2019年J2第42節 柏レイソル対京都サンガF.C.
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この項目では、2019年11月24日に行われた明治安田生命J2リーグ第42節のうち、柏レイソル (以下、柏) 対京都サンガF.C. (以下、京都) の試合について説明する。
2019年11月24日
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柏レイソル | 13- 1 | 京都サンガF.C. |
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オルンガ 前半6分 オルンガ 前半23分 瀬川祐輔 前半27分 オルンガ 前半33分 オルンガ 後半12分 クリスティアーノ 後半15分 オルンガ 後半20分 オルンガ 後半22分 クリスティアーノ 後半25分 オルンガ 後半33分 マテウス・サヴィオ 後半34分 クリスティアーノ 後半39分 オルンガ 後半46分 |
公式記録 | 小屋松知哉 前半38分 |
前節までのあらすじ[編集]
柏は2018年にJ1での成績が17位だったことにより降格し、2019年も前半戦は首位に上がれることがなく、概ねプレーオフ圏内の3位から6位前後に位置していた。しかし、第25節に勝利し首位に浮上すると、そのまま首位を譲ることなく終盤戦に突入。第41節にFC町田ゼルビアとアウェイで対戦し、3対0で勝利しJ2優勝が決まっていた。
京都も同じくプレーオフ圏内に位置し、第22節から第24節の間は首位に浮上していたが、第25節に柏に首位を譲られた。それでもプレーオフ圏内前後に位置し、この試合に勝利すれば (他会場の結果により) プレーオフ出場を決められる試合であった。
結果[編集]
前半は早速6分にマイケル・オルンガが先制し、23分には再びオルンガが、27分には瀬川祐輔が決め、33分にはオルンガが3点目を決めハットトリックを達成。京都が前半38分に小屋松知哉のゴールにより1点を返すも、前半を4対1で折り返す。
後半に入ると柏の猛攻がヒートアップ。後半12分にオルンガが、15分にはクリスティアーノがゴールすると、後半20分・22分とオルンガが立て続けに得点しダブルハットトリック (2005年J1・J2入れ替え戦におけるバレーのアレ以来) 。後半25分にクリスティアーノが決めると、ここでJリーグにおける最多得点である9得点 (1998年Jリーグ1stステージ第6節、C大阪対磐田戦における1対9) に並ぶ。すると後半33分にオルンガが7得点目を決めてスコアが10対1になり、Jリーグ初の2桁得点を達成。その後もマテウス・サヴィオが後半34分に、クリスティアーノが後半39分にハットトリックとなる3得点目を決め、最後は後半46分にオルンガの8得点目で締めくくった。
エピソード[編集]
- この試合で1試合における以下の記録が達成された。
- 最多得点 - 13得点
- 最多点差 - 12得点
- 最多ゴール - 14ゴール
- 個人得点 - 8得点 (オルンガ)
- この試合は京都・田中マルクス闘莉王の現役最後の試合となった。闘莉王はこの試合の前半に鼻を裂傷したため、ハーフタイム中に交代、病院に搬送された。
- この試合以降、オルンガの活躍が京都新聞に掲載されることが多くなった。
- オルンガはJ1に昇格した翌年も柏に所属。32試合に出場し、歴代2位となる28ゴールを挙げた。これにより2020シーズンのJ1得点王のタイトルを獲得。ベストイレブンに柏レイソルから唯一選出され[1]、そこから最優秀選手 (MVP) にも選ばれた[2]。
- 柏レイソルは翌年のJ1で優勝候補の一角に挙げられた。実際は優勝争いに加わることもあったが、リーグ戦を7位で終えた。一方でルヴァンカップは2013年以来7年ぶりに決勝に進んだが、こちらもFC東京に敗れて優勝を逃している。