化されたチャクラは強力な刃と化す。月光ハヤテを一撃で倒した技。
孔雀飛翔昇剣・旋猛風(くじゃくひしょうしょうけん・せんもうふう)
【孔雀、セイメイ】自らが持つ二本の刀で竜巻を作り出す。セイメイの場合は刀を一本だけ使用している。アニメ版オリジナルの術。
風返し(かぜかえし)
【孔雀】二本の刀で竜巻を作り敵を攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
風斬り(かぜきり)
【孔雀】二本の刀で竜巻を返す防御技。威力は大カマイタチの術を簡単に返してしまう。アニメ版オリジナルの術。
孔雀旋風(くじゃくせんぷう)
【宝亀】刀一本で敵を吹き飛ばす。アニメ版オリジナルの術。
孔雀旋風陣(くじゃくせんぷうじん)
【セイメイ】風を身に纏う防御技。アニメ版オリジナルの術。
豪空砲(ごうくうほう)
【セイメイ】複数の風の球を敵にぶつける。アニメ版オリジナルの術。
獣破掌(じゅうはしょう)
【ソラ】自身の手、あるいは三本の刀から風でできた刃を高速で飛ばす。アニメ版オリジナルの術。
獣破烈風掌(じゅうはれっぷうしょう)
【ソラ】片腕を象り、風で構成された刃を繰り出す。アニメ版オリジナルの術。
真空剣(しんくうけん)
【白雲ハヤマ】風遁を帯びた刀で空中を薙ぎ払い、衝撃波で攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
砂嵐の術(すなあらしのじゅつ)
【サナ】風で砂を巻き上げ、視界を撹乱する。アニメ版オリジナルの術。
仙法・風遁砂埃(せんぽう・ふうとんすなぼこり)
【シマ】仙術チャクラを用いて多量の砂埃を巻き上げ、敵の視界を遮る。
芭蕉扇・風の巻(ばしょうせん・かぜのまき)
【テンテン】芭蕉扇の一振りで暴風を発生させて敵を吹き飛ばす。
風遁・圧害(ふうとん・あつがい)(近、中、遠、攻撃、上忍)
【角都】体から出てきた面の化け物の口から暴風の塊を吐き出し、周囲を吹き飛ばす。角都はこの術で不死身の飛段ごと敵を投げ飛ばし、相手の不意をつく戦法を使っていた。
風遁・掛け網(ふうとん・かけあみ)
【テマリ】自身が持つ巨大扇子を振り、砂塵を混ぜた風を網状に飛ばす。対象を吹き飛ばしつつ、網状の切れ目を入れる程の威力を持つ。
風遁・大掛け網(ふうとん・おおかけあみ)
【テマリ、砂隠れの忍】九尾のチャクラで強化された状態で使用。網状の風を広範囲に飛ばす。
風遁・風切りの術(ふうとん・かぜきりのじゅつ)
【木ノ葉隠れの暗部、テマリ、砂隠れの忍】一筋のカマイタチを発生させ、敵を切る。
風遁・カマイタチの術(ふうとん・カマイタチのじゅつ)(近 - 中、攻撃、中忍)
【テマリ、ミツキ、木ノ葉隠れの忍[6]】自身が持つ巨大扇子を振って風にチャクラを練り込み、真空状態を作り出して物体を斬り裂く。手から直接放つも可能だが、数筋の真空の刃でしか作れない。
風遁・大カマイタチの術(ふうとん・おおカマイタチのじゅつ[14])(攻撃、防御、上忍)
【テマリ】「カマイタチの術」の強化版。範囲もより広くなり、聴覚系の幻術を跳ね返すなど攻防に優れる。
口寄せ・斬り斬り舞(くちよせ・きりきりまい)(攻撃、上忍)
【テマリ】鼬のカマタリを呼び出し、四方八方にある物体を全て切り刻む。
忍法・風砂塵(にんぽう・ふうさじん)
【テマリ】作り出した真空状態で周りの物を砂塵に変え、敵の目を眩ませる。アニメ版オリジナルの術。
風遁・龍ノオオシゴト(ふうとん・たつノオオシゴト)
【テマリ、奈良シカダイ】雷雲から敵の真上へ竜巻を落とす。アニメ版オリジナルの術[15]
風遁・蝦蟇鉄砲(ふうとん・がまでっぽう)
【ガマ竜&うずまきナルト】ガマ竜が水を飲みチャクラで飛ばす水鉄砲に、ナルトの風のチャクラを流し込むことで威力を上昇する。アニメ版オリジナルの術。
風遁・蝦蟇油炎弾(ふうとん・がまゆえんだん)
【ガマ竜&ガマ吉&うずまきナルト】蝦蟇油で代用した風遁・蝦蟇鉄砲にガマ吉が火遁で着火する。その火力は水さえも蒸発させる程。アニメ版オリジナルの術。
風遁・神風(ふうとん・かみかぜ)
【セツナ】両手の先から竜巻を複数作り出す。劇場版オリジナルの術。
風遁・神颪(ふうとん・かみおろし)
【クスナ】両手から猛烈な突風を発生させる。劇場版オリジナルの術。
風遁・気流乱舞(ふうとん・きりゅうらんぶ)
【テマリ、砂隠れの忍、奈良シカダイ】手から乱気流を発生させる。第四次忍界大戦では蟲邪民具の術に使用する寄壊蟲を混ぜた上で使用した。
風遁・豪風招来(ふうとん・ごうふうしょうらい)
【クスナ】水傀儡を作るために使用した術の一つ。巨大な暴風を巻き起こす。劇場版オリジナルの術。
風遁・砂散弾(ふうとん・ささんだん)
【我愛羅&一尾・守鶴】我愛羅の砂の弾に磁遁を仕込み、それを守鶴の風遁で相手に一気に打ち出し、相手の体に埋め込ませて動きを封じる。
風遁・砂塵旋風(ふうとん・さじんせんぷう)
【砂隠れの忍】砂を巻き込んだ竜巻を起こして敵を閉じ込め、電磁波による幻覚を見せて動きを止める。アニメ版オリジナルの術。
風遁・真空玉(ふうとん・しんくうぎょく)
【志村ダンゾウ】口から複数の風の玉を吹き出す。
風遁・真空大玉(ふうとん・しんくうたいぎょく)
【志村ダンゾウ】口から巨大な空気の玉を吹き出す。
風遁・真空玉(ふうとん・しんくうだま)
【志村ダンゾウ】口から空気の玉を吹き出す。アニメ版オリジナルの術。
風遁・真空斬(ふうとん・しんくうざん)
【志村ダンゾウ、砂隠れの忍】クナイに風遁を纏わせてリーチを伸ばす。
風遁・真空波(ふうとん・しんくうは)
【志村ダンゾウ】口から一筋のカマイタチを吹く。
風遁・真空連波(ふうとん・しんくうれんぱ)
【志村ダンゾウ】口から複数のカマイタチを吹く。口寄せのバクの吸い込みと合わせることで、サスケの須佐能乎の背中を吹き飛ばすほどの威力を発揮する。
風遁・真空刃(ふうとん・しんくうは)
【砂隠れの暗殺者】チャクラで大気に真空の層を作り出し、気圧差によって敵を切断する。小説版オリジナルの術。
風遁・翠嵐烈風(ふうとん・すいらんれっぷう)
【猿飛アスマ】風遁を帯びたチャクラ刀を遠隔操作する。アニメ版オリジナルの術。
風遁・閃光華美(ふうとん・せんこうはなび)
【テマリ】投げ上げた手裏剣を風遁を帯びた扇子で叩き落し、跳弾させて敵の死角から命中させる。小説版オリジナルの術。
風遁・旋風拳(ふうとん・せんぷうけん)
【猿飛ミライ】「カマイタチの術」と「螺旋丸」を参考にミライが編み出した術。チャクラ刀を軸に、腕全体に回転する風遁の刃を纏わせて殴りつけ、穿つ。威力を調整すれば吹き飛ばすのみに留めることも可能。小説版オリジナルの術。
風遁・台風一過(ふうとん・たいふういっか)
【四代目水影・やぐら】突風を発生させる。霧や煙などを吹き払うためには有効。アニメ版オリジナルの術。
風遁・突破(ふうとん・とっぱ)
【ミツキ】チャクラで増幅した吐息で目の前を吹き飛ばす。ミツキの場合は熟練度ゆえか、大突破よりも威力は上。
風遁・大突破(ふうとん・だいとっぱ)(攻撃、中忍)
【大蛇丸、バンドウ[6]】口から吐く息をチャクラで増幅し、風圧を強くする。術者次第で威力が変わる。
風遁・無限砂塵大突破(ふうとん・むげんさじんだいとっぱ)
【我愛羅】完全体への変異過程で使用。体の至る所から空気を吸い込み、砂塵を含んだ空気を爆風のように飛ばす。我愛羅は一尾を抜かれた後チヨの「己生転生」で復活したため、以後は使用不能になっている。
風遁・花散舞(ふうとん・はなちりまい)
【フウカ】花吹雪を纏わせた竜巻で敵の目を眩まし、吹き飛ばす。また、いくつもの筋として敵に当て続けることも可能。アニメ版オリジナルの術。
風遁・風塵の術(ふうとん・ふうじんのじゅつ)
【猿飛アスマ、バキ[6]】口から大量の塵を混ぜた風を吹く。
風遁・風伯盾(ふうとん・ふうはくじゅん)
【ショジョジ】風の障壁を展開し、相手の攻撃を跳ね返す。術者が視覚で認識した術ならばほぼ全て反射可能。
風遁・風伯刃(ふうとん・ふうはくじん)
【ショジョジ】風遁を帯びた手刀で敵を切り裂く。
風遁・暴風防壁(ふうとん・ぼうふうぼうへき)
【テマリ】自身が持つ巨大扇子を振り、竜巻を作り敵を吹き飛ばす。「防壁」という術名だが攻撃系の術として使った。
風遁・八重疾風(ふうとん・やえはやて)
【我愛羅】多層展開した真空の障壁で攻撃を防ぐ。小説版オリジナルの術。
風遁・螺旋丸(ふうとん・らせんがん)(攻撃、超高等)
【うずまきナルト、うずまきボルト】風の性質変化を加えた、螺旋丸の完成形。螺旋丸の周りを手裏剣状の風のチャクラが覆っている。四代目火影はこれを目標にしていた。ナルトはこの術の習得に難航していたが(曰く「右を見ながら左を見るほど難しい」)、カカシのヒントである「影分身をして右を見ながら左を見る」により、3人に影分身してチャクラ放出係・形態変化係・性質変化係と役割を分担させることを思いつき、術を完成させることに成功した。攻撃する際は螺旋丸と同じ要領だが、広範囲に及ぶ攻撃を巨大な風の竜巻に変えて打ち出すこともできる。劇中では「颶風水渦の術」を使用するために使った。ディーパに敗北した後ボルトはカカシとの修行で会得(ボルトは最初から1人で螺旋丸を作れたので2人に影分身して使う)したが、ナルトほどのチャクラがないため通常よりは上がるが、それでもショショジが防げるレベル。
風遁・螺旋手裏剣(ふうとん・らせんしゅりけん)(攻撃、奥義、極意)
【うずまきナルト】禁術。風遁・螺旋丸をさらに高めた術。単に「螺旋手裏剣」とも。形状的には螺旋丸を核にして風のチャクラが巨大な手裏剣の形を象っている。
発動時は轟音と振動が響く。命中すると対象を中心に螺旋丸が展開、表面にコーティングされていた風遁のチャクラが螺旋丸の乱気流に巻き込まれる形で中心部分に収束、チャクラが針状に形態変化を起こし、写輪眼でも見切れぬほどの攻撃「濃度」と表現されるほどの攻撃回数によって、術を受けた者の細胞の経絡系を全て損傷させてしまう(作中では針は細胞より小さく描かれており、すなわち数百ナノメートルサイズである)。その効果は「毒のようである」とも表現されるほど強力。その反面、以下のように問題点が多く、綱手はこの術を禁術に指定した。
  • 手裏剣と名がついているが、ゼロ距離で相手に当てなければならない。
  • 術の持続時間が数秒しかない。
  • 莫大なチャクラ量を持つナルトでさえ3回しか使用できない。
  • あまりの振動で術者本人が骨折、さらには自身の細胞の経絡系に軽度の損傷を引き起こしてしまい、幾度も使用すれば最終的には経絡系が剥がれ落ち、忍の力を失ってしまう。
ナルトはこの問題に対し、仙術チャクラを併用することで対処し、尾獣チャクラを使用できるようになってからは反動のリスクを無視できるようになり、接近戦での攻撃手段として使用している。
仙法・風遁螺旋手裏剣(せんぽう・ふうとんらせんしゅりけん)
【うずまきナルト】螺旋手裏剣の完成形。仙人モードを会得したことによって、仙術チャクラを練り込むことで「手裏剣」の名のごとく術を敵に投げ飛ばし、その近くで円形に拡大し展開する術として完成させた。そのため厳密には仙術に分類される。威力は敵の胴体を真っ二つに切り裂き、原型がなくなるまで削り取るほどで、ナノサイズの風の刃も健在。また、近距離での直接攻撃ではなく遠距離から放出できるようになったことでナルトへの術のリスクもなくなった。ただし、燃費はさらに悪化し、仙術チャクラを大量に消費するため2発しか撃てなくなっている。
九喇嘛モードの状態では仙術チャクラの代わりに尾獣チャクラを用いることで、改良後の仕様で発動可能となった上に回数制限もなくなった。さらに、サイズまたは性質を変えたバリエーションも多数開発している(性質を変えたのはすべて仙術)。
改良前ともども、攻撃の内容は「ナノサイズの無数の刃による攻撃」であるため、そもそもの防御力が突出した三代目雷影などにはほとんど効果がない。
風遁・大玉螺旋手裏剣(ふうとん・おおだまらせんしゅりけん)
【うずまきナルト】大玉螺旋丸を核とし、仙術チャクラを練り込んだ螺旋手裏剣。オビトの無力化後、神樹の上で三人に影分身してから作り出し、最終的には超大玉を上回るサイズにまで巨大化し、柱間が木龍の術で拘束したマダラに向けて放たれた。
風遁・超大玉螺旋手裏剣(ふうとん・ちょうおおだまらせんしゅりけん)
【うずまきナルト】超大玉螺旋丸を核とした螺旋手裏剣。ジャンプしたガマ吉の頭の上から十尾に対して放ち、サスケが同時に使用した炎遁・須佐能乎加具土命を纏う(炎遁・螺旋手裏剣)ことで威力を倍加した。
また、元々この術はアニメ版オリジナルの術で、後に原作にも登場。
ミニ螺旋手裏剣(ミニらせんしゅりけん)
【うずまきナルト】指先から形成した超小型の螺旋手裏剣。威力は通常サイズより劣るがピンポイントで狙える命中精度を持ち、これで融合体の白ゼツのバランスを崩した。
風遁・烈風掌(ふうとん・れっぷうしょう)(近、中、攻撃、補助、中忍)
【長門、うずまきボルト、ミツキ、うちはサラダ】風を生み出し、拍手と共に圧縮して突風へ変化させる。風遁系では基本忍術とされるが、クナイや手裏剣などの飛び道具と合わせることで真価を発揮する。
ボルトストリーム
【うずまきボルト】「分身体当たり」と合わせたボルトのオリジナル技。影分身が投げ飛ばした本体を風遁で打ち出し、本体自身も風遁でさらに加速することで砲弾となって突撃する。仲間がいれば影分身のかわりに投げ飛ばし、または突撃の役割を分担できる(劇中ではミツキが投げ飛ばし、シカダイ・ナルト(少年時代)[16]が突撃、サラダは両方[17]を担当した事があった)。アニメ版オリジナルの術。
霧隠れのアカデミーで屍澄真一行との戦いにも使ったが、この時は自身の背後から発生した風で加速させ攻撃を叩き込む技である。
風遁・練空弾(ふうとん・れんくうだん)
【一尾・守鶴】腹一杯に吸い込んだ空気にチャクラを練り込み、腹太鼓を叩いて砲弾として撃ち出す。
烈旋風(れっせんぷう)
【シズカ】口から暴風を吹き、目の前の敵を吹き飛ばす。アニメ版オリジナルの術。

雷遁(らいとん)[編集]

うちは流手裏剣術・「雷」三連(うちはりゅうしゅりけんじゅつ・「いかずち」さんれん)
【うずまきボルト】サスケに伝授された術の一つ。雷遁を帯びた手裏剣を三連続で投擲する。初出は漫画版だが、アニメでもサスケが類似した術を使用している。
消える螺旋丸(きえるらせんがん)
【うずまきボルト】雷の性質変化を加えた、ボルトのオリジナル螺旋丸。その名の通り消えて見えなくなるという特性を備え、白眼・輪廻眼など瞳術であってもこの状態を視認できない[18]
ナルトの「風遁・螺旋丸」と違ってボルトが螺旋丸習得の過程で無意識に性質変化を加えたため、ボルト自身でさえモモシキ戦でサスケに説明を受けるまで消えたことを術の失敗と思っていた。
劇場版のノベライズでは雷遁ではなく風遁の性質変化であり、投擲できることは風遁によるものだと解説されている。
麒麟(きりん)
【うちはサスケ】サスケがイタチと戦うために編み出した術。それは積乱雲から落ちるただの落雷であり、雷遁の術で対象に誘導する。純然たる自然現象であるため、威力は性質変化で作り出す通常の雷遁を遥かに上回り、巨大な建造物を一撃で吹き飛ばす。落雷のため強い威力と回避するのは困難な速度を保ちつつ、落雷を誘導するだけでいいのでチャクラの消費は僅かで済む。
しかし、自然現象の落雷を利用するのは弱点でもあり、そもそも雲が無いと使えない。晴天時は火遁系の術などを利用して地上との温度差による上昇気流積乱雲を作り出すという準備が必要になり、麒麟を使うために火遁を連発してチャクラを多く消費しなればならないと言う本末転倒な事態になる。ただしイタチとの戦いでは意図せずとも火遁を多く撃ち合う戦いになる事が予想できるため、比較的この条件を満たしやすく、そういう意味でも「対イタチ」として考案された術と言える。
音隠れの里でナルトとの再会時、サスケはこれらしき術を使おうとして大蛇丸に止められていた。原作では使用されたのはイタチに対してのみだが、アニメではナルトとの最終決戦において、完成体須佐能乎の内部から大気中の電気を誘導して不意打ちの形で放った。
千鳥(ちどり)(攻撃、超高等)
【うちはサスケ、はたけカカシ、うちはサラダ】カカシが四代目火影の「螺旋丸」に影響を受けて考案した術。片手に電撃を溜め、突進して対象を貫く。「チッ、チッ、チッ…」と鳥の鳴き声に似た独特の攻撃音を発するため、まるで千の鳥が地鳴きしているようであることから千鳥という名が付いた。カカシが使用する千鳥は雷を切ったという伝説から雷切と呼ばれている(後述)。作中では片手(カカシ・サラダは右手、サスケは左手)に電撃を溜め、肉体活性による高速移動を併用し相手に突進攻撃を行う。基本的かつ最も威力のある攻撃形態。
しかし、全力で加速し一点集中する「ただの突き」であるため、いくら雷遁の術と体術が優れていてもカウンターの格好の餌食となる欠点があり、開発した当初のカカシもミナトにそれを指摘され術を封印していた。写輪眼の動体視力があって初めて完成する術。
第二部では、サスケの才能によりバリエーションに富んだ攻撃が可能となっている。第一部では、サスケで2発、カカシで4発撃てばチャクラをフルに使いきるとされていたが、第二部以降はサスケ・カカシともにそれ以上の連続使用が可能になっている[19]。また、アニメではハゴロモとインドラがこれらしき術を使っている。
なお作中ではこの術の開発経緯について、当初は上記の通り「自身で開発したオリジナルの術だが写輪眼を手に入れて初めて実戦で使える術になった」と説明されていたが、後にナルトの性質変化の修行の際に「性質変化を加えない螺旋丸までなら写輪眼のコピーで自分も習得できたが、性質変化を加える事ができなかったため、代替として千鳥を開発した」という説明がされており、矛盾が生じてしまっている。
忌まわしき千鳥(いまわしきちどり)
【うちはサスケ】「慟哭の千鳥」または「黒き千鳥」とも呼ばれる。左手に溜めた黒い電撃で相手を攻撃する。通常の千鳥より威力が高く、攻撃音も不気味な鳥の鳴き声へと変化する。
本来は大蛇丸の呪印による状態2の姿に使える技であり、その呪印はイタチとの戦いに失ったため使用不能になったが、六道仙人から与えられた陰のチャクラで代用することで再び使用を可能にした。
擬似的にだが仙人の力を使用するため、厳密には仙術に分類される。
草薙の剣・千鳥刀(くさなぎのつるぎ・ちどりがたな)(近、補助、上忍)
【うちはサスケ】刀に雷遁系のチャクラを流し、殺傷能力を上げる。チャクラ流しなどで相殺しない限り防御は不可。刀で突き刺した対象を「千鳥」で痺れさせ、行動を封じる効果もある。
建御雷神(タケミカヅチ)
【うちはサスケ】炎遁・加具土命の黒炎を加えて、強化した千鳥。終末の谷でのナルトとの最終決戦で尾獣螺旋丸と激突し、相殺した。名称はゲーム『ナルティメットストーム4』より。
千鳥鋭槍(ちどりえいそう)(近、中、攻撃、超高等)
【うちはサスケ】千鳥を槍状に形態変化させる。敵に突き刺せば、その先端から何本もの新たな「千鳥」の刃を発生させ、串刺しと同じ状態にさせることもできる。
千鳥光剣(ちどりこうけん)
【うちはサスケ】千鳥を剣状に形態変化させる。「草薙の剣・千鳥刀」と違って千鳥そのものを形態変化するため、剣を伸ばすことも可能(最長5mまで)。十尾の人柱力となったマダラの体を真っ二つに切り裂ける程の威力を持つ。
千鳥千本(ちどりせんぼん)(近、中、攻撃、超高等)
【うちはサスケ】手に溜めた「千鳥」を針状に形態変化させ、広範囲に多数放出する。チャクラの量を増やせば千本の数はさらに増える。原作ではデイダラの起爆粘土が雷遁系の術で不発になるかどうか調べる目的で使用したが、劇場版第五作では敵のチャクラの点穴に飛ばしてチャクラの流れを止める目的で使用した。
千鳥流し(ちどりながし)(近、攻撃・防御、超高等)
【うちはサスケ】名の通り全身に「千鳥」を流して纏い、接近してきた敵を弾き飛ばす。また、地面に片手を当てることで「千鳥」を拡散し、周囲の敵を痺れさせる。
雷切(らいきり)(攻撃、奥義・極秘、超高等)
【はたけカカシ】カカシの使用する「千鳥」はこちらの名称で呼ばれる。第三次忍界大戦末期、岩隠れの忍の放った大規模な雷遁を迎え撃って真っ二つにした経緯からこの名がついた。なお、この術の原案と思しき同名の刀の逸話がある。
作中では次の使い方がある。
  • 右手に電撃を溜め、相手に高速で接近し、心臓を貫く。作中でよく用いられる、敵の即死を狙った使用方法。
  • 地面に電撃を流し、周辺を粉々に砕く。劇場版での使用方法。
  • 片手または両手に電撃を纏わせて遠距離系の雷遁系の術を相殺したり、繊維状の物質を切断する(要領はチャクラ解剖刀に近い)。
  • クナイや断刀・首切り包丁などの忍具に電撃を流し、切れ味や殺傷能力を上げる(サスケの千鳥刀と同じ)。
チャクラを大量消費するため、カカシ程の実力者でさえ使う回数は限られている。また、写輪眼ありきの術であるため第四次忍界大戦後は使用不能になっている。
雷伝(らいでん)
【はたけカカシ】本体と影分身の手に電撃の筋を結んで走り、対象を一気に切断する。
雷遁・雷獣追牙(らいとん・らいじゅうついが)
【はたけカカシ】雷切を狼の姿に変えて、敵を強襲する。名称はゲーム版[20]より。
超ビブラート雷遁刀(ちょうビブラートらいとんとう)
【キラービー】雷遁チャクラを纏わせて高周波振動を起こし、貫通力を高めた小刀で相手を貫く。ビーはエンピツでも使用した。樹木をあっさりと貫通するほどであり、鬼鮫の見立てでは風遁を上回る貫通力の模様。
忍法・雷の牙(にんぽう・いかずちのきば)
【黒鋤雷牙】雷刀・牙を重ね、チャクラで空の雨雲から強力な雷を落とさせる。その威力は地面が抉れるほど。アニメ版オリジナルの術。
忍法・雷の鎧(にんぽう・いかずちのよろい)
【黒鋤雷牙、黒鋤文淡】雷刀・牙を頭上で回して刀にチャクラを流し込み、雨雲から雷を引き寄せ自分の体に雷を纏う防御技。その状態の時触れた者は致命傷を負う。文淡の場合は雨雲を作れず雷刀から雷を放ち身を纏う。アニメ版オリジナルの術。
忍法・雷魚(にんぽう・らいぎょ)
【黒鋤文淡】魚を象った黄色の雷で敵を感知・攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
忍法・雷刃(にんぽう・らいじん)
【クスナ、シズク】水傀儡の腕に雷を纏わせて、パンチを繰り出す。また、そこから雷を飛ばすことも可能。劇場版オリジナルの術。
雷撃の鎧(らいげきのよろい)
【黒鋤雷牙】雷を自身に落とし、雷を纏って体当たりする。アニメ版オリジナルの術。
雷葬・雷の宴(らいそう・いかづちのうたげ)
【黒鋤雷牙、黒鋤文淡、うちはサラダ】雷刀・牙を地面に突き刺し、地面に電撃を走らせ、攻撃する。目標が複数いる場合でも、電撃は分散して襲いかかり、ナルトとガイ班3人を一撃で気絶させた技。アニメ版オリジナルの術。
『BORUTO』で文淡の使用するものは雷牙と同じ方式だけではなく全身から電撃を放つ事も可能。また、サラダは文淡と交戦した際に写輪眼で印をコピーして(電撃放出の方式のみ)使用している。
雷鼠激震(らいそげきしん)
【ニガイ】無数の電気の弾を飛ばす。アニメ版オリジナルの術。
雷刀術・落雷(らいとうじゅつ・らくらい)
【林檎雨由利】雷刀・牙を使い落雷を起こす。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・網蜘蛛(らいとん・あみぐも)
【モトイ】蜘蛛の巣状に電撃を走らせる。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・オーバードライブ(らいとん・オーバードライブ)
【トロイ】雷遁系チャクラで脳からの電気信号の伝達スピードを上げ、筋肉の動きを加速する。
雷遁・影分身の術(らいとん・かげぶんしんのじゅつ)(攻撃、補助、禁術・超高等)
【はたけカカシ】単に「雷遁影分身」とも。特徴自体は通常の影分身と同様だが、雷遁系のチャクラで構成されているため、攻撃すると感電する。
雷遁・金砕棒(らいとん・かなさいぼう)
【ガタイ】棍棒に電撃を流し、破壊力を上げる。
雷遁・雷縛り(らいとん・かみなりしばり)
【キタネ】自身が持つ棒状の忍具を空中に上げて、それを3本に分解して相手を囲むように落とし、三角柱の形をした電撃の壁で囲い閉じ込める。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・感激波(らいとん・かんげきは)
【ダルイ】水遁の術で水流を噴出し、そこに電撃を撃ち出し敵を感電させる。
雷遁・感電針々(らいとん・かんでんばりばり)
【コダカ】無数の電気の針を飛ばす。コダカは一族の秘伝である毒蜂に纏わせてスピードを強化する目晦ましに使用した。小説版オリジナルの術。
雷遁・偽暗(らいとん・ぎあん)(近、中、遠、攻撃、上忍)
【角都】体からでてきた面の化け物の口から雷を高速で飛ばす。また、非常に眩しい閃光を伴い、その一筋の雷の威力は雷切に匹敵する。
雷遁・黒斑差(らいとん・くろぱんさ)
【ダルイ】体の周りから豹を象った黒い雷を飛ばし、大量の敵を一度に感電させる。三代目雷影から使用を許された術。
ダブル黒斑差(ダブルくろぱんさ)
【ダルイ】影分身と共に黒斑差を放つ。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・散雫(らいとん・さんだ)
【積木キド】雷の弾丸を無数に放って攻撃する。小説版オリジナルの術。
雷遁・サンダーゲート(らいとん・サンダーゲート)
【林檎雨由利】雷刀・牙を地面に突き刺して空中に電撃を飛ばし、広範囲に雷を落とす。作中では森林を焼き払った。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・サンダーボルト(らいとん・サンダーボルト)
【オモイ】水中に電撃を流す。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・四柱しばり(らいとん・しちゅうしばり)
【木ノ葉隠れの暗部】地中から岩でできた4本の柱を立て、その中を囲むように敵へと電撃を流す。
雷遁・十六柱しばり(らいとん・じゅうろくちゅうしばり)
【木ノ葉隠れの暗部】同様に合計16本の柱を出現させ、敵の頭上と周囲を牢屋の如く囲み電撃を流す。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・紫電(らいとん・しでん)
【はたけカカシ、うずまきボルト[21]、ミツキ】チャクラを紫色の電気に変換して放出・制御する。手に纏わせて切断力を上昇させるなど、千鳥に近い使い方も可能だが、汎用性にはより優れている。写輪眼を失ったことで雷切を使えなくなったカカシが新たに編み出した。
元々は小説版オリジナルの術であり、後に『BORUTO』本編に登場した。
雷遁・地走り(らいとん・じばしり)
【フウカ、霧隠れの追い忍】地面、または水中に電撃を敵に向けて走らせる。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・迅雷箭(らいとん・じんらいせん)
【うずまきボルト】雷遁のチャクラを手に集め、投げ放つ。劇中では「水遁・波濤」の激流に絡める形で使用した。
雷遁弾・威吹(らいとんだん・イブキ)
【うずまきボルト】「忍籠手」を使用した術。雷遁カートリッジから指向性を持った高圧電撃を放つ。
雷遁・魂送り(らいとん・たまおくり)
【シズク】劇場版オリジナルの術。水傀儡を作るために使用した術の一つであるが、単独での詳細は不明。
雷遁チャクラモード(らいとんチャクラモード)
【三代目雷影・エー、四代目雷影・エー】チャクラを纏って自己強化を行う「チャクラモード」のひとつ。雷遁チャクラを身に纏い(肩の部分にあるチャクラは角の形をしている)、身体を活性化させる。体内に迸る雷が神経伝達スピードを上げ、覆う雷がどんな術にも耐える強固な鎧となる。
雷遁・電光狼煙(らいとん・でんこうのろし)
【マロイ】雷の狼煙を上げる。劇場版オリジナルの術。
雷遁・虎鋏(らいとん・とらばさみ)
【積木キド】対象の周囲に電撃の輪を形成し、その径を絞ることで圧殺する。小説版オリジナルの術。
雷遁・爆雷(らいとん・ばくらい)
【林檎雨由利】電撃を放ち爆発を起こす。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・避雷針(らいとん・ひらいしん)
【フウカ】右腕を上げて足元へ電撃を流す。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・蛇雷(らいとん・へびいかずち)
【ミツキ】腕から蛇を象った黄色の雷を飛ばす。また、「荒蟒蛇」で伸ばした両腕で相手を拘束し、接触状態から電撃を流し込む。
雷遁・鞭猛舞(らいとん・むちもうまい)
【小豆泥棒の頭】鞭で敵を拘束し、そこに電撃を流し込んで感電させる。
雷遁・雷牙(らいとん・らいが)
【林檎雨由利】雷刀・牙同士を交差させ、電撃を広範囲に放つ。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・雷球(らいとん・らいきゅう)
【黒鋤雷牙、黒鋤文淡、うちはサラダ】雷刀・牙同士の間に雷の球を作り、敵に飛ばす。文淡の場合は雷刀の切っ先から放ち、または空中に作った雷の球(複数個作るも可能)を目掛けた所に飛ばす。また、サラダは文淡の印を写輪眼でコピーして習得・使用している。アニメ版オリジナルの術。
雷球手裏剣の術(らいきゅうしゅりけんのじゅつ)
【うちはサラダ&うずまきボルト】ボルトが中忍試験の最中で即席に考えたサラダとの連携術。雷遁を帯びた手裏剣を雷球に投げ込んで、その状態で敵に飛ばす。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・雷撃(らいとん・らいげき)
【カライ、ミツキ】掌から電撃を放つ。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・雷幻雷光柱(らいとん・らいげんらいこうちゅう)
【シー、雲隠れの忍】単に「雷遁・雷光柱」とも。閃光を放って敵の目を眩ませ、そこに幻を見せることで動揺を誘う(単に目晦ましとして使うことも可能)。性質変化には珍しく幻術に分類される。
雷遁・雷夢雷人(らいとん・らいむらいと)
【キタネ&ナウマ&セイト&トウウ】電撃を四人の術者に纏って、それぞれが東西南北の方角に移動し囲む。その後、纏っている電撃を稲妻のように上空に放ち、囲んでいる空間の上に四方から放った稲妻を合わせて、その空間を一瞬で焼き尽くすことができる。守護忍十二士でも最強の雷遁使いである雷遁四人衆の奥義中の奥義だが、術者が一人でも倒れると術が不発になる欠点がある(劇中ではアスマにキタネが倒されたことで不発に終わった)。アニメ版オリジナルの術。
雷遁・連携サンダーボム(らいとん・れんけいサンダーボム)
【オモイ&雷雲隊】武器に電撃を流して広範囲を攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
雷竜の竜巻(らいりゅうのたつまき)
【黒鋤雷牙】雷を自身に落とし、回転して竜を作る。アニメ版オリジナルの術。

