J1参入プレーオフ

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J1参入プレーオフ (ジェイワンさんにゅうプレーオフ) は、Jリーグのシーズン終了後にJ1リーグ (J1) の1チームとJ2リーグ (J2) の4チーム[1]によって、昇格・降格か残留かを争うプレーオフで2018年から途中の中断を挟み2022年まで実施された。

概要[編集]

Jリーグでは2004年から2008年までJ1・J2入れ替え戦を実施し、リーグ戦終了後にJ1の下位1チームとJ2の上位1チームによりホームアンドアウェイで昇格・降格か残留かを争うプレーオフが行われた。入れ替え戦の廃止後、2009年から2011年はJ1の下位3チームが自動降格しJ2の上位3チームが自動昇格するレギュレーションであり、2012年から2017年まではJ1下位3チームの自動降格はそのままに、海外のサッカーリーグを参考にしてJ2からの上位2チームに自動昇格に加え、J2の3位から6位までの4チームによるトーナメント戦で昇格枠の最後の1枠を争うJ1昇格プレーオフが実施された。

だが2009年から2011年までのJ2の3位と、2012年から2015年までのJ1昇格プレーオフ優勝チームは1年でJ2に降格する状況が続いており、2009年から2016年まで (2015年を除く) J1の16位で降格したチームは1年でJ1に復帰するという状況が続いていた[2][3]。この状況を打破するために2018年から導入されたのがJ1参入プレーオフである。

レギュレーション[編集]

まず、J2の3位対6位、4位対5位で1回戦が行われ、翌週に1回戦の勝者同士で2回戦が行われる。その2回戦の勝者は、翌週にJ1の下位1チームと決定戦で対戦することになる。

いずれの試合も90分を終え引き分けの場合は上位チームの勝利扱いとなる。

決定戦でJ2のチームが勝てばJ1のチームと入れ替えを行うが、勝てなければ (引き分けの場合でも) その時点で残留が決まる。

結果[編集]

2018年ジュビロ磐田が、2019年湘南ベルマーレがどちらもプレーオフで残留を決めているが、どちらも翌年にはリーグ戦を最下位で終えている[4]。一方でプレーオフ出場チームのうち2018年横浜FC2019年徳島ヴォルティスは翌年にJ1に自動昇格している。その後、コロナの影響により、2020年2021年は中止され2022年に復活し、J1の京都サンガF.C.とJ2のロアッソ熊本が対戦を行い、京都が引き分けで残留を決めた。これが現時点で最後の参入プレーオフとなっている。
2023年からはJ1のクラブが2クラブ増加することに伴い、J1昇格プレーオフが復活した。

脚注[編集]

  1. クラブライセンスによって変動あり。
  2. このうち柏レイソルFC東京ヴァンフォーレ甲府湘南ベルマーレ大宮アルディージャは降格した翌年のJ2リーグで優勝した。
  3. なお2015年に16位でJ2に降格した松本山雅FCも、2016年のJ2は最終節まで昇格・優勝を争う立場にいたため (最終的には3位で終了) 、決して悪い成績ではなかった。
  4. このうちJ2に降格したのは磐田のみ。湘南は新型コロナウィルスの影響による2020年シーズンのレギュレーション変更で降格がなくなったため、例外的に残留している。

関連項目[編集]