コウモリ
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コウモリ(英:Bat)とは、飛翔能力のある哺乳類の一種。反響定位を使う事でも知られている。主に大型・小型の二種類に大別できる。
大型[編集]
オオコウモリ科。「フルーツバット」とも呼ばれ、食用ともされる。幾つか例を挙げる。
- オガサワラオオコウモリ
- 小笠原諸島に生息するオオコウモリ。植物食。夜行性と昼行性のが居るらしい[1]。
- インドオオコウモリ
- ペットして飼われる。
- フィリピンオオコウモリ
- 世界最大のコウモリ。
小型コウモリ[編集]
小型のコウモリ全般。昆虫食のものと吸血するもの(チスイコウモニ)に大別できる。
昆虫食のコウモリ[編集]
幾つか例を挙げる。
- イエコウモリ
- 日本では普通に棲息し、身近なコウモリとされている。木造の空き家が多く、池などが近くにある場所では、五月中旬くらいから普通に飛んでいる。巣箱をかけると定着したりもする。
- テングコウモリ
- 鼻の形状に特徴のあるコウモリ[4]。
- ヤマコウモリ
- 動物園で見たことはあるが、野生のものは見たことがない。
吸血コウモリ[編集]
3種類。主にメキシコ以南のアメリカ大陸にしか分布していない様子。
- ナミチスイコウモリ
- 動物から吸血する。接近する際は飛翔音を出さないようにするためか、歩行が得意なんだとか[5]。
- ヘアリーレッグヴァンパイアバット
- 鳥や人間、ウシなどの哺乳類の血液を摂る[6]。
- ホワイトウイングヴァンパイアバット
- 鳥やヤギ、ウシなどの哺乳類の血液を摂る[7]。
天敵[編集]
コウモリが屋根裏に住みつく事があるが、コウモリやらアオダイショウやヤモリは追い出すと不吉であるとされている。中国では「蝙蝠」は「福に偏る」と同音であり、中華丼の柄ともされる。日本でも扇子の柄にされたりする。
コウモリの音声周波数[編集]
種によって反響定位に使う超音波の周波数に違いがあり、周波数を調べるだけでどの種なのかを大まかに特定できる。一般的には超音波とされているのが要するに"鳴き声"なので、音色の違いにより混信したりはしない。オーストラリアのオオコウモリとオガサワラオオコウモリは声が似ているらしく、小笠原の母島でオガサワラオオコウモリに呼びかけたら通じたらしい。人間の音声周波数は人間の可聴域から外れているものが聞こえないだけで、声が出ていないわけではない。シャチなどは、人間の可聴域に合わせて「話して」くれるという。
創作におけるコウモリ[編集]
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寓話におけるコウモリ[編集]
イソップ寓話のひとつに、獣に属する動物と鳥に属する動物が戦争をしている状況下で状況に応じてコウモリが獣だと自称したり鳥だと自称したりして何度も寝返る話がある。この寓話の影響でコウモリに対し日和見な印象を持つ者もいる。
脚注[編集]
関連項目[編集]
関連文献[編集]
- トマス・ネーゲル(著)/永井 均(訳)『コウモリであるとはどのようなことか』(1989)