秘伝[編集]

個々の一族のみに代々伝わる、または後天的に人体改造などにより体得した特殊な術のこと。

秋道一族[編集]

『陣の書』によると秋道一族の秘伝は陽遁の性質変化に基づくといい、これにより肉体の質量を増加させることができる。

倍化の術(ばいかのじゅつ)
【秋道一族】自分の体を肥大化させる。装備品や武器も同時に巨大化する。使用するとカロリーを大量に消費する。
超倍化の術(ちょうばいかのじゅつ)
【秋道チョウザ、秋道チョウジ】「倍化の術」の強化版。全身を何倍にも巨大化させる。外道魔像や尾獣に匹敵する大きさにまで変化し、パワーも上がるが、使用する側の体への負担も大きい。
超張り手(ちょうはりて)
【秋道チョウジ】「倍化の術」で体を巨大化させた後、チャクラを手に纏わせて叩き潰す。
肉弾戦車(にくだんせんしゃ)
【秋道チョウジ、秋道チョウザ、秋道チョウチョウ】「倍化の術」と合わせて使われる体術。倍化した体に首、手、足を引っ込め、体を回転させて大玉のように転がる技。少しでも触れれば骨が砕けるほどの威力。
肉弾針戦車(にくだんはりせんしゃ)
【秋道チョウジ】「肉弾戦車」とほぼ同じだが、体に巻き付けたクナイをスパイクに回転力と破壊力を上げた強化版。第二部では自身の頭髪をスパイクにしている。
肉弾用々(にくだんヨーヨー)
【奈良シカマル&山中いの&秋道チョウジ】「猪鹿蝶」の合体忍術。「倍化の術」で巨大化したチョウジの影をシカマルが「影掴みの術」で自分と繋ぎ、いのが敵のチャクラを「感知伝々」で感知しシカマルに触れて情報を伝達、それを頼りに回転するチョウジをヨーヨーの要領で振り回して攻撃する。
部分倍化の術(ぶぶんばいかのじゅつ)
【秋道チョウジ、秋道チョウザ、秋道チョウチョウ】「倍化の術」を応用し、体の一部を巨大化する。体のどの部分にも使えるが、主に腕に使われる。
部分超倍化の術(ぶぶんちょうばいかのじゅつ)
【秋道チョウジ】 体の一部のみに超倍化の術を発動する。劇場版オリジナルの術。
蝶モード(ちょうモード)
【秋道チョウジ、秋道チョウチョウ】秋道一族の秘伝・カロリーコントロールを自力で行い、身体能力を大幅に向上させる。増大したチャクラは背中から蝶の翅を象って具現化し、これで空を飛ぶこともできる。使用するとカロリーを大量消費し痩せるリスクがある(秋道一族はカロリーを力に変えて戦うため、太っていることが理想)が、後にカロリーを得られば元の体型に戻れる。また、術者に応じて「蝶○○モード」または「○○蝶モード」と呼ばれる[22]
チョウジはサスケ奪還任務では服用すれば死ぬという秋道一族の秘伝の丸薬「トンガラシ丸」で無理やり力を引き出したが(本来はこちらの方法が主流)、第四次忍界大戦において独力で使用できる上、超倍化の術と併用も可能。
チョウチョウはチョウジから教わって習得したが、当初はカロリーコントロールが不完全であるため本来の効果が発揮できておらず、チャクラの翅が出るのみでパワーが低下するという本末転倒な状態である。
蝶弾爆撃(ちょうだんばくげき)
【秋道チョウジ】蝶モード時に使用する、膨大な量のチャクラを手に集中させる突き技。ゲーム版ではチョウザも使用。

油女一族[編集]

寄壊蟲の術(きかいちゅうのじゅつ)
【油女一族】自らのチャクラを餌として与え続けることを代償に、無数の寄壊蟲を自由自在に操る。蟲たちは戦闘のみならず、偵察や尾行、情報収集、さらには毒抜きなど状況に応じて様々な活躍を見せる。ただし、蟲であるため食虫植物やアリクイに接触すると食われてしまう。
寄大蟲・蟲喰い(きだいちゅう・むしくい)
【油女シノ】適切なチャクラ配分でないと肉を貪って急成長する特性を持つ蟲・寄大蟲を敵に接触して潜伏させ、内部から侵食・破壊する。
蠱虫(こちゅう)
【スガル】蟲とチャクラを共有し、蟲の見聞きしたものを術者自身の経験に同化させる。影分身よりも効率的だが、蟲が幻術を受けると術者にもかかってしまう。スガルは幼少期の虐待で喉を潰されているため、この蟲の羽音を応用して会話をしている。里抜け時にイタチを追った際「天照」で術者もろとも焼き尽くされている。小説版オリジナルの術。
壺毒の術(こどくのじゅつ)
【油女トルネ】禁術。死体に毒蟲を宿し培養させ、爆風によって大量に散布し広範囲を毒に侵す。劇中では発動前にトルネが封印されたことで蟲が死滅し不発に終わった。アニメ版オリジナルの術。
消壊虫(しょうかいちゅう)
【油女ムタ】芋虫型の蟲を使用し、潜入困難な場所の情報を探る。
毒塵の術(どくじんのじゅつ)
【油女トルネ】毒蟲を霧状に飛ばす。アニメ版オリジナルの術。
秘術・蟲竜巻(ひじゅつ・むしたつまき)
【油女シノ】蟲たちで相手を囲い攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
秘術・蟲玉(ひじゅつ・むしだま)
【油女シノ】無数の蟲の群れを広範囲に飛散させたあとに敵めがけて一気に集約させ、体全体を覆わせて身動きを取れなくする。
秘術・蟲繭(ひじゅつ・むしまゆ)
【油女シノ】特定の情報を持った雌の寄壊蟲の孵化を早める。アニメ版オリジナルの術。
紡錘の陣(ほうすいのじん)
【油女シノ】蟲たちを紡錘に展開させることで攻撃を一転に集中させる。アニメ版オリジナルの術。
蟲壁の術(むしかべのじゅつ)(近 - 中、防御)
【油女シノ】大量の寄壊蟲を自分の周りを取り囲むように高速で飛行させ、相手の攻撃を遮断する。ただし、起爆札のような威力の高い攻撃に対しては、あまり高い耐久性を持たない。アニメ版オリジナルの術。
蟲邪民具の術(むしじゃみんぐのじゅつ)
【油女一族】チャクラを帯びた蟲をばら撒き、敵による感知を撹乱する。チャクラを感知するタイプの忍者や写輪眼に効果的。
蟲分身の術(むしぶんしんのじゅつ)
【油女シノ】数百匹の蟲を1ヶ所に集め、自らの分身を作り出す。
蟲寄せの術(むしよせのじゅつ)
【油女シノ】指先からチャクラを木の表面に放ち、それをクモの巣状に張り巡らし、虫たちを引き寄せる。アニメ版オリジナルの術。
燐壊虫(りんかいちゅう)
【油女トルネ】トルネの全身に寄生している特殊な寄壊蟲。細菌ほどの大きさしかないナノサイズで、生物の細胞の中でしか生きられない。接触した相手に感染し細胞を破壊する。シノの奇壊蟲の中にはこれに対する耐性を持った個体が存在する。

犬塚一族[編集]

全身にチャクラを張り巡らせ、獣のような素早い動きや嗅覚の強化、あるいは獣そのものに変化して戦う「擬獣忍法」を得意とする。その高い機動力を活かした体当たり系の技が多い。

四脚の術(しきゃくのじゅつ)(補助)
【犬塚キバ】擬獣忍法の一つ。一時的に獣のように四本足で走り速力を上げる。
通牙(つうが)
【犬塚キバ】体を高速回転させる体当たりで、「牙通牙」の単独版。「牙通牙」よりも機動力に長けている。
獣人分身(じゅうじんぶんしん)
【犬塚一族&忍犬】忍犬とのコンビで発動する擬獣忍法、ないし擬人忍法。分身と名が付いているものの、実際には忍犬を術者自身に変化させるコンビ変化で、変怪した忍犬と一緒に四脚の術を使って二人がかりで戦う。
牙通牙(がつうが)
【犬塚キバ&赤丸、犬塚ツメ&黒丸】獣人分身した状態から発動する獣人体術奥義。体を高速回転させてドリルのように突進し強烈な体当たりを食らわせる。二人がかりで繰り出す分、威力が高い上に避けづらい。
牙転牙(がてんが)
【犬塚ハナ&灰丸】体を高速前転させて体当たりをする。こちらは縦回転。
犬塚流・人獣混合変化・双頭狼(いぬづかりゅう・じんじゅうコンビへんげ・そうとうろう)
【犬塚キバ】赤丸と共に、巨大な二つ首の犬に変化する。獣人体術奥義「牙狼牙」を使用するための準備。この姿でのマーキングで出す小便は眼球が焼ける様に感じる程酸が強力である。
犬塚流人獣混合変化・参頭狼(いぬづかりゅうじんじゅうこんごうへんげ・さんとうろう)
【犬塚キバ&赤丸】キバとその影分身、赤丸の2人と1匹で三つ首の犬に変化する。術の維持が難しく、影分身でチャクラが半減していることもあり、双頭狼よりも持続時間が短くなってしまう。
牙牙転牙(ががてんが)
【犬塚キバ&赤丸】参頭狼の状態で自分の尾を追うように高速回転しながら体当たりをする。影分身によって増えた頭の数に応じて回転ごとの攻撃回数が増える。
牙狼牙(がろうが)
【犬塚キバ&赤丸】双頭狼の状態から繰り出す「牙通牙」。体を高速回転させて敵に突進する。あまりに速い回転をするため、術者自身の視界が奪われるが、赤丸がダイナミック・マーキングでつけた匂いで追尾ができる。また回転中は真空を生み、直接触れなくても裂傷を負わせられる。
ダイナミック・マーキング
【赤丸】小便を相手にふりかけて、相手にマーキングを施す。突撃する際の誘導用の技で、小便には強酸が含まれており、接触面を溶かす。
超牙狼牙(ちょうがろうが)
【犬塚キバ&赤丸】牙狼牙のパワーアップ版。三重羅生門を突き破るほどの威力を誇る。アニメ版オリジナルの術。

奈良一族[編集]

『陣の書』によると奈良一族の秘伝は陰遁の性質変化に基づくといい、これにより影を伸縮・変形させることができるという。

影真似の術(かげまねのじゅつ)
【奈良一族】自分の影を自在に形を変えて、相手の影にくっつけ自分と同じ動きをさせる。自分以外の影を利用して影の伸びる長さを伸ばすことも可能。術者のチャクラ量とアイデアによって拘束の強度が変わるが、同じ相手に複数回使用すると強度が落ちていく。「影縛りの術」と異なり、縛った後の印は必須ではない。
シカダイの使用するものはテマリの協力を元にした研究改良の結果、影を円形に形態変化させて拡大出来るようになっている(ただし通常型も使用できる)。
アニメでは木ノ葉の忍ではない使い手(渡りの忍者・ホウキ)もいるが、こちらの術はただ名を借りる偽物であった[23]
影首縛りの術(かげくびしばりのじゅつ)(近 - 中、攻撃)
【奈良シカク、奈良シカマル、奈良エンスイ、奈良シカダイ】影で相手の体に直接負荷をかける。最も一般的な攻撃方法が絞殺であることからこの名がついた。対象者までの距離が近いほど強い力で相手を縛れる。対象者のチャクラ量や距離によっては力ずくで縛りを解かれる場合もある。
影縛りの術(かげしばりのじゅつ)
【奈良一族、猿飛木ノ葉丸[21]】影真似の術の原型であり、奈良一族の使う影の術の基礎となる術。形態変化させた影を相手の影に繋げ動きを封じ込める。影真似と異なり拘束に主眼を置いた術であり、縛っている間術者は印を組み続ける必要がある。
影掴みの術(かげつかみのじゅつ)
【奈良シカマル】鋼の如き強度で編み上げた影を伸ばして他人の影を掴む。
影縫いの術(かげぬいのじゅつ)(全、攻撃)
【奈良シカマル、奈良エンスイ】影を地面から立体化させ、先端を鋭くして対象を貫く。
影縫いの術・黒彼岸花(かげぬいのじゅつ・くろひがんばな)
【奈良シカク】自らの影を彼岸花のような形状に変えて伸ばし、広範囲の敵を同時に攻撃・捕縛し引き寄せる。アニメ版オリジナルの術。
影真似影縛りの術(かげまねかげしばりのじゅつ)
【奈良エンスイ】影真似の術と影縫いの術の合わせ技。仲間の影に影真似を仕込んだまま影縫いの術で操り、敵の影に接続することで影真似の影響下に落とし込む。劇中ではカカシの影を通して再不斬や白の動きを封じた。
影真似手裏剣の術(かげまねしゅりけんのじゅつ)(近 - 中、補助)
【奈良シカマル】チャクラ刀に自らのチャクラの性質を流し込み、そのチャクラ刀を敵の影に打ち込むことで「影真似の術」と同じ要領で相手の動きを封じる。
影寄せの術(かげよせのじゅつ)
【奈良シカマル】対象の物を立体化した影で引っ掛け、1ヵ所に寄せる。

山中一族[編集]

感知伝々(かんちでんでん)
【山中いの】チャクラが込められた意識をソナーのように拡散し、周囲に存在するチャクラを感知する。その後仲間に肉体的、またはチャクラで触れることにより術者が得た情報を伝達する。
心転身の術(しんてんしんのじゅつ)
【山中一族】相手に自分の精神を直接ぶつけ相手の精神を乗っ取る。戦闘向きの術ではないが、諜報活動をする際などに非常に有効。しかしその間は術者の体は無防備であり、乗っ取った相手の体へのダメージが術者に直接反映される。また、強い精神の持ち主には抵抗され、効果が減衰する場合がある。
心転傀儡呪印の術(しんてんくぐつじゅいんのじゅつ)
【山中フー】呪印術の一種。「」と書かれた呪印札を貼ったトラップ人形に術者が心転身し、それを操って攻撃。反撃した者の意識を人形の中の術者の意識と強制的に交換、術者が相手の身体を乗っ取ることができる。相手は人形の身体を動かすことも話すこともできず、術者としか意思疎通ができない。トラップの発動時は札の文字が消える。
心転分身の術(しんてんぶんしんのじゅつ)
【山中いの】精神を分割し、複数の対象に同時に心転身を行う。
心乱身の術(しんらんしんのじゅつ)(補助、上忍)
【山中いのいち、山中いの[6]】敵一体の精神を狂わせ、仲間同士で相打ちさせる。他の心転身と違い、自分の精神を保ったまま使用できる利点がある。
心乱円舞の術(しんらんえんぶのじゅつ)
【山中いのいち】多数の敵の精神を一斉に狂わせる。敵の人数が多いほどに強い効果を発揮する。アニメ版オリジナルの術。
心伝身の術(しんでんしんのじゅつ)
【山中いのいち、山中いの】多人数と思念のやりとりを行う、一種のテレパシーに属する術。術者を起点に意思のやり取りを行う。術者だけでなく、術者に触れている者の思念を伝達することも可能だが、伝達対象の数が膨大だったり伝達時間が長い場合は術者の身体に負担がかかる。また距離には制限がある。精密なチャクラコントロールが必要とされ、いのは綱手から教導を受けた医療忍術の応用でこの術を可能とした。

鬼童丸[編集]

蜘蛛縛り(くもしばり)
自身の体液にチャクラを混ぜて作り上げた粘着質の糸で敵を縛る。
蜘蛛巣域(くもそういき)
細い糸にチャクラを通わせることで、触れた者の位置を瞬時に感知する。
蜘蛛巣花(くもそうか)
口から小さな蜘蛛糸を発射する。
蜘蛛巣開(くもそうかい)
【鬼童丸、薬師カブト[13]】蜘蛛縛りと異なり、複数の敵を捕らえることが可能。糸にはチャクラが流れているため、外からの物理的攻撃でも決して切ることはできないが、火遁・炎遁を受けると溶ける。
蜘蛛粘金(くもねんきん)
空気に触れると瞬時に硬質・金属化する粘液。口の中で咀嚼し、状況に応じた武器を作り上げる。
粘金の鎧(ねんきんのよろい)
「蜘蛛粘金」を体中の汗腺から分泌して身を守る。手足をコーティングすることで打撃力を高めることもできる。
蜘蛛戦弓・凄裂(くもせんきゅう・スザク)
「蜘蛛粘金」によって作った強靭な弓矢での弓術。張力が凄まじいため八肢をフル活用して引かねばならないが、その分だけ高い破壊力・命中精度を誇る。命中精度に関しては、状態2で開眼する第三の眼を併用し、矢にチャクラを通わせる糸を付けることで(標的の50m手前までコントロール可能となる)、さらに命中精度を上げられる。
蜘蛛粘吐(くもねんど)
蜘蛛の糸が重なってできた縄を口から吐き出し、先端に触れた部分を吸着させる。チャクラで吸着度の調整が可能で、蜘蛛関連の技では一番の粘着性を誇る。
蜘蛛繭(くもまゆ)
チャクラが流れている粘着性の糸を使って相手を包み、そこから繭を作り閉じ込める。糸に流れるチャクラの量を増やせば敵を締め殺すこともできる。

その他原作の人物[編集]

神楽心眼(かぐらしんがん)
【香燐】目を閉じ心眼を開き、半径数十キロ以内で異常な動きを行うチャクラを感知する。また、特定済みのチャクラであれば、その位置や動向をより詳しく感知できる。また目を閉じずとも、特定済みのチャクラであれば詳細な位置を感知できる。
蜉蝣(かげろう)
【黒ゼツ、白ゼツ、うちはマダラ】木遁の応用術の一つ。自らを大地や草木と一体化することで、そのネットワーク(水脈・根脈など)を利用して高速移動を行う。使用中は一切の気配が消えるため、誰にも気づかれることはない。黒ゼツは大地そのものを感知範囲にすることが出来る。白ゼツは通常の移動に使用しているが、黒ゼツに比べスピードは劣る。
マダラは穢土転生された際に使用可能になった木遁で使用。事前に使用した「樹海降誕」の樹木に潜り込み分身を戦わせることで五影の不意を突いた。
催戸伝心(サイコでんしん)
【山中いのいち、飛竹トンボ、独楽マワシ】拘束した敵にかけられた幻術プロテクトを掻い潜り、脳内から直接記憶を垣間見てその情報を巻物に自動記録していく。
地怨虞(じおんぐ)
【角都】滝隠れの里に伝わる禁断秘術。体内の黒い触手(繊維状の物質)を操る。体の一部からの分離と結合、欠損した体の一部との縫合、敵の捕縛や心臓を奪うこと、相手に合わせて体形を変えることが可能。
呪術・死司憑血(じゅじゅつ・しじひょうけつ)
【飛段】ジャシン教における呪術の一つ。円と三角形の陣図を自身の血で描き、対象者の血を己の体内に取り込むことで発動する。条件を満たすと同時に、身体に骸骨の様な奇妙な紋様が浮き出た状態になる。術者が陣図の中にいる限り術者が受けたダメージとまったく同じ傷を対象者に与えることができる。この効果が発動した状態で己の急所を攻撃すれば相手の急所も破壊されたことになり、確実に相手を殺すことが出来る。ただし陣図から出てしまうとリンクしなくなり自身にしかダメージを受けないが、陣図の中に戻れば効果は再び発動される。なお術者自身が傷つかねば発動しないため、この術を何度も使えるのは不死の飛段のみである。地面に陣が描けない場合、術自体が使用出来ないという弱点もある。
呪術・躯司操血(じゅじゅつ・くじそうけつ)
【龍奇】ジャシン教における呪術の一つ。基本的には「死司憑血」と同種の術であり、発動プロセスも同じ。対象者の血を取り込み、術者と糸でつないだ人形に同調させることで、人形の動きを対象者の肉体に強制する。また、人形が傷つけば対象者も同様のダメージを受ける。ただし、術の使用にはかなりの量のチャクラを消耗する。小説版オリジナルの術。
軟の改造(なんのかいぞう)
【剣ミスミ、大蛇丸、ミツキ】関節を外し、軟体化した体をチャクラで操る。全身でも一部分でも可能。
荒蟒蛇(あらうわばみ)
【ミツキ】「軟の改造」を施した腕を伸ばして攻防に使用する。
潜影蛇葬(せんえいじゃそう)
【ミツキ】「荒蟒蛇」で地中を経由して手を伸ばし、掴んだ相手を地中に引きずり込む。アニメ版オリジナルの術。
秘伝・鱗粉隠れの術(ひでん・りんぷんがくれのじゅつ)
【フウ】口から多量の鱗粉を吹き出し、光を反射させて目晦ましとする。

アニメオリジナル[編集]

顔映しの術(かおうつしのじゅつ)
【祁答院一族】対象の体格・顔・声などを同じに変化させる。その変化は鼻が効く忍犬の鼻でさえ見分けることができないほどものの、一定時間対象者の近くにいないと完成しない。
孔雀妙法(くじゃくみょうほう)
【星隠れの里の忍】星の修行を極めた者だけが習得できる、星隠れの里の秘術。背中から半透明の紫色のチャクラを孔雀の翼のような形に実体化させて、状況を応じた形態に変化し、攻撃・防御・捕縛など様々な役割を果たす。
作中に登場した形態は以下の通り。
  • 散(さん):チャクラを複数の線状に分散させ敵を貫く。
  • 獣(けもの):獣に変化させて周囲を襲う。同時に複数体を変化でき、ここから「咬」の形態に変化できる。
  • 咬(こう):複数の「獣」を合体させより大きな獣となり、敵の正面から攻撃する。
  • 翼(よく):鳥の翼に変化させて空を飛ぶ。
他には指先からチャクラを放出し倒れた人の意識を取り戻し、縄状に変化させ敵を縛り、操り及び絞殺(背中からも同様)、竜に変化させて敵を攻撃し[24]、手から直接放ちそのまま攻撃、または物にチャクラを練り込む事も可能[25]。また、他者の孔雀妙法チャクラを吸収(劇中ではアカホシの「獣」で自分の部下とナツヒの「獣」を噛みつけて)し自分のものを増強できる。ただし、チャクラを操っている間には術者が動けなくなる弱点があり、(ナルトの多重影分身など)大多数の敵と戦う場合には正面にいる敵に注意を引かれ奇襲されやすい。
この術の源は「星」と呼ばれる200年前に星隠れの里に落ちた隕石である。その「星」はチャクラを活性化させる能力を持ち、例え星が盗まれてもこの術を会得した忍は体内のチャクラ循環で星のチャクラを感じ取り星の位置を把握できる[26]。なお、使用しすぎると体内の経絡系が損傷し、死に至る場合がある。このため、三代目星影は星の修行を禁止にしていた。
磁石忍法(じしゃくにんぽう)
【ジガ】自分の体、または触れた鉄を磁石に変えて磁力で自在に操る。主に自身が持つ鉄球でナルトの額当てをくっついて乱回転したり、クナイを弾いて軌道を変えたりなど、磁石の原理を応用した使い方を行う。
この術の源は体内に蓄積された鉄であり、磁力は自由に切り替えることができる。血継限界の磁遁に近いが、実際の内容は「体内の鉄をチャクラで砂鉄に変換し全身、および触れた鉄を纏い磁石のように使う」というものであり、チャクラの流れが乱れた場合、体の発する磁力が周囲の鉄を無尽蔵に引き寄せ、最終的に埋まってしまうことになる。
磁石忍法・電磁幻魔(じしゃくにんぽう・でんじげんま)
【ジガ】掌から磁石の粉を相手の周囲に撒き、そこから発生する微弱な電流で相手の脳の働きを停止させる。
磁石忍法・無限隕石(じしゃくにんぽう・むげんいんせき)
【ジガ】体内の鉄で岩に眠る鉄鉱石を誘き出し鉄球で岩を砕いて、岩の欠片を磁力で操作して敵に飛ばす。
死生点穴(ししょうてんけつ)
【紅蓮】自身の心臓周辺の点穴を開き、一時的にチャクラを増強させる。漏れ出したチャクラは湖に大穴を開ける程だが、使用すると寿命を縮めるリスクがある。
怒髪点(どはつてん)
【役の行者、シラナミ】体内に集めた自然界のチャクラを真上に持ち上げ、それを解放した場所に落とし辺り一帯を焼き尽くす。元々は役の行者が使用していた禁術であり、シラナミはホタルに封印された術を強制的に発動させた。
忍法・木人操術(にんぽう・もくじんそうじゅつ)
【龍堂院一族】木人を自在に操る。この木人は本来訓練用のため、操作用の札を貼っても相手のパンチやキックでしか反応しないが、札を剥がれた木人はこの術でコントロールすることが可能となる。
忍法・木人柩(にんぽう・もくじんきゅう)
【ヤグラ(幻将)、六角、邪光】木人を丸木の形態に変え、牢屋を創作し相手を閉じ込める。この丸木はチャクラで連結され、凄まじい強度を保っている(ガイが殴っても無傷である程)。また、スパイク追加で閉じ込んだ者に攻撃、もしくは外部の木人を追加し再建築のために離脱できる。ただし、構造の中央はチャクラが弱く、この部分を狙われると破壊される。名称はテレビ東京のアニメサイトより。
木人憑依転身操術(もくじんひょういてんしんそうじゅつ)
【幻将】自身のチャクラを「木人柩」全域に流し込んで、閉じ込めた者の行動をコピーする木人を出現させる。幻将はこの術でガイとリーを同士討ちさせたが、対象の能力の完全な再現はできない弱点があり、ガイとリーの「八門遁甲」による連携攻撃で破れた。
秘伝・口縫いの術(ひでん・くちぬいのじゅつ)
【バジ】術者の問いに答えた相手の発声を封じる。
餅遁・無限白玉(もちとん・むげんしらたま)
【あんころ堂店主】木ノ葉の甘味処・あんころ堂の秘伝忍術。練り上げたチャクラで白玉を立て続けに増殖させる。
大食い大会に参加した秋道親子を妨害するため使用されたが、止め方を忘れていたため大騒ぎになった。元はただの白玉であるため食べることは可能で、チョウジが完食したうえで蝶モードを発動してチャクラに変換し、処理している。
なお「遁」とはつくが性質変化なのかは不明。
イブリ一族
燻し身の術(いぶしみのじゅつ)
【ゴッタ】体を煙に変え、相手の体に入り込みチャクラ・血液・内臓・神経・筋肉を意のままに操る。
ふうま一族
蜉蝣忍法・泡沫(かげろうにんぽう・うたかた)
【カゲロウ】蟻地獄から蜉蝣になるかのように姿を華麗に変化させ、背中に生えた4枚の翅を伸ばして攻撃する。この翅は秋道一族の「蝶モード」と似ており、極限まで凝縮されたチャクラのようである。自来也に「物凄いチャクラ」と評されるほどだが、一度使用すると男体から女体へ変わる副作用のせいで死ぬしかない捨て身の術である。
チャクラの糸(チャクラのいと)
【カゲロウ】ふうま忍法の奥義中の奥義。自身の心臓(経絡系)から伸びるチャクラの糸を相手に絡ませて相手の動きを封じ、糸を相手の心臓(経絡系)に伸ばし、自身の心臓と相手の心臓を繋げる。術者が死ぬと、糸を巻きつけられた相手も死ぬ。この糸を切るのは武器に断絶札を貼り付けない限り不可能。
忍法・風蜘蛛(にんぽう・かぜくも)
【ジグモ】複数の小さい蜘蛛に糸を紡がせ、相手の居場所を知る。
ふうま忍法・呪縛曼荼羅(ふうまにんぽう・じゅばくまんだら)
【ふうまアラシ】ふうまの代々の長でしか使えない秘術。チャクラで造られたピラミッド状の檻に相手を閉じ込め、檻を徐々に縮めて圧死させる。使用すると大量のチャクラと集中力が必要とされ、大蛇丸の術によりジグモとカミキリとの融合体となり使用を可能とした。この檻は術者による解除でのみ消滅するが、対象者の体力や術者の集中力に強度が左右されるため、力ずくで檻を破る可能性もある。
上水流一族
忍法・蜂蜜の術(にんぽう・はちみつのじゅつ)
【スズメバチ】多数の蜂で敵を襲う。この蜂の蜜は粘着性が強く、破壊すると多量の蜜が相手に掛かり動けなくなる。
蜂千本の術(はちせんぼんのじゅつ)
【スズメバチ、クロバチ】多数の蜂の尻の部分から針を一斉に発射させる。
蜂爆弾の術(はちばくだんのじゅつ)
【スズメバチ、ジバチ】多数の蜂を爆弾として爆破する。スズメバチが使うものは単に起爆札付き蜂で敵に襲う。
軒猿衆
爆裂虫(ばくれつちゅう)
忍を狩る忍」と呼ばれる集団・軒猿衆の術。チャクラを一定量まで吸い取ると爆発する虫で、相手に埋め込んで使用される。埋め込まれた者はチャクラを吸い取られ続け、やがて爆発する。術を使えば使うほど爆発する速度は早まる。ただしチャクラを練ってから術として消費する速度が速いと虫の成長速度が遅くなる。外科手術で取り除くことは可能。

