ダウジング

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ダウジングとは、識閾下の(=サブリミナルな)判断を、間に器具を介在させることによって意識的な判断に結びつける手法を指す。一般的にはオカルトとされるが、「一人占い」だと思うと腹も立たない。

概要[編集]

1976年超能力ブームの頃にテレビで紹介されて流行した。京都の水道局の職員が水道管の水漏れを探すのにダウジング・ロッドを使っていたという例が知られているが、そこはそれプロであるため「なんとなくこの辺かな?」という感覚はあるわけで、それを「勘」と呼んじゃうと説得力に欠ける。そこで「ここに反応がある」とかいってごまかすわけである。
ダウジング・ロッドで確かに水脈は見つかる。ただし、それは過去の経験による「鑑」であって、「勘」ではない。ポイントとしては水脈は線ではなく面であるという事である。地形・海抜・植生(ポプラとか柳とかが生えていたら地下水位は高いはずである)から「このあたりかな?」とプロなら感じるので、別に超能力でも何でもない。

器具[編集]

  • ダウジング・ロッド
  • マジック・ペンジュラム

などがある。

ダウジング・ロッド[編集]

直角に曲げた針金の手で支えるほうをパイプなどに差しこむのが簡便であるが、ちょっと風が吹くと安定しなくなるのでちょっと太目で重い針金を使うといい。パイプではなくハンドルにベアリングなどを経て接続する流儀もあるらしい。
開高健『ベトナム戦記』によれば、二股に分かれた木の枝をレモンを指し、枝の先のほうを左右の手で持ってレモンが上がるか下がるかの反応をみる、という。これで地雷を探知したという。

マジック・ペンジュラム[編集]

「魔法の振り子」というが、ただの重錘である。測量のときに測量点の真上に測量器がセットされているかどうかをチェックするためのアレである。ただし紐ではなく鎖であり、鎖の長さはせいぜい三十センチかそこらである。風に弱いので、室内で地図を広げてダウジングするのに使うことが多い。

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掌が温かくなるとか浮くとか下に引っ張られるような感じがするとかで判断する、道具を使わないダウジング。