劇場版オリジナル[編集]

影鏡身転の法(かげかがみしんてんのほう)
【足穂】『疾風伝』に登場。鬼の国に伝わる秘術。円形の陣を展開し他人に変化する。声など完璧に変化できるが、一度使用すると元の姿に戻れない。

その他(性質変化・形態変化)[編集]

性質複合[編集]

火遁風遁・外留愚々(かとんふうとん・げるぐぐ)
【角都】分裂体を本体に戻し、両肩に出現させた状態で火遁・頭刻苦と風遁・圧害を同時に放って広範囲を焼き尽くす。劇中では2度使用されたが、1発目はカカシの水遁でかわされ、2発目はヤマトとナルトの「颶風水渦の術」でかき消され、不発に終わっている。
颶風水渦の術(ぐふうすいかのじゅつ)(近、中、攻撃、防御、上忍)
【ヤマト&うずまきナルト】ヤマトの「水遁・破奔流」で水流を起こし、これをナルトの「風遁・螺旋丸」の乱回転に巻き込み、竜巻を内包した霧状の壁を作る。その威力は風遁の術で強化された火遁の術を無効化してしまうほど。水と風の2つの性質変化を持っていれば一人でも扱える。
五遁大連弾の術(ごとんだいれんだんのじゅつ)(攻撃、超高等)
【三代目火影・猿飛ヒルゼン】五人に影分身し、それぞれ火遁、水遁、土遁、風遁、雷遁の術を一斉に放つ。第四次忍界大戦において、トビの攻撃を迎え撃つために使用した。名称は『ナルティメットストーム4』で判明したもので、こちらでは手裏剣影分身と変化の術を絡めている。

陰陽遁(おんみょうとん)[編集]

陰陽遁・万物創造の術(おんみょうとん・ばんぶつそうぞうのじゅつ)
【大筒木ハゴロモ】陰遁で無から形を造り出し、陽遁で形に命を吹き込んで巧みに操る。六道仙人こと大筒木ハゴロモが十尾のチャクラを九体の尾獣に分離させるために開発した。うちはの禁術・イザナギはこの術の応用。
仙法・陰遁雷派(せんぽう・いんとんらいは)
【うちはマダラ】無から形を作る陰遁の術の一つ。両手から無数に枝分かれする雷を放ち、敵を捕縛する。

形態変化[編集]

尾獣玉(びじゅうだま)
【尾獣、十尾、うずまきナルト、クローンナルト[6]】高圧縮したチャクラを口から吐き出す、全尾獣共通の術。+の黒い(アニメでは青)チャクラと-の白い(アニメでは赤)チャクラを8:2の割合で混ぜ、玉の形に形態変化させ取り込み放つ。このチャクラ配分と回転の有無を除けば螺旋丸と似たような術であり、キラービーは四代目火影が尾獣玉を元に螺旋丸を開発したと推測している。このチャクラの配分の調整は非常に困難であるらしく、ナルトは九喇嘛との和解後にようやくまともに使用可能になった。八尾・牛鬼はこの配分を「ゲロを吐く感覚に似てる」と評したが、これは熟練者ゆえの軽口であるらしい。
九尾・九喇嘛の尾獣玉が最も威力が高く、尾獣5体の力を集中させた尾獣玉を角度をつけて下に当て上空に跳ね上げた。一尾・守鶴と四尾・孫悟空のみ使用した描写が無い。ナルトは尾獣化の形態が特殊であるため、九喇嘛の頭部のみを具現化して単独で放つことが可能。
マダラは九喇嘛の尾獣玉が柱間の木人に受け止められたのに対し、須佐能乎の刀を折って突き刺したまま放つことで斬撃を加えて対処した。
十尾の尾獣玉は第一形態時はビームのように発射し、射程距離や威力ともに単独の尾獣を凌駕している。また、第二形態で発射した際は忍連合軍の本部を破壊し、神樹への変形過程で四つ同時に放っての共鳴爆破を行っている。ただし、第二形態時のものは球状ではなく円錐に近い。
虚狗砲(きょくほう)
【うずまきナルト、九尾・九喇嘛】形態変化させた尾獣玉を飲み込んで、それをレーザー状にして放つ。本来は九尾の固有術であるが、ナルトは4本目の尾を出して尾獣化の状態で使用した。名称は『ナルティメットアクセル3』より。
超ミニ尾獣玉(ちょうミニびじゅうだま)
【うずまきナルト】九尾チャクラを纏った状態で使用。生成手段と使い方は通常の螺旋丸と同様だが、使用するチャクラは尾獣玉使用時の構成と同じ。また、サイズは螺旋丸よりもさらに小さく、指先程度まで圧縮されている。
尾獣玉螺旋手裏剣(びじゅうだまらせんしゅりけん)
【うずまきナルト】求道玉に九喇嘛のチャクラを込め、それを核とした螺旋手裏剣。求道玉はナルトの背後に浮かんでいるため、複数個を同時に生成して投げることも可能。
連続尾獣玉(れんぞくびじゅうだま)
【九尾・九喇嘛&八尾・牛鬼】複数の尾獣玉を連射する。
螺旋丸(らせんがん)(攻撃、超高等)
【四代目火影・波風ミナト、自来也、うずまきナルト、はたけカカシ、猿飛木ノ葉丸、うずまきボルト、果心居士】片手の掌でチャクラを乱回転させて圧縮を行いチャクラの玉を作り上げる。形態変化を極限まで高めた術であり、印を結ぶ必要はないが複雑なチャクラのコントロールを要求されるため会得難易度は高い。開発者のミナトはさらに性質変化を加えようとしていたが、果たせぬまま死亡してしまったため長らく未完成のままだった。
当初のナルトはチャクラコントロールに難航し、乱回転するチャクラを圧縮し球体に抑えて留めることができなかった[27]。しかし、カブトとの戦いで、影分身をチャクラ放出係と形態変化係に役割分担させ会得する事に成功した。この方法は「影分身の術」を必要とするものの、術の会得難易度を大きく引き下げており、木ノ葉丸も同様の方法で会得している。後に九喇嘛のチャクラを使用可能になってからは、尾獣チャクラを腕の形に形態変化させることで単身での使用が可能になった。
大玉螺旋丸(おおだまらせんがん)(攻撃、超高等)
【うずまきナルト】通常よりも大きな螺旋丸で、攻撃は分身と2人がかりで行う。攻撃範囲と威力が強化されて九尾のチャクラが混じることにより、小型隕石の衝突に匹敵する威力を持つ。
大玉螺旋帯連丸(おおだまらせんたいれんがん)
【うずまきナルト】多重影分身の術からそれぞれに大玉螺旋丸を持たせて連続で対象にぶつける。マダラの木遁・樹界降誕を押し返す威力を持つ。
仙法・大玉螺旋丸(せんぽう・おおだまらせんがん)
【うずまきナルト】仙人モードの状態で使用可能。両手に一つずつ大玉螺旋丸を持つことができる。
超大玉螺旋丸(ちょうおおだまらせんがん)
【自来也、うずまきナルト】仙人モードの状態で使用可能[28]。大玉螺旋丸よりも遥かに巨大で、山をも吹き飛ばす威力を備えている。
仙法・超大玉螺旋多連丸(せんぽう・ちょうおおだまらせんたれんがん)
【うずまきナルト】仙人モードの状態で使用可能。多重影分身の術をし、それぞれ一つずつ超大玉螺旋丸を敵にぶつける。
超々大玉螺旋丸(ちょうちょうおおだまらせんがん)
【七代目火影・うずまきナルト】超大玉螺旋丸をさらに巨大化させた術。チャクラ吸収がオーバーフローしたデルタを粉砕した。
消える螺旋丸(きえるらせんがん)
【うずまきボルト】雷遁の性質変化を加えた螺旋丸。雷遁を参照。
太極螺旋丸(たいきょくらせんがん)
【うずまきナルト&四代目火影・波風ミナト】二人のチャクラを共鳴させ、威力を増した螺旋丸。互いに尾獣化し、仙術チャクラを併用した状態で放った。
元々は劇場版オリジナルの術であり、後に原作に登場した[29]。『BORUTO』では過去にタイムスリップしたボルトと少年時代のナルトがこれに似た連携術を使っている[30]
竜巻螺旋丸(たつまきらせんがん)
【うずまきナルト】九尾のチャクラを多量に含んだ螺旋丸。全体的に赤い。劇場版オリジナルの術。
超うずまき螺旋丸(ちょううずまきらせんがん)
【うずまきボルト&うずまきナルト】ボルトの「消える螺旋丸」にナルトのチャクラを加えて超大玉に形成し、投擲する。基本の螺旋丸がボルトのものであるため、途中で消える特性もそのまま。名称はゲーム版より[31]
超チャクラ螺旋丸(ちょうチャクラらせんがん)
【うずまきナルト&紫苑】紫苑が自らの力を押さえるために母親から貰った鈴に二人のチャクラを圧縮した螺旋丸。他の螺旋丸と違い、全体的に紫に近い色をしている。劇場版オリジナルの術。
尾獣螺旋丸(びじゅうらせんがん)
【うずまきナルト】九尾チャクラモードで使用。螺旋丸の要領で九尾チャクラを混合し、小型の尾獣玉を作り出す。原作では九喇嘛との連携が出来ていなかったため尾獣玉の代用として習得を試みたが失敗に終わり、後に「超ミニ尾獣玉」として完成した。
アニメではペイン襲撃後の任務中に偶然発動した九尾チャクラモードで使用、暴走したコピーのナルトを粉砕した。また、第四次忍界大戦後は素の状態でも使用できる上、その場からレーザー状に形態変化し放つ事も可能。
風遁・螺旋丸(ふうとん・らせんがん)
【うずまきナルト、うずまきボルト】風遁の性質変化を加えた螺旋丸。風遁を参照。
風遁・螺旋手裏剣(ふうとん・らせんしゅりけん)
【うずまきナルト】風遁・螺旋丸をさらに高めた術。風遁を参照。
螺旋丸・連奏(らせんがん・つらね)
【うずまきボルト&カワキ】カワキとの「楔」の共鳴で威力強化した螺旋丸。ボロに直撃を与えたが、再生能力でしのがれた。
螺旋吸丸(らせんきゅうがん)
【うずまきナルト】九尾チャクラモードで使用。チャクラの衣を変形させた腕で複数の敵を捕らえ、本体の腕で発動した巨大な螺旋丸に巻き込み攻撃する。
螺旋乱丸(らせんらんがん)
【うずまきナルト】九尾チャクラモードで使用。チャクラを形態変化させた副腕に背中で作った複数の螺旋丸を持たせて周囲を攻撃する。囲まれても一気に多数を攻撃できる。
螺旋連丸(らせんれんがん)
【うずまきナルト】3人に影分身し、両掌でチャクラを放出し分身が形態変化を担当することで、両手で螺旋丸を放つ。それぞれ異なる方向に回転しており、同時に敵に当てることで高い威力になる。
仙法・螺旋連丸(せんぽう・らせんれんがん)
【うずまきナルト】仙人モードの状態で使用可能。螺旋連丸の強化版。
螺旋超多連丸(らせんちょうたれんがん)
【うずまきナルト】多重影分身の術をした状態で、それぞれ一つずつ螺旋丸を持って敵にぶつける。螺旋連丸より遥かに数が多い。
惑星螺旋丸(わくせいらせんがん)
【うずまきナルト】掌の上の螺旋丸に加え、その周囲に3つのやや小型の螺旋丸が衛星のように公転する形で展開され、対象に当たることでさらなる乱回転を生み出す。 ゲーム版ではこれを超大玉螺旋手裏剣と尾獣玉で代用強化した「尾獣惑星螺旋手裏剣」が登場している。
圧縮螺旋丸(あっしゅくらせんがん)
【うずまきボルト】カカシとの修行で習得した風遁螺旋丸を大玉の様に大きくするのではなく、逆に圧縮する事で一点に力を集め貫通略を増大させた技。ショショジの術を貫通して一撃で倒す威力を持つ。
上記以外には明確な名称は無いものの、アニメ版オリジナルの「孔雀妙法のチャクラ」、「茸螺旋丸」、劇場版オリジナルの「7色のチャクラ」、「ゲレルの石の力」、「三日月螺旋丸」といったバリエーションも存在する。
螺旋輪虞(らせんリング)
【メンマ/黒ナルト】白い輪を中心に浮かべた黒い螺旋丸を掌から発生させる。土星のような形状をしており、ナルトの螺旋手裏剣と同等の威力を持つ。螺旋丸の形成時のチャクラ性質とは異なり、より細かく霧散したチャクラを渦のように凝集させている。劇場版オリジナルの術。
大螺旋輪虞(だいらせんリング)
【メンマ/黒ナルト】より膨大な密度の螺旋輪虞を発生させる。木ノ葉の里を一瞬で壊滅させる威力、色合いと規模の大きさは尾獣玉を連想させる。劇場版オリジナルの術。

分身術[編集]

煙重分身(えんじゅうぶんしん)
【鬼霧】煙幕を利用し、多数の分身を作る。アニメ版オリジナルの術。
朧分身の術(おぼろぶんしんのじゅつ)(補助、下忍)
【朧】分身の術の一種。通常の分身の術とは違い、あたかも実体があるように敵に思い込ませる。分身が攻撃してくるように見せながら分身の影から攻撃する。
影分身の術(かげぶんしんのじゅつ)(補助、上忍)
【うずまきナルト、はたけカカシ、テマリ、うちはイタチ、猿飛木ノ葉丸、犬塚キバ、うちはサスケなど】二代目火影・千手扉間が開発した術で、実体を持つ術者の分身体をチャクラで作り出し、物理的な攻撃を可能とする高等忍術。
分身体はオリジナルと同じ思考・記憶・人格を持ち、自分が分身であると認識している。分身体が消えた時、それまでの経験は術者と出現している他の分身体に還元されるため、スパイ活動を安全に行える。発動時はチャクラが本体から分身体へ均等に分けられるため、白眼では本体を見分けられない。人柱力が影分身を使うと体内の尾獣のチャクラも分けられるため、ナルトの影分身は九尾化および九尾チャクラモードを使用できる。また、『BORUTO』においては術者が未熟な場合は視界内でしか分身を維持できない。
分身体のチャクラは本体と連動しており、本体がチャクラを練り上げると分身体も活性化する。
分身体の数だけ本体のチャクラも等分され、分身体の疲労も術者に還元されるので、チャクラの少ない者が使用すると消耗が大きくなる。しかし、様々な術に応用することが可能であり、チャクラ放出・形態変化・性質変化を影分身に役割分担させることで術の会得難易度を大きく下げることが可能となる[32]。また、単純だが時間のかかる修行を行うにあたり、下記の多重影分身を使って修行をこなすことで効率を高めることができる(修行する当人のチャクラ量等にもよるが、数年かかる修行が数日まで圧縮することもできる)。ナルトにとって修行や螺旋丸の基礎として重要な術でもある。
分身体が陽動になり敵の注意を引き、本体で仕留める戦法がよく使われる。また、本体が一瞬でも意識不明になるか死亡した場合は分身体を維持できず解除される。なお、戦闘のダメージに関しては還元される描写が無い。
ナルトとサスケの終末の谷での最終決戦の際に、サスケは「この術はお前の孤独をまぎらわすための術だ」とナルトの心理を分析していた。
疾風伝において自来也はペイン畜生道と戦った際、フカサクとシマを口寄せするために印を組んだ手が離せない事を補うために、影分身を使用して口寄せ動物を誘導する囮に使いつつ印を結ばせて解除し、本体がその術を使うという応用を使っている。ボルトのものは本体から遠く離れることができないが、「視点が増える」という部分を利用して自問自答形式のディスカッションに使用することもある。
また、術を解かないまま分身体を維持していると分身と本体の間に意見の齟齬が発生するという奇妙な例もある(ナルトの影分身はアニメのオリジナルエピソードにおいて本体のナルトにストライキを起こしている)。さらに本体側のコンディションを反映するため、アニメ版『BORUTO』で疲労していたナルトが多重影分身を使用した際は2体しか現れなかった上両方ともダウンしていた。
多重影分身の術(たじゅうかげぶんしんのじゅつ)
【うずまきナルト、はたけカカシ、シズネ[6]、ホウキ[6]、猿飛木ノ葉丸】禁術。基本的には影分身の術と同じで、大量の分身体を作り出す。ナルトはこの術を基本に戦っており、変化の術と併用して吹き飛んだ大量の瓦礫を装って奇襲の機会を窺う、数に任せたハッタリを利かせる、尾獣に飲み込まれた時に胃の中で使って吐き出させるなど応用している。ただし、分身の数に応じて大量のチャクラを消費するため枯渇の危険性が高く、実戦レベルで使用するには相応のチャクラ量が求められる。
なお、アニメで登場した渡りの忍者・ホウキが使用したものは物理攻撃が通じず、本体が解除する、または本体が倒されないと分身が消えないなど、朧分身に近いものである。
勘違いされやすいが、禁術であるのは多重影分身であり、影分身が禁術なのではない。
自爆分身(じばくぶんしん)
【デイダラ】影分身に起爆粘土を摂取させて爆破し、広範囲を吹き飛ばす[33]。逃走・撹乱用の術で、敵が分身に気を取られている隙に遁走する。
土遁影分身(どとんかげぶんしん)
【雲隠れの忍、三代目火影・猿飛ヒルゼン】アニメ版オリジナルの術。詳細は土遁を参照。
分身大爆破(ぶんしんだいばくは)(近、攻撃、超高等)
【うちはイタチ】影分身を囮に敵を誘導し、タイミングを見計らって影分身体を爆発させる。
雷遁・影分身の術(らいとん・かげぶんしんのじゅつ)
【はたけカカシ】詳細は雷遁を参照。
紙分身の術(かみぶんしんのじゅつ)
【小南】紙でできた分身。起爆札を仕込むことで人間爆弾に近い使い方も可能であるほか、ここから「式紙の舞」を使用することも出来る。
烏分身の術(からすぶんしんのじゅつ)(補助、中忍)
【うちはイタチ】口寄せの烏を集めてできた分身。媒体が存在するため、使用者はチャクラの使用量が少なくて済む利点がある。イタチはこれと口寄せ烏を使用した変わり身の術、さらに幻術を使い分けて敵を撹乱する戦法を得意としている。
翠晶分身の術(すいしょうぶんしんのじゅつ)
【紅蓮】アニメ版オリジナルの術。詳細は晶遁を参照。
砂分身(すなぶんしん)
【我愛羅、サソリ】砂でできた分身。我愛羅は自分を護るための「砂の盾」を自分に似せ相手を攻撃させるほか、仲間の分身を作ることで相手を誘導・捕縛する使い方も行っている。
墨分身の術(すみぶんしんのじゅつ)(補助、中忍)
【サイ、キラービー】墨でできた分身。単に「墨分身」とも呼ばれる。サイのものは忍術に使う墨で作り出し、影分身と同じく本体と全く同じ外見を持つ。また、ビーのものは八尾の水遁で生み出す墨で作り出し、分身は色彩が全て黒になったビーの姿をしている。
タコ足分身の術(タコあしぶんしんのじゅつ)
【キラービー】八尾のタコ足一本を媒体にキラービーの分身体を作り出す。写輪眼でも分身と見抜けず戦闘不能になっても残り続け、解除されると八尾のタコ足が残る。作中ではサスケから逃走するために使用されたが、タコ足一本分の尾獣の体が残るため「封印術・幻龍九封尽」で外道魔像に封印されたことで十尾の復活に使われてしまった。
土遁・岩分身の術(どとん・いわぶんしんのじゅつ)
【三代目土影・オオノキ】詳細は土遁を参照。
忍犬忍法・犬毛分身(にんけんにんぽう・いぬげぶんしん)
【パックン】自らの毛を振り乱し、多数の分身を作る。朧分身同様の実体のない幻影であり、攻撃されても無限に再生するので、本体を倒さないと術が解けない。アニメ版オリジナルの術。
粘土分身(ねんどぶんしん)
【デイダラ】粘土でできた分身。起爆粘土を仕込めば爆破も可能。
水分身の術(みずぶんしんのじゅつ)(補助、中忍)
【桃地再不斬、はたけカカシ、干柿鬼鮫、筧スミレなど】詳細は水遁を参照。
蟲分身の術(むしぶんしんのじゅつ)
【油女シノ】詳細は油女一族を参照。
木遁・木分身の術(もくとん・もくぶんしんのじゅつ)(補助)
【ヤマト、うちはマダラ、初代火影・千手柱間】詳細は木遁を参照。

封印術[編集]

一糸灯陣(いっしとうじん)
【うみのイルカ、雷門デンキ、うちはサラダ、結野イワベエ、ミツキなど】対象の足元または体の上に陣を広げ、動きを封じる。封印術を学ぶ際の基礎とされる術であるが、強度は対象の実力や術者のチャクラのコントロール能力に左右される。
多重一糸灯陣(たじゅういっしとうじん)
【雷門デンキ&うちはサラダ&ミツキ&結乃イワベエ他多数】多数人で一糸灯陣を同時使用し、対象の動きを封じ込める。基礎の忍術の重ね掛けではあるが、カカシクラスの実力者であっても一時的に動きを止められるほど。
陰封印(いんふういん)
【五代目火影・綱手、春野サクラ】額の中心のごく僅かな面積に常に少しずつチャクラを蓄積する。「創造再生」など、高等忍術を使用する際に要するチャクラを、これを解放することで賄う。チャクラが切れると額のマークが消える。これと同様のマークはうずまきミトの額にもあるが、関連は不明。
陰封印・解(いんふういん・かい)(補助、奥義・極意)
【五代目火影・綱手、春野サクラ】「陰封印」にて蓄積しておいたチャクラを解放する。
解尾法印(かいびほういん)
【うちはオビト、大蛇丸[6]、四代目火影・波風ミナト】人柱力から尾獣を強制的に引き抜き、解放する。人柱力自身が使用する場合は印が必要になる。オビトは九尾の暴走を防ぐため、解放直前にクシナ越しに写輪眼の幻術を仕掛け、九尾との口寄せ契約を強制的に結んだ。また、アニメでは大蛇丸はブルービー/フカイから八尾を引き抜く際に使用し、事前にフカイに幻術薬を飲ませることで八尾を暴走させた(このため八尾にはこの時の記憶がない)。ミナトは第四次忍界大戦にて、片手で印を結んで発動し、ナルトに自身の中の「陰」の九尾を受け渡すために使用した。
禁個呪の札(きんこじゅのふだ)
【うちはマダラ】対象の心臓に呪印札を仕掛けて操る。仕掛けられた者は札を除去する行動は封じられるため、自ら解除することは出来ない。心臓に仕掛けられた呪印札を他者が除去すれば解除できる。
劇中ではマダラがリンとオビトに仕掛けており、両者ともカカシの雷切を故意に受けて除去されている。
契約封印(けいやくふういん)
【四代目火影・波風ミナト】口寄せ動物との契約を封印する。オビトと九尾の口寄せ契約に対して使用された。
五行封印(ごぎょうふういん)(超高等)
【大蛇丸】片手の五指に五行のチャクラを込め、対象に打ち付けて封印の術式を刻み込む。ナルトの八卦封印に上書きされる形で使用され、偶数の封印式に対して奇数の封印式は相性が悪いため、解除されるまでナルトのチャクラコントロールは著しく悪化することとなった。
五行解印(ごぎょうかいいん)(超高等)
【自来也】五指にチャクラを込めて、「五行封印」の刻まれた箇所に打ち付けて封印を解除する。火影および「伝説の三忍」クラスしか使えない術だが、作中で使用した描写があったのは自来也のみ。
牛頭天王(ごずてんのう)
【信楽タヌキ】「根」における柱間細胞の研究の過程で生み出された術。対象者の背に術式を刻み、大筒木の口寄せ獣「鵺」の封印を解放する鍵を作り出す。使用後は術式を刻まれた対象に制御が移り、自身と似た精神状態の人間に鵺のチャクラを取りつかせ、暴走させることでそのチャクラを吸収、鵺の存在する異空間への通路を開通させる。その後、解放された鵺に異空間に蓄積したチャクラを吸収・自爆させることで広範囲を殲滅する。術式はこの蓄積チャクラの制御を担っているため、中途で解除されると暴走する。
「根」が解散された恨みにより元構成員であるタヌキは木ノ葉隠れの里を破壊するため、この術を研究し続きようやく完成し、娘・スミレに「木ノ葉を復讐する」の遺言を残すと共に術式を刻んだ。それからスミレは鵺のチャクラでアカデミーの生徒から始め木ノ葉の人々のチャクラを吸収し、ボルトとの戦いでこれを利用した自爆を試みたが、スミレに懐いていた鵺が命令を拒否したため失敗。その後の精神状態の変化により、術式が砕けて解除されたが、鵺との口寄せ契約は残存している。
金剛封鎖(こんごうふうさ)
【うずまきクシナ、香燐】うずまき一族固有の強力な封印術。身体から放った多数のチャクラの鎖で対象を雁字搦めにし、身動きを封じる。また直接攻撃手段としても有効。クシナと同じうずまき一族である香燐も第四次忍界大戦終盤で開花させた。
魂身別離の術(こんしんべつりのじゅつ)
【サビル】封印の札を媒体に対象者の魂を肉体から引き剥がし、その札を特定の場所に貼り付けることで魂のみを封印する。札を剥がされると魂は封印から解放されるが、肉体には戻らず幽霊となる。肉体が死亡しても魂は幽霊として現世に残り、術も使用できる。アニメ版オリジナルの術。
指刻封印(しこくふういん)(近、補助、中忍)
【自来也】指先にチャクラを集約させ、その熱量を以って対象物に文字を刻み付ける。
四象封印(ししょうふういん)
【四代目火影・波風ミナト】尾獣の力を押さえ込む封印式。ミナトがクシナから学んだ、渦潮隠れの里の封印術がベースとなっている。ビー曰く、鉄甲封印よりも強力らしい。
裏四象封印術(うらししょうふういんじゅつ)
【志村ダンゾウ】四象封印の応用術。自らの体に術式を予め刻んでおき、死亡をトリガーに発動させることで自らの死体に相手を引きずり込んで封印する。
八卦封印(はっけふういん)
【四代目火影・波風ミナト】「四象封印」を二重に施した強力な封印式。ナルトへの九尾封印に用いられており、封印された九尾の力を抑え、封印の隙間から漏れ出た分のチャクラをナルト自身のチャクラに還元できるように組んである。また、ミナトとクシナのチャクラが組み入れられており、後にナルトの助けとなった。年々封印が弱まっていたが、後にミナト自身の手で再度組み直された。イメージは、水路の奥の巨大な鉄格子の牢。この門の奥にはナルトの意志で出現し、九喇嘛を押さえつける鳥居が用意されているが、これは柱間の使う「仙法・明神門」と同じもの。
第四次忍界大戦において、ナルトと九喇嘛が和解した際に九喇嘛モードを発動すべくナルト自らによって解除されている。
土蜘蛛流禁生術解法・天地開闢(つちぐもりゅうきんせいじゅつかいほう・てんちかいびゃく)
【シラナミ】対象の足元に展開した術式を全身に走らせ、自然界のチャクラを背中に集める。ホタルに封印された禁術を解放させるために必要とされる。アニメ版オリジナルの術。
鉄甲封印(てっこうふういん)
尾獣の力を押さえ込む封印式。フカイやビーへの八尾の封印に用いられており、フカイは胸元、ビーは右肩の「鉄」のタトゥーが封印式となっている模様。術者不明。
布縛りの術(ぬのしばりのじゅつ)
【マキ、砂隠れの忍】穢土転生によって蘇生された敵を布でぐるぐる巻きに縛り、相手の動きを押さえ込む。縛った後に札を貼る事で、他者による口寄せを封じる。
封印術・億怒端数煩流奴(ふういんじゅつ・オクトパスホールド)
【キラービー】墨分身で敵に卍固めを掛け、3カウントで墨が固まって動きを封じる。人柱力ペイン六道の封印に用いられたが、尾獣化で振りほどかれた。
封印術・蛙呑み(ふういんじゅつ・かわずのみ)
【果心居士】四つの岩を出現させ、その内側にいる者の身動きを縛る。
封印術・虎視眈弾(ふういんじゅつ・こしたんだん)
【サイ、山中いのじん】巻物に描いた虎を実体化し、対象に喰らいつかせて巻物の中に引きずり込み封印する。アニメでは元々ダンゾウが対大蛇丸用に開発したものと説明している。また感情のコントロールができなければ、逆に負の感情に飲み込まれてしまう。
封印術・三方封印(ふういんじゅつ・さんぽうふういん)
【猿飛木ノ葉丸】三人でピラミッド状の壁を作り出し、その内側にいる者の動きを封じる。発動後に術者がいなくても封印を維持できるが、耐久性はあまり高くない。
元々はゲーム版における三代目火影・猿飛ヒルゼンのオリジナル術で、孫の木ノ葉丸が使う形でアニメに逆輸入された。
封印術・屍鬼封尽(ふういんじゅつ・しきふうじん)(近、攻撃、奥義・極意)
【三代目火影・猿飛ヒルゼン、四代目火影・波風ミナト】禁術。死神と契約を行い、術者自身の魂を介して身体から死神の腕を伸ばし相手の魂を引きずり出して封印する。封印後、術者の身体には八卦封印に酷似した模様が刻まれる。四象封印同様、うずまき一族の封印術がベースになっている。封印が終了した時点で術者の魂も死神に食われ、両者の魂は成仏する事も出来ず、死神の腹の中で絡み合い憎しみ合いながら永遠に戦い続けることになるとされる。「影分身の術」と併用することで、複数の相手の魂を封印することも出来る。死神の姿は術の契約者(術者)と、死神の腕に魂を掴まれた者にのみ見える。よって、この術で同時に封印された者がいた場合、絡み合った魂が死神に頬張られる凄惨な光景を目の当たりにすることになる。
四代目火影はこの術で自身の体内に九尾のチャクラを封印し、穢土転生体として蘇生された際には九尾の人柱力となっていた。ただし、物理的に、そして戦略的にも全てを封印することはかなわず、全体の半分に当たる陰のチャクラのみを封印している。
魂を引きずり出す力は術者自身の体力に左右されるため、それが不十分な場合は相手を封印できないという事態が発生する。そのため応急的に魂を部分的に切り離して封印することもでき、その部分は変色して半永久的に動かせなくなり通常の方法では治すことの出来ない火傷のような激痛を発し、最終的には皮膚がズタズタに裂けてゆく。こちらの場合は体を何らかの手段で入れ替えることである程度回復が可能だが、大蛇丸はチャクラコントロールを要する術が軒並み使用不能となり、口寄せに頼っていた。
封印術・屍鬼封尽・解(ふういんじゅつ・しきふうじん・かい)
【大蛇丸】うずまき一族の能面堂にある死神の面を装備し、術を発動して屍鬼封尽の死神を自らに憑依させ、その上で割腹することで死神の腹の中に囚われた魂を解放する。基本的には自らの命を代償にする禁術だが、大蛇丸は術を完了させた後、割腹した体を捨てて抜け出た本体が捕らえておいた白ゼツの体を奪うことで事なきを得た。
封印術・獅子閉哮(ふういんじゅつ・ししへいこう)(近、補助、超高等)
【チヨ】封印式を仕込んだ忍具「獅子首観音」が大口を開け、対象者を壁面に磔にすると同時に封印式を一気に展開する。封印式の中央にある「閉」の印、その更に中心部に触れた者の点穴を閉じ、チャクラを使用不能にする。
封印術・狼嚥虎呑(ふういんじゅつ・ろうえんこどん)
【虎呑レイシ】三狼に巣食っていた狼の怪物・狼嚥用の、虎呑一族の秘伝封印術。狼嚥の背にある急所の点穴を突き、封印術を打ち込むことで特定の場所へと封じ込める。ただし、7年ごとにかけ直さないと封印が維持できない。小説版オリジナルの術。
封印鉄壁(ふういんてっぺき)(防御、上忍)
【地陸】外界からの侵入者を防ぐため、火の寺の門にかけられた封印。門を挟んで立つ二体の石造が結界を形成しており、仙族の才と呼ばれる忍僧独特のチャクラを流し込むことで、封印を解除できる。ただし、石像を破壊されると封印そのものが消滅する。
封火法印(ふうかほういん)(近、補助、上忍)
【自来也】火遁系の忍術による効力を巻物に封印する。炎遁の術で発生する黒炎に対しても有効。
封黒法印(ふうこくほういん)(近、補助、上忍)
【左近】「四黒霧陣」でできた結界の上に札を貼り、封印を厳重にする。白眼を使用しても透視不可能な程強力。
封邪法印(ふうじゃほういん)(超高等)
【はたけカカシ、夕日紅[6]】呪印など悪しき力を持つ術の効果を最小限に留める法印術。対象の全身と地面に血で文字を書いて、術の発動と共にその文字を対象の体に刻む術の箇所の周囲に集い、悪しき力が漏れるのを防ぐ鎖となる。ただし完全に封じ込めるわけではなく、その効力は対象の意志の力に左右される。そのため、封印された力を自ら望んだ場合は無意味となる。
実際に使用されたのは原作ではカカシがサスケの呪印を封じる時のみだが、アニメでは紅がかつて個人指導した鞍馬一族当主の娘・八雲の心に潜む「イドの怪物」を封じるために使用した。なお、この「イドの怪物」は八雲の深層意識から生み出したため、紅と再会するまで八雲の意志の力があっても完全に制御できなかった。
解邪法印(かいじゃほういん)
【うちはサスケ】対象者の呪印を解除する。大蛇丸を復活させるために「封邪法印」を受けた時の記憶を手がかりに発動し、アンコの呪印に使用した。
火影式耳順術・廓庵入鄽垂手(ほかげしきじじゅんじゅつ・かくあんにってんすいしゅ)(近、補助)
【ヤマト、初代火影・千手柱間】単に「廓庵入鄽垂手」とも。掌に「座」の文字[34]が浮き上がり、それを尾獣に押さえつけて封印する。木遁の術で出現した十本の樹木の柱が、尾獣のチャクラを食らって弱体化させ、尾獣のチャクラを強制的に抑制する。使用の際には初代火影のチャクラに反応する結晶石を尾獣もしくは人柱力に所持させる必要があり、ペインによる木ノ葉襲撃時にナルトの持っていた結晶石が破壊されてしまったため、以後は使用不能になっている。柱間はこれらの過程を踏まなくても発動でき、さらに「木人の術」と併用した。

呪印術[編集]

「呪印(じゅいん)」と呼ばれる呪縛力をもった印を対象者に施し、その能力や行動などを思いのままに支配する法術。封印術の一種に分類される。

大蛇丸の呪印
大蛇丸が施す呪印で「天」「地」など、その他色々な種類がある。チャクラに反応し、強制的に力を引き出す効果がある。受印されるだけでも凄まじい激痛が走り、それによって命を落とす者も多い。呪印の状態は呪印の独特の文様が体を取り巻く「状態1」と、体色や目が変色し身体の一部が変形、角や翼などが生えてくる「状態2」が存在し、後者の方が引き出せる力は遥かに大きい。ただし、使いすぎると体を徐々に侵食され、最終的には自我を失う。
この呪印は、重吾の殺戮衝動の源である仙人化を大蛇丸が研究し、彼の体液を基に、他の人間にも同じ作用をもたらす酵素として実用化したものである(自我を失うのは暴走の名残)。また、呪印を刻む際には大蛇丸自身の意識を共有する仙術チャクラも流し込まれており、サスケはアンコの呪印を解放することで大蛇丸を復活させた。
薬師カブトの呪印
大蛇丸の呪印とよく似ているが、こちらは副作用があるため、カブトの調合した薬を定期的に服用しなければ最終的には死に至るという。アニメ版オリジナル。
楔(カーマ)
【大筒木イッシキ、大筒木モモシキ】大筒木一族が用いる呪印。術者の存在を複製圧縮した菱形の呪印を対象者に刻み込む。受印された者は術者の「器」となり、呪印が時間と共に「解凍」されることで術者に存在を乗っ取られ消滅する。それまでの期間は対象者の意志である程度制御可能であり、チャクラ吸収や術の強化などの恩恵を受けるが、自然エネルギーを吸収することはできない。
解凍完了前でも術者の意識を表面化させることができ、その間「器」の肉体が術者の特徴を表す形で変化するが、チャクラ量などは「器」に依存する。
モモシキは死に際に精神のみでボルトに接触することで刻み、イッシキはカグヤの奇襲で死に掛けた際にジゲンに寄生し、その後顎に刻んでいる。また、カワキの左手のものもイッシキが刻んだと思われる。
籠の鳥の呪印(かごのとりのじゅいん)
【日向宗家】日向宗家が分家の者に施す特殊な呪印術。額に刻まれるため、分家はみな額当てで呪印を隠している。宗家の者のみが知る印を結ぶと対象の被術者の脳を強烈な痛みが襲い、脳細胞自体も容易に破壊することができる。また、被術者が死亡する際に白眼を封印する効果を持ち、死体が外部に渡っても術の仕組みを解析できない。つまり「分家の支配」と「白眼の機密保持」の役割を兼ねている術である。呪印の模様には名の通り「籠の中の鳥」という意味も込められている。名称はアニメ版より。
自業呪縛の印(じごうじゅばくのいん)
【志村ダンゾウ、大蛇丸】相手の喉元に呪印を仕掛け、体を縛る。受けた者の体には帯状の模様が全身に浮かぶ。
舌禍根絶の印(ぜっかこんぜつのいん)
【志村ダンゾウ】「根」の構成員の舌に施される。組織の機密情報(特に長であるダンゾウの情報)を喋ろうとすると、身体が痺れて動けなくなる。術者であるダンゾウが死亡すると解除される。

医療忍術[編集]

暗黒医療(あんこくいりょう)
【黄泉】メスとハサミを使用し、自らの体を開いて体内にチャクラを入れる。逆に、傷を塞ぐ縫合を行うこともできる。劇場版オリジナルの術。
強化処方・チャクラ注入(きょうかしょほう・チャクラちゅうにゅう)
【黄泉、クスナ】劇場版オリジナルの術。暗黒医療の一種で、ウナギのような紫色の動物を用いることで、次の使い方ができる。
  • 五つのチャクラの性質のどれかを使用できるよう、仲間へとその動物を噛ませる。
  • その動物を体内に入れると、原作の状態1のように体に模様が浮かび上がる。また、チャクラを直接飲むと状態2のように姿が変化し、途轍もないチャクラの量を引き出すことができる。
  • その動物を敵に噛ませて気絶させる。
医療水遁・水蚊(いりょうすいとん・すいか)
【アメノ】アニメ版オリジナルの術。詳細は水遁を参照。
医療水遁・水蟷螂(いりょうすいとん・みずかまきり)
【アメノ】アニメ版オリジナルの術。詳細は水遁を参照。
医療水遁・水海月(いりょうすいとん・みずくらげ)
【アメノ】アニメ版オリジナルの術。詳細は水遁を参照。
陰癒傷滅(いんゆしょうめつ)(補助、超高等)
薬師カブト】攻撃を食らう前からチャクラをためて治療に費やす。攻撃される個所を先読みするため、的確な分析力を必要とする。
細患抽出の術(さいかんちゅうしゅつのじゅつ)(近、補助、上忍)
春野サクラ】体内のチャクラの乱れを感知することにより、毒や病原体など、人体に害をなす根源を看破。チャクラのメスを用いて患部を切開し、毒素を吸い出すと同時に外部からの損傷部を治療する。
死魂の術(しこんのじゅつ)(補助、上忍)
【薬師カブト】死体の心臓を自分のチャクラで一時的に動かし、生きているかのように操る。アニメでは死体の人物の生前の術まで使用でき、自我を再現することもできるなど、穢土転生に近い特徴がみられた。
掌仙術(しょうせんじゅつ)
【五代目火影・綱手、薬師カブト、シズネ、春野サクラ、山中いの、伊豆野ワサビなど】医療忍術の基本術。掌にチャクラを集中させ傷ついた部位に当てて治りを早くする。用いるチャクラを増やすことで、ある程度離れた相手に使用できるが、必要以上のチャクラを流し込んだら対象が昏倒されしまう。
治活再生の術(ちかつさいせいのじゅつ)(補助、超高等)
【シズネ、医療班】髪の毛などの細胞を媒体に、新たな細胞を作り出し欠損個所を補う。かなりの集中力が必要とされる。作中ではネジに使われた。
チャクラ解剖刀(チャクラメス)(攻撃)
【薬師カブト、シズネ、春野サクラ】手にチャクラの刃を纏い、それで対象を切開・切断する。本来は手術に使うチャクラのメスであるが、これを攻撃に用いることも可能。チャクラコントロールが難しいため、必然的に解剖刀のリーチは短くなるが、外傷を加えることなく筋肉や神経系を切断することができるため、目立たない動作で相手にダメージを与えられる利点がある。また、人体を二つに切断することも可能。
毒霧(どくぎり)(攻撃、上忍)
【シズネ】体内のチャクラを特殊な化学物質に変化させ、口から吐き出す。この物質は空気に触れると瞬時に紫色の猛毒の霧となり、少しでも吸えば致命傷は免れない。
肉体活性の術(にくたいかっせいのじゅつ)
【神農】破壊された筋肉や組織を再生し、自身の肉体を強化する。医療忍術による再生のメカニズムを利用する事で筋肉の破壊と再生を繰り返し、攻撃を受けるほどに頑強になっていく。さらに、零尾による闇のチャクラを併用する事で外見を若年のものに変え、八門遁甲を全て開放するほどの強度すらも得る。
ただし、肉体強化の源は闇のチャクラであるため、点穴が突かれると術が無効化され、年齢本来の老人の姿に戻ってしまう。劇場版オリジナルの術。
忍法・創造再生(にんぽう・そうぞうさいせい)
【初代火影・千手柱間、五代目火影・綱手、春野サクラ】膨大なチャクラによって自身の身体の細胞分裂速度を上げ、損傷した肉体や臓器を数秒で再生する。細胞分裂の回数は上限があるため、効果を発揮するほど寿命が削られる。カツユの分裂体にチャクラを分けることで、他者に対して使用することも可能(蛞蝓・網療治夥)。これは、本来柱間の固有術だったものを綱手が「陰封印」を利用して再現した術であり、後にサクラに伝授されている。なお、柱間はこの術による寿命低減のリスクがない(土葬された遺体や穢土転生された本人には老化の兆しが見られない)。
百豪の術(びゃくごうのじゅつ)
【五代目火影・綱手、春野サクラ】綱手が「創造再生」を再現するために開発した術で、二つで一つの術として成立している。発動までの前提として、極限レベルまで精密なチャクラコントロールにより、3年間常に一定量のチャクラを額に貯める必要がある(これの保持に使用しているのが陰封印。アニメではダムのイメージで描写されている)。この間は普段使えるチャクラが極端に減少するリスクがあるが、サクラは普段使うチャクラを別に貯めることで対処していた。
一定量まで溜まると額に菱形の「百豪の印」が浮かび上がり、基本の身体能力が大幅に向上する。サクラは第四次忍界大戦後もこの状態を維持しているため、無意識の一撃で自宅を破壊してしまったことがある。
陰封印を解き、額のチャクラを全身に行き渡らせることで、全身に文様が浮かび上がる。この状態では創造再生の効果を常時発揮しており、致命傷をも即座に治癒できる。綱手は借金取りからのカモフラージュもかねてこのチャクラを外見の変化に使用しているため、過剰に使用すると実年齢よりも老いた老婆の姿になってしまう。若年であるサクラにはこのデメリットはない。また、蓄積したチャクラを他者に流し込むことで、術の効果を強大化させることも可能。
名前の由来は仏の額にある白毫
乱身衝(らんしんしょう)
【五代目火影・綱手】相手の神経系に電気質のチャクラを流すことで筋肉の電気信号を狂わせ、相手を思い通りに動けなくする。

転生忍術[編集]

死者を蘇生させる術の場合、行使後に術者は死亡する。

己生転生(きしょうてんせい)
【チヨ】禁術。己が全チャクラを媒介として、対象者に生命力を分け与える。対象は生死を問わずに施せるが、死者に施す場合、術者のチャクラが死者の魂に変換され、術者は確実に死に至る。チャクラが足りない場合、他者のチャクラを追加することも出来るが、その場合でも術者の死亡は避けられない。この術はサソリの両親の傀儡に命を吹き込む目的で開発されたが、上記のリスクが発覚したため人道的理由から開発直後に禁術に指定された。
口寄せ・穢土転生(くちよせ・えどてんせい)(補助、禁術)
【二代目火影・千手扉間、大蛇丸、薬師カブト】詳細は口寄せの術を参照。
外道・輪廻天生の術(げどう・りんねてんせいのじゅつ)
【長門、うちはオビト】詳細は輪廻眼を参照。
不屍転生(ふしてんせい)
【大蛇丸、薬師カブト】「不老不死の術」とも言う。大蛇丸が十数年かけて開発した究極の禁術。「白蛇遣いの術」を発動し、体内に「器」を取りこみ、異空間で「器」の精神を覚めぬ眠りに落として体を乗っ取る。ただし「器」が特殊な力(主に瞳術)を持っていると、効力を跳ね返され自分が乗っ取られてしまう危険もある(この場合、大蛇丸の精神とチャクラが「器」に取り込まれ、本体は抜け殻となる)。自らの魂が器となる人の体に転生することができるので、不老不死が可能となる。しかし、一度使うと2~3年の間は使えない。ただし、作中で大蛇丸は、サスケに対して使用して失敗した後、後述の通り白ゼツに対し忍界大戦中に使用している(この期間は、2年にも満たない短期間である)ため、術に失敗した場合は使用したと見なされないと思われる。カブトは「伝異遠影」で大蛇丸を「白蛇遣いの術」の状態で出現させ、イタチとサスケの力を取り込むために使用したが、全て阻止されている。
復活後の大蛇丸は白ゼツの体に本体で入り込んだだけで乗っ取っている。
白蛇遣いの術(しろへびつかいのじゅつ)
【大蛇丸】肉体改造の結果変質した大蛇丸の本体。全身を構成する白い蛇をチャクラで制御し、コントロールする。
竜命転生(りゅうめいてんせい)
【竜舌】死んだ相手に口移し、自分の生命力を与え蘇生させる。劇場版オリジナルの術。

結界忍術[編集]

このような忍術には罠が仕掛けられていることがあり、別名で「トラップ忍術」と言うことがある。また、その性質上ほとんどは「何かを閉じ込める・隔離する」ための術であり、封印術に分類される。

うちは火炎陣(うちはかえんじん)
【うちはオビト】文字通りうちは一族特有の結界術。点火した五指を地面に叩きつけ、高熱の結界を張って対象を防御する。この結界は術者の発する微量のチャクラを燃料に維持される。十尾の素体となる外道魔像を守護するために使用。その高熱は八尾の攻撃からも防ぐほど。
感知結界(かんちけっかい)
【木ノ葉警備班】感知水球とリンクしているドーム状の結界。木ノ葉の里に常に張られており、不審者が侵入した瞬間その方角と人数を察知する。ペイン襲撃を教訓に、第四次忍界大戦後はさらに強固なものが張りなおされている。
結界・蝦蟇瓢牢(けっかい・ガマひょうろう)(補助、上忍)
【自来也】口寄せした妙木山の瓢箪蝦蟇の体内へと、敵ごと引きずり込む。外界とは隔絶された空間の中で、敵を酸の湖に溶かすことができる。
結界・四方封陣(けっかい・しほうふうじん)
【シズネ&春野サクラ&山中いの&日向ヒナタ】術式の書かれた巻物を5つ用意し、1つを中心に置いて広げ、残り4つを術者それぞれが囲む形で配置、血液を塗りつけてチャクラで術式を立体化させて持ち上げる。その状態で術者が散開することで術式が広がり、その下に探索対象が入ると術式の「」の文字を「」に変え、網状のチャクラで掬い上げる形で捕獲し引き上げる封印術へと移す。術式の維持には非常に繊細なチャクラコントロールが必要とされるため、発動中は術者が完全に無防備になる。アニメ版オリジナルの術。
結界・天蓋法陣(けっかい・てんがいほうじん)(近、中、補助、上忍)
【自来也】自らを中心に球状の結界を張り、侵入した相手を探知する。敵の動きを把握する上で有効だが、口寄せなど標的自身が入ってこない場合は無意味。自来也は足を叩くことで印を代用して発動した。
結界符・眼装甲(けっかいふ・がんそうこう)
【霧隠れ暗部】青の耳に下げられている呪印札を使用した結界術。右目の白眼に危機が迫ると自動的に発動し、札が張り付いて白眼を保護する。霧隠れ暗部・追い忍部隊のみが解術できる。
結界法陣(けっかいほうじん)(攻撃、上忍)
【音の四人衆】起爆札で陣を敷き、敵が陣内に入った途端に爆破する。
封縛法陣(ふうばくほうじん)
【うみのイルカ】封縛札で代用し、陣内に入った敵の動きを封じる。アニメ版オリジナルの術。
結界門五封術・八門閉城(けっかいもんごふうじゅつ・はちもんへいじょう)
【フエン】特定の場所の地図が書かれた巻物を広げて印を組むことで、東(青龍)・西(白虎)・南(朱雀)・北(玄武)のそれぞれの方角に巨大な門を出現させ、その場所に防御結界を張る。フエンは木ノ葉の里を外部との接触させないために里の外から結界を張った。アニメ版オリジナルの術。
五封結界(ごふうけっかい)(万能、補助、中忍)
【長門】洞窟の入り口を塞いだ所とおよそ1km離れた地点の四ヶ所に「」と書かれた札を貼り、暁以外の者からの進入を防ぐ。他者が入るには、その札を全て剥がさなければならない。また、その四ヶ所の札を剥がした者には自身と全く同じ実力を持つ分身が出現する「鏡面襲者の術」の二重罠が仕掛けられている。
鏡面襲者の術(きょうめんしゅうしゃのじゅつ)
【長門】五封結界に仕掛けられたトラップ忍術。結界の要となる札を剥がした人物と全く同じ外見・装備・実力を持った分身体を出現させ、戦わせる。この分身は常にチャクラを一定に保たれているため、剥がした時点以上にその人物が成長しない限り突破できない。四人一組(フォーマンセル)を崩し、かつ足止めをさせる目的で仕掛けられた。
再生結界(さいせいけっかい)
【モロイ他忍連合軍・結界班】36重にも張り巡らされた特別多重結界。破壊されても術者が次々と結界を再生させるがスピードには限界がある。
四黒霧陣(しこくむじん)(上忍)
【音の四人衆】四人のチャクラを集めて黒い霧を出し、桶の中にいる対象者を完全封印する。この結界は術者が倒されない限り外れない。効果は凄まじく高く、服用すれば確実に死ぬという「醒心丸」の作用すら抑え込んでしまう。
四紫炎陣(ししえんじん)(補助、中忍)
【音の四人衆、第1部隊の忍】四人で紫色の壁を作り出す。その結界の中では術者を倒さない限り解けず、この壁に触れると体が燃えてしまう。
四赤陽陣(しせきようじん)(禁術・超高等)
【初代火影・千手柱間、二代目火影・千手扉間、三代目火影・猿飛ヒルゼン、四代目火影・波風ミナト、五代目火影・綱手[35]、うずまきクシナ[35]】火影クラスの忍四人でしか作り出せない赤色の結界。四紫炎陣より何十倍強くて、歴代火影たちの使うものは十尾の尾獣玉ですら跳ね除けるほどの強度を誇る。その分維持には大量のチャクラが必要となり、穢土転生体でも回復がギリギリ追いつく程度にしかならない。
六赤陽陣(むせきようじん)
【うちはオビト】四赤陽陣の上位結界。六道の力を授かった者にしか使えない結界術の最高峰[36]。輪廻眼の受信機である六道の棒を6つ配置することにより一人で発動可能。連合軍や歴代火影を閉じ込めた。
疾風迅雷(しっぷうじんらい)
【アカボシ&チュウシン&ナンゴウ&ベンテン】ピンク色のチャクラの線でピラミッド状に敵を囲み、中を爆破させる。アニメ版オリジナルの術。
電光石火(でんこうせっか)
【アカボシ&チュウシン&ナンゴウ&ベンテン】陣形の中の敵を感電させる。アニメ版オリジナルの術。
忍具結界・逆ウロコの陣(にんぐけっかい・ぎゃくウロコのじん)
【孔雀&竜眼&宝亀】全員で武器を地面に刺し、水龍を作る。水脈と敵の位置が一点に集まっている状況が必要。アニメ版オリジナルの術。
無炎方陽(むえんほうよう)
【アカボシ&チュウシン&ナンゴウ&ベンテン】陣形の中の敵のチャクラを吸収する。アニメ版オリジナルの術。
多重無炎方陽(たじゅうむえんほうよう)
【アカボシ&チュウシン&ナンゴウ&ベンテン】「無炎方陽」の強化版。アニメ版オリジナルの術。
迷宮結界(めいきゅうけっかい)
【水煙】特定の区域に結界を仕掛け、そこに入った者を道に迷わせる。どんなに土地勘があってもこの術を看破できない。小説版オリジナルの術。

時空間忍術[編集]

草薙の剣・空の太刀(くさなぎのつるぎ・くうのたち)(攻撃 上忍)
【大蛇丸】体内から草薙の剣を口寄せし、自由に操る。剣自体を指2本で制御することが可能。
口寄せの術(くちよせのじゅつ)

詳細は「口寄せの術」を参照

時空術式・黄泉転身(じくうじゅつしき・よみてんしん)
【音の四人衆】「黄泉転身の術」とも言う。使用者が現実世界で戦闘不能となった時にオレンジ色の術式を展開し、使用者と対象者の魂を結界で隔離された異空間に転送し、実体化させる。この空間は感知をはじくため、魂は現実世界から位置が特定できない。また結界内で対象が死亡する、あるいは残された肉体が死んだ場合はそのまま昇天する。作中では穢土転生によって蘇生された際、カブトに体を強化されたことで使用を可能にした。
肉体から魂を引き剥がす原理上、穢土転生の忍が対象あるいは使用者の場合、魂が離れた時点で口寄せ契約が切れるため、結界が消えると昇天してしまう。アニメ版オリジナルの術。
天送の術(てんそうのじゅつ)
【マブイ】手元にある物体を任意の地点に光速で転送する。ただし生体を転送することは出来ず、無理に行えば転送速度に肉体がついて行かず重傷を負ってしまう。この術で移動できたのは頑健強靭な肉体を持つ三代目エーのみで、その血を引く四代目エーも際どいラインながら可能。綱手は転送の際のダメージを「創造再生」で回復することでやり過ごした。
飛雷神の術(ひらいしんのじゅつ)(全、補助、奥義 極意)
【二代目火影・千手扉間、四代目火影・波風ミナト】扉間が開発した術の一つで、ミナトの「黄色い閃光」の異名の所以。クナイなどの武器、または手を触れたところにチャクラによる術式を施し、その場所へと神速で移動する。このマーキングは、例え術者が死んでも決して消えることはないが、対象が陰陽遁を行使できる場合など、例外的に消えることもある。口寄せに似た原理の術。時空間を飛び越える術であるため、肉体を活性化させて高速移動する「瞬身の術」とは原理が違うが、見た者からは「凄まじく速い瞬身」と映り、開発者である扉間も瞬身の術として扱っている。なお、分身を用いて術を使用すると本体が使用する時よりも速度が落ちる。また、術者のチャクラとリンクすることで(多くは手で触れることで)、対象と一緒に飛ぶ、もしくは対象のみを飛ばすことも出来る。
術者が直接触れている場合だけでなく、チャクラを分離して対象者に付着させているなどでチャクラを介して間接的に触れている相手でも飛ばすことができる。第四次忍界大戦では、ミナトは連合軍全軍に九喇嘛のチャクラを渡しているナルトに接触することで全軍に対して間接的に触れている状況を作り、全員を一斉に同時転送するという離れ業をやってのけた。扉間はさらにこれを応用し、ミナトおよびナルトにリンクすることで九喇嘛のチャクラを受け取っている忍たちを遠隔で転送するという応用を編み出した。また、マーキングをミナトのものとリンクさせて飛べる場所を増やしている。
会得難易度が非常に高く、ミナト以降には実質的に使い手が存在しない。
飛雷神斬り(ひらいしんぎり)
【二代目火影・千手扉間】マーキングを施したクナイや手裏剣を敵の近くに投げ、一瞬で間合いを詰めて攻撃を加える。
飛雷神互瞬回しの術(ひらいしんごしゅんまわしのじゅつ)
【二代目火影・千手扉間&四代目火影・波風ミナト】「飛雷神回し」とも呼ばれる。事前に術者二人が互いの身体にマーキングしておく必要がある。術者Aが敵に接触し、術者Bは味方の攻撃をわざと食らう、または食らう直前の状況を作る。その瞬間に同時に敵を連れたAとBがお互いの位置に向けて跳ぶことで、敵が攻撃を食らっている状況を強引に作り出すという連携技。
扉間とミナトは別の時代の人間であり直接共闘したことはないが「飛雷神回し」の一言であっさり連携できたのを見ると、影分身との併用でそれぞれ独自に使用した事がある術だと思われる。
アニメ版では「互瞬回しの術・飛雷神」と名前の順番が入れ替えられている[37]
飛雷神・導雷(ひらいしん・どうらい)
【四代目火影・波風ミナト】ミナトが得意とする時空間結界の術。空中に時空の裂け目を作り、敵の攻撃を別の場所に転送する。
飛雷神・二ノ段(ひらいしん・にのだん)
【四代目火影・波風ミナト、二代目火影・千手扉間】敵の正面に飛び込みながらクナイを投げ放ち、それが相手の背後に抜けたところで飛雷神を発動、いきなり後ろに回りこんで攻撃する。その速度は「神威」のすり抜けが発動するよりも速い。扉間はマダラに対しての飛雷神斬りをかわされた際、弾かれたクナイに飛んで追撃を狙った。
飛雷陣の術(ひらいじんのじゅつ)
【不知火ゲンマ&並足ライドウほか一名】火影の護衛小隊の三人が陣を敷き、陣内にある人や物を転移する。効力は飛雷神の術と同様。
螺旋閃光超輪舞吼参式(らせんせんこうちょうりんぶこうさんしき)
【四代目火影・波風ミナト】術式つきのクナイを敵陣に投げ込み、飛雷神の術で飛び回りながら黄色い軌跡を引いて連続攻撃を叩き込む。ネーミングが扉間の笑いのツボになっている。
全容はアニメ版で判明したもので、原作ではオビト戦で三度使用を試みたが全て失敗している。
封入の術(ふうにゅうのじゅつ)
【テンテン、アジサイ[6]】札や巻物に術式を記し、物体や物質を封印する。これらを「開封の術」で取り出して使用する。口寄せの術の系統に当たる。
開封の術(かいふうのじゅつ)
【テンテン、アジサイ[6]】札や巻物に封じる物質を必要に応じて解放する。テンテンは忍具や暗器の持ち運びに使用しており、炎や水も使用している。
八岐の術(やまたのじゅつ)(万能、奥義・極意)
【大蛇丸】使用すると巨大な八岐大蛇が出現する。なお、原作では状態2のサスケの体から(呪印に宿された大蛇丸の意識により)出現、さらには蛇1体の口から大蛇丸(上半身のみ)が出現し、口から出された草薙の剣でイタチを襲おうとしていた。ゲーム版では大蛇丸の正面に七つの口からチャクラを結集し、破壊光線として放つ攻撃を使用している。

忍具による術[編集]

傀儡人形による術[編集]

傀儡の術(くぐつのじゅつ)(万能、中忍)
【カンクロウ、チヨ、サソリ、アラヤなど】指先から発するチャクラの糸で傀儡人形を自在に操る。一流の傀儡師なら一瞬で糸を繋ぎ変えたり、人に使用することもできる。なお、ヒルコのように糸を必要としない傀儡もある[38]。傀儡師は人形の操作に意識を向けなければならないため、自身が無防備になり接近戦に弱いという弱点を持つ。またチャクラ糸は人形に対してだけでなく、敵の足を取って転ばせたり、生身の人間を操ったりすることも可能。同時に扱える傀儡人形の数は、その傀儡師の実力に比例する。元々は二代目風影・沙門が寡兵で大軍と渡り合うために開発した術であり、その経緯上使い手は砂隠れの忍が大半。
赤秘技・機々三角(あかひぎ・ききさんかく)
【カンクロウ】サソリの両手と首を離脱した胴体から無数のクナイを射出する。カンクロウの「黒」ではなく「赤」なのはこの術に使用する傀儡が改造されたサソリの人傀儡であるため。
赤秘技・百機の操演(あかひぎ・ひゃっきのそうえん)(近/遠、攻撃、防御、奥義・極意)
【サソリ】百体もの傀儡をサソリが操り敵を攻撃する。サソリはこれを使って一国を落とした[39]。この術は人傀儡となったサソリ自身の胸部と傀儡がチャクラの糸で直接繋がっているため、使用者は手が空く上に意思を直接反映して自在に動かせる利点があり、操れる傀儡の最大である10体(両手の指を1本を1体とした場合)を大幅に上回ることが可能となった。更に傀儡の数が減る毎に残りの傀儡を動かす集中力が向上する。この術の傀儡は他の傀儡と異なり仕込み自体は単純な模様で、ほとんどが手持ちの武器を持っている[40]
赤秘技・放炎海(あかひぎ・ほうえんかい)
【サソリ、カンクロウ】傀儡化した両腕の噴射口から炎を発射、一面を火の海と化す。
機光盾封(きこうじゅんぷう)(近、防御、上忍)
【チヨ、カンクロウ】自身または傀儡の腕に仕込んだ機構を開き、敵からの攻撃を防ぐ。チャクラの糸があれば、他の傀儡にも発動できる。カンクロウはサソリの人傀儡に仕込んだものを使用している。
義手千本(ぎしゅせんぼん)
【サソリ】ヒルコの左腕を射出し、そこから毒つきの千本を無数に降り注がせる。
傀儡水遁・妖雨の舞(くぐつすいとん・よううのまい)
【砂隠れの奇襲部隊長】アニメ版オリジナルの術。詳細は水遁を参照。
黒秘技機々一発(くろひぎききいっぱつ) (攻撃、上忍)
【カンクロウ】山椒魚で相手を突き上げ相手を烏で誘導し黒蟻で捕まえた後、分解し七本の刃と化した烏を黒蟻の穴に突き刺す。術名と術の流れの由来は黒ひげ危機一発
黒秘技機々二発(くろひぎききにはつ)(攻撃、上忍)
【カンクロウ&奈良シカマル】シカマルが相手を誘導しカンクロウが黒蟻で捕まえて、相手を入れた黒蟻で鉄の刃のようなものを2枚使用し、左右同時に動かし中に入れた相手を斬る。「機々二発」なのはシカマルとのコンビネーションでこの技を決めたからであるらしい。劇場版オリジナルの術。
黒秘技機々三発(くろひぎききさんぱつ)
【カンクロウ】黒秘技・機々一発の強化版。黒蟻2体で敵を1体ずつ閉じ込め、串刺しにする。単独で決めるのは困難であり、仲間との連携が前提となっている術。
黒秘技・鉄(くろひぎ・くろがね)
【シンキ】砂鉄で敵を拘束し、封印術を施した傀儡を拘束された敵に噛ませて、敵の足元に包む砂鉄を引き寄せて全身を埋める。チャクラの糸を使わずかつ遠隔操作できるが、大量のチャクラを消費する。「黒秘技」をつけたのはカンクロウ直伝の傀儡術と併用したため。
黒秘技山椒魚(くろひぎさんしょううお)
【カンクロウ】地中に隠した山椒魚で敵を閉じ込める。
白秘技奥義・夢幻の集(しろひぎおうぎ・むげんのしゅう)
【チヨ】十体の傀儡(作中では死体)を次々に襲いかからせる。カンクロウに傀儡の奥義を叩き込むために使用したが逃げられた。アニメ版オリジナルの術。
白秘技・十機近松の集(しろひぎ・じっきちかまつのしゅう)(全、奥義・極意)
【チヨ】初代操演者モンザエモンの十傑作。指の数と同じ十体の傀儡を同時に操り相手を攻撃するため、チヨはこの術を自ら禁じていた。術名と初代操演者の由来は近松門左衛門
裏白秘技・十機伊勢松の集(うらしろひぎ・じっきいせまつのしゅう)
【チヨ】十体の傀儡(作中では死体)を一斉に襲い掛からせる。アニメ版オリジナルの術。
三宝吸潰(さんぽうきゅうかい)(近、中、攻撃、上忍)
【チヨ】白秘技・十機近松の集の三体によるカラクリ演技。三体の傀儡が三角形の陣を組み、「」「」「」の機構を開くと発動。凄まじい竜巻を発生させ、対象を陣の中心へ吸い込んでいき、陣中にて圧縮され、背後へ射出される。ただし、対象の数が多すぎると対応できない。
千手操武(せんじゅそうぶ)(近、中、攻撃、中忍)
【サソリ】傀儡に仕込んだ札から無数の傀儡の腕を出現させる。仕込みによるが、サソリの場合は檻のように囲んで敵の身動きを取れなくしたり、ロープ付きのクナイを敵に巻きつけたり、さらには毒ガスの噴射までも可能。
操演・一心同体(そうえん・いっしんどうたい)
【チヨ】傀儡二体の手をワイヤーで結び、連携攻撃を仕掛ける。作中では「父」と「母」の傀儡で使用し、サソリの「千手操武」に対抗した。
操演・人身冴功(そうえん・ひとみごくう)(近、中、補助、超高等)
【チヨ、サソリ】人体にチャクラの糸を繋げ、傀儡人形のように操る。元々は傀儡を戦場で失った傀儡使いが、屍を用いて戦ったことに由来。チヨはサソリとの戦いにおいて、実戦経験が少なく仕込みへの対処が苦手なサクラをフォローするために使用した。
毒霧地獄・針々百連発(どくぎりじごく・ばりばりひゃくれんぱつ)
【カンクロウ】烏と黒蟻を敵のもとに飛び回って烏の腕から毒煙玉を放ち、その間に両機の腕から無数の針を発射する。アニメ版オリジナルの術。
百傀儡魂縛り(ひゃくくぐつたましばり)
【コクヨウ】「100体の傀儡を倒した敵を操り人形とする」の条件を設定した術式を楔に施しそれを傀儡に打ち込んで、その条件を満たせた者をチャクラの糸で縛り、傀儡人形のように操る。アニメ版オリジナルの術。

クナイ、手裏剣、刀など[編集]

荒繰鷺伐刀(アクロバット)
【キラービー】七本の刀を自在に操り、まるで演舞を踊るかの様に攻撃を繰り出す。刀を手で持たず口に咥える、膝や脇に挟むなどの奇想天外な持ち方をする。投擲などを織り交ぜた複雑かつ変則的な動きが多く、写輪眼の動体視力でも追いつけない程。
居合斬り(いあいぎり)
【ミフネ】名刀「黒澤」で、敵の正面を居合で斬りつける。単純な技だが、ミフネ程の実力者が放てば相手に印を結ぶ隙も与えないほどの早業となる。
うちは返し(うちはがえし)
【うちはマダラ、うちはオビト】うちは一族の長が代々受け継ぐ、霊樹より削りだされた法具である団扇を使った術。団扇はチャクラを吸収し風性質に変換する特性を持ち、これを利用して敵の術を暴風に変え返す。作中ではナルトの超ミニ尾獣玉に対して使用した。
裏霞斬り(うらかすみぎり)
【オモイ】キラービー直伝の剣術。鞘に納めた状態から太刀筋を読ませず攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
俺流裏霞斬り改(おれりゅううらかすみぎりかい)
【オモイ】分身を囮に相手を空中に誘い出し攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
朧月夜(おぼろづきよ)
【卯月夕顔】弧を描きながら刀で斬りつける。アニメ版オリジナルの術。
影手裏剣の術(かげしゅりけんのじゅつ)(攻撃)
【うちはサスケ、うずまきナルト】手裏剣を2枚重ねて投げ、敵の死角(手裏剣による影)から2枚目の手裏剣で攻撃する。第二部ではワイヤーを引くことで、手裏剣の刃が敵に向けて飛ぶ仕込みを使用している。また、ナルトはペイン天道との戦闘で風遁・螺旋手裏剣を使ってこれを行っている。
風魔手裏剣・影風車(ふうましゅりけん・かげふうしゃ)
【うちはサスケ、うずまきナルト、うずまきボルト、うちはサラダ】変化の術を用いた連携攻撃。自分が風魔手裏剣に変化しパートナーが本物の風魔手裏剣と共に影手裏剣の術で投げつけ、足元を行き過ぎた後に変化を解いて背後から攻撃する。再不斬戦で使用されたサスケとナルトの連携術であり、『BORUTO』ではサラダとボルトもカゲマサ戦でこの術を使用し、相手の不意を突いて無力化に成功した。
劇場版ではモモシキの術吸収を封じるためにサスケと分身ボルトが「天手力」を絡めて使用、右手の輪廻眼を潰している。
蝦蟇ドス斬(ガマドスざん)
【ガマブン太】蝦蟇の体のバネを生かして、ガマブン太自慢のドスで斬りかかる。
紙手裏剣(かみしゅりけん)(中、遠、攻撃、下忍)
【小南、うちはサスケ[10]】チャクラを瞬間に流し、硬化・研磨を施した紙片を手裏剣として使う。本来は忍具が底をついた際の非常手段だが、小南レベルの熟練者が扱えば本物以上の威力を発揮する。小説『暁秘伝』でサスケはコミツが使っていた折紙の手裏剣を用いて、チャクラを使わずとも通常の手裏剣と遜色ない使い方を見せた。
神の紙者の術(かみのししゃのじゅつ)
【小南】6000億枚の起爆札を敷き詰めてチャクラで風景に偽装。相手を誘い込むと同時に偽装を解除し、転落させた後に10分間爆発させ続ける。その風景は写輪眼の瞳力をも欺く程精巧で、爆発が続いている間術者のチャクラが消費され続ける。強力な防御手段がなければまず助からないレベルの術であり、これを受けたオビトはイザナギを使用することで辛うじて難を逃れた。
紙吹雪(かみふぶき)
【アジサイ】札から大量の紙を散布させ敵の目を眩ます。アニメ版オリジナルの術。
起爆粘土(きばくねんど)
【デイダラ、セキエイ】岩隠れの里の禁術。動物を象った色々な種類の粘土細工を作り出し、チャクラを粘土に練り込んで爆発させる。場合によって種類が違う。通常のチャクラを混ぜて作り、爆発させるだけでも威力は十分に高いが、自身のチャクラのレベルがC1、C2、C3、C4になるにつれて威力が増す。名前の由来は実在するプラスチック爆弾
作中に登場した種類は以下の通り。
  • 巨大鳥型:攻撃用ではなく、上に乗っての移動用。
  • 蜘蛛型:敵にこっそり接近し付着、術者の合図で爆発。若干膨らんでいるものもある。アニメでは、後足にジャンプ力を持たせる形状で敵をしつこく追跡する種類が登場しており、敵に付着すると自動で爆発するようになっている。
  • 型:飛行して目標に着弾すると自動的に爆発する誘導型。
  • 型:雀型より高速で飛行し、目標に着弾すると自動的に爆発する。
  • 百足型:敵、または非常に長い物体に巻き付き、術者の合図で爆発。敵の足元に忍ばせることも可能。
  • 魚型:水中にいる目標に飛ばし、術者の合図で爆発。
  • 蛇型:自身の掌にある口から直接伸ばして敵の体に絡ませ、術者の合図で爆発。
  • 蝶型:蝶と同じように動き、術者の合図で爆発。アニメ版オリジナル。
  • 海月型:巨大な海月を象った爆弾を水中で爆破させる。
  • 蝙蝠型:蝙蝠を象った爆弾を敵に飛ばし、術者の合図で爆破させる。アニメ版オリジナル。
  • デイダラ型:自身の姿を象っている。作中では三代目土影・オオノキに使おうとしたが、カブトによってその場から撤収させられたため、威力などの詳細は不明。
  • 団子虫
  • (通称)ポップアート:自身のチャクラC1と粘土を混ぜた粘土で、出来上がった時は団子虫に近い(数は両手で掬えるほど多量)。これを対象者に向けて落とすと(蜘蛛型にそっくりの形に)展開。これらは周囲の木などに付着させることが可能。術者の合図でそのまま爆発させてもよい。
  • (通称)スーパーフラット:竜型粘土の口から多量に転がす。大きさは花火の八尺玉と同じくらいで、目玉が付いている。これを地中に埋めることで、地雷と同じ役割を果たす。
  • 竜型:自身のチャクラC2と粘土を混ぜた粘土で、外見は巨大鳥形にそっくり。尾を短くする量によって、威力が変わる爆弾が口から発射される。これは空中を移動しながら使用し、(通称スーパーフラットの)地雷と併用することで地雷への誘導弾といった連携攻撃を可能とする。
  • 十八番(オハコ):自身の最高レベルのチャクラC3と粘土を混ぜた巨大人形で普段は小さいが、使用する際は人間の数倍の大きさにもなる。目標に落下させて爆発すると巨大な火球が発生し、一つの里を壊滅させるほどの威力がある。
  • カルラ:自身の口の中に粘土を入れて咀嚼し、自身の最大レベルのチャクラC4を混ぜて吐き出し、巨大デイダラを出現させる。そのまま敵を追跡することも可能だが、本来はこれを膨らませて破裂させることに意味がある。破裂させると周囲にナノサイズレベルの(ダニにそっくりの)爆弾が飛散。生物が少しでも吸えば細胞の中に侵入し、爆発を起こす。その爆発で生物は粉になり、消えて無くなる。トビ曰く「超小型ナノサイズ爆弾」。元々はイタチを殺すために開発していた。なお「カルラ」とは、梵語で「竜を喰らう巨鳥」を意味する。
  • CO(シーオー):自らの心臓部にある口に多量の粘土を咀嚼させ、さらに自らの細胞をも心臓部に吸収(このとき、デイダラの体があたかも透明になっていく描写がある)させることで完成する。これは自爆のために存在し、使用すると半径10kmを吹き飛ばす。ちなみに、爆発の際に出る光は太陽の塔を象っている。
ただし、いずれも土遁系の術であるため、爆弾が雷遁系の術を受けると不発になる欠点がある。
雲流表斬り(くもりゅうおもてぎり)
【カルイ】敵の正面を斬りつける。
雲流裏斬り(くもりゅううらぎり)
【オモイ】正面を斬りつけるフリをし、後ろの対象を斬りつける。
雲流騙し斬り(くもりゅうだましぎり)
【オモイ】変わり身の術で相手を油断させ斬りつける。アニメ版オリジナルの術。
雲流三日月斬り(くもりゅうみかづきぎり)
【オモイ】回転しながら自らの刀で敵の攻撃を牽制する。
幻影多重手裏剣(げんえいたじゅうしゅりけん)
【滝隠れの忍】放った手裏剣を分身させる。アニメ版オリジナルの術。
互乗起爆札(ごじょうきばくふだ)
【二代目火影・千手扉間】起爆札を口寄せし続ける術式を仕込んだ起爆札を放って連続爆破を行う。扉間が穢土転生体を利用した戦術として編み出した物だが、作中では穢土転生体となった自分自身で発動した。ゲームでは水牢の術で動きを止めた相手の周りに仕掛け、脱出してから起爆する流れになっている。
木ノ葉流・ 三日月の舞(このはりゅう・みかづきのまい)(攻撃、超高等)
【月光ハヤテ、卯月夕顔[6]】三体に影分身し、三日月が舞うかのごとく斬り掛かる。その姿は妖艶で流麗であり、読者にかなり人気が高い。
木ノ葉流・柳(このはりゅう・やなぎ)
【まるほしコスケ】幻術と併用する剣術。刀を柳の葉のように揺らめかせて相手に幻惑を見せつけ、混乱している隙に切りつける。アニメ版オリジナルの術。
サクラ吹雪の術(サクラふぶきのじゅつ)
【春野サクラ】大量のクナイを対象者に向かって放ち、その隙にクナイと結び付いた袋に偽装した大量の小型起爆札を散布させ、もう一本の起爆札付きクナイを投げ込んで爆発させる。劇場版オリジナルの術。
仕込針弾(しこみしんだん)(攻撃、中忍)
【シズネ】千本に毒を塗り込み、それを発射する道具を使って相手に当て、毒を負わせる。
四方八方手裏剣(しほうはっぽうしゅりけん)(攻撃)
【うずまきナルト】多重影分身を使用して相手を包囲し、一斉に手裏剣を投げつける。この術自体は相手を攻撃すると同時に隙を誘う術であり、ここからさらに追撃することで真価を発揮する。
遮断壁(しゃだんへき)
【国防レンガ】自身が持つ盾をかざし、そこにチャクラの壁を出現させる。面積が非常に広く、また強度も通常の爆弾程度なら完全に防ぎ切るレベル。
手裏剣影分身の術(しゅりけんかげぶんしんのじゅつ)(近 - 中、攻撃、超高等)
【三代目火影・猿飛ヒルゼン、四代目火影・波風ミナト[41]、猿飛木ノ葉丸[6]、大蛇丸[6]、うずまきナルトなど】三代目火影が開発した忍術と忍具の連携術。手裏剣を無数に影分身させて敵を襲う。手裏剣が無数に影分身するので回避はまず不可能。物質の影分身なので会得難易度は非常に高い。
他人が投げた手裏剣にも使用でき、ナルトがモモシキ戦でサスケの巨大な手裏剣を分身させるやり方を披露した。
如雨露千本(じょうろせんぼん)
【シグレ、緑青アオイ[6]、スイレン[6]、フヨウ[6]】唐傘の中に千本を仕込み、相手に向けて降らせる。この時、自身のチャクラを使い千本を操る。威力は厚さ5mmの鉄板を貫くほど。
忍法・五月雨血華(にんぽう・さみだれけっか)
【修羅】唐傘の逆方を相手に向けて、仕込んだ千本を連射する。修羅が使う傘は宙に浮かぶパラシュートとしても使えるため、空中から傘を開いて千本を降り注ぐ事も可能。アニメ版オリジナルの術。
操具・天鎖災(そうぐ・てんささい)
【テンテン】巨大で長い巻物を空中へ広げ、そこから敵に向かって忍具の雨を降らせる。アニメ版オリジナルの術。
双襲牙(そうしゅうが)
【マイト・ガイ】ヌンチャクを使用しての連続攻撃(ヌンチャクの名前ではない)。トビの直接攻撃を避けるために使用した。ガイ程の実力者であれば岩をも砕き、手裏剣等の攻撃をかわすといった使い方も可能。
操襲刃(そうしゅうは)(攻撃、中忍)
【夜叉丸、チヨ】クナイをチャクラで空中に待機させ、一斉に発射する。
操手裏剣の術(そうしゅりけんのじゅつ)(万能、補助、下忍)
【うちはサスケ】ワイヤーで巨大な手裏剣2枚を操る。
双昇竜(そうしょうりゅう)
【テンテン】小さな2本の巻物を竜巻のように投げ上げ、そこから敵に向かって忍具の雨を降らせる。アニメ版オリジナルの術。
操風車三ノ太刀(そうふうしゃさんのたち)
【うちはサスケ】手裏剣2枚とクナイを糸で結び、木などを軸としてそのうちの1枚の手裏剣をヨーヨーの原理で引き戻すことで相手の死角から攻撃を仕掛ける。写輪眼との併用が非常に有効。アニメでは手裏剣3枚をワイヤーで結び一斉に投げつけ、敵を拘束する術として使用した。
血霧刀法・骨抜き(ちぎりとうほう・ほねぬき)
【六代目水影・長十郎】単に「骨抜き」とも[42]。双刀・ヒラメカレイを分割し、そこに収束したチャクラをクナイ型の針として無数に飛ばし、相手の経絡系を破壊する。
長刀忍法地蜘蛛縫い(ちょうとうにんぽうじぐもぬい)
【栗霰串丸】地面にワイヤーを張り、相手の両足を切断する。アニメ版オリジナルの術。
撫子流・真空演舞(なでしこりゅう・しんくうえんぶ)
【シズカ】多数のクナイを相手に連続投げ放つ。敵が全部のクナイを避けるが精一杯だった程のスピードである。アニメ版オリジナルの術。
演舞・二ノ段(えんぶ・にのだん)
【シズカ】体を高速回転する同時に多数のクナイを投げつける。アニメ版オリジナルの術。
忍法・殺め取り(にんぽう・あやめとり)
【文殊】自身が持つ糸で綾取りをし、物体を切り裂く。綾取りの形態次第では切れ味を上げることが出来る。アニメ版オリジナルの術。
忍法・籠目網(にんぽう・かごめあみ)
【文殊】両手からワイヤーをドーム状の網に展開し、身を守る。アニメ版オリジナルの術。
忍法・魚雷針(にんぽう・ぎょらいしん)
【五寸釘】釘をばら撒いて地中に仕込み、敵がそこに踏んだ瞬間に足を刺し、及び地中から発射する。アニメ版オリジナルの術。
忍法・黒竜巻(にんぽう・くろたつまき)
【黒鋤ファミリー】複数の人が塔を作って竜巻のように回転し、自身が装備した爪で対象を切り裂く。威力は岩を簡単に切り裂くほど。アニメ版オリジナルの術。
忍法・土塊綯い(にんぽう・つちくれない)
【土岐】手に被っているドリルで地面を掘る。その威力は川に支流を作れる程。アニメ版オリジナルの術。
忍法・鎧喰い(にんぽう・よろいぐい)
【ログ/ミツキ】自らの鎧から蛇を模した黒いオーラを放ち、相手を食らい尽くす。
布隠れの術(ぬのがくれのじゅつ)
【マキ】布を使って姿を隠す。アニメ版オリジナルの術。
爆刀術発破勒重死(ばくとうじゅつはっぱろくじゅうし)
【無梨甚八】爆刀・飛沫の刀身を伸ばし、相手を囲み大爆発を起こす。アニメ版オリジナルの術。
破断(はだん)
【鉄の国の侍】正面から敵を両断する。
一閃(いっせん)
【ミフネ】九尾のチャクラで強化された状態で使用。飛ぶ斬撃で攻撃する。
花手裏剣・飛花落葉(はなしゅりけん・ひからくよう)
【キクスケ、ユリノシン】「花忍術・飛花落葉」とも。花をチャクラで硬化・操作し、手裏剣のように敵に向けて投射する。アニメ版オリジナルの術。
花忍法・百花砕放(はなにんぽう・ひゃっかさいほう)
【キクスケ】空中から花型の起爆札を敵に叩き込んで爆発する。アニメ版オリジナルの術。
飛燕(ひえん)(攻撃、上忍)
【猿飛アスマ、猿飛ミライ】クナイや刀などの武器にチャクラを流し込み、殺傷力を上げる。アスマは愛用のアイアンナックルにチャクラを流し込む。流し込むチャクラ量は調節が可能で、チャクラを刀のように具現化することも可能。また、チャクラを流した状態でアイアンナックルをクナイのように投げれば、アスマのレベルなら大岩を軽く貫通する。
秘剣月影(ひけんつきかげ)
【月光ハヤテ】残像が尾を引いた状態で刀で斬りつける。アニメ版オリジナルの術。
秘剣・風雪斬り(ひけん・ふうせつぎり)
【鉄ツバキ】チャクラを練り込んだ居合抜きで竜巻を発生する。威力は周囲の木々ごと敵を薙ぎ払える程だが、チャクラを大量に消費するため、一撃放つと昏倒してしまう欠点がある。
秘術石針(ひじゅついしばり)
【山城アオバ】ワイヤーを繋いだクナイを敵に刺して自身のチャクラを流し、敵の動きを止める。ただし、鬼鮫のようにチャクラが多い相手には逆効果になり、チャクラを一方的に吸い取られる場合がある。
ヒラメカレイ解放(ヒラメカレイかいほう)
【六代目水影・長十郎】双刀・ヒラメカレイから放たれるチャクラの塊を敵にぶつける。
ふうま忍剣・斬馬刀(ふうまにんけん・ざんばとう)
【ハンザキ】ふうま一族の秘伝剣術。屋根など高所から飛び降りて、自らの大剣で敵の正面を斬りつける。人体を真っ二つに切り裂くほどの威力を持つが、その前に自来也の螺旋丸を食らったため失敗に終わった。アニメ版オリジナルの術。
宝具流星(ほうぐりゅうせい)
【マツリ】ワイヤーを括り付けた錘を投げつける。アニメ版オリジナルの術。
魔煙銃(まえんがん)
【鬼鳳】右手に装備したリボルバー型の銃から煙幕や毒ガスを放つ。「煙龍」と呼ばれる煙でできた龍を操ることも可能。アニメ版オリジナルの術。
与作切り(よさくぎり)
【サブちゃん】人間より巨大なサイズの斧を使って、攻撃を繰り出す。

その他[編集]

上記のいずれにも該当しない忍術。

蒼女郎(あおじょろう)
【スイカ】複数の蜘蛛の尻(または自分の口)から糸を発射させ、敵の動きを封じる。アニメ版オリジナルの術。
天須波流星命(あめのすばるぼしのみこと)
【大筒木ウラシキ】手にしているチャクラの釣竿を用いた術。チャクラで構成された釣り針を放って敵のチャクラを抜き取って魚籠に入れ、チャクラの持ち主の術を再現する。チャクラの魚籠は自分のチャクラを増幅するために喰える事ができる。ただし、封印術を施された者からはチャクラを抜き取れない。アニメ版オリジナルの術。
天須波流星命・玉匣(あめのすばるぼしのみこと・ぎょっこう)
【大筒木ウラシキ】チャクラの魚籠と自分の両目を喰らい、パワーアップした状態で使用。掌から紫色のチャクラの塊を発射する。アニメ版オリジナルの術。
天須波流星命・竜宮(あめのすばるぼしのみこと・りゅうぐう)
【大筒木ウラシキ】チャクラの魚籠と自分の両目を喰らい、パワーアップした状態で使用。掌から赤紫のチャクラの塊を超大型に形成し敵にぶつける。アニメ版オリジナルの術。
犬飼健命(いぬかいたけるのみこと)
【大筒木モモシキ】岩や木をチャクラでコントロールし、獣や蛇のような形に変形させて攻撃する。アニメ版では地爆天星の岩を利用して使用。複数同時に出すこともでき、また相手を噛み、拘束したうえで獣や蛇のようなものの胴に術を流し込んで攻撃するという使い方もあり、サスケに対して使おうとしたがナルトに阻まれ決定打にはならなかった。
雨虎自在の術(うこじざいのじゅつ)
【長門】自らのチャクラを流した雨を雨隠れの里に降らせる。この雨はペイン天道を通じて長門自身の感覚とリンクしており、里の者以外が雨に打たれると即座に感知される(天道の台詞からすると、チャクラのレベルもある程度分かる模様)。この雨は術者が印を切ることで上がる。特性的には結界忍術の一種とも言える。由来はアメフラシ。
空蝉の術(うつせみのじゅつ)
【ジグモ】自分の声を多方向に分散させて、敵から居場所と人数をごまかす。アニメ版オリジナルの術。
煙縛牢(えんばくろう)
【鬼霧】具現化させた煙幕を操り、敵の動きを封じる。アニメ版オリジナルの術。
活性拳(かっせいけん)
【神農】両手から零尾による闇のチャクラを放つ。劇場版オリジナルの術。
超活性拳(ちょうかっせいけん)
【神農】零尾による闇のチャクラを掌上で球状に形成し、相手にぶつける。劇場版オリジナルの術。
ガッツセンサー
【ロック・リー】心眼で敵の位置を把握する。ガイの述べていた根性論を実践したものだが、実際に滅臭煙牢の範囲内で敵を捕捉することに成功している。アニメ版オリジナルの術。
蝦蟇平影操りの術(がまだいらかげあやつりのじゅつ)(近、補助、上忍)
【自来也】対象者の影に入り込んで操る。その間術者は呼吸を停止する必要があるが、対象者を介すれば会話は可能。大きく息を吸い込むことで解ける。
蝦蟇油弾(がまゆだん)(近、中、攻撃、補助、中忍)
【自来也】口から多量の油を吹く。火遁系の術と併用することで強力な火炎放射となる。
感知の術(かんちのじゅつ)
【スイレン】チャクラを介して離れた場所の相手の様子を把握する。アニメ版オリジナルの術。
響鳴穿(きょうめいせん)
【ドス・キヌタ】衝撃音を右腕の響鳴スピーカーから発して敵の三半規管を損傷させる。対象者は平衡感覚を奪われ、戦闘が不可能の状態に陥る。衝撃音はチャクラで操作されるため、狙いが外れることはない。
傀儡もどきの術(くぐつもどきのじゅつ)
【サヤ】日本人形型の傀儡に扮した本体が相手の体の一部(髪の毛など)を食い取り、傀儡がカメラの被写体を除くような印で相手を見据えることで、その相手の意識に介入、肉体をハッキングする。原理的には山中一族の「心転身の術」に近く、術者が効果中無防備になるのも同じ。アニメ版オリジナルの術。
経引きの術(けいびきのじゅつ)
【ログ/ミツキ】相手の記憶を奪い、己のものとしてストックする。ストックした記憶を他人に植え付け、または上直し操る事も可能。
幻灯身の術(げんとうしんのじゅつ)
【長門】暁のメンバーが発し、チャクラに変換された「思念波」を受信して増幅し、メンバーの立体像を出現させる。術の基点となるペイン天道を中継することで忍術も使える。劇中では主に暁の会合や「封印術・幻龍九封尽」の使用時に使われた。
この術で立体像を出現させている間、メンバー本人はその場を全く動くことが出来ない。
コクーン
【フウ】チャクラで繭を作る。攻撃を防御したり、尾獣を抜かれるのを遅らせるなど様々な効果がある。アニメ版オリジナルの術。
木霊の術(こだまのじゅつ)
【水煙】遠くにいる人にメッセージを伝える。使用中は周辺が振動する。小説版オリジナルの術。
再胞排出(さいぼうはいしゅつ)
【重吾】傷ついた者にチャクラを含んだ細胞を分け与え、回復させる。大量の細胞を消費するため、身体は子供の姿になってしまう。重吾のチャクラに適応した相手にしか使えない。
再胞吸引(さいぼうきゅういん)
【重吾】他者の血肉を吸引し、自分の細胞へと変換させ傷ついた肉体を超回復する。吸引された対象は空気が抜けた風船のようにしぼんで潰れてしまう。
砂厳拳(さがんけん)
【コウジ】手に砂を集めて拳を象り、それを変形させることで攻防に応用する。チャクラが練りこまれているため硬度が高い。アニメ版オリジナルの術。
砂陣・止威砂(さじん・シーサー)
【シシオ】砂で作り出したシーサーを使役する。アニメ版オリジナルの術。
斬空波(ざんくうは)
【ザク・アブミ】改造した両腕の空洞を利用して、空気圧と超音波を自在に調整し、攻撃を加える。
斬空極波(ざんくうきょくは)
【ザク・アブミ】「斬空波」の強化版。使うチャクラの量が桁外れに多く威力も大きい。腕に負担がかかるため、長時間の使用は不可能。
散千烏の術(さんぜんがらすのじゅつ)(万能、攻撃、補助、中忍)
【山城アオバ】無数の烏を操り、敵への目暗ましとする。また、連携攻撃も可能。
屍分身の術(しかばねぶんしんのじゅつ)
【ショジョジ】禁術。対象の脳を生きたまま食らうことで、その人物の外見・記憶・能力などを完全にコピーしなり替わる。「分身」とついてはいるが、実質的には変化の術に分類される。
式紙の舞(しきがみのまい)(万能、攻撃、補助、上忍)
【小南】自身の体を大量の紙に分解する。敵の動きを探る他に奇襲も可能。雨程度ならば問題ないが、油や水飴など、粘着力の高い液体を浴びると発動不能になる弱点がある。また、この紙は奇壊蟲に分解される。
紙縛りの術(かみしばりのじゅつ)
【小南】無数の紙に分解した体で相手の全身を覆い動きを封じる。そのまま宙に浮かせることも出来、長門と弥彦の遺体を雨隠れに連れ帰る際にも使用した。
天使降臨(てんしこうりん)
【小南】「式紙の舞」で分解した両足の紙を背中に翼状に集め、紙で出来た無数の千本を降り注がせる。雨隠れに侵入して来た自来也を迎え撃った際に使用。
屍鬼接吻(しきせっぷん)
【フウカ】対象者とキスを交わし、チャクラを体内に補充する。チャクラを完全に吸い取られた対象者は死に至り、対象者の使用術を自分のものにできる。アニメ版オリジナルの術。
屍鬼転身(しきてんしん)
【フウカ】屍鬼接吻で得たチャクラ性質をもつ肉体を別のチャクラ性質をもつ肉体へ変える。これによって、フウカは五つの属性を使い分けることができた。アニメ版オリジナルの術。
時逆の術(じぎゃくのじゅつ)
【暗部、医療班】対象に逆行催眠をかけて、潜在意識の中から記憶を引っぱり出す。アニメ版オリジナルの術。
字縛術(じばくじゅつ)
【シラナミ】文字を媒体とした術。「」は他人を操り、「」は相手の動きを石の如く固めて封じて、「」は大気を操作し爆破、「」と「」はそれぞれ炎と斬撃を起こす。アニメ版オリジナルの術。
終曲第九節・魔境の乱(しゅうきょくだいきゅうせつ・まきょうのらん)(攻撃)
【多由也】口寄せした三匹の怒鬼の口からチャクラの精神エネルギーだけで練られた物質化霊を出し、それによって相手の身体エネルギーを奪う。
消写顔の術(しょうしゃがんのじゅつ)
【大蛇丸】相手の顔に手を当てて、そのまま顔を奪い取る。そのため寸分の狂いもなく変相できる。自分の顔にも作用は及ぶ。これで大蛇丸は常に同じ顔を保っている。
象転の術(しょうてんのじゅつ)(万能、補助)
【長門】対象者のチャクラを切り取って「生け贄」に憑依させ、同一体を作り出す。ペイン天道を介して使用される。効果が続く間生け贄は対象者の姿となり、対象者に操られる。無論、同一体が施す術は対象者と全く同じもの。戦闘力・使用可能な術は切り取られたチャクラの量次第で決まり、量が多ければ血継限界すら発動可能。また、対象者が独自の忍具や武器・道具を持っている場合はそれも寸分違わずコピーする。生け贄は術解除後に死亡する。劇中では木ノ葉の追っ手を足止めするためイタチと鬼鮫が使用した。それぞれ3割のチャクラだったため、イタチは瞳術が使用不能だったが、元々のチャクラが多い鬼鮫は大規模な水遁とコピーの鮫肌を駆使してガイ班を追い詰めた。
諸行無常(しょぎょうむじょう)
【アカボシ&チュウシン&ナンゴウ&ベンテン】巨大な水晶の塊を出現させ、破片を周囲にまき散らして攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
心加速の術(しんかそくのじゅつ)
【ムラサメ】チャクラを用いてスピードを飛躍的に上昇させる。その速度はカカシに防戦一方を強いるレベルで、視認も困難。小説版オリジナルの術。
森羅万象・同化の術(しんらばんしょう・どうかのじゅつ)
【ナガレ】体内に岩の性質を取り込んで体を岩石化する。この状態で体をバラバラされても元に戻ることができる。アニメ版オリジナルの術。
同化・岩吹雪(どうか・いわふぶき)
【ナガレ】体を岩石化させ、起爆札などでバラバラにされた際に使用する。岩石の欠片を吹雪のように操作して攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
同化・岩石戦車(どうか・がんせきせんしゃ)
【ナガレ】体を岩石化させた状態で使用するが、実際にはチョウジの「肉弾戦車」を真似ただけ。アニメ版オリジナルの術。
同化・砂縛柩(どうか・さばくきゅう)
【ナガレ】我愛羅の「砂縛柩」を真似ただけ。こちらは砂ほど細かい岩を使う。アニメ版オリジナルの術。
同化・砂瀑送葬(どうか・さばくそうそう)
【ナガレ】我愛羅の「砂瀑送葬」を真似ただけ。アニメ版オリジナルの術。
少名卑古那(すくなひこな)
【大筒木イッシキ】チャクラを用いて肉体や他の物質のサイズを縮小する。輪廻写輪眼でも視認困難なナノサイズまで縮めることが可能で、元に戻す際は術者の任意で可能。イッシキは自身の肉体を縮小することでジゲンへの寄生に用いた他、六道の棒を縮めて敵の服に仕掛け、元に戻すことで奇襲をかける用途に使用している。
砂衣の術(すなごろものじゅつ)
【サナ】腕全体を使用した独特の印を結び、砂で対象の体を覆い鎧とする。サヤの「呪いの砂人形の術」で作り出した人形に紛れさせる目的で使われる。アニメ版オリジナルの術。
砂文字(すなもじ)
【砂隠れの忍】チャクラで砂の位置を操作し文字を浮き上がらせる。アニメ版オリジナルの術。
潜脳操砂の術(せんのうそうさのじゅつ)(万能、補助、超高等)
【サソリ】チャクラの針を記憶中枢に打ち込み、対象者の記憶を消す。術を発動した後の対象者はそのまま行動するため、術者は制御することができない。術を解除すると対象者の記憶が戻る。
相殺の音(そうさいのね)
【メンマ】自身が持つ特殊な笛を使い、特定の人物のチャクラを活性化させる。また、聴覚系に作用する幻術を打ち消すことも可能。アニメ版オリジナルの術。
双蛇相殺の術(そうじゃそうさいのじゅつ)
【みたらしアンコ】相手の片手と自分の片手で印を組んで発動し、発動後は必ず対象者と共に術者も死ぬ捨て身の禁術。ただし影分身を相手に発動すると失敗し、不発となる。
多連不自連砲(たれんふじつぼ)
【重吾】細胞を多数のフジツボのように変化させ、ゼロ距離から圧縮したチャクラの弾を放つ。
チャクラ吸引術(チャクラきゅういんじゅつ)
【赤胴ヨロイ、次郎坊】自身の掌に触れている生物からチャクラを奪い取る。
月影の術(つきかげのじゅつ)
【ツキヨ】月光で生まれた影を実体化させ、操作または物質化する。満月の下で最大の力を発揮できるが、天然光源を利用したため他の光の中に存在できない欠点がある(物質化した影は例外)。影を操る点では奈良一族の「影真似の術」と共通点があるが、こちらは影を物質化すれば直接的な物理攻撃が可能となる。アニメ版オリジナルの術。
月影分身(つきかげぶんしん)
【ツキヨ】相手の影を相手と同じ姿に実体化させ、戦わせる。術者ではなく対象のチャクラを利用したため、外見だけでなく能力までも完全に再現でき、相手が戦うほどチャクラや体力を消費する。アニメ版オリジナルの術。
遠眼鏡の術(とおめがねのじゅつ)
【三代目火影・猿飛ヒルゼン、うちはオビト】水晶を媒体とし、里の風景を見通す。オビトはナルトを限定月読に嵌めるための情報集めに使用した[43]
涙参上の術(なみださんじょうのじゅつ)
【雀乃なみだ】自分の泣き声を超音波に変換する。聞いた者を一瞬に気絶させるほどの威力を持つが、音であるため周辺一帯に作用し、仲間を巻き添えにする欠点がある。通常は耳をふさぐなどして対処するが、なみだ自身の泣き叫ぶ声が意図せずこの術に発展することもあり、巻き込まれたチームメイトのスミレとワサビは一時難聴となった。
ハナビとの特訓の末、チャクラで形成されたメガホンを介して指向性を持たせ、音圧攻撃として使用可能になったが、メガホンの形成に大量のチャクラを消費するため一回しか使用できない欠点がある(2発目以降は周囲に波及する通常のタイプに戻る)。
成り代わりの術(なりかわりのじゅつ)
【白ゼツ】自身に触れた相手のチャクラや姿などをそっくりそのままコピーし、文字通り成り代わる。独自の能力までは再現できず、戦闘能力も本物に比べれば大きく劣る。しかし、チャクラの質まで完全にコピーしてしまうため、瞳術を以てしても偽物である事を看破するのは不可能であり、知識の差異や言動の矛盾から見破るしかない。ダメージを受けるとゼツの状態に戻る。
唯一、九尾チャクラを扱える者のみ「悪意」を感知することで確実に判別できるため、第四次忍界大戦ではこの術を感知・判別できるナルトを戦場に誘い出すため、大量の白ゼツを使って闇討ちや撹乱が行われた。
寄生分身の術(きせいぶんしんのじゅつ)
【白ゼツ】成り代わりの術で変化した白ゼツを変化先の対象が遠隔制御する。要領はゼツを媒体にした「象転の術」に近く、独自の忍具も使用可能。鬼鮫がキラービーを欺き、雲隠れに潜入する際に囮として使用した。この情報が事前に医療班に伝わっていたことでサクラが白ゼツの侵入に気付き、連合の対処を早めることができた。アニメでは穢土転生のヨタに対しても使用されている。
忍法・蛙変えるの術(にんぽう・カエルかえるのじゅつ)(近、補助、中忍)
【自来也】変化の術を相手に対して使用し、カエルに変えてしまう。変化させられた方の意志では解除できない。
忍法・瓦手裏剣(にんぽう・かわらしゅりけん)
【三代目火影・猿飛ヒルゼン】周囲にある瓦を浮かせて手裏剣のように飛ばす。アニメ版オリジナルの術。
忍法・死者傀儡(にんぽう・ししゃくぐつ)
【大蛇丸】生きた人間を死体と融合させ、対象を強化する。融合体となった人物は死体からチャクラを提供され、死体の人物は肉の塊の状態で出現し対象の傀儡として戦う(生前の術も使用可能)が、意識はなく、人を殺し続ける殺人マシーンとなる。肉の塊である死体を斬れば対象の意識を取り戻せる(その代わりにチャクラが減少する)が、残った死体が再び対象を融合するため、実質的に全員が死ぬまで解けることがない。劇中ではアラシに使い、大蛇丸が殺したジグモとカミキリと融合させた[44]。アニメ版オリジナルの術。
忍法・スメル玉(にんぽう・スメルだま)
【ブラミ】体内で熟成させた特性ガスの塊を吹き出し破裂させ、敵を痺れて行動を封じる。アニメ版オリジナルの術。
忍法・超獣偽画(にんぽう・ちょうじゅうぎが)(万能、攻撃、補助、上忍)
【サイ】白紙の巻物から筆と墨を取り出し、その巻物に動物などの絵を描きそれを実体化し相手に襲いかからせる。文字を実体化して情報伝達に使うことも可能。現在、狛犬・蛇・巨大な鳥・が登場。アニメには蛞蝓・コウモリ[45]・龍、劇場版ではも登場。ただし、墨であるがゆえに雨天では使えないという弱点がある。
いのじんが使うものは「超獣偽画・現代(ちょうじゅうぎが・げんだい)[46]」という名称で、ポップ調のタッチで描かれている。
使用するには描画の際に術者の思念を込める必要があり、これが欠けているとチャクラが十分に伝わらず発動しない。また、描いた者の思いに共感できれば他人の絵に対して使うことも可能で、いのじんはヒマワリの書いた絵を実体化させている。
忍法・墨流し(にんぽう・すみながし)
【サイ】水中に墨を流し、敵の体に墨から作り出した蛇を絡ませ拘束する。ほどいても執拗に絡む。アニメ版オリジナルの術。
超神偽画(ちょうしんぎが)(近、中、攻撃、上忍)
【サイ】神仏の絵を描きそれを具現化し相手を攻撃する。超獣偽画と比べて肉弾格闘戦での使用が中心。絵に込めた術者の怒りが強いほど神仏の表情は険しくなり、力も上がる。同じ絵に獣を描くことで超獣偽画との併用も可能。
忍法・猫かぶり(にんぽう・ねこかぶり)
【伊豆野ワサビ】巻物に施した術式から獣の力を身に宿し、身体の一部(耳・尻尾・爪など)を猫の獣人化して身体能力を上げる。多量のチャクラを消費するため持続時間は短い。
忍法・鼻水木(にんぽう・ハナミズキ)
【伊勢ウドン】鼻水を大量に流し、状況に応じて形態変化させる。
忍法・針地蔵(にんぽう・はりじぞう)
【自来也】自身の髪をチャクラで硬化して相手からの攻撃を防御し、同時にカウンターを行う。
忍法・針千本(にんぽう・はりせんぼん)
【自来也、西瓜山河豚鬼】「針地獄」ともいう[47]。自身の髪を針状にして飛ばす。アニメ版オリジナルの術。
忍法・飛釘霧翔(にんぽう・ひていむしょう)
【五寸釘】口からチャクラを無数の釘状の物体に変換し、霧のように口から一気に吐き出す。アニメ版オリジナルの術。
忍法・迷彩隠れの術(にんぽう・めいさいがくれのじゅつ)(補助、超高等)
【タイセキ】チャクラの働きにより体周辺の光の反射をコントロールし、あたかもそこに存在しないかのように装う遁甲の術の一つ。通常の目で術者の位置を捉えるのは不可能であり、写輪眼や白眼などの瞳術のみが看破可能である。
粘水塊(ねんすいかい)
【濡羅吏】粘性を持った液体を投げる。一度触れたものは簡単には離れない。アニメ版オリジナルの術。
呪いの砂人形の術(のろいのすなにんぎょうのじゅつ)
【サヤ】砂にチャクラを流すことで人形に変形させ、使役する。人形は周囲に砂がある限り無尽蔵に増殖する。アニメ版オリジナルの術。
尾獣チャクラモード(びじゅうチャクラモード)
【うずまきナルト、二位ユギト、キラービーなど】尾獣チャクラを纏った強化モード。尾獣ごとに「○尾チャクラモード」と分けられる。キラービーと八尾・牛鬼はこれを「バージョン1」「バージョン2」の二段階に分けている。
「バージョン1」は人柱力がそれぞれの尾獣のチャクラをオーラのように纏った姿で、この状態でも身体能力の増強やチャクラの増幅などが起きる。また、尾獣に応じた特徴(牙など)が現れる。
「バージョン2」は尾獣チャクラを人型に押さえ込んでシルエットのような黒い人型になった状態であり、封印されている尾獣に近い姿となった他、この状態から尾獣玉が使用可能。また、チャクラを多く消費することで、尾獣本来の骨格を作り出して攻防に使用することも出来る。
ナルトは当初九喇嘛との連携が全く出来ていなかったため、怒りの感情や強い意思に呼応してバージョン1が偶発的に発動することがあり、バージョン2となると九喇嘛の意志に引きずられて完全な暴走状態に陥っていた。また、我愛羅はチャクラの衣の代わりに砂を媒体に守鶴が具現化するため、この術を使用できない。ソラ、金角、銀角、クローンナルト、ブルービーは尾獣の一部やチャクラを取り込んだため発動でき、クローンナルトに至っては尾獣化も可能となった。
九喇嘛モード(クラマモード)
【うずまきナルト、四代目火影・波風ミナト】ナルトが会得した尾獣チャクラモードの完成形。ナルトと九喇嘛が和解し、本格的にコンビネーションを取り始めたことでリスクが消失、人柱力として完全になった状態。バージョン2の代わりに発動する。
九尾チャクラモードの姿に加え、チャクラが実体化したコート状の上着が具現化する。ナルトの場合はさらに頬の三本線が太くなり、胴回りの衣の色彩が反転。ミナトのものは九尾チャクラモードに近く、渦巻き模様が胸元に浮かんでいる。
尾獣化と尾獣玉の使用が可能になっている他、術者の瞳孔が九喇嘛と同じ縦になる。ミナトは第四次忍界大戦で穢土転生された際、生前に自分ごと封印した陰の九喇嘛の力を借りることで発動した。
なお、過去にフカサク・シマを肩につけての「動きながら仙術を使える状態」を試みた際に九喇嘛に拒絶され失敗していた経験からか、ナルトはこのモードを会得した当初はこの状態で仙術を併用しようとしなかったが、木ノ葉襲撃事件で長門と対面した際に、仙人モードだったナルトの怒りに九喇嘛が呼応したことで九喇嘛モード+仙人モードが偶発的に発動した事がある。後に完全に九喇嘛と和解した後は、六道オビトには仙術と体術しか通じないことを受けた九喇嘛の提案で併用状態を意図的に再現できるようになった。九喇嘛モードで仙術チャクラを練ると術者であるナルトの瞳孔に狐と蝦蟇の特徴が両方現れ、十字になる(六道仙人モードでもこれは同じ)。また、九喇嘛モードでは自然エネルギーの吸収速度が大幅に上がるため即座に仙術チャクラを練る事ができ、以前のように予め練っておく、チャクラ役の影分身を配置しておくなどの工夫をせずとも戦闘中に都度仙術チャクラを練る事ができるようになった。
尾獣モード(びじゅうモード)
【うずまきナルト、四代目火影・波風ミナト】九喇嘛モードで纏うチャクラの衣を九尾の姿へと変形させ、九喇嘛の意志を表出させた形態。本来の尾獣化とは異なりチャクラの衣が九喇嘛の姿を取っているだけであるため、攻撃されても九喇嘛自身はダメージを負わず、衣が術者への防壁として機能する。構造や原理は須佐能乎と同じで、このモードでは術者は九喇嘛の頭部に位置し、尾獣の力に加えて術者自身の忍術も尾獣の規模で使用可能。ナルトのものはさらに六道仙人モードと併用し、影分身と融合することで、三面六手の阿修羅のような姿に変貌する。アシュラもこれらしき術を使用しているが、頭部ではなく腹部に位置し、サイズはインドラの完成体須佐能乎の頭とほぼ同等だった。
疾風迅雷・威装之一太刀(しっぷうじんらい・いそうのひとたち)
【うずまきナルト&うちはサスケ】尾獣モードのナルトに対して威装・須佐能乎を展開し、両者のチャクラを重ねた太刀で真っ向から断ち割る。第四次忍界大戦で発動し、六道オビトの求道玉の盾とぬのぼこの剣を突き破った。劇場版『BORUTO』で使用されたものは互いに六道のチャクラを持っているためか性能が跳ね上がっており、モモシキが生み出した岩の大猿を破壊し、周囲に天変地異を引き起こすほどの威力を持つ。
人柱変化(じんちゅうへんげ)
【キラービー、二位ユギト】「尾獣化」とも言う。尾獣チャクラを解放し、封印している尾獣そのものの姿に変化する。尾獣とのコンビネーションが悪いと、尾獣側の意志に乗っ取られ暴走するリスクもある。
尾獣そのものがチャクラの塊であるため、変化した後は肉体へのダメージがそのまま尾獣のダメージとなる。
分裂の術(ぶんれつのじゅつ)(補助)
【二代目土影・無】自身を二体に分ける。印を必要としないため瞬時に発動することが出来る。分身ではなく自身を分裂するため自らの力が半分となり、また塵遁も使用不可能となるのが弱点。
偏光砂陣・熱砂迷彩(へんこうさじん・ねっさめいさい)
【シシオ】チャクラを練り込んだ砂を纏い光を屈折させ、姿を隠す遁甲の術の一つ。チャクラを練り込むのに時間がかかる欠点があるが、術者以外にも使用可能。アニメ版オリジナルの術。
胞子の術(ほうしのじゅつ)
【白ゼツ】胞子のレベルまで分解された白ゼツの分身を寄生させ、チャクラを吸収する。また、吸収したチャクラを別の対象者に与え、回復させることも可能。対象者が多くても使用できる。寄生した段階ではチャクラが非常に微弱なため、五影レベルの忍者でも感知は困難。ただし、仙術チャクラを流されると木遁の体が活性化し、強制的に白ゼツの状態に戻され分離してしまう。
法力(ほうりき)
【ホウイチ】一尾の初代人柱力・分福の流れを組む法力の一種。アニメ版オリジナルの術。
影法師(かげぼうし)
【ホウイチ】琵琶の音色に合わせて相手の影を実体化させて操る。対象を縛って捕獲する以外にも直接的な戦闘も可能。アニメ版オリジナルの術。
法力結界・茶柱(ほうりきけっかい・ちゃばしら)
【ホウイチ】術者の周囲に6本の支柱を出現させ、その周囲に結界を張る。さらに結界の上部からは黒い刃のような物質を放出することが出来る。アニメ版オリジナルの術。
法力封印術・仙除離吸(ほうりきふういんじゅつ・せんのりきゅう)
【ホウイチ】自身の身体に書かれた術式を鎖状に変化させて対象に打ち込み、尾獣チャクラを抜き取る。2体の尾獣チャクラを抜き取ることも一応は可能であるが、チャクラを抜き取っている最中に鎖を引き離されると鎖は本来吸収する尾獣チャクラを探し出し、既に術者の体内に溜まった尾獣チャクラの奪い合いが始まり、最終的には自己崩壊する。アニメ版オリジナルの術。
巻き煙の術(まきけむりのじゅつ)
【ヘイジ】札から煙を出現させ姿を眩ます。アニメ版オリジナルの術。
魔幻・幻武操曲(まげん・げんぶそうきょく)(補助)
【多由也】口寄せした三匹の怒鬼を笛を吹いて操る。怒鬼の行動パターンは笛の音色、指の動きによって決まっている。アニメでは「魔笛・幻武操曲」と紹介された[48]
万蛇羅ノ陣(まんだらのじん)(万能、攻撃、防御、上忍)
【大蛇丸】口から夥しい数の蛇を吐き出す。その光景は津波に近い。
無塵迷塞(むじんめいさい)(補助)
【二代目土影・無】水滴を操作し身に纏い光を湾曲させ、自らが消えたように見せかける。この術とチャクラを消す能力が「無人」と恐れられた無の所以である。
滅臭煙牢(めっしゅうえんろう)
【鬼霧】ガスマスクから暗い黄土色の煙幕を発生させる。敵の視界を奪うと周囲の臭いを消す効果があるが、赤丸のダイナミック・マーキングは消すことができなかった。アニメ版オリジナルの術。
盲漠砂陣・濃偉砂(もうばくさじん・ノイズ)
【シシオ】チャクラを含んだ砂を散布し、敵のチャクラ感知を妨害する。アニメ版オリジナルの術。
来迎・千手殺(らいごう・せんじゅさつ)
【地陸、猿飛アスマ】火の国火の寺に伝わる「仙族の才」を利用した術。自身の背後に千手観音が浮かび上がり、チャクラの塊が具現化したパンチを連続で繰り出す。やがて、千手観音は怒りに満ちた表情へと変わる。アニメ版オリジナルの術。
乱獅子髪の術(らんじしがみのじゅつ)(万能、攻撃、補助、上忍)
【自来也】自身の毛髪を延々と伸ばし、複数の対象を縛る。そのまま圧死させることも可能。
霊化の術(れいかのじゅつ)
【加藤ダン】自らの魂を肉体から解放し、距離を越えて対象に憑依・殺害する。諜報などにも応用可能。作中では穢土転生の解除で昇天する自身の魂をコントロールし、戦闘不能になった綱手と再会し、チャクラを与えた。

我愛羅の術[編集]

主に背負っている瓢箪から発生する砂を使用する。攻撃・防御・移動等幅広い応用性を持つが、砂よりも比重が重い砂金を砂に混ぜ込まれると動きが鈍くなってしまうという弱点がある為、血継限界の「磁遁」で操られた砂金には無力に近い状態となってしまう。また、油など浸透性の高い液体で固められると制御が困難になる。

空砂防壁(くうさぼうへき)
空中に多量の砂を持ち上げ、壁とする。デイダラのC3から砂隠れの里を守るために使用した。
獄砂埋葬(ごくさまいそう)
対象者を流砂で地中200mまで埋めて、砂に圧力を掛けて相手を死に至らしめる。
最硬絶対攻撃・守鶴の矛(さいこうぜったいこうげき・しゅかくのほこ)
守鶴の形を模している矛を作り出す。「砂瀑槍葬(さばくそうそう)」とも呼ばれる。アニメ版オリジナルの術。
最硬絶対防御・守鶴の盾(さいこうぜったいぼうぎょ・しゅかくのたて)
守鶴の形を模している盾を作り出す。地中の硬度の高い物質を砂に混ぜ込むため防御力が極限まで高められている。
砂城狼角(さじょうろうかく)
広範囲に砂を拡散させ、全域に第三の目を開くことで敵を逃さず捕捉、そこに砂散弾を叩き込む。小説版オリジナルの術。
砂縛柩(さばくきゅう)
砂で対象者を捕獲する。この技から「砂瀑送葬」へ派生する。
砂瀑送葬(さばくそうそう)
「砂縛柩」で捕獲した敵を砂で握り潰す。相手が痛みを感じる暇もなく絶命させることが出来、骨も残らない。
砂漠波(さばくは)
砂で対象の前に壁を作る。
砂漠・叛奴(さばく・ハンド)
砂を巨大な手の形にし、対象を押さえつける。
砂漠浮遊(さばくふゆう)
砂の盾に使用されている砂に乗って浮かぶ。自由に空を飛ぶことができるが、スピードはさほど速くない。
砂縛牢(さばくろう)
多量の砂で敵の周りを囲む。劇場版第二作では「砂漠牢」と名称が変わって登場。
砂時雨(すなしぐれ)
細かい砂の塊を豪雨のように降らせ、攻撃、もしくは敵を捕らえる。
連弾砂時雨(れんだんすなしぐれ)
「砂時雨」の強化版。
砂霰(すなあられ)
巨大な砂の塊を霰の如く降らせる。
砂手裏剣(すなしゅりけん)
手裏剣に模った砂を高速で相手にぶつける。威力は大木を破壊してしまう程。
砂の盾(すなのたて)
我愛羅が常に持ち歩いている瓢箪の中のチャクラを混ぜ込んだ特別製の砂で己の身を護る。母である加瑠羅の愛情が込められているため、我愛羅の意思に関係無く自動的に発動する。アニメ版では体術の修練の最中、勝手にガードしてしまうためまともな訓練にならないというシーンがあった。
砂の鎧(すなのよろい)
全身に砂を纏い、砂の盾で防ぎきれない相手の攻撃(威力)を軽減させる。防御は固くなるものの自分の意思で繰り出す分チャクラをかなり消費し、さらに砂をまとうため体が重くなり、スタミナを消費しやすい。また、鎧自体の耐久力も砂の盾よりも劣る、とあくまで非常用の術。
砂雷針(すならいしん)
背中の瓢箪から、無数の砂の柱を作り出し、敵を取り囲むように布陣する。この砂柱は砂鉄で構成されており、最終的に相手の電撃を弱めてしまう。劇場版オリジナルの術。
潜砂絵描(せんさかいびょう)
空中に砂の粒子を散布して、見えない物体を見つけ出す。
第三の目(だいさんのめ)
眼球を象った砂に視神経を通し、離れた場所を見る。四代目風影とシンキではこれと同じ術を別の素材(四代目風影は砂金、シンキは砂鉄)で使用している。
流砂瀑流(りゅうさばくりゅう)
大量の砂で包み込み複数の相手を捕らえる。この技から「砂瀑大葬」へ派生する。
砂瀑大葬(さばくたいそう)
「流砂瀑流」によって相手を砂の中に埋め込んだ後、そのまま圧殺する。「砂瀑送葬」と違い複数の相手を同時に潰せる利点がある。君麻呂戦では素早い動きに対応するべく、逃がさないことを目的に使用された。
砂漠層大葬封印(さばくそうたいそうふういん)
単に「砂漠層大葬」とも。ピラミッド状の砂に対象を埋葬する。幾重にも砂が折り重なるため、影クラスの強敵にも有効であり、油の水遁で砂を固める二代目水影をも封印した。さらに、一尾・守鶴の砂体と呪印模様を加えることで、空気すらも入り込めない強固な封印になるが、こちらはマダラに使用したものの須佐能乎で破られた。

お色気忍術[編集]

別名エロ忍術。敵(主に成人男性)の本能に訴える効果を持つが、基本的に使用者の趣味によって開発されている。ナルト曰く「強い奴ほどよく効く傾向にある」らしい。

おいろけの術(おいろけのじゅつ)
【うずまきナルト、猿飛木ノ葉丸、うずまきボルト】セクシーな裸の女性[49]に変化させ、相手を誘惑する。男性の本能を刺激するため効果は高く、三代目火影をも鼻血を噴射して卒倒させた。変化の術をナルトが独自に発展させた術であるため、変化が出来れば誰でも使えるが、術の完成には様々なイメージ修行を要する。ナルトのみ、術の使用中は声も変化する[50](ゲームでは写輪眼を使うことでサスケとカカシもこの術を習得可能で、ギャルサスケ・ギャルカカシとクレジットされるが声は変化しない)。同じ相手に再三使用した場合、効果は薄くなる。ビーには全く通用しなかったほか、ナルトは少年時代でサスケに対してこれを試したところ、蹴りを入れられて冷たくあしらわれた様子が描かれている。
おいろけ・アダルト四人一組の術(おいろけ・アダルトフォーマンセルのじゅつ)
【うずまきボルト】四人に影分身し、それぞれ水着姿のサクラ、いの、テンテン、カルイに変化する。
おいろけ・女の子どうしの術(おいろけ・おんなのこどうしのじゅつ)
【猿飛木ノ葉丸】「影分身の術」と「おいろけの術」を併せた術。二人の容姿の違う裸の女性に変化し絡みを見せる。
おいろけ・男の子どうしの術(おいろけ・おとこのこどうしのじゅつ)
【猿飛木ノ葉丸】「おいろけ・女の子どうしの術」の男性バージョン。初登場時はサクラが相手だったため、サスケとサイに変化して使用された(実際にサクラに対する効果は抜群だった)。なお、この術はアニメで放送されていない。
チューリップの術(チューリップのじゅつ)
【うずまきナルト、猿飛木ノ葉丸】「多重影分身の術」と「おいろけの術」を併せた術。
ハーレムの術(ハーレムのじゅつ)
【うずまきナルト、猿飛木ノ葉丸[6]、うずまきボルト】「影分身の術」と「おいろけの術」を併せた術。多数の影分身を一斉に女性に変化させて相手に迫る。おいろけの術単体よりも効果が高い。
おいろけ・逆ハーレムの術(おいろけ・ぎゃくハーレムのじゅつ)
【うずまきナルト】「ハーレムの術」の対くノ一用バージョン。多数の影分身を裸のイケメンに変化させ、対象の周囲を覆う。また、対象の好みのタイプで周囲を埋め尽くすことも可能。大筒木カグヤ戦でも使用し、面食らったカグヤに一瞬の隙を作ることに成功した。ちなみに男の子どうしの術同様にサクラには効果抜群だった。
ゲーム『ナルティメットストーム4』ではサスケ(輪廻写輪眼)とサイの3人による合体奥義として使用され(サスケはこの術に抵抗があったようでナルトとサイによって無理矢理やらされた)、相手がカグヤか男性だった場合は怒ったサスケが炎遁・加具土命飛炎[51]で相手を切りつける。
プリンプリンの術(プリンプリンのじゅつ)
【猿飛木ノ葉丸&風祭モエギ&伊勢ウドン】「おいろけの術」の応用版。3人が女性に変化して誘惑する。ナルト曰く「まだまだ」。アニメ版オリジナルの術。

幻術[編集]

陰遁とも呼ばれるもので、相手に精神的なダメージを与えることができる。ただし、忍術や体術と違い、相手に物理的なダメージを負わせることは難しい。難易度の高いものが多い。大体人の五感のうちのどれかを対象にしている。

花幻嗅の術(かげんきゅうのじゅつ)
【偽りの谷の忍】花の香りを触媒に幻術をかけ、相手の記憶を拾い出した映像で戦意を喪失させる。小説版オリジナルの術。
霞従者の術(かすみじゅうしゃのじゅつ)(下忍)
【夢火】霞から無限に忍の幻影を増殖させる。本物の攻撃と併用することで相手を徹底的に疲れさせる。
幻術・泡沫(げんじゅつ・うたかた)
【うちはイタチ】忍具と併用する術。投げた手裏剣を烏に錯覚させる。名称は『ナルティメットアクセル』より。
幻術・黒暗行の術(げんじゅつ・こくあんぎょうのじゅつ)(近 - 中、補助、超高等)
【初代火影・千手柱間[52]、二代目火影・千手扉間[6]】視覚に幻覚作用を及ぼし、全ての光を奪う。この術に掛かると気配さえも感じ取れなくなるため、滅多打ちに遭う。
幻術・写輪眼(げんじゅつ・しゃりんがん)
【うちはサスケ、はたけカカシなど】写輪眼が有する催眠眼の能力を最大限に活かした幻術。対象者に瞬時に恐ろしい幻を見せ一切の身体の自由を奪う。
木ノ葉流・柳 (このはりゅう・やなぎ)
【まるほしコスケ】アニメ版オリジナルの術。詳細はクナイ、手裏剣、刀などを参照。
狐狸心中の術(こりしんちゅうのじゅつ)(中忍)
【朧、篝、夢火】特定の区域に入ると、同じ場所をずっと歩くことになる。
催幻術・虎狼通心(さいげんじゅつ・ころうつうしん)
【虎呑テンマ、虎呑レイシ】催幻剤・虎打狼を媒介に嗅覚から幻術をかけ、記憶や行動を制御する。小説版オリジナルの術。
忍法・鏡花催(にんぽう・きょうかさい)
【キクスケ】手から花びらを放ち、敵の動きを止める同時に催眠をかける。アニメ版オリジナルの術。
涅槃精舎の術(ねはんしょうじゃのじゅつ)(超高等)
【薬師カブト】鳥の白い羽を降らせ、眠りを誘う。
魔幻・枷杭の術(まげん・かせぐいのじゅつ)
【うちはイタチ、うちはサスケ】写輪眼を用いた金縛りの術の一種。敵の体を杭(サスケのものは烏の羽根)が刺さった映像を見せ、身動きを封じる。
魔幻・鏡天地転(まげん・きょうてんちてん)
【うちはイタチ】写輪眼を用いた幻術返しの一種。相手の幻術を瞬時に見切り、そのまま相手に掛け返す。
魔幻・蝦蟇臨唱(まげん・ガマりんしょう)
【シマ&フカサク】合唱で初めて成立する幻術。妙木山に伝わる幻術の楽譜に基づいて合唱することで、対象者が複数でも金縛りを掛けることができる。イメージは、4体の「不動蝦蟇」に囲まれ、水の中に閉じ込められている様子。最後は現実世界にて妙木山に伝わる秘伝の石剣で止めを刺す。なお、使われる楽譜は蝦蟇の声域が対象であるため、人間には使えない。
なおシマの方は「いい年して父ちゃんとのデュエットなんかこっぱずかしい」という理由で余程の事が無い限り使いたがらない。また、かなりの長時間歌い続けるため、夫妻の喉にも負荷がかかる。
魔幻・気蒸の楼閣(まげん・きじょうのろうかく)
【二代目水影・鬼灯幻月】口寄せした蜃が周囲を覆うほどの水蒸気を噴出し蜃気楼を作り出し、その中に術者が身を隠すことで敵を欺く。蜃気楼に攻撃を加えても無限に作られるので虚像が消えることはなく、術者がダメージを受けることはない。幻影であるため物理的接触は不可能だが、本体は幻影を通して忍術を使用することができる。
魔幻・此処非の術(まげん・ココニアラズのじゅつ)(中忍)
【はがねコテツ】自分がいる場所を別の場所だと錯覚させる。この術は人ではなく特定の区域に入ったものが掛かる。ただし、幻術に関する知識のあるものには解かれる場合がある。
魔幻・地獄業火の術(まげん・じごくごうかのじゅつ)
【赤胴ヨロイ】上空から巨大な火の玉を落下させ、周囲一面を炎で覆う幻を見せる。アニメ版オリジナルの術。
魔幻・樹縛殺(まげん・じゅばくさつ)(上忍)
【夕日紅、猿飛ミライ】大樹が絡み付いて縛られる幻像を見せて、敵の動きを止める。木ノ葉崩し後の戦いでイタチに使用したが、写輪眼の幻術返し(魔幻・鏡天地転)で跳ね返された。アニメでは蔓で敵を絡み、それを大樹に成長させ縛る事もできる。
魔幻・奈落見の術(まげん・ならくみのじゅつ)(下忍)
【はたけカカシ】相手が最も見たくない映像を心から引き出して、あたかも現実のように見せる。
魔笛・夢幻音鎖(まてき・むげんおんさ)(上忍)
【多由也、薬師カブト[13]】笛の音で糸で両手首を吊られた上に両腕が溶ける、または蛇に縛られる映像を見せ、相手の動きを止めて縛る。聴覚ではめる為防御が難しい術だが、術に嵌められた後でも解除は可能。シカマルは影首縛りの術で自分の指を折る痛みで術を振りほどき[53]、サスケ・イタチはお互いに写輪眼によって「幻術世界の縛りを切り捨ててほどく」と言う幻術を上書きする事で逃れた。また、音=空気の振動であるため、大規模な風遁を扱う忍がいるとそもそも術が効かない。

体術[編集]

己の肉体を武器として直接的に相手を攻撃、また移動や追跡等を指す。忍が用いる「術」としては最も基礎的な技法で、一部例外を除き、チャクラを練り上げる事も、印を結ぶ必要もなく、発動条件が複雑な忍術や幻術に比べると、術の構造は至って明快である。攻撃は主に『柔拳(じゅうけん)』と『剛拳(ごうけん)』の二つの流派に類別される。

柔拳[編集]

詳細は「血継限界#柔拳」を参照

木ノ葉隠れの日向一族に伝わる血継限界「白眼」を用いた独特の拳法。体に張り巡らされた経絡系と、深く絡み付く器官系統に対して、掌底や突きといった攻撃手段によって、手に施したチャクラを流し込んで体内組織を破壊し内面的損傷を与える物理攻撃を指す。経絡の損傷によりチャクラの流れを断ち術の発動を抑え込み、更に点穴を破壊すれば完全に技を封じ込めることができる。剛拳と違い、確実に命中しなくとも、掠り触れるだけでダメージを与えることができる。

この拳法は「チャクラを放出する」事も重要な要素であるため、この拳法を修めた者はチャクラで形成された物質に己のチャクラを流し込んで破壊する、体外にチャクラを放出して飛んでくる物体を察知すると言った応用法が可能。

詳細は不明だが、白眼の祖である大筒木カグヤも点穴を突くなどといった柔拳の概念に基づく攻撃を行う場面を見せている。

剛拳[編集]

“殴る、蹴る”といった攻撃手段で相手に外傷や裂傷を与え外面的損傷を及ぼすことを主体とする技を指す。難易度の低い術から高い術までレベルは幅が広い。万人に分け隔てなく会得できるが、四代目雷影の「忍体術(しのびたいじゅつ)」と呼ばれる雷遁との融合技や、綱手やサクラといった医療忍術の能力を持つ者が緻密なチャクラコントロールのノウハウを活かし剛力を生み出すなど、体術に忍術的技法を加えた合せ技も多く存在する。

アイアンクロー
【四代目雷影・エー】掌で相手のこめかみを鷲掴みにし、指の力で締め上げる。主にビーの仕置きに使用している。
うずまきナルト連弾(うずまきナルトれんだん)(攻撃)
【うずまきナルト】サスケの「獅子連弾」を真似てナルトが編み出した体術。5体に影分身して4体が「う・ず・ま・き」のかけ声にあわせて相手を蹴り上げ、宙に浮いた相手を先回りしたもう1体が踵落としで仕留める。
うずまきナルト二千連弾(うずまきナルトにせんれんだん)(攻撃)
【うずまきナルト】禁術。ナルトが千体以上に多重影分身し、4体が相手を蹴り上げて左右両手を使い相手を攻撃する。分身の数に比例して膨大なチャクラの量を必要とするため、実質必要量のチャクラを確保できるナルト固有の術となっている。
うずまきナルト一帯連弾(うずまきナルトいったいれんだん)
【六道ナルト】ナルト連弾の進化系で、基本は同じく影分身による連続攻撃。ただし、ナルトの熟練と実力の向上によって影分身の人数が飛躍的に増大した上、分身同士での連係も可能になったため、内容はより高度な攻撃となっている。
うずまきナルト乱打(うずまきナルトらんだ)
【うずまきナルト】4体に影分身して4体が「う・ず・ま・き」のかけ声にあわせて相手を蹴り上げ(この時に勢いよく相手を蹴ることでバランスを崩す)、宙に浮いた相手を蹴り上げた4体で殴りつける。劇場版オリジナルの術。
うずまきの陣(うずまきのじん)(攻撃)
【うずまきナルト】影分身の術を使用し、自身を中心として分身を円状に配置して周囲を警戒する。本体は分身が攻めてきて敵が混乱している間に相手の死角から攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
重流暴(エルボウ)
【四代目雷影・エー】雷遁系のチャクラを身に纏った状態から放たれる強烈な肘打ち。
桜花衝(おうかしょう)(近、攻撃、中忍)
【五代目火影・綱手、春野サクラ、うちはサラダ】体内のチャクラを右手に集中させるパンチ。ダメージはチャクラの量で決まり、熟練の忍ならチャクラを指先に集めることも可能。
本来は医療忍術の技法であるチャクラコントロールと集中力が必要とされるが、医療忍術の実技が苦手なサラダは生来のパワーと写輪眼による見切りで威力をフォローしている。
音無しの羽(おとなしのはね)
【シラ】全身に纏うチャクラを特殊な羽型に変えて、体術の行使に伴う音を全て消し去る。アニメ版オリジナルの術。
影舞葉(かげぶよう)(補助、中忍)
ロック・リー、うちはサスケ、はたけカカシ】相手を木の葉に見立てて追尾する。「蓮華」や「獅子連弾」を叩き込む上でのつなぎとなる木ノ葉流体術。
活塞拳(かっそくけん)
【重吾】腕をパイルバンカー状に変形させ、破壊力を強化したパンチ。名称はゲーム版より。
儀雷沈怒雷斧(ギロチンドロップ)
【四代目雷影・エー】雷遁系のチャクラを身に纏った状態から放たれる蹴り。作中では首に空中からの蹴りを当てる形で使われたが、サスケの炎遁・加具土命の迎撃をかわすため我愛羅に妨害され不発に終わった。
草影流発破掌(くさかげりゅうはっぱしょう)
【無為】四方八方から襲いかかる敵を葉っぱのように瞬時に倒す。劇場版オリジナルの術。
交差法(こうさほう)
【ヤグラ(幻将)】蹴りを放った相手の足に対し、己の肘と膝で同時に挟んで骨を潰す。リーは重りを付けていたので無事だった。アニメ版オリジナルの術。
木ノ葉落とし(このはおとし)
【ロック・リー】空中で体を捻って振り下ろす踵落とし。アニメ版オリジナルの術。
木ノ葉壊岩升(このはかいがんしょう)
マイト・ガイ】空中からの強烈な肘打ち。単に固い物を破壊する目的でも使われる。
木ノ葉隠れ秘伝体術奥義・千年殺し(このはがくれひでんたいじゅつおうぎ・せんねんごろし)
【はたけカカシ、うずまきナルト】寅の印に組んだ指で突く強烈なカンチョー。ナルトは起爆札付きクナイで代用し、守鶴化した我愛羅に使用した。
木ノ葉剛力旋風(このはごうりきせんぷう)
【マイト・ガイ】驚異の速さで繰り出す、強烈な後ろ回し蹴り。
木ノ葉昇風(このはしょうふう)(近、攻撃、中忍)
【ロック・リー】空中に向かって突き上げる回し蹴り。
木ノ葉・閃光(このは・せんこう)
【ロック・リー】敵が空中に浮いたところに強烈な踵落としを食らわせる。アニメ版オリジナルの術。
木ノ葉・大閃光(このは・だいせんこう)
【マイト・ガイ】空中からの強烈な回し蹴り。アニメ版オリジナルの術。
木ノ葉旋風(このはせんぷう)
【ロック・リー、マイト・ガイ、メタル・リー】上段蹴りと下段蹴りを組み合わせた連続体術。リーの場合、上段蹴りを囮に相手が回避したところを下段蹴りを放ち命中させる。
木ノ葉大旋風(このはだいせんぷう)
【ロック・リー、マイト・ガイ、チェン老師[6]、メタル・リー】ローキックからスタートし、高速に回転しながら徐々に上段蹴りに入り、最後は踵落としで決める高速連続体術。
木ノ葉つむじ旋風(このはつむじせんぷう)
【ロック・リー&マイト・ガイ】二人同時に驚異な速さで繰り出す、強烈な回し蹴り。
木ノ葉つむじ風(このはつむじかぜ)
【マイト・ガイ】両手で高速回転させ乱気流を発生する。劇中では「裁きの谷」の霧を薙ぎ払うために使った。アニメ版オリジナルの術。
木ノ葉突風(このはとっぷう)
【チェン老師】強力な回し蹴り。アニメ版オリジナルの術。
木ノ葉龍神(このはりゅうじん)
【チェン老師】体を高速回転させ竜巻を起こす、木ノ葉の里に伝わる体術奥義。竜巻の中心を攻めなければ破ることができない。アニメ版オリジナルの術。
木ノ葉烈風(このはれっぷう)
【ロック・リー】下段後ろ回し蹴り。ごく普通の蹴りだが、リーのスピードを持ってすれば防御はほぼ不可能。
アニメでは強化版の「木ノ葉大烈風」もあるが、使用する前に止められた為に技の内容は不明である。
小指攻撃(こゆびこうげき)
【マイト・ガイ】外道魔像の小指(左足)を狙った真上からの飛び蹴り。作中ではバランスを崩すことに成功した。
地獄突き(じごくづき)
【三代目雷影・エー】指先に雷遁系のチャクラを溜めて突く、いわゆる貫手。指の数に応じて「○本貫手」と呼ばれる。指の数を減らす程力が一点に集中して威力が上がることから、三代目雷影の最強の矛とされる。三本貫手ではゴムを一刀両断するほどの威力があるが、一本貫手では最強の盾とされる自身の肉体を貫通する程の威力があるため、ナルトとの戦いでは自らの敗因となった。
千鳥・雷切と同じような術で欠点も同様だが、三代目雷影は強靭を極めた肉体と雷遁のチャクラによる防御力で敵の攻撃を防ぐことが出来る。
獅子連弾(ししれんだん)
【うちはサスケ】写輪眼でコピーしたリーの体術を用いて相手を蹴り上げ、「影舞葉」で追尾。敵を攻撃しながら体を反転させて最後に強烈な踵落としをくらわせて地面に叩き付ける。高速体術である「蓮華」の一部を用いるために体に負担がかかり、あまり多用することはできない。
七天呼法(しちてんこほう)
【シラ】特殊な呼吸法によって酸素の供給量を増大させ、身体能力を極限まで引き出す。「第一活性」から「第三活性」まであり、最大まで開くと肺活量は通常の4倍にまで高まる。点穴の解放こそ伴わないが、得られる効果は八門遁甲に近い。アニメ版オリジナルの術。
瞬身の術(しゅんしんのじゅつ)
【はたけカカシ、白、サイ、大蛇丸、うずまきナルト、マイト・ガイ、四代目火影・波風ミナトなど】チャクラで肉体を活性化させ、高速移動する。地域によって種類が違い、木ノ葉瞬身や霧瞬身、砂瞬身、水瞬身などがある。あくまでも肉体強化による高速移動だが、原作後半では設定が変更され、飛雷神の術を含め「離れたところに一瞬で移動する術」の総称となっている。ナルトが火影就任後に会得したものは精度が跳ね上がり、飛雷神の術とほとんど同等の速度で一瞬のうちに移動できるレベルである。
墨霞の術(すみかすみのじゅつ)(補助、中忍)
【サイ】瞬身の応用術。自身の体に墨を纏い、相手の目を眩ませる。
酔拳(すいけん)
【ロック・リー】酒を飲んだリーが変則的な動きの体術を繰り出す。ナルティメットヒーロー3では「酔ったように攻撃を繰り出す体術」とされ、名称も「すい拳」となっている。店を一軒破壊したことがあり、ネジとガイが束になってもかなわなかったという。
ダイナミック・エントリー
【マイト・ガイ、ロック・リー[6]】敵の真正面から突っ込む大胆な飛び蹴り。劇中では敵と間違えて自来也を蹴飛ばしてしまった。なお、エントリーシリーズは作戦名で技名ではない(他のエントリーは「ボタンフックエントリー」で、暁のアジトに乗り込むための作戦名)。この技名も本来は正面からの突入作戦を意味する。
痛天脚(つうてんきゃく)
【五代目火影・綱手】金剛力(俗に言う馬鹿力)を踵に集中させる、踵落とし。精密なチャクラコントロールによる所が大きく、その威力は大地をも打ち砕くほど。
鉄山靠(てつざんこう)
【油女シノ】蟲分身と本体で敵を挟み、前後から体当たりして敵を吹き飛ばす。アニメ版オリジナルの術。
撫子流・光波旋回蹴り(なでしこりゅう・こうはせんかいげり)
【シズカ】チャクラを足に集中させ、踵落としによる衝撃波で攻撃する。アニメ版オリジナルの術。
撫子流・光波烈風拳(なでしこりゅう・こうはれっぷうけん)
【シズカ】チャクラを片手に集中させ、敵を貫く。相手が躱しても集めたチャクラによる衝撃波で周辺の地面を粉々に砕ける程の威力がある。アニメ版オリジナルの術。
ハヤブサ落とし(ハヤブサおとし)
【うちはサスケ】空中で相手を掴んで降下し、地表へ叩き落とす。アニメ版オリジナルの術であるが、名称はゲーム版より。
船酔い拳(ふなよいけん)
【マイト・ガイ】飛行船「飛鯱丸」でガイが使った即席体術。片足立ちと船酔いによる定まらないバランスを逆用して予測不能の攻撃を繰り出す。小説版オリジナルの術。
分身体当たり(ぶんしんたいあたり)(攻撃)
【うずまきナルト、うずまきボルト】多重影分身の術を使用し、分身が本体を投げ飛ばすことで相手に頭から体当たりをする。ペイン戦ではこれで投げ飛ばした本体が螺旋丸を叩きつけることで天道を粉砕した。
なお、元々この術はアニメ版オリジナルの術[54]であり、後に原作にも登場した。
分身回転かかと落とし(ぶんしんかいてんかかとおとし)
【うずまきナルト】多重影分身の術を使用し、回転しながら次々と踵落としを決めていく。アニメ版オリジナルの術。
頭八刀(ヘッドバット)
【キラービー】八尾のチャクラを纏った状態から放たれる頭突き。一撃で敵の首を刎ねる威力があるが、チャクラの衣がなくなると通常の頭突きの分の威力しか残らない。鬼鮫戦で使用したが、鮫肌にチャクラを食われ不発に終わった。
雷我爆弾(ライガーボム)
【四代目雷影・エー】雷遁系のチャクラを身に纏った状態で敵の体を持ち上げ、頭から地面に直接叩きつける。
雷虐水平千代舞(らいぎゃくすいへいチョップ)
【四代目雷影・エー】単に「雷虐水平」とも。雷遁系のチャクラを身に纏った状態で放たれる水平チョップ。サスケの須佐能乎を簡単に破壊してしまう程の威力を持つが、マダラの須佐能乎には連続攻撃でも弾かれた。
加重岩雷虐水平千代舞(かじゅうがんらいぎゃくすいへいチョップ)
【四代目雷影・エー&三代目土影・オオノキ】オオノキの加重岩の術で威力を高めた強化型。
羅漢拳(らかんけん)
【次郎坊】次郎坊の用いる体術で様々なものがある。通常時から状態2になるほど破壊力が10倍上がる。作中に登場したバリエーションは以下の通り。
  • 突肩(トッケン):肩で相手を突進する。
  • 昇膝(ショウシツ):文字通り膝蹴り。
  • 崩掌(ホウショウ):手で相手を叩き、体のバランスを崩す(倍化の術を解けるほど)。
  • 昇撃掌(ショウゲキショウ):手で相手を空中に叩き上がる(超倍化の術を対抗できるほど)。
  • 圧掌(アッショウ):地面にいる相手を押し潰す。
  • 岩撃(ガンゲキ):高い威力の正拳と思われるが、「蝶チョウジモード」時のチョウジに止められたため不発に終わった。
雷黎熱刀(ラリアット)
【キラービー、四代目雷影・エー、フカイ】八尾のチャクラ、または雷遁系のチャクラを纏った状態から放たれるラリアット。サスケの胸の肉が剥がれて肋骨が露出してしまう程の威力。
絶牛雷黎熱刀(ダブルラリアット)
【キラービー&四代目雷影・エー】ビーが八尾のチャクラを、エーが雷遁系のチャクラを身に纏った状態から一人の敵に向かって同時に雷黎熱刀を放つ技。前後から敵を挟み撃ちにする事で、首を切断してしまう程の威力を誇る。この技は歴代の雷影の補佐役「ビー」を選抜する際の試験にも使われ、ゴム人形の首を撥ねられるかどうかで決定される。本来は互いに左腕で放つのだが、鬼鮫戦ではエーが左腕を失っていたため右腕で使用された。なお、同じ方向から同時に放つ場合は「十字雷黎熱刀(クロスラリアット)」という別の技になる。
六甲覇皇陣(ろっこうはおうじん)
【セッキ】単なる正拳突きだが、チャクラを練らなくても(反動はかかるが)巨岩を叩き割るレベルの威力を持ち、直撃すれば普通の生物なら一撃でノックアウトする。
単純な内容の技にとっては大仰な名前だが、これは本来チームメイトと共に組むスリーマンセル「玄武三人衆」の連携技であるから。中忍試験時にもこの連携技を使用するが、途端に木につまずいて転倒したため本来の内容は不明である。

八門遁甲(はちもんとんこう)[編集]

八門の位置関係を示す人体図

体内を流れるチャクラ量を司る経絡系上の中でも特にチャクラ穴の密集した部位に設けられた八つの門の総称。チャクラの流量を制御し、人体を強度的限界による崩壊から保護する生体機能として作用しているが、これ等の体内門を随意に解き放ち、強制的に身体能力を高めることを可能とする強化能力の一種として用いられる。制限を外すことにより、本来の何十倍にもあたる絶大な力を手にすることができるが、その効果に比例して肉体的負担も増大し、開門段階が上がるにつれてその反動も大きくなる。

各体内門の名称および作中描写における発動効果例は以下の通り。

  1. 開門(かいもん):肉体的な潜在エネルギーの解放
  2. 休門(きゅうもん):強制的に体力を上昇させる回復力
  3. 生門(せいもん):「全身の紅潮化」や「目付きの変化(白色化)」に代表される外見的変化
  4. 傷門(しょうもん):筋肉組織の断裂の発生
  5. 杜門(ともん):肉体への深刻な症状の発現
  6. 景門(けいもん):莫大なエネルギーの解放による開門衝撃度の昂進
  7. 驚門(きょうもん):「碧い汗」の発出・「碧い蒸気」の特異的変化
  8. 死門(しもん):外出血による「赤い蒸気」等の肉体の壊滅的損傷

開門を伴う技は全て禁術として扱われている。潜在能力の解放という技の性格上、その質は術者の力量に大きく左右される。熟達すれば更なる力がもたらされ、肉体に掛かる負担も幾らか軽減することができるが、完全にリスクを制する事は困難であり、差異は有れど多少なりとも反動は受ける事になる。術者の資質を問う難度の高い能力でもあり、リスクの存在もあって、使用者は極めて少なく、木ノ葉隠れの忍であるマイト・ダイとその子マイト・ガイ、ガイの門下であるロック・リーとその子メタル・リーのみが実用している[55][56]。四者はいずれも体術使いとして名を成す忍で、体術以外を会得していない(またはほとんど使用しない)という特異な共通点がある[57]

このような高いリスクを伴う性質から、限られた危機的状況の時に奥の手として使われるのみであるが、アニメではガイが頑張って船を漕ぐために第三・生門まで開放している[58]

朝孔雀(あさくじゃく)
【マイト・ガイ】第六・景門の開放によって生み出される打撃技で、空気摩擦による発熱で炎が生じる程の神速で相手を叩く超多連攻撃。基本的には拳を直接叩き込む近距離攻撃の部類に属するが、空気を叩いて炎を宿した衝撃波を生み出す技の特性を活かし、より広範囲に攻撃効果が及ぶ近・中距離攻撃に応用することも可能であり、大規模な水遁攻撃を有する干柿鬼鮫の水遁・千食鮫や、六尾の毒ガス攻撃を衝撃波と炎で叩き払っていた。技名は、無数の打ち込みによって飛散した炎が羽を広げた孔雀の姿に見えることに由来する。
表蓮華(おもてれんげ)
【ロック・リー、はたけカカシ[6]】第一・開門を開放し脳の抑制を外して筋力を限界寸前まで高める、いわゆる“火事場のバカ力”を駆使した技で、木ノ葉の高速連続体術「蓮華」の第一弾。相手の直下に入り真上へ蹴り上げた後、影舞葉で追尾し背後をとって両腕に施した包帯を巻き付け捕捉し動きを封じ、スクリューのような高速回転を加えながら垂直下降し、脳天から地表へ叩き付ける。一連の動作を高速で繰り出し、仕舞いは蓮華の花を咲かせた形が衝撃痕として残る。
サスケとの一戦で用いた技の一部を写輪眼でコピーし応用した体術が獅子連弾として活かされる事となり、それを真似たナルトのうずまきナルト連弾にも図らずも影響を与えた。
劇場版第六作では、ネジの八卦掌回天と合体させ高速回転しながら突撃するコンビ技として披露され、ゲーム『ナルティメットストーム4』ではこのコンビ技にテンテンが加わり、クナイつきのワイヤーを巻きつけてコマ回しの要領でさらに加速させる連携奥義『加速武装回天』として登場している。
裏蓮華(うられんげ)
【ロック・リー】表蓮華と対を成すもう一つの“木ノ葉の蓮華”。技の起結は表蓮華と似通っているが、攻撃動作が人外レベルにまで達し、その攻撃速度と威力も桁違いに向上している。相手を天高く蹴り上げた後、抵抗の暇すら与えない迅速な連続攻撃で猛打し、最終段階は包帯で吊り下げ凄烈なる打撃力で上空から地表へ向けて打ち付ける高速連続体術で、我愛羅の絶対防御を追い込み大ダメージを与えるほどの効果をもたらした。第三・生門以上の開門を必要とする技であるが、リーは当時の限界点であった第五・杜門まで最終的に開放した。劇場版では二作品に登場しており、第三作は棒術と組み合わせた技を、第四作においては酔拳状態の裏蓮華を披露している。
一人表蓮華(ひとりおもてれんげ)
【ロック・リー】体を高速回転させ相手に特攻する。木ノ葉の究極体術奥義「木ノ葉龍神」を破るために編み出した。アニメ版オリジナルの術。
激 木ノ葉金剛力旋風(げき このはこんごうりきせんぷう)
【マイト・ガイ】オビトの神威に割って入る程のスピードで振り抜かれる一蹴。開門数は不明。
八門遁甲の陣(はちもんとんこうのじん)
【マイト・ガイ、マイト・ダイ】死門までの八門全てが開放に達した状態。極限を遥かに越える戦闘能力を手にし、「五影達を凌駕する域に達する」という人智を超えた力を得るが、その効果はあくまで限定的なもので、この状態に到った術者は確実に命を落とす。死門の開放により肉体からは血飛沫が上がり、術者の熱気で蒸発し「紅い蒸気」(血の蒸気)を発生させる。全身は燃焼に侵され、燃え盛る炎の如く燃え立ち、最終的には炭化状態に行き着く。引き起こされる負荷も想像を絶し、術者は肉体への壊滅的なダメージに脅かされることとなる。
発動後は心臓の点穴から全身を巡るチャクラが放出され続け、これが消えると術者は死亡する。ガイは発動後、六道化したナルトによって死門を強制的に封鎖されたことで放出が止まり、右足が使用不能となったものの生存した。
夕象(セキゾウ)
【マイト・ガイ】死門開放後における第一手で、全五段階の拳撃から生み出される物理攻撃。「壱足(いっそく)」を皮切りに、「弐足(にそく)」「参足(さんそく)」「肆足(よんそく)」と変速し立て続けに打ち込み、「伍捉(ごそく)」に繋げる連続攻撃で、段階が上がるにつれて速度と威力が増し、破壊力が上昇する。空気を叩いて発生させる衝撃波は巨大な足の形状をしており、昼虎同様間接的攻撃による空気砲の一種であるが、圧縮を終え拡散する点で異なり、より攻撃範囲を凝縮し且つ連撃として繰り出される。マダラとの一戦では死門開放の反動による肉体的負担に耐え兼ねて連続攻撃が不発に終わった経緯もあり、壱足から肆足までを敵の身動きを封じる手として用い、伍捉を直接打ち込んでマダラに一撃を見舞った。
天駆(テンク)
【マイト・ガイ】空中を蹴り上がり跳躍する。
夜ガイ(ヤガイ)
【マイト・ガイ】“八門遁甲の陣”における最終手。体内に宿る全てのエネルギーを集約する蓄積動作「積(セキ)」、攻撃実行に移す「流(リュウ)」の「加捉(かそく)」動作を経て対象者へと向い放たれる飛び蹴り。夕象を凌ぐ更なる状態変化を引き出し、夥しいチャクラが解き放たれ、飛散する血と蒸気が凄まじいオーラを生み出し、巨大なを形成させ、強襲するように全身に纏って攻撃する。身体能力の極致から生み出された攻撃能力は相対するマダラが驚嘆するほどに至り、次元空間を捻じ曲げる物理的事象を伴う速力をもって炸裂させ、半身を吹き飛ばす程のダメージを与えた。発動に際しては肉体の崩壊を目前にし、筋肉等の器官全系統は著しく損壊し、燃焼状態に晒され続けた人体は炭化を呈し、蹴撃により右脚骨は粉砕していた。攻撃技としては簡素な飛び蹴りであり、ダイナミック・エントリーにも似ているが、術者自身が致命を自覚して一撃必殺級に昇華させた完全な最終奥義として発動された。
昼虎(ひるどら)
【マイト・ガイ】正拳突きによって生み出される衝撃波と気弾で相手を破壊する体術で、正拳の連続攻撃で発生したエネルギーが一点に凝縮し、圧縮を終えた後急激に拡散して相手を攻撃する空圧正拳として相手を飲み込むように襲う。第七・驚門の開放によって発生する「碧い汗」と術者の熱気が作用し「碧い蒸気」が生じ、術者を纏うオーラのように現れて気弾のもとになる正面に突き出したを模った正拳の構えから放たれる空圧拳が、虎が襲い掛かる様に敵へと向かい、余波である衝撃波を残して炸裂する。使用者を覆う蒸気や気弾から、およそ体術とはかけ離れた様相を呈すが、その実何の変哲も無い体術技で、破格の連続性を核心とした、術者が必殺の拳に据える奥義であるが、死門の寸前まで開放することもあってその反動も尋常ならざるものとなり、発動後は筋断裂や極度の疲労等の後遺症に見舞われた。
ナルトは術名から「昼ドラ」を連想したらしく、「ドロドロしたネーミング」と評している。

仙術[編集]

仙術とは、体内にある精神エネルギーと身体エネルギーの他に、外から自然エネルギーを体内に取り込んで成り立つ術である。仙人から教わることができ、作中にはガマ仙人(蛙)、白蛇仙人が登場している。また、千手柱間もこれらとは別の仙術を会得している。

精神エネルギー・身体エネルギー・自然エネルギーの三者を練り合わせたチャクラを「仙術チャクラ」と言う。仙術チャクラを練った状態を「仙人モード」と言う。隈取りが仙人の証である。上手く利用すれば、忍術・幻術・体術が大幅に強化される。その他にチャクラ感知ができる、危険感知が広くて早くなる等の特徴がある。ただし、自然エネルギーは取り込む量が少なすぎると仙術が使用できず、逆に多すぎると姿が元となった動物に変わり、最悪の場合は石像と化すため、三者のバランスの調整が重要となる。自来也でさえ仙術チャクラを練るとわずかに蛙化しており、いかに自然エネルギーの制御が難しいかが分かる。しかし、後に仙術修行を行ったナルトはまったく蛙化しておらず、フカサクからも「先代を超えた」と評されるほどになった。また火遁・天牢などでチャクラが練れない状態の時でも使用できる(劇場版『ブラッド・プリズン』のパンフレットより)。

仙術チャクラもチャクラなので、チャクラを吸収する術などで吸収する事が可能だが、扱いを誤ると動物石化してしまうというリスクは仙術チャクラ自体に付随するものであり、吸い取った側にリスクが生じる。これにより、ナルトの仙術チャクラを吸い過ぎたペイン餓鬼道は蛙石化してしまった。

さらに、自然エネルギーには動きながらでは集められないという、戦闘に使用するためには非常に厳しい制約がある。戦闘中の自然エネルギーの集束および仙術チャクラの錬成法としては、戦線離脱して直接練るか、蝦蟇仙術の場合はフカサクかシマ、もしくは両者を口寄せし、両肩に乗せて融合(仙法・両生の術)をして供給してもらう必要がある。ナルトの場合は後者を試みたものの、体内の九喇嘛が融合を拒絶したため失敗し、代替措置として「予め仙術チャクラを練った影分身体を待機させ、術を解くことで本体にチャクラを還元・供給する」という方法を編み出した。なお、自然エネルギーを集めるのはあくまでも実体であるため、実体が動くことがない精神世界での戦闘では仙術チャクラの錬成に制約が生じないことから、ナルトは九尾との戦闘で仙術チャクラを練りながら戦うことができた。また、九喇嘛モードの会得後は自然エネルギーの吸収力が飛躍的に向上し、一瞬で仙人モードに移行できるようになった。

龍地洞出身の重吾の一族は自然エネルギーを取り込む特異体質で、肉体変化もこの体質の一部であり、仙術に含まれる。大蛇丸やカブトはこの体質を元に呪印を編み出した。

劇場版『ブラッド・プリズン』と同時上映された『炎の中忍試験!ナルトVS木ノ葉丸!!』の中忍試験本戦では、余りにも強力すぎるため使用を禁じる制限を設けていた。この設定が原作内や他の中忍試験時にも適用されるかは説明されていない。

蛙組手(かわずくみて)
【うずまきナルト、自来也、フカサク】仙術を修得した者が操る体術。仙人モードの特徴である危険感知の拡張で相手の動きを察知し攻撃に合わせたカウンターを放てる他、周囲の自然エネルギーが術者の体の一部となって攻撃範囲が広がり、たとえ相手が躱しても攻撃を当てることができる。
蛙たたき(かわずたたき)
【うずまきナルト】仙術チャクラを掌底に集中させ、それをぶつけることで威力を波状にして伝える内部破壊の技。
仙術螺旋丸(せんじゅつらせんがん)
【うずまきナルト、四代目火影・波風ミナト】仙術チャクラを加えた螺旋丸。ミナトは六道マダラに使おうとしたが、左腕を切断され不発に終わっている。
仙人モード(せんにんモード)
【大筒木ハゴロモ、自来也、うずまきナルト、薬師カブト、四代目火影・波風ミナト、初代火影・千手柱間、うちはマダラ、ミツキ】自然エネルギーを取り込んで仙術チャクラを練成し、それを纏った状態。瞳孔が由来する口寄せ動物と同じものに変わり、隈取が出現する。自来也、ミナト、ナルトは蝦蟇、カブト、ミツキは蛇の仙人モードを使用する。柱間は戦闘中に動きながら一瞬でこのモードを発動するという離れ業を披露しているが、系統は不明。隈取の紋様が蝦蟇・蛇のどちらとも違うため、蛞蝓の仙人モードと思われる。
マダラは輪廻眼・餓鬼道の力で柱間の仙術チャクラを奪って発動した。この時は自らの身体で練り上げた仙術チャクラでないためか、仙人の隈取がマダラ自身の顔でなく、柱間細胞を移植した胸元の柱間の顔に出現している。ミナトは妙木山の蝦蟇仙術を習得しているが、相性の悪さから実戦での使用はほとんどなく、持続時間も短い。一方でナルトと同じく全く蛙化していないことから、習得自体は完璧になされた模様。大蛇丸の呪印による状態1・2も広い意味でこのモードに含まれるが、カブトによると付け焼き刃に過ぎないとされる。
ハゴロモも若かりし頃に妙木山でガマ丸に師事することで蝦蟇の仙人モードを習得したが、当時既に写輪眼を開眼していたため瞳孔の変化は起きなかった。
優れた感知能力や肉体的強化が特徴であり、特に感知については範囲・精度・速度とも尾獣モードを上回る。
六道仙人モード(りくどうせんにんモード)
【うずまきナルト】大筒木ハゴロモより六道の陽のチャクラを授かったことで開花した力。「術が忍を選ぶ」とされる。
仙人モードを遥かに超える感知能力と膨大なチャクラを獲得し、ハゴロモの能力のうち基本能力と求道玉を行使できるようになる。さらに九喇嘛モードと併用し尾獣化することで、人智を超えた絶大な力を振るえるようになる。本格的に発動すると背後に求道玉が浮かび、チャクラの衣を纏う。また、瞳孔は尾獣モードと仙人モードの併用時同様の十文字になり、チャクラの衣を纏わずともその力を行使できる。チャクラを消耗すると求道玉の数が減る。
マダラやオビトが十尾の人柱力となって行使した「六道の力」とは似て非なる術で、サスケが授かった陰のチャクラと併せて完全となる。陽のチャクラは終戦時にハゴロモに返還されたが、このモード自体は引き続き使用可能。
なお、この力の根源であるハゴロモの仙術は妙木山で身に着けた蝦蟇の仙術が源流。
仙法・陰遁雷派(せんぽう・いんとんらいは)
【うちはマダラ】詳細は陰陽遁を参照。
仙法・大玉螺旋丸(せんぽう・おおだまらせんがん)
【うずまきナルト】詳細は形態変化を参照。
仙法・蛙鳴き(せんぽう・かわずなき)
【シマ、フカサク】蛙の鳴き声で敵の聴覚を刺激し、混乱させる。
仙法・毛針千本(せんぽう・けばりせんぼん)
【自来也】自身の毛髪を多量の針として敵に飛ばす。速度は自来也の術でも一番速く、攻撃範囲も広い。
仙法・五右衛門(せんぽう・ごえもん)
【自来也】自来也自身は多量の油を吹き、フカサクは風遁、シマは火遁の術をそれぞれ使用することで、数千度の熱を持った油でその場を満たす。
仙法・磁遁螺旋丸(せんぽう・じとんらせんがん)
【うずまきナルト】詳細は磁遁を参照。
仙法・超尾獣螺旋手裏剣(せんぽう・ちょうびじゅうらせんしゅりけん)
【うずまきナルト】多重影分身の後、尾獣それぞれのチャクラを使用した9つの螺旋手裏剣を作成し、一斉に投擲する。
仙法・白激の術(せんぽう・はくげきのじゅつ)
【薬師カブト】口から黒い球を持った白い龍を吹き出す。黒い球は龍の回転と共に炸裂し、強すぎる眩しい光と骨が軋む程の音を発する。これにより視覚・聴覚を奪い、空気振動で感覚を麻痺させ対象者の動きを止める。カブト自身は角膜を閉じて光による影響を無視し、水化の術で体内を液化して音と振動に耐えつつ、その間に別の攻撃を行う応用を利かせている。
仙法・風遁砂埃(せんぽう・ふうとんすなぼこり)
【シマ】詳細は風遁を参照。
仙法・風遁螺旋手裏剣(せんぽう・ふうとんらせんしゅりけん)
【うずまきナルト】風遁・螺旋丸をさらに高めた「風遁・螺旋手裏剣」に仙術チャクラを練りこみ、投擲可能とした状態。風遁を参照。
六道・超大玉螺旋手裏剣(りくどう・ちょうおおだまらせんしゅりけん)
【うずまきナルト】六道仙人モードと九喇嘛モードを同時に発動し、九喇嘛モードで自然エネルギーを取り入れ、本体一人と分身二人の九喇嘛モードを融合させる。阿修羅の様な姿に変化した後、六つ腕で二つの超大玉螺旋手裏剣(一つにつき三つの腕)を生成、同時に投げつける。作中ではサスケのインドラの矢と衝突し、その爆発で終末の谷の湖を消し飛ばした。
仙法・明神門(せんぽう・みょうじんもん)
【初代火影・千手柱間】自然エネルギーを流し込む鳥居を口寄せして対象の動きを封じ込める。歴代火影でも初代火影・千手柱間だけが使える六道の封印術。巨大な鳥居を出現させて十尾の尾と頭の全てを封じ込んだ。ナルトが精神世界で九尾を抑える時に使った鳥居と同じもの。十尾に対して使用したのは「封十(ふうとお)」だが、併用されたバリエーションとして頭を押さえ込み、封印術に抵抗する意志自体を封印してしまう「封頭(ふうとう)」がある。
仙法・無機転生(せんぽう・むきてんせい)
【薬師カブト】生命機能を持たない物に生命機能を与え、自在にコントロールする。作中では鍾乳洞を自在に曲げ、イタチを鍾乳石で串刺しにした。ただし、熱で術の効果が切れる欠点がある。
仙法木遁・真数千手(せんぽうもくとん・しんすうせんじゅ)
【初代火影・千手柱間】詳細は木遁を参照。
頂上化仏(ちょうじょうけぶつ)
【初代火影・千手柱間】詳細は木遁を参照。
仙法・熔遁螺旋手裏剣(せんぽう・ようとんらせんしゅりけん)
【うずまきナルト】詳細は熔遁を参照。
仙法・螺旋連丸(せんぽう・らせんれんがん)
【うずまきナルト】詳細は形態変化を参照。
仙法・嵐遁光牙(せんぽう・らんとんこうが)
【うちはマダラ】詳細は嵐遁を参照。
仙法・両生の術(せんぽう・りょうせいのじゅつ)
【フカサク、シマ】自身のチャクラと他者のチャクラを拒絶しないようにする。通常、仙人モードを使用するためには不可欠なのだが、ナルトの場合は九喇嘛が「自分がいるのに蝦蟇の力を借りるのは気に入らない」と拒絶したことで使用できなかった。
超大玉螺旋丸(ちょうおおだまらせんがん)
【自来也、うずまきナルト】詳細は形態変化を参照。
仙法・超大玉螺旋多連丸(せんぽう・ちょうおおだまらせんたれんがん)
【うずまきナルト】詳細は形態変化を参照。
伝異遠影(でんいえんえい)
【薬師カブト】使用したい術の使い手の細胞を自らに取り込んだ上で、双魔の攻により出現させたその術者の上半身から術を放つ。術者の細胞を体内に取り込みさえすれば血継限界の術であっても使用可能となる。
水飴鉄砲(みずあめでっぽう)
【ガマ吉】詳細は水遁を参照。
六道仙人のチャクラ印
【大筒木ハゴロモ】ハゴロモの両手に宿る、「陰」と「陽」それぞれのチャクラが込められた印。「六道・地爆天星」を発動するのに必要で、カグヤ封印の為にナルトとサスケに一時的に貸与された。それぞれに莫大なチャクラが込められており、片方だけでも通常の術の範疇を超える力を発揮する。カグヤの封印後にハゴロモの手に戻り、始球空間から第七班と尾獣たちを口寄せするために使用された。
「陽」のチャクラ印
【大筒木ハゴロモ、うずまきナルト】ハゴロモの右手に宿る、白い円形の印。「陽」のチャクラの力によって、手で触れた他者の細胞の一部を拝借し、例えば眼球のような通常の場合再生不可能な器官を再生してしまうこともできる。ただし、「共殺の灰骨」の効果による肉体の崩壊までは阻止できない。
「陰」のチャクラ印
【大筒木ハゴロモ、大筒木ハムラ、うちはサスケ】ハゴロモの左手に宿る、黒い三日月型の印。宿したほうの手で術を発動すれば、仙術を習得していない者でも術に仙術チャクラを込めることが可能。

血継限界[編集]

詳細は「血継限界」を参照

脚注[編集]

  1. 再不斬は変わり身用に養殖したユキウサギを利用することで相手が野生動物を巻き添えにしてしまったように錯覚するよう狙ったこともある他、カカシは相手の分身と入れ替えた事もある
  2. 術の練度が上がり、印を結ばずとも術を使えるためなのか、印を結ぶ描写が省略されているだけなのかは不明
  3. カカシによると、角都の忍術がその例に該当する
  4. 「陣の書」によると初代火影・千手柱間と二代目火影・千手扉間も五属性を全て習得している。
  5. テレビ東京のアニメサイトでは「火遁・霧舞いの術」とされている。
  6. a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw アニメで使用
  7. ボルトとミツキに刻んだ天牢は偽物であるため術を通常に発動できた。
  8. オリジナルアニメ『滝隠れの死闘 オレが英雄だってばよ!』ではワイヤー無しで使用した。
  9. 実は「軟の改造」で伸ばし自分を拘束したミスミの腕を利用しそこに着火させた。
  10. a b c 小説版で使用
  11. この点で自来也がこの術は土遁であること、カゲロウは土遁使いであることの双方を見抜いた。
  12. テレビ東京のアニメサイトでは「土地寄せの術」とされている。
  13. a b c 双魔の攻(双魔の術)で本来の術者を出現させ、使用を可能にした。
  14. だいカマイタチのじゅつ」と呼んだ回もある。
  15. 『BORUTO』では「風遁・龍ノオトシゴ」と名称が変わって登場。
  16. ナルト(少年時代)と連携時は「ナルトストリーム」となり、突撃するナルトはさらに螺旋丸で攻撃した。
  17. サラダは投げ飛ばし役を担当した際は即席に写輪眼で「烈風掌」をコピーして使用した。
  18. 写輪眼で視認できるかどうかは不明。白眼や輪廻眼も写輪眼同様チャクラの可視化が可能だが捉えられなかったため不可能と思われるが断言はできない。
  19. 単純にチャクラ量が増えたからか、術に使用するチャクラの量を調整しているからか理由は不明。
  20. 『ナルティメットストームレボリューション』までは「雷獣走りの術(らいじゅうばしりのじゅつ)」名義。
  21. a b 忍籠手装着時のみ使用可能。
  22. 前者はチョウジのもの(蝶チョウジモード)、後者はチョウチョウのもの(超チョウチョウ蝶モード)が該当。
  23. 本当に相手を同じ動きをさせたのは扇子と繋いだ弦であり、互いの影は相手を欺くために重ねただけ。
  24. この形態は体に星を埋め込んだ時のみ使用可能で、「獣」の形態同様に周囲を襲い、または紫色のチャクラ砲弾を吹き出す攻撃形式がある。
  25. アカホシは自らのチャクラを紙に流し、それを通信バトでナツヒのところに届いて、果たし状のように使った。
  26. 他の人と手を繋げば共に感知、または白眼のように目でそれをできる(この場合、孔雀妙法を使う忍の探知も可能)。
  27. 両手を使ってもチャクラの放出と乱回転をさせるだけで精一杯だった。
  28. ナルトは仙人モードでなくても使用可能
  29. 原作・アニメではこの名称を用いず、通常の螺旋丸として扱った。
  30. 「超うずまき螺旋丸」と似ている点も見られるが、あちらは「二人のチャクラ共鳴」ではなく「対象の螺旋丸に自分のチャクラで威力を増加」であり、原理が若干違う。
  31. 劇場版・本編(漫画・アニメ両方)全部に登場したが、いずれもこの名称を用いず通常の螺旋丸として扱う。
  32. キバは犬塚体術の精度を上げるために影分身を使用している。
  33. 「者の書」より。「粘土分身」とは異なる。
  34. 「者の書」によると、この文字は尾獣に対する術者の指令である。
  35. a b アニメ「ナルト豪傑物語」で自来也の小説内で使用
  36. 陣の書255頁
  37. 原作では術名が見開きで左右に分かれていたため誤認したと思われる
  38. 疾風伝のおまけではサソリが内部から糸でヒルコを操っている描写がある。
  39. 原作では本人の発言でしかないが、疾風伝のオリジナルエピソードではその詳細が描かれている。
  40. 疾風伝オリジナルエピソードではワイヤーで連結された爪を飛ばして攻撃する描写がある。
  41. 劇場版で使用
  42. 劇場版より。
  43. 「陣の書」収録の読み切りより。
  44. 大蛇丸がこの術を使用した描写はないが、名称や術者はカゲロウとアラシの発言より判明した。
  45. ナルトが風の性質変化の修行を見る際は傘としても使った。
  46. この名称は「BORUTO」でつけられたもので、「七代目火影と緋色の花つ月」の時点では旧名のままだった。
  47. 「陣の書」では「毛針千本」とされている。
  48. 幻術ではないので改名するらしい。
  49. アニメやゲームの一部では露出度の高い服や水着を着用している。
  50. 少年篇・疾風伝では小暮英麻が、『BORUTO』ではナルト役の竹内順子自身で声を担当している。
  51. ゲームオリジナルの術。剣状の黒炎(加具土命の剣)を一閃させ、その軌跡から針状の黒炎を無数に飛ばして攻撃する。
  52. 原作のみ使用。アニメの同シーンは二代目火影が使用。
  53. 忍界大戦で再戦した際(アニメ)は耳栓をしておき、そもそも音を聞かないことで対処した。
  54. 初使用は雷牙戦(第157話)であるが、その時は分身と本体が一斉に相手を体当たりする方式だった。また星隠れの里での仮面忍者(ナツヒ)との戦い(第178話)でも使ったが、こちらは原作と同じ方式となった。
  55. 劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 絆』では、「零尾」による闇のチャクラを利用して究極の肉体を手に入れ、全門の開放を可能とする能力を持つキャラクターが登場する。
  56. 彼らよりもはるかに昔の時代の忍であるうちはマダラがこの開門における肉体的状態に関して知っていたことから、過去にも使い手はいたと思われる。
  57. ガイは幼少期は体術以外使えないが後に克服でき、メタルは忍者学校時代から体術以外を使える(卒業試験では「多重一糸灯陣」を使用した一人でもある)。
  58. 本人が「開」と叫んだのは第二・休門までだが、その後更なるスピードアップのために全身が紅潮化・白眼化している。